トミー・バストウwiki｜朝ドラ『ばけばけ』夫・ヘブン(小泉八雲)役

2025年後期の朝ドラ「ばけばけ」で、ヒロイン・松野トキの夫となるヘブン役を演じるのは、イギリス出身の俳優、トミー・バストウさんです。

「ばけばけ」のヘブン役は、国内246人、海外から1521人の計1767人が参加したオーディションで選ばれました。

海外からの応募は、アメリカ1352人、イギリス149人、オーストラリア・ニュージーランド20人でした。

バストウさんは、10年以上前から日本語を勉強しており、「SHOGUN 将軍」でも流暢な日本語を披露していました。

「ばけばけ」とは？

「ばけばけ」は、ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）の妻セツをモデルにした物語で、ヘブンはハーンをモデルにしたキャラクターです。バストウさんは、ヘブン役について「大きなチャレンジだと感じました」と語り、ハーンらしさを忠実に表現したいという意欲を示しています。また、日本の文化をより深く知りたいという思いから、10月から日本に滞在し、日本語の勉強を続けています。

バストウさんは、「ばけばけ」の撮影現場では、基本的には日本語で会話したいと製作陣に頼んでいるそうです。日本の印象については「他の人をケアしてあげます。みんな親切」と語り、「ゴミ箱がない。だけど、みんなが自分の家に持って帰る」と笑顔で話しています。また、日本の食べ物はラーメンが大好きだそうです。

「ばけばけ」のヒロイン役の高石あかりさんは、バストウさんとの共演について「この物語のモデルになった2人の空気感が私は大好きなんです。それは2人だけの愛があるからだと思っています。視聴者の皆さんにしっかりとお届けできるよう、トミーさんとコミュニケーションをたくさん取って、楽しい撮影期間になればいいなと思っています」と期待を寄せています。

■ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）とは？

ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）は、1850年6月27日ギリシャのレフカダ島生まれの、新聞記者、紀行文作家、随筆家、小説家、日本研究家、英文学者です。母はギリシャ人、父はアイルランド人でイギリス軍医でした。イギリス国籍でしたが、1896年に日本国籍を取得し「小泉八雲」と名乗るようになりました。「八雲」という名前は、彼が一時居住していた島根県松江市の旧国名「出雲国」にかかる枕詞「八雲立つ」に由来すると言われています。

ハーンは、幼少期に両親と離れ、大叔母に育てられました。フランスやイギリスで教育を受けた後、1869年にアメリカに渡り、ジャーナリストとして活躍しました。 1890年に出版社の通信員として来日しましたが、その後契約を破棄し、日本で英語教師として働き始めました。松江、熊本、神戸、東京と移り住みながら、日本の英語教育に貢献し、欧米に日本文化を紹介する著作を数多く残しました。日本では、古典を題材にした再話文学でも知られています。代表作に「怪談」などがあります。

■ハーンの日本での生活

1891年 に松江で小泉セツと結婚し、 三男一女 をもうけました。セツは、夫であるハーンのために日本の民話や伝説を語り聞かせ、ハーンの著作の題材となりました。ハーンは日本語がわからず、セツは英語がわからなかったため、二人は特別な仮名交じり文で手紙をやり取りしていました。

ハーンは 筆まめ で、文章にこだわりを持ち、原稿を何度も書き直すことで知られていました。また、教壇にも熱心で、生徒によく作文を課し、優秀な生徒には自費で英語の本をプレゼントしていました。

ハーンは、日本各地を旅行し、その 美しさ や文化に魅了されました。特に、松江、美保関、日御碕、焼津などを好んで訪れました。また、熊本時代には、第五高等学校の裏にある小峰墓地にある「鼻かけ地蔵」を愛したと言われています。

■ハーンの性格

ハーンは、16歳の時に左目を失明してから、 内向的 になり、 神経質 で 怒りっぽい 性格になったと言われています。しかし、周囲の人々に恵まれ、困ったときには必ず誰かが助けてくれました。生徒たちからは 慕われ、妻のセツとは 生涯仲睦まじく 過ごしました。

■ハーンの死後

1904年9月26日、ハーンは 狭心症 のため54歳で亡くなりました。墓は東京の雑司ヶ谷霊園にあります。ハーンの死後、彼の著作は多くの人々に読まれ、日本文化を世界に紹介する上で 大きな役割 を果たしました。

■ハーンとトミー・バストウ

2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」では、ハーンをモデルにしたヘブン役を、イギリス人俳優の トミー・バストウ さんが演じます。バストウさんは、1767人の中からオーディションで選ばれました。彼は、黒澤明監督の作品がきっかけで10年以上前から日本語を勉強しており、「SHOGUN 将軍」でも流暢な日本語を披露しています。バストウさんは、「ばけばけ」の撮影現場では日本語で会話したいと希望しており、日本の文化をより深く理解したいという意欲を示しています。

「ばけばけ」を通して、再びハーンの生涯と日本文化への貢献が注目されることが期待されます。

トミー・バストウwikiプロフィール

名前：トミー・バストウ(Tommy Bastow)

国籍：イングランド

出身地：サリー州エプソム

生年月日：1991年8月26日

年齢：33歳

身長：185cm

トミー・バストウさんは、イギリス出身の俳優兼ミュージシャンです。 2008年に公開された映画『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』でデイヴ役を演じ、メジャー映画デビューを果たしました。

トミー・バストウと日本との関係

バストウさんは、黒澤明監督の作品に魅了されたことがきっかけで、10年以上前から日本語を勉強しています。 2024年のドラマ「SHOGUN 将軍」では、日本語が堪能なポルトガル人司祭役を演じ、流暢な日本語を披露しました。

バストウさんは日本の文化にも関心が高く、「SHOGUN 将軍」の原作小説と1980年のドラマ版の大ファンであることを公言しています。同作への出演が決まった際には、自身のInstagramに日本語で喜びのメッセージを投稿しました。また、「SHOGUN 将軍」の撮影期間中は、日本語のスキルアップに励み、撮影現場でも日本語でコミュニケーションを取ることを希望していました。

2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」では、1767人の中からオーディションを勝ち抜き、ヒロインの夫であるヘブン役を演じます。ヘブンは、ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）をモデルにしたキャラクターです。バストウさんは、この大役への挑戦について「大きなチャレンジだと感じました」と語っており、ハーンのエッセンスを誠実に伝えたいという意欲を示しています。

バストウさんは、日本の文化をより深く理解したいという思いから、10月から日本に滞在し、日本語の勉強を続けています。日本の食べ物にも興味があり、特にラーメンが好きだと公言しています。

このように、トミー・バストウさんは、俳優、ミュージシャンとして幅広く活躍する一方、長年にわたる日本語学習の成果を生かし、日本の作品にも積極的に出演しています。日本文化への深い理解と情熱を持つバストウさんの今後の活躍に、大きな期待が寄せられます。

トミー・バストウの経歴

■映画出演

「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」 (2008年) – デイヴ役
「The Boys Are Back」 (2009年)
「エクソシズム」 (2010年) – アレックス役
「ネバー・バックダウン/自由への反乱」 (2021年) – アスラン役

■テレビドラマ出演

「M.I. High」 (2008年) – ルイス・チャックワース役 (2エピソード)
「ロビン・フッド」 (2008年) – 若き日のギズボーン卿役 (1エピソード)
「The Cut」 (2010年) – グレッグ・クランボーン役
「イーストエンダーズ」 (2011年) – セブ・パーカー役
「Something’s Wrong」 (2015年)
「Harley and the Davidsons」 (2016年)
「Man in an Orange Shirt」 (2017年)
「THE CROSSING/未来からの漂流者」 (2018年) – マーシャル役
「Agatha Raisin」 (2018年) – バリー・ジャクソン役 (1エピソード)
「THE WINDOW」 (2021年) – キーラン役 (日独合作テレビシリーズ)
「SHOGUN 将軍」 (2024年) – アルヴィト司祭役
NHK連続テレビ小説「ばけばけ」 (2025年放送予定) – ヘブン役

■ミュージシャンとしての活動

バストウさんは、2007年にバンド「FranKo」を結成し、リードボーカルとして活躍しています。 2010年にはデビューアルバム「Vote FranKo」を、2011年にはセカンドアルバム「FranKo」をリリースしています。また、エリオット・マイナーやMe Vs Heroといったバンドとツアーを行った経験もあります。

トミー・バストウのツイッターやインスタグラム

トミー・バストウのツイッター

トミー・バストウのインスタグラム

トミー・バストウのフェイスブック

トミー・バストウの身長・体重は？

トミー・バストウさんの体重については具体的な数字は公式HPなどでも明らかにされていませんが身長は185㎝です。

トミー・バストウの結婚した嫁や子供は？

トミー・バストウさんは結婚しているのでしょうか？それとも熱愛相手がいる？

トミー・バストウさんのプライベートについてネットメディアやSNS(twitterなど)などへの投稿など調べられる範囲では結婚していることを確認できるような情報は掴めませんでした。

まとめ：トミー・バストウwiki｜朝ドラ『ばけばけ』夫・ヘブン(小泉八雲)役

バストウさんは、幼い頃に父親と一緒に「時計じかけのオレンジ」「パルプ・フィクション」「アメリカン・サイコ」などの映画を見て、俳優の演技に感銘を受け、俳優を志すようになりました。

13歳から演技を始め、2005年以降はBTの広告に何度か出演しています。

2008年には、CBBCの番組「M.I. High」にルイス・チャックワース役で2エピソード出演し、短編映画「Londongrad」にも出演しました。また、同年7月公開の「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」のデイヴ役でメジャー映画デビューを果たします。同年12月には、BBC Oneのテレビシリーズ「ロビン・フッド」の1エピソードで、若き日のギズボーン卿を演じました。2009年にはクライヴ・オーウェン主演の「The Boys Are Back」にも出演しています。

2010年にはスペイン・アメリカ合作のホラー映画「エクソシズム」に出演しました。また、BBCスイッチのティーン向けドラマ「The Cut」にグレッグ・クランボーン役でゲスト出演しています。2011年には「イーストエンダーズ」にセブ・パーカー役で出演しました。

知的な役を演じることが多いバストウさんですが、2021年のアクション映画「ネバー・バックダウン/自由への反乱」では地下格闘技の選手を演じ、ムエタイの経験を活かせたことに喜びを語っています。

2024年のテレビシリーズ「SHOGUN 将軍」では日本語が堪能なポルトガル人司祭を演じるにあたり、濃い色のコンタクトレンズを使用しています。

そして、2024年11月27日、NHK連続テレビ小説の2025年度後期作品「ばけばけ」の出演者発表会見で、ヒロイン・松野トキの夫で、ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）がモデルとなったヘブン役を演じることが発表されました。1767人（国内246人、米国1352人、英国149人、オーストラリア・ニュージーランド20人）の応募者によるオーディションを勝ち抜いてのヘブン役獲得でした。

■ミュージシャンとしての経歴

バストウさんは、2005年にバンド「Blackspray」のリードシンガーになりました。

2007年10月には、別のバンド「Hawkwood」のメンバー（うち2人はブリット・スクール出身）と共に「FranKo」を結成しました。

2008年、「FranKo」はイギリスで初めてのギグを行い、プロデューサーのジム・ロウ（ステレオフォニックス、フー・ファイターズ、マニック・ストリート・プリーチャーズ）とデビューEPをレコーディングしました。その後、バンドはMTVタイランドへの出演を含むタイツアーを行いました。エリオット・マイナーやMe Vs Heroともツアーを行なっています。

2010年3月31日、「FranKo」は10曲入りのデビューアルバム「Vote FranKo」をリリースしました。アルバムからのファーストシングルは2009年9月にリリースされた「Night Time」です。 2011年7月、「FranKo」はセカンドアルバム「FranKo」をリリースしました。ROOM 94のサポートツアー（2011年7月）とデイヴ・ジャイルズとのツアー（2011年10月）を行なっています。

■日本語

バストウさんは、2024年の日本のメディアのインタビューで、子供の頃に父親に世界中の様々な映画を見せてもらった中で黒澤明の映画に惹かれ、日本の古い映画や文化を好きになり、武士道にも魅了されるようになったことなどがきっかけで、10年ほど前から日本語を趣味で勉強し始め、そのまま勉強を続けていると語っています。

日本語が堪能なポルトガル人司祭を演じたテレビシリーズ「SHOGUN 将軍」のプレミアイベントでのインタビューでは、自らの日本語能力について「この役のオーディションを受けた時、それまでの自分の（日本語での）会話はすべて（日本語の）先生とのものだったので自分は流暢に日本語を話せると思いこんでいました。『大丈夫。流暢だから。任せて！』って感じで。でも撮影現場で、本物の日本人と本物の日本語を話してみて、自分にはやるべきことがたくさんあることに気づきました。」と述べています。また、「撮影のない日は、毎朝起きてから1日8時間ひたすら勉強していました。」とも語っています。

「SHOGUN 将軍」については原作小説も1980年のドラマも大好きだったので、オーディションでは絶対に役を獲得したいと意気込んでいたことを明かしており、同作への出演が公になった際には自身のInstagramで日本語で書かれたメッセージを公開しています。また、「SHOGUN 将軍」第三話「明日は明日」のリリースに際しては、日本語を話す動画を初めて投稿しています。

■人物像

日本の文化を愛し、尊敬の念を抱いている。
努力家で、目標を達成するために努力を惜しまない。
多才で、俳優業だけでなく音楽活動も行っている。
親切で、周囲の人々に感謝の気持ちを忘れない。

■いくつかの興味深い事実

バストウさんの瞳の色は青です。
独立系のシティ・オブ・ロンドン・フリーメンズ・スクールに通い、その後、舞台芸術専門の州立学校ブリット・スクールに転校しました。そしてドラマ・センター・ロンドンで演技学士の学位を取得して卒業しました。
「SHOGUN 将軍」の撮影現場では、日本語で会話することを心がけていたそうです。
ラーメンが大好きです。

トミー・バストウさんは、今後の活躍がますます期待される俳優です。