「AppCloud」というアプリについて。
AppCloudによって勝手にアプリがインストールされることがありますが、通常のアプリと同様にアンインストールできるんでしょうか?
AppCloudの消し方は?
AppCloudとは消し方は?無効化したらどうなる?通知オフは?
■【スマホのお悩み解決!】AppCloudとは?消し方・無効化・通知オフの方法を解説
「AppCloud」 という見慣れないアプリから通知が届いたり、勝手にアプリがインストールされたりしていませんか?
最近、Androidスマホユーザーの間で AppCloud に関する疑問やトラブルが増えています。 この記事では、 AppCloudとは何か 、 その消し方や無効化の方法 、 通知をオフにする方法 など、AppCloudに関する情報をまとめました。
AppCloudとは?
AppCloudとは、スマホメーカーやキャリアがAndroidスマートフォンにプリインストールしているアプリで、ユーザーにアプリを「おすすめ」することを目的としています。 開発元はイスラエルの ironSource社 で、アプリ開発者向けのユーザー獲得や収益化のためのプラットフォームを提供しています。
AppCloudは、 ユーザーの利用状況に基づいてアプリを推奨 する仕組みになっていますが、その方法が紛らわしいという指摘があります。 例えば、「更新を完了してください」という通知から「続行」を押すと、 ユーザーが意図しないアプリがチェックされ、インストールされてしまう ケースがあるようです。
AppCloudの危険性
AppCloudは、GoogleのPlayストアを経由せずにアプリをインストールする 「サイドローディング」 という方法を用いているため、セキュリティ上の懸念があります。 また、ユーザーの属性情報を収集し、ironSource社のプラットフォームを通じてアプリ開発者に提供している可能性も指摘されています。
AppCloudの消し方は?
AppCloudは システムアプリ としてプリインストールされているため、通常の方法ではアンインストールできません。 しかし、 通知をオフにしたり 、 adbコマンドを使って無効化したりする方法 はあります。 ただし、adbコマンドは、ある程度の知識が必要となるため注意が必要です。
AppCloudの通知をオフにする方法
AppCloudからの通知が煩わしい場合は、以下の手順で通知をオフにすることができます。
- 端末の 「設定」 アプリを開きます。
- 「アプリと通知」 (または 「アプリ」 ) を探してタップします。
- 「すべてのアプリを表示」 を選択し、アプリ一覧から 「AppCloud」 を探します。
- 「AppCloud」 の 「通知」 の項目を選択し、 「通知を許可する」 をオフにします。
AppCloudを無効化する方法
AppCloudを無効化すると、アプリの動作を停止させることができます。 ただし、 システムアプリを無効化すると、端末の動作に影響が出る可能性 もあります。 無効化は自己責任で行ってください。
AppCloudを無効化するには、以下の手順で行います。
- 端末の 「設定」 アプリを開きます。
- 「アプリと通知」 (または 「アプリ」 ) を探してタップします。
- 「すべてのアプリを表示」 を選択し、アプリ一覧から 「AppCloud」 を探します。
- 「AppCloud」 のアプリ情報画面を開き、 「無効にする」 を選択します。
AppCloudを無効化するとどうなる?
AppCloudを無効化すると、AppCloudサービスを利用するアプリは使用できなくなります。 具体的な影響としては、以下のようなことが考えられます。
- アプリのインストール・アップデートの停止: AppCloudが無効化されると、AppCloudを通して配信されるアプリのインストールやアップデートができなくなります。
- アプリの機能制限: AppCloudの機能を利用しているアプリの場合、一部機能が制限される、またはアプリ自体が起動しなくなる可能性があります。
- 通知の停止: AppCloudからのアプリ推奨やアップデートの通知は表示されなくなります。
ただし、AppCloudを無効化しても、既にインストールされているアプリが自動的に削除されるわけではありません。 また、システムアップデートによってAppCloudが再度有効化される場合もあるようです。
AppCloudを無効化することで、端末の動作に影響が出る可能性は低いと考えられますが、 完全にリスクを排除できるわけではありません。
AppCloudを無効化するかどうかは、AppCloudの利用状況や、アプリの使用状況などを考慮して、ご自身で判断する必要があります。 不安な場合は、無効化する前に、AppCloudが提供する機能や、AppCloud経由でインストールしたアプリなどを確認しておくことをおすすめします。
AppCloudを完全にアンインストールする方法
AppCloudを完全にアンインストールするには、 adbコマンド を使用する方法があります。 ただし、adbコマンドは、ある程度の知識が必要です。 誤った操作を行うと、端末に悪影響を及ぼす可能性があります。 adbコマンドの使用は自己責任で行ってください。
adbコマンドを使ってAppCloudをアンインストールする方法は、以下の通りです。
- パソコンに Android SDK Platform Tools をインストールします。
- パソコンとスマートフォンを USBケーブル で接続します。
- スマートフォンの 「開発者向けオプション」 を有効化し、 「USBデバッグ」 をオンにします。
- パソコンで コマンドプロンプト (Windowsの場合) または ターミナル (Macの場合) を開きます。
adb shell
と入力し、Enterキーを押します。pm uninstall --user 0 com.aura.oobe.samsung.gl
と入力し、Enterキーを押します。
上記のコマンドは、Samsung Galaxyの場合です。 他のメーカーのスマートフォンでは、パッケージ名が異なる場合があります。
まとめ:AppCloudとは消し方は?無効化したらどうなる?通知オフは?
AppCloudは、スマートフォンメーカーやキャリアがAndroidスマートフォンにプリインストールしているアプリで、ユーザーにアプリを「おすすめ」することを目的としています。 開発元はイスラエルのironSource社で、アプリ開発者向けのユーザー獲得や収益化のためのプラットフォームを提供しています。 AppCloudは、ユーザーの利用状況に基づいてアプリを推奨する仕組みですが、その方法が紛らわしく、ユーザーの意図しないアプリがインストールされてしまうケースが多いとされています。
AppCloudの特徴は以下の通りです。
- システムアプリとしてプリインストールされているため、通常の方法ではアンインストールできない。
- ユーザーの意図とは関係なく、頻繁にアプリのインストールを促す通知が表示される。
- Google Playストアを経由せずにアプリをインストールする「サイドローディング」という方法を用いているため、セキュリティ上の懸念がある。
- ユーザーの属性情報を収集し、ironSource社のプラットフォームを通じてアプリ開発者に提供している可能性がある。
AppCloudの問題点としては、以下の点が挙げられます。
- ユーザーの意図しないアプリがインストールされてしまう可能性がある。
- 頻繁な通知が煩わしい。
- サイドローディングによるセキュリティリスク。
- ユーザーの属性情報が収集されている可能性がある。
- バックグラウンドで動作し続けるため、バッテリー消費に影響する可能性がある。
AppCloudは、ユーザーにとって必ずしも有益なアプリとは言えず、むしろ迷惑なアプリとして認識されているケースが多いようです。 通知をオフにしたり、adbコマンドを使って無効化する方法もありますが、根本的な解決には至っていません。
AppCloudは、スマートフォンメーカーとironSource社が広告収益を得るための仕組みであると考えられます。 ユーザーは、AppCloudの動作をよく理解し、自身にとって必要なアプリかどうかを判断する必要があります。