youtubeショート動画などで「東京の山田工業が作ったフライパン」という広告について。
結論から言うと、実在する企業の名を騙る詐欺広告だと見て間違いなさそうです。
「東京の山田工業が作ったフライパン」広告の詐欺に注意！youtubeショートなど
いやあ、最近YouTubeのショート動画を見てると、やたらと気になる広告が目に飛び込んでくるんですよね。
それが、「東京の山田工業所が作った究極の鉄製フライパン」っていうやつなんですけど。
最初の印象としては、「へぇ、山田工業所ってあの有名な？」っていう興味が湧いたんですよ。
山田工業所といえば、中華鍋とかプロの料理人が使うような本格的な調理器具を作ってるイメージじゃないですか。
それがフライパンも手掛けてるんだ、しかも東京の職人さんが手作りって言ってるもんだから、ちょっと心惹かれるものがありました。
広告では、そのフライパンの特徴がこれでもかとアピールされてるんですよね。
いわく、東京の山田工業所の職人が丹精込めて手作り。
素材は純鉄で、なんとコーティングは一切なし！だから、有害な化学物質が食材に移る心配もないっていうんです。これは健康志向の僕としては、かなりポイント高いぞと。
しかも、重さが1キロ未満で、女性でも片手で楽に扱えるほど軽いらしい。鉄製のフライパンって、ずっしり重いイメージがあったから、これは意外でした。
そして極めつけは、使い終わったら水で流すだけで新品同様になる、さらに50年使っても壊れず、サビないとまで謳ってるんですよ。
もうね、これだけ聞くと、「え、マジで？」ってなりますよね。
もし本当なら、まさに一生もののフライパンじゃないですか！
僕も自炊は結構する方なんで、良いフライパンには目がないんですよ。
今使ってるやつも、そろそろ買い替え時かなと思ってたタイミングだったんで、余計にこの広告が気になったわけです。
でもね、ちょっと待てよ、と。
あまりにも都合の良いことばかり言ってる気がするんですよね。
それに、CMで流れてくる音声が、どうも合成音声っぽいんですよ。
イントネーションがちょっと不自然だったりして、本当に山田工業所の人が話してるのかな？っていう疑問が湧いてきたんです。
それで、ちょっとSNSとかでもこの広告について調べてみたんですよ。
そうしたら、案の定、同じように感じてる人が結構いるみたいで。
「これって詐欺じゃないの？」っていう書き込みがチラホラ見られたんです。
中には、実際にSNSで共有されているCMの動画をアップしている人もいて、それを見てみたら、やっぱり音声が機械っぽいんですよね。
しかも、動画の背景とかに出てくる風景が、どうも日本っぽくない、みたいな指摘もあったりして。
うーん、これは怪しい匂いがプンプンするぞ、と。
僕みたいなブロガーって、こういう怪しい情報には敏感な方だと思うんですよ。
日頃からいろんな商品を見てますし、誇大広告とか、ちょっと裏がありそうな宣伝文句には、自然と警戒心が働くんです。
で、さらに詳しく調べていくうちに、決定的な情報が出てきたんです。
なんと、山田工業所の正規販売店のサイトや、プロキッチンっていう有名なキッチン用品のオンラインショップで、模倣品に関する注意喚起がされているっていうじゃないですか！。
その注意喚起によると、最近、通販サイトやSNS広告で「山田工業所」の模倣品が確認されているらしいんです。
そして、創業68年の山田工業所は、横浜に工場があって、東京にはないっていう衝撃の事実が！。
つまり、「東京の山田工業所」を名乗る時点で、完全にアウトなんですよね。
正規販売店のヤマヤさんの公式サイトには、2025年3月24日付で、【重要】山田工業所の模倣品に関する注意喚起が出ていると。
プロキッチンさんの公式サイトにも、「正規品ではない模倣品を取り扱うサイトの報告が寄せられている」「これらのサイトは、プロキッチンおよび山田工業所様とは一切関係がない」とはっきりと書かれているんです。
これを見た瞬間、「やっぱり！」って思いましたよ。
YouTubeで流れてるあの「東京の山田工業所のフライパン」の広告は、ほぼ間違いなく詐欺だと断定せざるを得ません。
しかもですよ、SNS上でこのフライパンの販売者情報を調べてみた人がいるらしくて、なんと販売者の会社名や住所が中国のものだったっていうんです。
日本語の表記も、「れんらくさき」が平仮名になっていたりして、不審な点がいくつも確認されているみたいで。
もし、この正規販売店ではないような中国の会社を通して購入してしまうと、本物の山田工業所とは全く関係のない、粗悪な模倣品が届く可能性が非常に高いですよね。
広告で言っていたような品質や安全性なんて、全く期待できないでしょう。
僕も過去に、ネット広告で良さそうに見えた商品を買ってみたら、届いたものが全然違う粗悪品だった、なんて経験が何度かあるんですよ。
そういう経験から言っても、今回のフライパンの広告は、手口が非常に悪質だと感じます。
消費者の信頼を利用して、偽物を売りつけようとしているのは明らかですから。
それに、ちょっと冷静に考えてみてくださいよ。
純鉄素材でコーティングなしで、水で流すだけで新品同様になるフライパンって、ちょっとありえないと思いませんか？
鉄製のフライパンって、使い込むほどに油が馴染んで、焦げ付きにくくなるのが魅力の一つだと思うんです。
水で流すだけで油膜が落ちて、本当に新品同様になるなら、それは鉄の特性を考えると矛盾しているような気がするんですよね。
あと、「50年使っても壊れずサビない」っていうのも、ちょっと大げさすぎますよね。
どんなに良い鉄でも、使い方や手入れによってはサビてしまう可能性はありますし、50年という歳月を考えると、物理的に何らかの劣化は避けられないんじゃないでしょうか。
このように、広告の内容を一つ一つ検証してみても、どうも胡散臭い点が多いんですよね。
消費者の購買意欲を煽るような魅力的な言葉を並べているだけで、実際にはその品質が伴っていない可能性が高いと思います。
今回の件で改めて感じたのは、ネット広告、特にSNSやYouTubeで流れてくる広告は、鵜呑みにしないっていうことの重要性です。
魅力的な商品やお得な情報に見えても、まずは公式サイトや信頼できる情報源で確認する習慣をつけないといけませんね。
特に、今回のように、有名なメーカーの名前を騙ったり、ありえないような謳い文句で消費者を誘い込んだりする詐欺広告は、本当に巧妙化しているので注意が必要です。
もし、少しでも「怪しいな」と感じたら、すぐに購入したり、個人情報を入力したりするのは絶対に避けるべきです。
皆さんも、YouTubeのショート動画などでこの「東京の山田工業所のフライパン」の広告を見かけたら、くれぐれも注意してくださいね。
本物の山田工業所のフライパンは、横浜で作られていますし、こんな誇大広告は出していないはずですから。
本物の山田工業所のフライパンについて
巷には数多のフライパンがあふれていますが、「鉄打出しフライパン（山田工業所製）」は「手仕事感」と「長く使える道具」としての確かな存在感がある一品。
皆さんも、料理をする中で「もっと美味しく作れたらいいのに」「長く使える良い道具が欲しい」と思ったことはありませんか？ 私は常々そう思っていて、色々なフライパンを試してきました。テフロン加工のもの、セラミックのもの、ステンレス製のもの…それぞれにメリットはありますが、どこか物足りなさを感じていたのです。
そんな私がたどり着いたのが、この山田工業所の鉄打出しフライパン。まず、その「受注生産」というところに心を惹かれました。大量生産品とは違い、一つ一つ丁寧に作られているという特別感が、所有欲を満たしてくれるんです。そして、製造に半年以上かかるという納期も、まるで特別な料理をじっくりと時間をかけて準備するような、そんな期待感を抱かせてくれます。
「お支払いは銀行振込み（前払い）でお願いします」という一文にも、作り手との信頼関係を築いているような、どこか昔ながらの温かさを感じます。代金引換が選べないというのも、真剣に作られた品物に対する作り手の矜持のようなものを感じ、こちらも覚悟を持って購入しようという気持ちになりますよね。
さて、実際に手に取ってみてまず驚いたのは、その「重さ」です。1.6mm厚のものでも、持ってみるとしっかりとした重みを感じます。これは、熱を均一に伝え、蓄えるための鉄の厚みであり、料理を美味しく仕上げるための重要な要素だとすぐに理解できました。そして、柄の長さが直径と同じ長さになっているというのも、他のメーカーのフライパンとは一線を画す特徴です。確かに、最初は少し長く感じるかもしれませんが、使ってみると、火から食材をさっと遠ざけたい時など、意外と便利なんです。
ただ、商品説明にもあるように、収納を考えると20cmくらいの柄の長さの方が使いやすいという意見も理解できます。そこは、自分のキッチンの環境や調理スタイルに合わせて、オプションで柄の長さを変更できるという点が素晴らしいですね。自分だけの使いやすい一本にカスタマイズできるというのは、愛着もひとしおです。
サイズ展開も豊富で、一人暮らしの方から大家族まで、様々なニーズに対応できるのが嬉しいところ。私は普段、26cmのフライパンをよく使うので、迷わずそのサイズを選びました。外径が少し大きめになっているというのも、実際に調理してみると、食材を広々と調理できるので使いやすいと感じています。底の径が少し小さめになっているのも、熱源にしっかりとフィットし、効率的に熱を伝えるための工夫なのでしょう。
「打出しで叩いて作ってますので5mm位のサイズに誤差があります」という記載も、工業製品でありながら、手作りの温かみを感じさせてくれます。均一で完璧なものが素晴らしいという価値観ももちろんありますが、こうした「個体差」があるからこそ、このフライパンはより愛着が湧くのかもしれません。
そして、IHでの使用についても丁寧に説明されているのも、現代のキッチン事情をよく理解している証拠です。IHで使用する際の注意点や、底平中華鍋についても触れられているので、購入前にしっかりと確認できるのは安心ですね。
製造過程で内側や外側に跡（キズ）が付く場合があるという注意書きも、正直で好感が持てます。業務用のフライパンであることを考えると、見た目の美しさよりも実用性を重視している姿勢が伺えますし、「ご使用には問題はございませんのでご安心してお使い下さい」という一言に、作り手の自信と責任を感じます。
価格改定の履歴が明記されているのも、商品の価値に対する真摯な姿勢の表れだと思います。価格が変わる背景には、原材料費の変動や製造コストの変化など、様々な要因があると思いますが、きちんと明記されていることで、消費者は安心して購入できます。
さて、実際にこのフライパンを使い始めてから、私の料理への意識は大きく変わりました。まず、食材が格段に美味しく焼けるようになったんです。特に、肉や魚は外はカリッと、中はジューシーに仕上がり、まるでプロの料理人が作ったような出来栄えに。熱伝導率が良いので、食材に均一に火が通り、ムラになることが少ないのも嬉しいポイントです。
そして、使い込むほどに油が馴染んでいく過程も、このフライパンの大きな魅力です。最初は少し手間がかかる「油ならし」も、愛着を持って育てていくような感覚で、全く苦になりません。説明書にあるように、錆び止め剤を焼き切ってから、空焼きと油ならしを行うことで、焦げ付きにくく、長く使えるフライパンへと育っていきます。
もし、空焼きが面倒だという方のために、錆止めニス無しや空焼き済みのオプションがあるのも、ユーザーフレンドリーで素晴らしい配慮だと思います。自分のライフスタイルに合わせて選択肢があるのは、本当にありがたいですよね。
柄の長さを変更したり、溶接で固定したりといったオプションも、まさに「自分だけのフライパン」を作るための要素です。料理のスタイルやキッチンの環境に合わせて、細部までカスタマイズできるというのは、他ではなかなか味わえない喜びです。
山田工業所が、釜浅商店のオリジナル商品「釜浅の鉄打出しフライパン」を製造しているという背景も、このフライパンへの信頼感を高めてくれます。釜浅商店といえば、料理道具の目利きとして知られた老舗。その厳しい目で選ばれた道具を、長年培われた技術を持つ山田工業所が作っているという事実は、品質への安心感に繋がります。
記事の中で紹介されている、釜浅商店のゼネラルマネージャー和田洋一さんと、山田工業所の3代目山田憲治さんの対談も興味深いですね。互いに信頼し、切磋琢磨しながら商品を作り上げている様子が伝わってきます。「使えば使うほど料理がしやすくなる」という和田さんの言葉は、まさに私がこのフライパンを使って感じていることそのものです。
「ハンマーで叩いて叩いて、強く長持ちするフライパンに」という言葉からも、職人さんのものづくりへの情熱が伝わってきます。2.3mmという厚めの鉄板を、熟練の職人さんがハンマーで叩き続けることで、丈夫で長持ちするフライパンが生まれる。大量生産では決して味わえない、手仕事の温かさがそこにはあります。
「山田工業所の名作を一般の方にも使いやすくアレンジ」という点も、現代の食卓に寄り添った工夫を感じさせます。プロの料理人が使う道具を、家庭でも扱いやすく改良する。そのバランス感覚が、このフライパンが多くの人に支持される理由の一つなのでしょう。
「個体差のある商品。修理も受けています」という憲治さんの言葉にも、作り手としての責任感と、長く愛用してほしいという願いが込められているように感じます。もし何か不具合が生じた場合でも、修理に対応してくれるというのは、本当に心強いですよね。
そして、678gの赤ちゃんの救命劇や、頭部を挟まれた男性の奇跡の生還といった、番組で取り上げられたような、命の現場で使われる道具を作っているという事実も、このフライパンに対する特別な思いを抱かせてくれます。プロの現場で信頼されている道具が、私のキッチンで活躍するというのは、どこか誇らしい気持ちにもなります。
最後に、このフライパンを使う上で私が大切にしているのは、「育てる喜び」を感じることです。使い始めは少し手間がかかるかもしれませんが、油を馴染ませ、焦げ付きにくくしていく過程は、まるで植物を育てるような感覚です。日々のお手入れを丁寧に行い、油膜が育っていくのを見るのは、料理をする上での小さな楽しみの一つになりました。
この山田工業所の鉄打出しフライパンは、単なる調理器具ではありません。それは、作り手の想いが込められた、長く付き合える相棒であり、日々の料理をより豊かで楽しいものにしてくれる存在です。もし、あなたも本物の道具を手に入れたい、料理を心から楽しみたいと思っているなら、ぜひこのフライパンを手に取ってみてください。きっと、料理への情熱がさらに高まるはずです。そして、使い込むほどに、その良さを実感できるはずです。私も、このフライパンと共に、これからも美味しい料理を作り続けていきたいと思います。
