ワーナー・ディアンズは高校卒業後、大学進学ではなく東芝ブレイブルーパスへの電撃加入。 そして、公式戦出場経験もないまま日本代表に選出。
異色の経歴を持つワーナー・ディアンズ選手。14歳で来日した彼が、日本のラグビー界で開花した理由とは?
ワーナー・ディアンズ選手の気になるプロフィールをまとめています。
ワーナー・ディアンズの父親は?
ワーナー・ディアンズの父親、グラント・ディアンズさんは、元ラグビー選手であり、コーチとしても活躍されています。
- 元ラグビー選手: グラントさんは、ニュージーランドのオタゴ大学出身で、プロップとしてプレーしていました。
- NECグリーンロケッツのコーチ: 2016年にNECグリーンロケッツのS&Cコーチに就任し、家族で来日しました。 S&Cとは「ストレングス・アンド・コンディショニング」の略で、トレーニングを通じて選手のパフォーマンス向上をサポートする役割です。
- 息子のトレーニング指導: 新型コロナウイルスの緊急事態宣言時には、家族でニュージーランドに帰国せず、日本で過ごしました。 この間、グラントさんは息子のワーナーさんのトレーニングを指導し、その結果ワーナーさんのベンチプレスの記録は125キロから150キロにまで向上しました。
- 現在: 一部の情報源では、現在もNECグリーンロケッツ東葛のコーチをされているとされていますが、別の情報源では、NECグリーンロケッツ東葛のスタッフ名簿にグラントさんの名前がないことから、現在もコーチをされているかは不明とされています。
これらのことから、グラントさんはワーナーさんのラグビー人生に大きな影響を与えた人物であると考えられます。
ワーナー・ディアンズの国籍は?
ワーナー・ディアンズ選手の出身地はニュージーランドのウェリントンということから、国籍はニュージーランドであると推測されています。
なお、ワーナー・ディアンズ選手は14歳の時に家族と共に来日し、中学、高校時代を日本で過ごしました。 現在は東芝ブレイブルーパス東京に所属し、ラグビー日本代表選手として活躍しています。
日本代表選手に選ばれていることから、日本国籍を取得していると思われがちですが、ワーナー・ディアンズは日本に帰化していません。
ワーナー・ディアンズが日本代表選手としてプレーできる理由は、ラグビーの代表チーム選出に独特のルールがあるためです。 ラグビーでは、国籍主義ではなく協会主義を採用しており、国籍を保有していなくても、一定の条件を満たせば代表選手になることができます。
具体的な条件は以下の通りです。
- 日本で出生している。
- 両親または祖父母のいずれか一人が日本で出生している。
- 代表でプレーする直前5年間継続して日本に居住している。
- 代表でプレーするまでに累積で10年間日本に在住している。
ワーナー・ディアンズ選手は、14歳から継続して日本に住んでいるため、3番目の条件を満たしており、日本代表選手になる資格を得ています。
彼はニュージーランド代表「オールブラックス」になる夢も持っていましたが、日本の高校でラグビーに打ち込む中で、日本のラグビーの魅力に惹かれ、日本代表として戦うことを決意しました。
また、彼の祖父がイギリス人であるため、イングランド代表を選ぶ権利も持っていましたが、日本代表としてプレーすることを選択しました。
ワーナー・ディアンズの結婚・彼女は?
ワーナー・ディアンズ選手には、現在彼女がいらっしゃいます。お名前は高橋麗月(たかはしれいら)さんという方です。
- 横浜DeNAベイスターズのファン: 麗月さんは横浜DeNAベイスターズのファンで、ワーナー選手と2、3回横浜スタジアムに野球観戦に行ったことがあるそうです。
- 沖縄旅行: ワーナー選手は麗月さんと沖縄旅行にも行かれたようで、その時の写真がインスタグラムに投稿されています。
- 仲の良い姉妹: 麗月さんには愛月(あつき)さんというお姉さまがいらっしゃり、姉妹でワーナー選手の応援に駆けつけることもあるそうです。 愛月さんは過去に「横浜ウエディングクイーン」のクイーン部門でグランプリに輝いたこともある、美しい方です。
- SNS: 麗月さんのインスタグラムアカウントは「_im.leyla」ですが、非公開となっています。
麗月さんに関する情報は限定的ですが、ワーナー選手と良好な関係を築いていることが伺えます。
ワーナー・ディアンズwikiプロフィール
名前:ワーナー・ディアンズ(Warner DEARNS)
出身地:ニュー字ランド
生年月日:2002年4月11日
年齢:22歳
身長:201cm
体重:117kg
出身高校:流通経済大学付属柏高校
所属:東芝ブレイブルーパス東京
ポジション:LO(ロック)
ワーナー・ディアンズのラグビー経歴
ワーナー・ディアンズ選手は、ラグビーコーチである父親の影響で、4歳からラグビーを始めました。 しかし、身長が伸びすぎたため、バスケットボールにも熱中するようになりました。
転機となったのは、2011年、9歳の時にニュージーランドで開催されたラグビーワールドカップを観戦したことです。 この経験から、自身も代表選手として活躍することを目標とするようになりました。
そして、中学2年生の時に、父親の仕事の関係で日本に移住しました。
日本に移住してからは、以下の学校でラグビーを続けました。
- 中学時代は「あびこラグビースクール」に所属し、千葉県選抜にも選ばれました。
- 高校は千葉県のラグビー強豪校である「流通経済大学付属柏高校」に進学しました。
高校時代には、以下の活躍をしました。
- 2年生の時に、大会史上最高身長の選手として花園に出場しました。
- 3年生の時には、スピードと運動量を生かして、バックローとしてもプレーしました。
- 2年連続で花園ベスト8入りに貢献し、大会優秀選手にも選ばれました。
高校卒業後は、大学には進学せず、ニュージーランド出身で憧れのリーチ・マイケル選手がいる「東芝ブレイブルーパス東京」に入団し、日本代表を目指すことを決意しました。
そして、
- 2021年秋、19歳で日本代表候補選手に選ばれ、日本代表合宿に参加しました。
- 同年11月13日、ポルトガル代表戦で途中出場し、初キャップを獲得しました。
- 2022年1月8日、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE第1節の東京サントリーサンゴリアス戦で、日本での公式戦初出場を果たしました。 同試合では、最年少トライ記録を樹立するなどの活躍を見せました。 ワーナー・ディアンズ選手のラグビーにおける成長と活躍は、日本代表チームにとって大きな力となっています。
ワーナー・ディアンズのプレースタイル
ワーナー・ディアンズ選手は、身長201cmの恵まれた体格を生かしたプレースタイルが特徴です。
空中戦の強さ: 彼の身長は、ラインアウトなどの空中戦で大きな武器となっています。高い打点からボールをキャッチし、チームに攻撃の起点を与えます。
フィジカルの強さ: 大きな体格を生かした力強いタックルやボールキャリーも魅力です。相手選手を押し込み、ゲインラインを突破する姿は迫力満点です。
スピード: 巨漢ながら、俊敏性も兼ね備えています。高校時代には、スピードと運動量を買われ、バックローとしてもプレーしていました。 試合終了間際に自陣ゴール前から相手ゴールラインまで90mを走り切るトライを決めたこともあります。
器用さ: 小さい頃からバスケットボールをしていた経験もあり、ハンドリングスキルも高いです。パスやキャッチの精度が高く、攻撃のバリエーションを広げています。
コミュニケーション能力: 日本語が堪能で、外国人選手と日本人選手とのコミュニケーションを円滑にする役割も担っています。試合中のサインプレーなど、瞬時の判断が必要な場面でも、的確な指示を出せる点は大きな強みです。
ワーナー・ディアンズのツイッターやインスタグラム
ワーナー・ディアンズのツイッター
ワーナー・ディアンズのインスタグラム
ワーナー・ディアンズのフェイスブック
まとめ:ワーナー・ディアンズwiki|父・国籍は?日本語は?ラグビー日本代表
ワーナー・ディアンズ選手は、ニュージーランド出身のラグビー選手で、現在、東芝ブレイブルーパス東京に所属し、日本代表としても活躍しています。
■来日から高校時代まで
ワーナー選手は14歳の時、父親のグラントさんがNECグリーンロケッツのコーチに就任したことを機に、家族で来日しました。 中学時代はつくばインターナショナルスクールに通い、バスケットボール部に所属していました。
高校は流通経済大学付属柏高等学校に進学しました。当初は母親の仕事の都合でオーストラリアに移住する予定でしたが、ラグビーへの情熱、仲間の存在、そして日本への愛着から、日本に残ることを決意しました。
高校時代はラグビー部に所属し、2年生の時には大会史上最高身長選手として花園に出場しました。3年生の時にはチームの要として活躍し、2年連続で花園ベスト8進出に貢献。大会優秀選手にも選ばれました。
■日本代表としての活躍
高校卒業後、大学には進学せず、東芝ブレイブルーパスに加入。2021年秋には、19歳という若さで日本代表に選出されました。 これは、彼の優れた身体能力、スキル、日本語能力、そして日本代表としてプレーしたいという強い意志が評価された結果です。
ラグビーの代表資格は国籍主義ではなく、一定の居住期間があれば、外国籍選手でも代表になることができます。ワーナー選手は、このルールと自身の努力により、日本代表のジャージを着る夢を叶えました。
■プレースタイル
ワーナー選手は、201cmの身長を生かした空中戦の強さが持ち味です。ラインアウトでは、高い打点からのキャッチでチームに攻撃の起点を与えます。 また、大きな体格ながらスピードと運動量にも優れており、力強いタックルやボールキャリーも見どころです。
さらに、小さい頃からバスケットボールをしていた経験から、ハンドリングスキルも高く、パスやキャッチの精度も高いです。 日本語が堪能であるため、外国人選手と日本人選手とのコミュニケーションを円滑にする役割も担っています。
■プライベート
ワーナー選手には、現在彼女がいらっしゃいます。お名前は高橋麗月さんという方で、横浜DeNAベイスターズのファンだそうです。
■家族
- 父親: グラント・ディアンズさん (元ラグビー選手、NECグリーンロケッツ東葛の元コーチ)
- 母親: ターニャ・ディアンズさん (元ネットボールニュージーランド代表)
- 妹: カイラ・ディアンズさん
ワーナー選手は、両親のスポーツの才能を受け継ぎ、日本代表選手として活躍するまで成長しました。