ドラマ「海に眠るダイヤモンド」最終回(10話)について。
「海に眠るダイヤモンド」は 軍艦島を舞台にした70年の時を超える愛と運命の物語。
炭鉱の島で生まれた若者たちの、時代の波に翻弄される人生を描いた作品です。
海に眠るダイヤモンド(ドラマ)最終回(10話)wikiネタバレ
ドラマ「海に眠るダイヤモンド」最終回(9話)は、いづみ(朝子)が玲央と共に長崎を訪れ、鉄平の消息を追いながら、70年の時を超えた愛と運命の物語がついに結末を迎える2時間スペシャルでした。**
主な展開は以下の通りです。
- いづみは玲央に、鉄平がリナと駆け落ちしたきり消息を絶ったと語り、2人が消えた夜の出来事を明かし始めます。
- 1965年3月、新区域から石炭が出たことで活気を取り戻した端島で、鉄平はリナと長崎へ度々出かけていたことから、島民たちの間で2人の仲を疑う噂が立ちます。
- 鉄平は朝子に「話がある」と呼び出しますが、約束の夜、鉄平は姿を現しませんでした。
- 同じ夜、鉄平の兄・進平が殺害したヤクザの兄が、復讐のため、リナの息子・誠を誘拐。
- 誠を守るため、鉄平は自分が殺害したと嘘をつき、誠とリナと共に端島を脱出します。
- 鉄平はその後、ヤクザの追手から逃れながら、全国各地を転々とする生活を送っていたことが明らかになります。
- 2018年、玲央といづみは再び長崎を訪れ、端島に上陸。
- そこで、10年以上前に鉄平が島を訪れ、朝子のために作ったガラス細工の花瓶を端島に置いていたことを知ります。
- 鉄平の住所を知った二人は、長崎の野母崎にある鉄平の家を訪ねます。
- 鉄平は8年前に他界していましたが、彼が住んでいた家の庭には一面のコスモス畑が広がっていました。
- 鉄平は、生前、端島が見えるこの場所でコスモスを育て、毎日端島を眺めていたことが分かります。
- いづみは再び端島へ。そこでは、鉄平の幼なじみの賢将や百合子、そして彼らの子供たちが平和に暮らす姿が。
- 夢のような光景の中、いづみの前に座った朝子が「私の人生、どがんでしたかね?」と問いかけると、いづみは「朝子はね、きばって生きたわよ」と笑顔で答えます。
- そして、朝子のもとへ歩み寄った鉄平が、朝子にプロポーズする姿が描かれました。
その他、明らかになった事実
- いづみが所有していた鉄平の日記は全部で11冊あり、1冊は秘書・澤田が隠していました。
- 澤田は、鉄平が誘拐事件の際に助けた誠だったのです。
- 鉄平は朝子に危害が及ばないように、日記の一部を破ったり、文字を消したりしていました。
- 鉄平と瓜二つだと思われていた玲央は、鉄平とは血縁関係のない他人でした。
- いづみは、鉄平に似ている玲央に、かつて端島で人々に声を掛けて回っていた鉄平の姿を重ねていました。
鉄平の切ない愛と、それを受け継ぐかのように、いづみと玲央、そして現代の端島の人々がそれぞれの未来へと歩み出す姿が感動を呼びました。
海に眠るダイヤモンド(ドラマ)最終回(10話)の感想は面白い?つまらない?
「海に眠るダイヤモンド」最終回は、多くの視聴者にとって感動と切なさが残る結末だったようです。 以下に、最終回の感想を具体的に詳しくまとめていきます。
面白かった点
- 鉄平の純愛と自己犠牲. 鉄平は、兄の罪をかぶり、愛する朝子と故郷の端島を離れ、長い逃亡生活を送ることになります。 誠を守るため、朝子を守るため、そして端島の人々を守るための決断でしたが、その人生はあまりにも過酷で、多くの視聴者が涙しました。 特に、彼が生涯、朝子を想い続け、彼女のために作ったギヤマンの花瓶を端島に残していたこと、そして端島が見える場所にコスモスを植えていたことが明らかになったシーンは、感動的でした。
- 伏線回収とサプライズ. いづみの秘書・澤田の正体が、鉄平が命がけで守った誠だったという展開は、衝撃的でした。 また、鉄平と瓜二つと思われていた玲央が、実は全くの他人だったという事実も、視聴者を驚かせました。 これまでの伏線が回収されつつも、予想外の展開が用意されており、最後まで飽きさせない構成でした。
- 映像美と音楽. 端島の風景やコスモス畑の美しさ、そして主題歌であるKing Gnu「ねっこ」の歌詞が、物語の切なさをより一層引き立てていました。 特にコスモス畑のシーンと主題歌のタイミングは秀逸で、鉄平の朝子への深い愛を象徴的に表現していました。
- 俳優陣の熱演. 神木隆之介の一人二役はもちろんのこと、宮本信子、杉咲花をはじめとする俳優陣の演技が素晴らしく、物語に深みを与えていました。
つまらなかった点
- 鉄平の報われなさ. 鉄平の人生があまりにも過酷で、救いがなさ過ぎると感じた視聴者も多かったようです。 彼が最後に朝子と再会することは叶わず、その人生は報われないまま終わってしまったことに、切なさややりきれなさを感じた人もいるでしょう。
- 玲央の存在意義. 鉄平と瓜二つでありながら、最終的に血縁関係もなく、物語に直接的に関わってこなかった玲央の存在意義に疑問を感じた視聴者もいるかもしれません。 ただ、玲央は鉄平の生き様を間接的に受け継ぎ、新たな人生を歩み始める存在として描かれており、彼がいなければ、朝子の家族が最後にあのように和解することはなかったとも言えます。
海に眠るダイヤモンド(ドラマ)最終回(10話)|視聴率は?
随時更新
なお、これまでの視聴率は
第1話 10月20日 地底の闇を切りひらく Cutting Through the Underground Darkness 11.0%
第2話 11月3日 スクエアダンス 9.3%
第3話 11月10日 孤島の花 Flowers of the Isolated Island 7.0%
第4話 11月17日 沈黙 Silence 7.5%
第8話 11月24日 一島一家 One Island, One Family 7.4%
第6話 12月1日 希望の種 Seeds of Hope 6.7%
第7話 12月8日 消えない火 8.8%
第8話 12月15日 ダイヤモンド Diamond 8.4%
海に眠るダイヤモンド(ドラマ)最終回(10話)キャスト・登場人物
最終回では、長崎県・端島(軍艦島)で生まれ育った鉄平と、現代の東京で生きるホスト玲央という、違う時代に生きる二人の主人公を中心に物語が展開します。
鉄平は過去パートの主人公であり、戦後復興期の端島で炭鉱員として働き、島で生きる人々のために尽力する青年です。持ち前の優しさから、兄の罪をかぶり、愛する人との未来を諦め、長い逃亡生活を送る運命を背負います。
玲央は現代パートの主人公で、鉄平とうり二つの顔を持つホストです。どこか死んだ目をした青年でしたが、いづみとの出会いを通じて端島の物語に触れ、自分の人生と向き合うことになります。
いづみは、鉄平の幼馴染で、彼に想いを寄せていた女性です。最終回では高齢になった彼女の視点で物語が進みます。鉄平との再会を願いながら、玲央と共に長崎を訪れ、鉄平の残した真実と向き合います。
朝子は、いづみの若い頃の姿であり、鉄平と惹かれ合う純粋な少女です。最終回では、鉄平への変わらぬ想いを抱きながらも、彼と過ごした日々を胸に、力強く人生を歩んできたことが明らかになります。
その他、主要な登場人物として
- 賢将:鉄平の幼馴染。鉄平と「テッケン団」を結成し、友情を育む。
- 百合子:賢将の妻。鉄平、賢将と幼馴染。
- 進平:鉄平の兄。様々な問題を引き起こし、鉄平の人生を大きく狂わせることに。
- リナ:進平の妻。鉄平と秘密を共有し、彼と共に端島を去ることになる。
- 澤田:いづみの秘書。最終回で、彼と鉄平の間に意外な関係性が明らかになる。
最終回では、これらの登場人物たちの過去と現在が交錯し、70年という時の流れの中で、それぞれの想いが明らかになっていきます。
海に眠るダイヤモンド(ドラマ)最終回(10話)wikiネタバレ|未回収の伏線
「海に眠るダイヤモンド」では、いくつかの伏線が回収されないまま物語が終結しました。視聴者の間では、特に以下の点が未回収の伏線として話題になっています。
? リナの過去: リナは謎めいた過去を持つ女性として描かれ、多額の現金や拳銃を所持していたことが明らかになりましたが、その素性や過去の詳細については説明がありませんでした。 鉄平と端島を去った後、彼女がどのような人生を送ったのかも不明瞭です。
? 鉄平の日記: 鉄平の日記は物語の鍵となるアイテムでしたが、一部のページが黒く塗りつぶされたり、切り取られたりしていました。 いづみは日記の内容をすべて把握している様子でしたが、その詳細や、誰が日記を改竄したのかは明かされませんでした。
? いづみが日記を入手した経緯: 鉄平の日記は最終的にいづみの手に渡りますが、その経緯は劇中で明確に説明されていません。 鉄平の母・ハルがどのように日記を保管し、いづみに託したのかは不明です。
? サワダージの正体: いづみの秘書である澤田は、最終回で鉄平が救った誠であることが判明しました。 しかし、彼がなぜいづみの秘書になったのか、長い間自分の正体を明かさなかった理由は説明されませんでした。
? 玲央の出自: 玲央は鉄平と瓜二つの顔を持つホストでしたが、最終的に血縁関係はなく、物語に直接的に関わってきませんでした。 彼の両親や生い立ち、鉄平との関係性については一切触れられず、視聴者からは「なぜ玲央を登場させたのか?」という疑問の声も上がっています。
これらの未回収の伏線は、視聴者の想像力を掻き立て、様々な考察を生み出しました。 制作側の意図としては、視聴者に解釈の余地を残すことで、物語をより深く印象づける狙いがあったのかもしれません。
まとめ:海に眠るダイヤモンド(ドラマ)最終回(10話)wikiネタバレ|最後・結末は?
「海に眠るダイヤモンド」最終回は、美しくも切ない愛と運命の物語でした。 面白いと感じるか、つまらないと感じるかは、視聴者それぞれによって異なるでしょう。しかし、戦争や高度経済成長、そして現代社会という時代の流れの中で、懸命に生きた人々の姿を描いた本作は、多くの人の心に深く響く作品だったと言えるでしょう。