TOYOTA ハリアー新CM「【HARRIER】切り拓く未来」篇について。
トヨタ ハリアーは、初代モデルの発売から25年以上、高級SUVとして常に進化を続け、多くの人々に愛されてきました。
洗練されたデザイン、上質なインテリア、充実した装備、そして優れた走行性能は、ハリアーならではの魅力と言えますが、2020年の新型ハリアー発売から4年以上経っているのにハリアーの新しいCMが流れていますが、新型車でもマイナーチェンジでもないのになぜ新CMをつくったんでしょうか？
TOYOTA ハリアー新CM2024なぜ？マイナーチェンジ？ 「【HARRIER】切り拓く未来」篇
トヨタ ハリアーは発売から4年以上経過していますが、新型車でもマイナーチェンジでもないのに新しいCMが流れていますね。これは、間も無く行われるマイナーチェンジを前に、在庫車を売り切るための施策と考えられます。
- ハリアーは、高級ラグジュアリーSUVの代表的なモデルとして、2020年6月にフルモデルチェンジが行われ、4代目となりました。
- 現行モデルのハリアーは、発売から4年以上が経過していますが、新型車でもマイナーチェンジでもないタイミングでのCM放送は異例です。
- 一般的に、自動車メーカーは、モデル末期に売上が落ちてきたタイミングでCMを打つことがあります。
- 実際、過去のハリアーでも、モデル末期に同様の施策が取られたことがあります。
- 今回のハリアーのマイナーチェンジは、当初2024年10月頃と予想されていましたが、半導体不足や認証試験の不正問題などにより遅延しています。
- このような状況下で、マイナーチェンジを前に買い控えが発生し、生産ライン上の最後のロットを販売するために「追い込み」のCMを打っていると考えられています。
つまり、今回のCMは、マイナーチェンジ前の最後の売り尽くしを目的としたものである可能性が高いと言えます。加えて、ハリアーは今年で25周年という節目の年でもあり、その記念の意味も込められているのかもしれません。
TOYOTA ハリアー｜歴代のモデルチェンジ・マイナーチェンジ
初代ハリアー (1997年～)
- 1997年12月に発売。
- 「高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV」という、当時としては斬新なコンセプトで登場し、高級SUVという新たなジャンルを確立した。
- 欧州、アジア、中東など、世界各国で販売され人気を博した。
- エンジンは3L V6DOHCと、2.4L 直4DOHCの2種類が用意された。
- 特別仕様車として「エアロツアラー」「エアロツアラーII」「プライムナビセレクション」などが設定された。
2代目ハリアー (2003年～)
- 2003年2月にフルモデルチェンジ。
- エクステリアは「Elegant Velocity」をデザインテーマに、歴代ハリアーに共通する水平基調で流麗なスタイリングを継承しながら、洗練された疾走感を表現した。
- インテリアは「Rich Simplicity」をデザインテーマに、本物感と現代的な洗練を融合させたデザインとした。
- エンジンは3L V6DOHCと2.4L 直4DOHCの2種類。
- トランスミッションは、3Lエンジンには5速AT、2.4Lエンジンには4速ATが組み合わせられた。
- グレードは「240G」「300G」「AIRS」などを設定。
- 特別仕様車として「ALCANTARA version」「アルカンターラバージョン」などが設定された。
- 後期には、電子制御エアサスの「AIRS」に本革シートとシートヒーターが追加され、プリクラッシュセーフティシステムにプリクラッシュブレーキ機能が追加されるなど、高級装備と安全装備が充実した。
- また、走行状況に応じて見やすい配光を提供するインテリジェントAFS（アダプティブフロントライティングシステム）の設定グレードが拡大された。
- オプションとして、電動マルチパネルムーンルーフやDVDボイスナビ機能付きEMV（エレクトロマルチビジョン）などが用意された。
3代目ハリアー (2013年～)
- 2013年12月にフルモデルチェンジ。
- エクステリアは、都会的で磨き抜かれたデザインを採用。
- エンジンは2L 直列4気筒DOHCを搭載し、トランスミッションはSuper CVT-iを組み合わせた。
- グレードは「グランド」「エレガンス」「プレミアム」「プレミアム アドバンスドパッケージ」「エレガンス Gs」などが設定された。
- 特別仕様車として、「プレミアム スタイルアッシュ」「プレミアム アドバンスドパッケージ スタイルアッシュ」「プレミアム スタイルモーヴ」「プレミアム アドバンスドパッケージ スタイルモーヴ」「プレミアム スタイルノアール」などが設定された。
- 後期には、スポーツコンバージョン車シリーズ「GR」が設定された。
- 安全装備として、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備。
- また、電動パーキングブレーキや、機能強化されたインテリジェントクリアランスソナーも採用された。
- 快適装備として、予約ロック機能付きパワーバックドア、シートベンチレーション機能、運転席オートスライドアウェイなどが設定された。
4代目ハリアー (2020年～)
- 2020年6月にフルモデルチェンジ。
- エンジンは2L ダイナミックフォースエンジンを搭載し、トランスミッションはDirect Shift-CVTを組み合わせた。
- グレードは「S」「G」「G レザーパッケージ」「Z」「Z レザーパッケージ」が設定された。
- 2022年10月には、プラグインハイブリッド車（PHEV）が追加された。
- エクステリアは、流麗なクーペフォルムを採用し、よりスタイリッシュなデザインとなった。
- インテリアは、馬の鞍をイメージした幅広のセンターコンソールが特徴で、ダッシュボードやトリム部分にはレザー調や木目調の加飾が施されている。
- トヨタ初の前後方録画機能付きデジタルインナーミラーを採用。
- グレードごとに、2WDと4WD、ハイブリッド車とガソリン車の選択が可能になった。
TOYOTA ハリアーについて
トヨタ ハリアーは、高級ラグジュアリーSUVの元祖とも言える代表的なモデルです。 1997年に初代モデルが発売されて以来、高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えた、都市型SUVとして人気を博しています。
現行モデルについて
現行モデルは2020年6月に発売された4代目で、80系と呼ばれています。
- エンジンは2Lダイナミックフォースエンジン、トランスミッションはDirect Shift-CVTを搭載しています。
- グレードは「S」「G」「Z」「Z レザーパッケージ」の4種類で、それぞれ2WDと4WDが用意されています。
- プラグインハイブリッド車（PHEV）は、2022年10月に追加されました。
- エクステリアは、流麗なクーペフォルムが特徴です。フロントアッパーグリルからヘッドランプへの連続性や、シグネチャーランプのデザインが、精悍さと先進性を強調しています。
- インテリアは、馬の鞍をイメージした幅広のセンターコンソールが特徴です。 素材感や手触りにもこだわり、上質な空間を演出しています。
- 先進装備として、トヨタ初採用の調光パノラマルーフ（電動シェード＆挟み込み防止機能付）が「Z レザーパッケージ」と「Z」にメーカーオプションで設定可能です。
- また、運転席オートスライドアウェイや左右独立温度コントロールフルオートエアコンなど、快適装備も充実しています。
- 安全装備として、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備しています。
- 広くフラットなラゲージスペースは、9.5インチゴルフバッグ3個が収納可能です。
- プラグインハイブリッド車は、付属の充電ケーブルとコンセントを繋ぐだけで、自宅でも外出先でも手軽に充電が可能で、満充電からのEVモードでの走行距離は93kmです。
旧型モデルとの比較
3代目ハリアーは、SUVらしい力強さを感じるデザインでしたが、4代目ハリアーは、よりスマートで都会的なデザインへと進化しました。 ボディサイズは、全長・全幅ともに20mm長くなり、全高は30mm低くなりました。
グレードごとの特徴
- Sグレード: エントリーグレードで、価格を抑えたい方におすすめです。 7インチカラーマルチインフォメーションディスプレイや3灯式LEDヘッドランプなど、必要十分な装備が備わっています。 駆動は2WDのみで、ハイブリッドの設定はありません。
- Gグレード: 性能と価格のバランスが取れたミドルグレードです。 Sグレードよりもタイヤサイズが1インチ大きく、ヘッドライトはプロジェクター式LEDが採用されています。 2WDと4WD、ハイブリッドとガソリンの選択が可能です。
- Zグレード: 最上級グレードで、快適装備や高級感がさらに向上しています。 シートヒーターやベンチレーションが標準装備となり、ホイールは19インチとなります。 駆動はGグレードと同様の選択肢に加え、プラグインハイブリッドも選択可能です。 レザーパッケージという特別仕様車も用意されています。
