This Man（夢男）wiki｜見たらどうなる？夢に出てきたら？

■【夢男】This Manを見たらどうなる？正体や夢に出る理由、体験談まで徹底解説！

「This Man（夢男）」を知っていますか？世界中の人々の夢に現れるという、少し不気味な男の噂です。

もしも、彼があなたの夢の中に現れたら…？何か意味があるのでしょうか？

今回は、謎に包まれたThis Manの正体や、夢に現れる理由、世界中で報告されている様々な体験談まで、詳しく解説していきます！

This Manとは？

This Manは、2006年頃からインターネット上で話題になり始めました。夢の中にだけ現れるとされる、謎の人物です。彼の特徴は、

太くつながったような眉毛
薄い頭髪
大きく裂けたような薄い唇
団子鼻
たれ目

などです。決してハンサムとは言えない、どちらかと言うと 奇妙で不気味な印象 を与える中年男性の姿をしています。

This Man現象の発端

This Manの存在が最初に報告されたのは、2006年のアメリカ、ニューヨークです。ある精神科医のもとを、一人の女性患者が訪れたことが始まりでした。彼女は、「奇妙な男が、夢の中に頻繁に現れる」と訴えました。あまりにも頻繁に現れるため、その男の顔をはっきりと覚えていた彼女は、医師と共にモンタージュを作成しました。こうして、あの特徴的な顔が完成したのです。

それから数日後、全く別の男性患者が、同じ精神科医のカウンセリングを受けに訪れました。彼もまた、「夢の中で何度も、同じ男と出会うことに悩まされている」と訴えたのです。そこで精神科医が、彼にモンタージュを見せたところ、なんと、その顔は、以前の女性の夢に現れたという男と、瓜二つだったのです。

この奇妙な偶然に驚いた精神科医は、同僚の医師たちに、このモンタージュの画像を送って、同様の事例がないか、尋ねてみることにしました。すると、驚くべきことに、同僚が担当する患者の中にも、この男を夢で見たことがあるという人が、複数名いたのです。彼らは、その男のことを、「This Man」と呼んでいました。

This Man なぜ世界中に広がった？

この奇妙な現象は、「This Man現象」と呼ばれるようになりました。そして、この話が、精神科医のネットワークを通じて、さらに広まっていった結果、最終的には、世界中で2000人以上もの人々が、This Manを夢に見たと報告するに至ったのです。

アメリカだけでなく、イギリス、中国、日本など、国や地域を問わず、This Manが目撃されていたことは、大きな驚きでした。

This Manを夢で見た人の体験談

This Manを目撃した人々の報告によると、夢の中でThis Manが見せる行動は実に様々で、一貫性がありません。

ただ見つめ合っていた
一緒に空を飛んだ
サンタクロースの姿をしていた
追いかけられた
世間話をした
食事をした
恋に落ちた

など、その内容は多岐に渡っています。彼の目的や正体を探るヒントは、今のところ見つかっていません。

This Manは一体何者なのか？様々な仮説

「This Manは何者なのか？」

この疑問に対して、様々な仮説が立てられました。

代表的なものとしては、

ユング心理学における「典型説」: 人間の集合的無意識下に存在する、特定のイメージ（元型）が、This Manの正体であるとする説。
「宗教説」: This Manは神であり、人々に何かを伝えようとしているとする説。
「ドリーム・サーファー説」: This Manは、夢の中を自由に行き来できる超能力者であるとする説。

などが挙げられます。

さらに、

アメリカ軍が極秘に進めている、人々の夢を操作する実験の被験体として、This Manを作り出したとする陰謀説
大手企業が、人々の心理を操作するために、This Manを用いた心理実験を行っているとする説

など、現実離れした突飛な説も飛び交いました。

しかし、どれも決定的な証拠はなく、長い間、This Manの正体は、謎に包まれたままでした。

This Manの正体は…！？

様々な憶測を呼ぶ中、ついにThis Manの真相が明らかになります。

なんと、This Manは、アンドレア・ナテッラ (Andrea Natella) 氏というイタリアの社会学者であり、バイラルマーケティングの専門家でもある人物が仕掛けた、壮大な広告キャンペーンだったのです！

ナテッラ氏は、2010年に、自身が設立したアートエージェンシー「KOOK 」のウェブサイト上で、この事実を認めました。彼は、This Manが自作のマーケティングであることを公表し、大きな話題を呼びました。

This Manは、一体何の広告だったのか？

しかし、This Manが、一体何の広告だったのか、具体的な商品名や企業名は、現在に至るまで明かされていません。一説によると、ブライアン・ベルティノ監督による映画「This Man」の宣伝のためだったとも言われていますが、この映画は結局公開されておらず、真相は闇の中です。

This Man現象から見えるものとは？

This Manは、巧妙なマーケティング戦略によって、世界中の人々の夢にまで影響を与え、一大センセーションを巻き起こしました。インターネットの普及により、情報は瞬く間に世界中に拡散し、人々の心に深く入り込むことができるということが、証明されたと言えるでしょう。

私たちが、日々目にしている情報の中には、真実ではないものも含まれているかもしれません。This Man現象を教訓として、情報を受け入れる際には、その真偽をしっかりと見極めることが重要です。

まとめ：This Man（夢男）wiki｜見たらどうなる？夢に出てきたら？

「This Man（夢男）」は、2009年頃からインターネット上で話題になった、世界中の人々の夢の中に現れるとされる謎の男性です。太い眉がつながったような独特の風貌で、その正体について様々な憶測が飛び交いました。以下に、This Manに関する詳細を、提供された情報源に基づいてまとめます。

1. 夢の中の男の出現と拡散:

2006年1月、ニューヨークの精神科医の患者が、夢に繰り返し現れる男の似顔絵を描いたことが発端とされています。
この患者は、現実ではこの男に会ったことがないと語っており、その後、他の患者も同じ男の夢を見たという報告が相次ぎました。
この話は、精神科医のネットワークを通じて広まり、最終的には世界中で2000人以上の人々が、This Manを夢に見たと報告するに至りました。
この現象は、「This Man現象」と呼ばれるようになり、2009年9月には、アンドレア・ナテッラ氏というイタリアのバイラルマーケティング専門家が「thisman.org」というウェブサイトを立ち上げ、情報収集を開始しました。
このサイトを通じて、This Manのイラストが拡散され、世界中で大きな話題となりました。

2. This Manの姿と夢の内容:

This Manは、太い眉がつながったような独特の風貌で描かれています。
夢の中でThis Manが何をするかは、目撃者によって異なり、「見つめ合っていた」「空を飛んだ」「サンタクロースの姿をしていた」など、様々な報告があります。
ある報告では、This Manは夢の中で助言を与えたり、別の報告では、追いかけてきたり、中には恋に落ちたと語る人もいました。

3. This Man現象に関する仮説:

This Man現象については、様々な仮説が立てられました。代表的なものとしては、ユングの集合的無意識を根拠とする「典型説」、This Manを神とみなす「宗教説」、夢の中を自由に行き来できる超能力者とみなす「ドリーム・サーファー説」などがあります。
また、大手企業や政府による陰謀説や、ソーシャル・エンジニアリング計画の一環であるという説も存在します。

4. This Manの正体:

This Man現象は、当初、その正体について様々な憶測を呼びましたが、後に、ウェブサイト「thisman.org」を立ち上げたアンドレア・ナテッラ氏自身が、自身が仕掛けたバイラルマーケティングであることを認めました。
ナテッラ氏は、2010年のウェブサイト「Kook」への投稿や、2012年の「Viral ‘K’ Marketing」という論文の中で、This Manが自身の創作であることを明らかにしました。
しかし、ナテッラ氏は、This Manが何のマーケティングだったのかは明らかにしていません。
一説には、ブライアン・ベルティノ監督による映画「This Man」の宣伝のためだったとも言われていますが、この映画は結局公開されていません。
ナテッラ氏は、This Manのイラストは、若い頃の父親の写真を元に作成したと語っています。

5. This Manを題材とした作品:

This Manは、その知名度から、様々な作品に影響を与えています。
漫画では、『週刊少年マガジン』で『This Man?その顔を見た者には死を?』という漫画が連載されました。
テレビドラマでは、『世にも奇妙な物語』で「夢男」というエピソードが放送されました。
映画では、2024年に日本で『THIS MAN』という映画が公開予定です。

6. This Man現象の考察:

ナテッラ氏の告白後も、This Man現象は、夢の謎や集合的無意識、インターネットの力など、様々な観点から議論の的となっています。
特に、ナテッラ氏が意図せず、巨大なシステムの一部となってしまったという陰謀論的な解釈は、興味深いものです。
This Man現象は、単なるマーケティングの枠を超え、現代社会における都市伝説の在り方や、人間の深層心理に訴えかける力の大きさを示すものとして、捉えることができるでしょう。