「ハモナプトラ」に出てくるイムホテップは実在した人物?実在したなら、本当はどんな人物だったんでしょうか?
また、ハモナプトラ2でアナクスナムンはなぜイムホテップを見捨てたんでしょうか?
ハモナプトラ2wiki|イムホテップは実在?
結論から言うと、映画「ハムナプトラ」に登場するイムホテップは、古代エジプトに実在した人物です。
しかし、映画での設定と実際の人物像は大きく異なります。
- 映画では、紀元前1290年頃に第19王朝のファラオ、ラメセス1世を殺害した大神官として描かれています。 また、アナクスナムンという愛人がいて、二人で王を殺害したとされています。
- 実際には、第3王朝のファラオ、ジェセルに仕えた宰相でした。 史上初のピラミッドと言われるジェセル王のピラミッドを設計したことでも知られています。
- 彼は建築家としてだけでなく、内科医としても優れており、死後には「知恵、医術と魔法の神」として神格化されました。 ギリシャの医神アスクレーピオスと同一視されるほどでした。
映画では、イムホテップは邪悪な大神官として描かれていますが、実際には古代エジプトで非常に尊敬された人物でした。 映画はあくまでもフィクションであり、エンターテイメントとして楽しむべきでしょう。
映画と現実の相違点
- 時代: 映画では第19王朝、実際には第3王朝の人物です。
- 職業: 映画では大神官、実際には宰相であり、医師、建築家としても活躍しました。
- 性格: 映画では邪悪な人物として描かれていますが、実際には知恵と医術に優れた尊敬される人物でした。
ハモナプトラ2wiki|イムホテップをアナクスナムンなぜ見捨てた?
映画「ハムナプトラ2」では、アナクスナムンは転落の危機に瀕したイムホテップを見捨てて、自分だけ助かろうとします。
その理由は映画では明確に描かれていませんが、いくつかの可能性が考えられます。
- 生まれ変わりであるミラの影響
アナクスナムンは現代にミラという女性に生まれ変わっています。イムホテップの儀式によってアナクスナムンの魂はミラの肉体に宿りますが、ミラの魂もまた存在しています。 ミラにはアナクスナムンの記憶はあっても、イムホテップに対する愛情は前世のアナクスナムンほど強くありませんでした。 そのため、危機に瀕したイムホテップを助けるよりも、自分自身の生存を優先したと考えられます。
- イムホテップの「俺を助けろ」発言
スコーピオンキングとの戦いの最中、イムホテップはアナクスナムンに「俺を助けろ」と指示します。 一方、主人公リックはエヴリンに「自分のことはいいから早く逃げろ」と言います。 この対比が、アナクスナムンの心に変化をもたらしたのかもしれません。リックのように自分の身を挺してでもエヴリンを守ろうとする姿を見て、イムホテップの自分勝手さに失望し、愛情が冷めてしまった可能性があります。
- 前世の罪悪感
アナクスナムンは前世で王を殺害するという罪を犯しています。 イムホテップと共に悪事を働いた過去から、彼を見捨てることで自らの罪を償おうとした、あるいは再び悪に手を染めることを拒否したとも考えられます。
- 自己保身
アナクスナムンは生まれ変わったばかりで、再び死の世界に戻りたくないと考えていました。 イムホテップを助けることは、自分自身も危険にさらすことになります。そのため、自己保身のために彼を見捨てた可能性も否定できません。
アナクスナムンについて
映画「ハムナプトラ」シリーズに登場するアナクスナムンは架空の人物です。古代エジプトの王の愛人で、護衛も務めるほどの武術の達人として描かれています。
- イムホテップとの禁断の恋: アナクスナムンは、大神官イムホテップと恋に落ちますが、その関係は王に露見してしまいます。
- 王の殺害と自害: 二人で王を殺害した後、彼女は兵士たちに追われるイムホテップを逃がすために自ら命を絶ちます。
- 蘇生と裏切り: 3000年後、イムホテップはアナクスナムンを蘇らせようとしますが、儀式は中断され失敗に終わります。続編「ハムナプトラ2」では、ミラという女性に生まれ変わったアナクスナムンは、イムホテップの儀式によって前世の記憶を取り戻します。しかし、最終的には転落の危機に瀕したイムホテップを見捨て、自分だけ助かろうとします。
アナクスナムンは、イムホテップとの禁断の恋、王の殺害、自害、そして3000年後の裏切りと、波乱万丈な運命をたどる人物です。彼女がイムホテップを見捨てた理由は、様々な要素が複雑に絡み合っていると考えられます。
まとめ:ハモナプトラ2wiki|イムホテップは実在?アナクスナムンなぜ見捨てた?
映画「ハムナプトラ」は、実在の人物であるイムホテップをモチーフにしていますが、その設定やストーリーはフィクションです。
また、映画「ハムナプトラ2」では、アナクスナムンはイムホテップを見捨てて死後の世界へ落ちていくシーンがあります。
- これは、生まれ変わりであるミラの人格が影響している可能性があります。 ミラにはアナクスナムンとしての記憶はあっても、エヴリンほどの強い愛情はイムホテップに対して持っていなかったのかもしれません。
- また、アナクスナムンは前世で王を殺害するという罪を犯しています。 悪事を行ったイムホテップを見捨てることで、自らの保身を図ったとも考えられます。
映画では、様々な意見が出ていますが、アナクスナムンがイムホテップを見捨てた理由は明確には描かれていません。
実在のイムホテップは、古代エジプトで尊敬された偉人であり、映画とは全く異なる人物像であったことを理解することが大切です。