サイレントヒルの△様(三角頭)について
△様(三角頭)は、サイレントヒルシリーズに登場する、謎多きクリーチャー
その正体や中身、名前の由来など、多くの謎が残されていますが、それがかえってプレイヤーの想像力を掻き立て、恐怖と魅力を増幅させていると言えるでしょう。
サイレントヒル｜△様(三角頭)の正体・中身は？ナースで味方？名前は？
サイレントヒルシリーズに登場する謎多き怪物、三角頭。その異様な姿と行動は、多くのプレイヤーに恐怖と同時に強い印象を与えています。 今回は、三角頭について、その正体や中身、名前の由来など、様々な角度から徹底解説していきます。
△様(三角頭)の正体と中身
△様(三角頭)は、作品ごとに設定が異なり、複数の解釈が存在します。
- ジェイムスの自罰意識の象徴：『サイレントヒル2』において、主人公ジェイムスは、妻を殺害した罪の意識にさいなまれています。三角頭は、そのジェイムスの自罰意識が具現化した存在として描かれています。
- 処刑人のイメージ：サイレントヒルには、かつて三角錐の被り物をした処刑人が存在していました。三角頭は、その処刑人のイメージを具現化した存在であるという解釈もできます。
- 神の従者：『サイレントヒル3』に登場する「ヴァルティエル」は、三角頭と酷似した風貌をしています。ヴァルティエルは、サイレントヒルの土着宗教における「神」の従者であり、三角頭もまた、神の力によって生み出された存在である可能性があります。 三角頭の中身については、明確な描写はありません。しかし、『サイレントヒル2』では、三角頭が主人公ジェイムスと酷似した体格と声を持っていることから、ジェイムス自身の内面が反映されているとも考えられます。
ナースは味方？
三角頭と同様に、サイレントヒルシリーズには、ナースの姿をしたクリーチャーも登場します。 しかし、ナースは基本的に敵対的な存在であり、主人公を襲ってきます。 味方になることはなく、むしろ恐怖の対象と言えるでしょう。
サイレントヒル｜△様(三角頭)の名前
三角頭は、正式名称ではありません。「レッドピラミッドシング」と呼ばれることもありますが、一般的には「三角頭」の愛称で呼ばれています。
サイレントヒル｜△様(三角頭)の魅力
△様(三角頭)は、その異様な風貌、謎めいた行動、圧倒的な力で、多くのプレイヤーを魅了してきました。 彼は、サイレントヒルシリーズを象徴する存在であり、恐怖と同時に畏敬の念を抱かせる存在と言えるでしょう。
サイレントヒル｜他の作品における△様(三角頭)
- 『サイレントヒル：ホームカミング』では、ブギーマンと呼ばれる△様(三角頭)が登場します。
- ブギーマンは、主人公アレックスの父アダムの、息子に対する懺悔の念の具現化であり、イベントシーンのみに登場します。
- 『サイレントヒル・アーケード』では、少女エミリーの母親を殺した強盗のメタファーとして△様(三角頭)が登場します。
- 二度戦闘することになりますが、完全に倒すことはできません。
まとめ：サイレントヒル｜△様(三角頭)の正体・中身は？ナースで味方？名前は？
- △様(三角頭)は、ジェイムスの自罰意識が、サイレントヒルの土地に宿る「力」と結びついて具現化した存在です。
- ジェイムスは、不治の病に苦しむ妻メアリーを殺害した罪の意識にさいなまれていました。サイレントヒルという町は、心に深い傷を負った罪人を呼び寄せ、彼らの内面世界を具現化する力を持っています。
- △様(三角頭)は、ジェイムスが犯した罪を罰するために現れた、彼自身の心の中のもう一人のジェイムスと言える存在です。
- △様(三角頭)の風貌は、サイレントヒルに古くから伝わる「処刑人」の姿と酷似しています。サイレントヒルの歴史資料館には、三角錐の被り物と白い衣装を纏い、槍を持った処刑人が描かれた絵画「霧の日、裁きの後」が存在します。
- △様(三角頭)が身につけている白い衣装は、袖を排除したトレンチコートのような形状で、黒い長靴と白いゴム手袋を着用しています。他のクリーチャーの多くが全裸であるのに対し、△様(三角頭)が服を着ているのは、彼がジェイムス自身の投影であることを示唆していると考えられます。
- △様(三角頭)は、巨大な大鉈や槍を武器として使用します。これらの武器は、死刑執行の道具であり、ジェイムスの罪の意識の重さを象徴しています。
- △様(三角頭)は、ジェイムスの亡き妻メアリーに瓜二つのマリアや、他のクリーチャーを虐殺するなど、凶暴性と嗜虐性を持っています。これは、ジェイムスが心の奥底に抱える暴力性や性欲を表していると考えられます。
- △様(三角頭)は、ジェイムスが自らの罪を自覚し、△様(三角頭)が自分自身であることに気付くと、自ら命を絶ちます。これは、ジェイムスが自分自身と向き合い、罪を償ったことを意味しています。
