映画「真相をお話しします」の「#拡散希望」について。
口紅(ルージュ/通称:ルー)のその後はどうなった?
真相をお話しします(映画)ネタバレ考察|拡散希望のルー(中条あやみ)のその後は?
こんにちは!
映画「#真相をお話しします」を観てから、頭の中がぐるぐるしてる三十路の映画ブロガーです。
いやー、本当に衝撃的でしたね!
あの映画、ただのミステリーやサスペンスじゃなくて、今の時代に生きる私たち全員に「おい、お前ら!」って突きつけてくるような作品でした。
特に心に残ったのが、原作小説にもあるエピソード「#拡散希望」をベースにしたパート。
ネットの光と影。
子どもたちの無垢さ、そして大人の醜さ。
そして、そこで起こってしまった悲劇の中心にいた女の子、「ルー」こと安西口紅(あんざいるーじゅ)について、もっと知りたいと思っている方も多いんじゃないでしょうか?
あの物語のキーパーソンの一人であるルー。
映画を観終わった後、「彼女はどうなったの?」って気になりますよね。
あと、子ども時代のルーを演じたのは誰だったんだろう?
今回は、そんな皆さんの疑問に、僕なりの考察とソースから読み取れる情報を交えつつ、熱くお話ししたいと思います!
ちょっとネタバレを含むので、まだ映画や原作を観ていない方はご注意くださいね。
では、早速いきましょうか!
口紅(ルー)のその後について、小説と映画でどう描かれた?
まずは、安西口紅、通称ルーの「その後」についてです。
小説と映画では、この「その後」の描かれ方がちょっと違うんですよね。
ここを整理しながら見ていくと、作品が私たちに何を問いかけているのか、より深く見えてくる気がするんです,.
小説「#拡散希望」を読んだ方は覚えているかもしれません。
匁島という小さな島に移住してきた小学生4人組、チョモ、砂鉄、ルー、そして島育ちの凛子,,,.
彼らは一緒にYouTuberを目指すんですが、実はチョモと砂鉄、ルーの親が、昔人気だった「ふるはうす☆デイズ」というチャンネルの運営者だったという衝撃の真実があるんです,,,.
子どもたちは知らず知らずのうちに、自分たちの日常をコンテンツとして消費されていたんですね,,.
そして、このチャンネルの秘密に気づいてしまった凛子が、ルーに口封じのために殺されてしまう,.
これ、小学生のやることかって思いますけど、物語の中ではそれが真実として描かれるんです.
しかも、暴露系YouTuberの田所という男性も、「ふるはうす☆デイズ」の素性を暴こうとしてファンに殺害されるという事件も起こります,,.
全てを知ったチョモは、ルーを捕まえ、自分たちの人生を弄んだ大人たちや、匿名で心ない言葉を投げかける視聴者たちへの復讐として、ルーの処遇を生配信の視聴者に委ねるんですね,.
生配信で今までの真相を全て語り、ルーを殺すべきかどうかを視聴者に問いかける,.
原作小説では、まさにこの「視聴者参加型のエンターテイメント」が狂気を帯びて描かれます,,.
さあ、ここからが映画版との繋がりであり、ちょっと驚く部分です。
映画「#真相をお話しします」では、この小説版「#拡散希望」のその後の世界が描かれているんです,,,,.
大人になったチョモが鈴木(大森元貴さん)、砂鉄がチャンネル管理人の男(岡山天音さん)として登場します,,,,,,.
そして、大人になったルーが登場するんですが、演じているのは中条あやみさん,,,,,,,,,,.
映画では、彼女はヨガ教室の経営者になっているんです,.
え、あのルーが?ってちょっと意外に思いませんか?
原作小説では、子供時代のチョモと砂鉄がルーを問い詰めて罰を与えようとしますが、大人たちが駆けつけて未遂に終わり、「ふるはうす☆デイズ」はフェードアウトした、と映画版では語られます.
つまり、子供時代のルーは、あの恐ろしい結末を迎えることなく、大人になったということなんですね.
しかし!
映画のストーリーは、大人になったチョモ(鈴木)と砂鉄が、再びルーを裁こうとするところから大きく動いていくんです.
彼らは、「#真相をお話しします」という暴露系生配信チャンネルを舞台に、ルーを追い詰めます,,,,.
映画のクライマックスでは、鈴木(チョモ)が視聴者たちに究極の選択を迫るシーンがあります,.
「高評価」が多ければルーをボーガンで撃ち抜く。
一方、「低評価」を押した視聴者は、名前や顔、果ては個人口座の情報まで晒される、と.
これはもう、とんでもない「トロッコ問題」です.
人の命か、自分のプライバシーか。
しかも、観客である私たちも、その視聴者の一人として、この選択を迫られているような感覚になるんです,,,,.
映画の中で、投票は圧倒的に「ルー殺害」を示す「高評価」に偏っていきます,.
警備員の桐山(菊池風磨さん)が慌てて「殺しちゃダメだ!」と「低評価」への投票を訴えるんですが、流れは変わらない,.
そして、涙ながらに鈴木(大森元貴さん)が、スクリーンの向こう、つまり観客である私たちに向かって問いかけるんです,.
「さあ、選べ。」と,.
映画は、この問いかけで終わります.
ルーが最終的にどうなったのか、弓矢が放たれたのか、彼女の命はどうなったのか、明確な答えは示されないんです.
これが、まさにこの映画の「見終わった後が本番」と言われる所以だと思います,,.
ルーの「その後」は、観客である私たち一人ひとりの心に委ねられている,.
あの場で「高評価」を押してしまった人は、間接的に殺人に加担したことになる.
「低評価」を押した人は、自分のプライバシーが晒されるリスクを負った.
傍観者でいることの罪深さ.
ネット社会における匿名性、そして無責任な言動が、人の人生や命をどれだけ簡単に弄ぶことができるのか,,,,.
ルーの「その後」がはっきり描かれないからこそ、私たちはあの問いかけをずっと引きずることになる,,.
彼女が命を落とした世界を想像するのか、それとも誰かの行動によって救われた世界を願うのか,.
もし、あなたが映画を観て、「ルー、どうなったんだよ!」ってモヤモヤしたなら、それはきっと作品側の狙い通りです.
あのモヤモヤこそが、私たちがこの社会の「傍観者」であることへの警鐘なんですよね.
大森元貴さんが舞台挨拶で「映画と実世界の境界線がないような」と仰っていましたが、本当にその通りだと体感しました.
ルーのその後は、確定した結末として描かれるのではなく、私たちの心の中で問いとして残り続ける。
これが、映画版「#真相をお話しします」が描く、ルーの「その後」なんです。
そしてそれは、現代社会の「匿名」という名の檻の中で、他人の「真相」を面白おかしく消費している私たち自身への、強烈なメッセージなんだと僕は受け止めました,,,,.
口紅(ルー)を演じた子役について、どこまで分かっている?
さて、次に気になるのは、あの「#拡散希望」のエピソードで、子ども時代のルーを演じていた子役は誰なんだろう?という点ですよね。
映画を観て、大人になったルーを演じた中条あやみさんの存在感に引き込まれた方は、きっと子ども時代のルーの演技も気になったはずです。
結論から言ってしまうと、今回僕が調べたソースの中には、子ども時代のルーを演じた具体的な子役の名前についての情報は残念ながら見つかりませんでした.
映画版で大人になったルーを演じているのは、皆さんご存知の通り、モデルとしても女優としても大活躍されている中条あやみさんです,,,,,,,,,,.
映画の舞台挨拶にも登壇されていましたし、印象的な演技を見せてくれていましたよね.
特に、舞台挨拶では長ゼリフが大変だったと話されていたそうで、その役作りの苦労が窺えます.
中条あやみさんが演じた大人になったルーは、「巷で話題の美人経営者」であり、「裏がありそうな女性」というイメージでキャスティングされたようです,,.
チャンネル管理人を演じた岡山天音さんも含め、大人になった「ふるはうす☆デイズ」の主要メンバーを演じた3人が舞台挨拶に揃った、という話も出ていますね.
では、なぜ子ども時代のルーを演じた子役の名前が明記されていないんだろう?
これについて、ソースには直接的な説明はないので、ここからは僕の個人的な推測も入ってきますが、いくつか考えられる理由があるかもしれません。
まず一つは、純粋に情報が出ていない、というケース。
子ども時代のキャストは、大人キャストに比べて情報が出回りにくい場合もあります。
特に、作品のテーマがテーマなだけに、子役のプライバシー保護の観点から、あえて公表していないという可能性も考えられます。
「#拡散希望」というエピソードは、子どもが親によって無許可でネットに晒されるという、非常にデリケートな問題を扱っていますからね,,,.
作品自体が問うているテーマが「SNS社会の闇」や「匿名性」ですから,,,、作中でネットに晒された子どもの役を演じた子役を、現実世界で不用意に注目させることを避ける配慮があったのかもしれません。
もう一つは、演出的な意図。
映画では、大人になった鈴木(チョモ)、砂鉄、ルーが登場し、子ども時代の出来事が彼らにどう影響を与えたのか、そしてその過去にどう向き合っているのかが描かれます,,,.
子ども時代のルーのパートは、回想シーンとして、あるいは大人になった彼らの語りの中で描かれるのかもしれません,.
その場合、子役の具体的な名前を出すよりも、あくまで「過去の出来事」として、子どもたちの存在をある種の象徴のように見せたい、という演出意図があったのかもしれません。
もちろん、これはあくまで僕の勝手な想像に過ぎませんが、この映画のテーマ性を考えると、そういった可能性もゼロではないかなと思うんです。
ただ、物語における子ども時代のルーの存在は、本当に強烈ですよね。
あの恐ろしい事件の引き金となり、実行犯となってしまう,.
まさに、「ネットの闇」が生み出した悲劇の象徴のような存在です,,,,,.
その子ども時代のルーというキャラクターが持つ、純粋さと同時に残酷さも持ち合わせているという、複雑な側面。
もし子役の方が演じているとしたら、その表現は非常に難しかっただろうなと思います。
子どもたちが持つ、ある種の倫理観の欠如というか、「楽しんでもらえるなら何をしてもいい」という親の影響を受けてしまった考え方,,.
それが、あの悲劇に繋がってしまった,.
中条あやみさんが演じる大人になったルーが、ヨガ教室の経営者という一見穏やかな「その後」を歩んでいるように見えても、その心にはきっと子ども時代の出来事が重くのしかかっているはずです,.
そして、映画の終盤で再び鈴木(チョモ)と砂鉄によって過去の罪を問われ、究極の選択の対象となる,.
中条あやみさんの「裏がありそうな女性」というイメージは、子ども時代のルーが秘めていた闇や、罪を抱えたまま大人になった彼女の複雑さを表現する上で、まさにぴったりだったのかもしれません.
中条さんが舞台挨拶で「セリフが大変」と仰っていたという話からも、大人になったルーが抱える葛藤や、過去への思いが、単なるヨガ経営者ではない、深い部分で描かれていることが想像できます.
結局、子ども時代のルーを演じた子役の名前はソースにはありませんでしたが、大人になったルーを中条あやみさんが演じていること、そして子ども時代のルーというキャラクターが物語全体、特に映画版においていかに重要な役割を担っているのかを考えることで、このエピソードが持つメッセージの重みが改めて感じられます。
あの純粋な子どもの心に、ネットの闇がどんな影響を与えてしまうのか。
そして、その「その後」に何が待っているのか。
私たちは、あの映画を観て、改めて考えさせられるんですよね。
まとめ:真相をお話しします(映画)ネタバレ考察|拡散希望のルー(中条あやみ)
映画「#真相をお話しします」の「#拡散希望」パート、そしてキーパーソンであるルーについて、色々と語らせてもらいました。
子ども時代のルーの「その後」は原作小説で描かれ、大人になったルーの「その後」、そして究極の選択を迫られるラストは映画版で描かれる,,,.
そして、子ども時代のルーを演じた子役の名前はソースにはないものの、大人になったルーを演じた中条あやみさんが、その複雑なキャラクターを見事に表現している,,,,,,,,.
この作品は、私たちに「あなたは傍観者でいいのか?」と問いかけているように感じます,.
ネットに溢れる情報や、他人のプライベート。
それを消費するだけの存在になっているんじゃないか?
もし、自分が「#拡散希望」のような状況、あるいは映画のクライマックスのような状況に直面したら、自分ならどうするだろうか?
ルーの「その後」は、私たち一人ひとりの心の中にある答えによって変わってくるのかもしれませんね。
本当に、観終わった後もずっと考えさせられる、すごい映画でした,,,,.
もし、まだ観ていない方がいたら、ぜひ劇場で、あのゾクゾクする体験をしてみてください!
そして、観た方は、ぜひ「ルーのその後」、そしてあのラストシーンについて、一緒に語り合いましょう!
今回はこれで終わりにしたいと思います。
また次のブログで、熱く映画について語り合いましょう!
それでは!