2024年のM-1グランプリ決勝、令和ロマンのネタについて。
ネタの途中で髙比良くるまさんが刀を取り出す仕草をする所の
「2.5次元みたいだな」
というツッコミの意味は?
同じく「終わらせましょう」はどういう意味なんでしょうか?
令和ロマンM1決勝ネタ解説|2.5次元とは意味は?
2024年のM-1グランプリ決勝で令和ロマンが披露した漫才ネタにおける「2.5次元みたいだな」というツッコミは、主にくるまさんの演技とネタ中に登場する小道具が、漫画やアニメを原作とする舞台作品、いわゆる2.5次元舞台を彷彿とさせる演出だったことに対するものです。
詳しく解説すると、
- くるまさんは時代劇風のネタを演じていましたが、そのセリフ回しや動きが誇張された、大げさな表現になっていました。これは、2.5次元舞台で漫画やアニメのキャラクターを演じる俳優に見られる特徴です。
- ネタ中には、時代劇の時代設定ではありえない武器が登場しました。これも、2.5次元舞台で原作の世界観を表現するためによく用いられる演出です。
- これらの要素が組み合わさることで、観客に「2.5次元舞台を見ているようだ」と感じさせ、松井さんがその点をツッコミとして指摘したと考えられます。
さらに、 では、「戦国BASARA」や「戦国無双」といったゲームを例に挙げ、時代劇風でありながら現実には存在しない武器が登場する点を指摘し、2.5次元舞台との類似性を説明しています。
このように、「2.5次元みたいだな」というツッコミは、令和ロマンの漫才が、時代劇という設定と2.5次元舞台風の演出を融合させた独特な世界観を生み出していたことを示しています。
令和ロマンM1決勝ネタ解説|終わらせましょうの意味は?
令和ロマンのネタでくるまさんが放った「終わらせましょう」という言葉には、いくつかの解釈が存在し、明確な意味は断言できません。
まず、 M-1グランプリという大会全体を「終わらせる」 という意味合いが考えられます。 令和ロマンは2023年にM-1で優勝しており、2024年大会は2連覇をかけた戦いでした。2連覇という偉業を達成することで、M-1の歴史に一つの区切りをつけ、大会を「終わらせる」という強い意志を示したとも解釈できます。 1万組の漫才コンビが同じ結果であれば番組としての寿命が来てしまう、という意見も出ています。
また、 自分たちのM-1出場に「終わらせる」 という意味合いも考えられます。 令和ロマンのネタ中に「M-1来年は無いかもしれませんよ?」という発言がありました。
これは、2連覇を達成したことで、自分たちのM-1出場に区切りをつけ、今後出場することはないと宣言しているとも解釈できます。 によると、実際に優勝決定後には、松井さんが「もう出たくないです!」と言った直後にくるまさんが「もう終わろう!」と発言しています。
さらに、 漫才のつかみとして、緊張感を高める 効果を狙ったという解釈もできます。 インタビュー記事によると、くるまさん自身は決勝の緊張感の中で、スーツの肩パッドが気になったため「処理しなきゃなと思って言った」と語っています。また、「ツッコんでくれ!」と思いながら口にした言葉であるとも述べています。
これらの解釈に加え、「終わらせましょう」という言葉が持つ 漠然とした不穏さ が、令和ロマンの漫才に独特な雰囲気を与えていたと言えるでしょう。 「ラスボス」という表現や、 「他の芸人のチャンスの芽をつぶす」という意見からも、令和ロマンのネタが醸し出す独特な雰囲気が読み取れます。
このように、「終わらせましょう」という言葉は、さまざまな解釈を許容する多義的な表現であり、それが令和ロマンの漫才の深みと面白さを増幅させていると言えるでしょう。
令和ロマンM1決勝ネタ|評価・感想は?面白い?つまらない?
令和ロマンのM1決勝ネタに対する評価・感想は、賛否両論に分かれています。
面白い と評価する意見としては、
- 2.5次元ネタやタイムスリップなどの設定、伏線回収、ワードセンスなどが巧みで、技術力の高さを感じさせる
- 安定感があり、安心して見ていられる
- 大衆性を意識したネタ作りで、多くの人が共感できる部分がある
- 「終わらせましょう」というつかみが印象的で、場の空気を一気に持っていった
などが挙げられています。
一方、つまらない と評価する意見としては、
- ネタが面白くなく、笑えなかった
- 「間」が悪く、テンポも良くない
- 漫才というよりコントを見ているようだ
- レベルが低く、過去のM-1と比べて面白くない
- 令和ロマンを持ち上げすぎている
などが挙げられています。
このように、令和ロマンのネタに対する評価は、笑いの好みやM-1に求めるものによって大きく異なるようです。
審査員からの評価は高く、高得点を獲得しましたが、 一部の視聴者からは疑問の声も上がっており、 令和ロマンのM-1二連覇は、賛否両論を巻き起こしたと言えるでしょう。