■海をまもる、未来を育む。北海道の漁網から生まれた奇跡のランドセル「ランドセルリュックUMI」に熱視線！
今日のテーマは、僕が最近ググりまくって、心底感動したプロダクト。それは、北海道の漁師さんが使わなくなった廃棄漁網をアップサイクルして生まれた、その名も「ランドセルリュックUMI」！
「え、漁網がランドセルに！？」って、ちょっと想像つかないですよね？僕も最初はそう思いました。でも、このランドセルの背景にあるストーリーや、開発に込められた熱い想いを知るうちに、これは単なる学用品じゃない、もっと深い意味を持つ“未来への希望”なんだと感じたんです。
ランドセルリュックUMI｜漁師の廃棄漁網を再利用したランドセルがナニコレ珍百景
■なぜ漁網がランドセルに？驚きの開発ストーリー
ことの発端は、海洋ごみの問題提起からでした。 特に、遠洋漁業で使われる強度に優れたナイロン製の漁網は、一度海に流出してしまうと、自然に分解されることはほぼなく、海洋環境に深刻な影響を与えます。 そんな現状を憂い、業界の垣根を超えて海洋ごみの削減に取り組む一般社団法人ALLIANCE FOR THE BLUEの活動の中で、「使われなくなった漁網を何かに活かせないか」という声が上がったそうです。
そして、その声に応えたのが、なんとあの「豊岡鞄」で知られる鞄の産地、兵庫県豊岡市のメーカー、アートフィアー。 大人向けの鞄づくりで長年培ってきた技術とノウハウを活かし、子どもを持つ女性メンバーの「ランドセルを作ってみてはどうか」という提案から、「ランドセルリュックUMI」の開発がスタートしたんです。 まったく新しい挑戦だったと思いますが、そこには「子どもたちの未来のために何かできることを」という、熱い想いがあったに違いありません。
「UMI」に込められた願い。ネーミングにも注目！
このランドセル、「UMI（海）」という名前も素敵ですよね。 北海道の海で役目を終えた漁網が、形を変えて子どもたちの学びを支える。まさに、海への感謝と、未来への願いが込められていると感じます。カラーバリエーションも、「スカイ」「ブルー」「ブラック」「レッド」「ピンク」「ラベンダー」と、子どもたちが選びやすい6色が用意されているのも嬉しいポイントです。
強度、使いやすさ、そして環境への優しさ。三拍子揃ったランドセル
「漁網がランドセルになるって、耐久性はどうなの？」って思いますよね。でも心配ご無用！遠洋漁業で使われていたナイロン製の漁網は、もともと非常に高い強度を誇ります。 その丈夫な素材を活かしているからこそ、「安全、安心、使いやすく、長く使える」ランドセルに仕上がっているんです。
しかも、開発にあたっては「使いやすさを最優先」に考え、なんと100人以上の方にアンケートを実施して、現在使っているランドセルに対する様々な声を集めたそうです。 その結果を反映し、「たくさんの荷物が入る」「重くても楽に背負える」といった、毎日使う子どもたちのことを徹底的に考えた機能が満載なんです。
例えば、容量は13L、ファスナーを開けると15Lにアップ！教科書、A4フラットファイル、体操服、上履き、1.5Lの水筒、給食セットまで、ぜーんぶまとめて収納できるんです。 荷物の量に合わせて調整できる拡張ファスナーが付いているのも、本当に便利ですよね。マチが最大4cmも広がるんですよ！
ポケットの使い勝手にも、徹底的にこだわっています。 既存のランドセルのポケットは、見た目は良くても実用的ではないという意見が多かったそうですが、「ランドセルリュックUMI」は違います！タブレット専用ポケットや、鍵をなくさないポケット＋キーフック、拡張式水筒収納ポケット、中身が一目でわかるメッシュポケットなど、まさに「こんなのが欲しかった！」と思える機能が満載です。
そして、親御さんが一番気になるであろう「肩への負担」も、しっかりと考慮されています。 アートフィアーが独自に開発した特許取得済みのリュックベルト「ZeRoG fit（ゼロジーフィット）」は、体温の熱が伝わることでひとりひとりの肩にフィットしていく「HUMOFIT（ヒューモフィット）」を搭載！ これにより荷重分散効果が高まり、鞄が軽く感じられ、身体や肩への負担を軽減してくれるんです。背中部分には、復元率約96％の柔らかな素材が使われているので、背中が痛くなる心配もありません。
環境への配慮も忘れてはいません。「UMI」には、北海道厚岸町で廃棄された漁網などのリサイクル材が65％も使われているんです。 さらに、裏地にはペットボトルをリサイクルした布が使われており、全体として約6割が再生素材でできているというから驚きです！ ただ、環境への配慮を前面に押し出すのではなく、あくまで機能面やデザイン面を充実させた上での付加価値として持たせているという点も、共感できます。 SDGsを意識して商品を選ぶ人も増えていますが、まずは本質的に優れた製品であることが重要だという考え、僕も大賛成です。
あえて残した人工皮革。デザインへのこだわり
使いやすさや環境への配慮はもちろんですが、デザインも大切ですよね。「ランドセルリュックUMI」は、当初リュックサックに近い形状も検討されたそうですが、従来のランドセルと大きく異なることに抵抗があるという意見もあったため、かぶせ部分には従来のランドセルと同じ人工皮革を使用しています。 この絶妙なバランス感覚が、多くの人に受け入れられる理由なのかもしれません。まさに、従来のランドセルの良さを残しつつ、ナイロンリュックの優れた機能を取り入れた、過渡期ならではの新しい選択肢と言えるでしょう。
ランドセルリュックUMI｜開発の裏側には苦労も。それでも届けたい想い
開発は決して ????な道のりではなかったようです。 特に苦労したのが色染め。 多様な色を鮮やかに表現したいという思いがありながらも、一つの色を安定して染めるには非常に多くの工程が必要で、少量だと色むらが出てしまうため、思い通りのデザインを実現するのは簡単ではなかったそうです。
コストの高さも課題として挙げられました。 漁網を生地にするための製造に手間がかかるため、一般的な生地と比較すると、なんと3倍から4倍もの価格になるそうです。 それに加えて、使いやすさを追求した様々な機能を搭載しているため、通常の流通経路を通すと非常に高価な製品になってしまいます。
しかし、アートフィアーは、お客様と作り手の距離を短くすることで、日本製でありながら決して高くない価格設定を実現しています。 この点にも、 потребителяへの真摯な想いが感じられますね。
ランドセルリュックUMI｜使う子どもたち、そして未来へのメッセージ
アートフィアーの代表取締役、永井宜積さんは、このランドセルを使う子どもたちに、まず製品の良さを実感してほしい、そして自分が日々使っている製品が海洋環境の改善やアップサイクルに貢献していることを知ってほしいと語ります。 そして、そのことに誇りを持ってもらいたい、と。
「あの子のランドセルはこういう特徴があるんだって」「君の選択は海をきれいにしているんだよ」といった会話のきっかけになれば嬉しいとも。 まさに、子どもの頃から身近なものを通じて環境意識を育むという、深い願いが込められています。特別なことではなく、普段の行動が本人にとって誇らしいものとなり、周囲の人々にも良い影響を与えていく。そんな未来を目指しているんですね。
ランドセルだけじゃない！広がるアップサイクルの輪
アートフィアーでは、「ランドセルリュックUMI」以外にも、例えば女性向けブランド「Atelier nuu（アトリエヌウ）」で、漁網から作られたナイロンとキャンバスを組み合わせた製品を展開しています。 「chic & natural（シック＆ナチュラル）～素材に普遍美を～」というコンセプトのもと、トレンドに左右されず、長く使える製品を開発し、届けることを目指しているそうです。
「Atelier nuu」は、2025年までに使用するすべての材料を環境負荷の低い素材に統一するという高い目標を掲げており、現在すでに約94%まで達成しているというから驚きです！ 革製品においても、環境保護の厳格な国際基準に準拠した製革業者にのみ与えられるLWG（Leather Working Group）認証を受けたタンナーのレザーを使用するなど、徹底したこだわりを感じます。
消費者の選択が未来を変える
永井さんは、アートフィアーの取り組みが、消費者の選択肢を広げる一助になることを願っています。 製品を選ぶ際に、デザインや機能を重視することはもちろん大切ですが、それに加えて、生産の背景や自分の選択が未来に与える影響も、選択肢の一つとして考慮されるようになってほしいと。 そういった考え方が広がることで、消費者の選択肢がさらに豊かになる。本当にそう思います。僕たちの小さな選択一つひとつが、未来を大きく左右する力を持っているんですよね。
株式会社由利の存在も忘れてはいけない
記事を調べていく中で、豊岡市でかばんの製造会社を営む株式会社由利の存在も知りました。 由利さんも、豊岡市からの紹介で魚網の再生生地を作るプロジェクトを知り、漁業網が大量の海洋ゴミになることを改めて認識したそうです。 そして、「ランドセルリュックUMI」の製作をきっかけに、定期的にビーチクリーンもスタートさせたというから素晴らしい！ ランドセルを使う子どもたちの「海を守る心」も育んでいるんですね。
由利さんは、「日本は資源国ではないので、海外資源が入ってこなくても今あるものを使ってかばんの産業を続けていきたい。子どもの時からアップサイクルに触れることの一助になれていることを嬉しく思います」と語っています。 まさに、持続可能な社会の実現に向けた、力強いメッセージだと感じました。
まとめ：ランドセルリュックUMI｜漁師の廃棄漁網を再利用したランドセルがナニコレ珍百景
今回、「ランドセルリュックUMI」について深く調べて、本当に感動しました。廃棄されるはずだった漁網が、子どもたちの笑顔を育むランドセルとして生まれ変わる。その背景には、開発者の熱い想いと、未来への強い願いが詰まっていると感じました。
僕自身はまだ子どもを持つ身ではありませんが、もし自分の子どもが小学校に入学する時が来たら、迷わずこの「ランドセルリュックUMI」を選びたい。それは、単に機能的なランドセルだからというだけでなく、このランドセルが持つストーリー、そして環境への貢献という価値を、子どもと一緒に分かち合いたいと思うからです。
「君のランドセルは、海のゴミからできているんだよ。でも、すごく丈夫で、使いやすいんだ。そして、君がこのランドセルを使うことで、海が少しずつきれいになっていくんだ。」
そう語りかけながら、このランドセルを背負って小学校に通う我が子の姿を想像すると、今から胸が熱くなります。
「ランドセルリュックUMI」は、ただの学用品ではありません。それは、環境問題への意識を高め、持続可能な社会を考えるきっかけを与えてくれる、希望の象徴です。
もし、お子さんのランドセル選びに悩んでいる方がいたら、ぜひ一度「ランドセルリュックUMI」を検討してみてください。きっと、その魅力に引き込まれるはずです。そして、このランドセルを選ぶという行動が、未来の海を守るための一歩になることを、忘れないでください。
さあ、僕たち一人ひとりの選択が、きっと未来を変えていく。そんな希望を胸に、これからも様々な情報を発信していきますね！
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
