2024年WBSCプレミア12におけるアメリカ代表チームのメンバー構成について。
プレミア12|2024アメリカ代表メンバーは?メジャーリーガーは出ない?
■2024年WBSCプレミア12アメリカ代表チームメンバー構成
2024年WBSCプレミア12におけるアメリカ代表チームのメンバー構成は、主にマイナーリーガー、フリーエージェント、メキシカンリーグ所属の選手で構成されています。 メジャーリーガーは一人も選出されていません。
これは、プレミア12がMLB機構の主催する大会ではないため、MLB球団が選手の派遣に積極的でないことが理由です。球団としては、所属選手が国際大会で怪我をするリスクを負ってまで派遣するメリットが少ないためです。
アメリカ代表|ポジション別メンバー
以下、ポジション別のメンバーを紹介します。
投手(右投)
エリック・アドラー(Eric Adler; RHP; Chicago White Sox (AA)
サム・ベンショター(Sam Benschoter; RHP; Cincinnati Reds (AAA)
ディラン・コヴィー(Dylan Covey; RHP; Philadelphia Phillies (AAA)
ザック・グロッツ(Zac Grotz; RHP; Acereros de Monclova (MEX)
ケイシー・ローレンス(Casey Lawrence; RHP; Seattle Mariners (AAA)
アントニオ・メネンデス(Antonio Menendez; RHP; Tampa Bay Rays (AA)
ゼイン・ミルズ(Zane Mills; RHP; St. Louis Cardinals (AA)
スペンサー・パットン(Spencer Patton; RHP; Olmecas de Tabasco (MEX)
デビン・スウィート(Devin Sweet; RHP; Detroit Tigers (AAA)
オースティン・ヴァーノン(Austin Vernon; RHP; Tampa Bay Rays (AA)
トゥーキー・トゥーサン(*Touki Toussaint; RHP; Free Agent
ダン・アルタヴィラ(Dan Altavilla; RHP; Free Agent
投手(左投)
エバン・シスク(Evan Sisk; LHP; Kansas City Royals (AAA)
アンソニー・ゴース(*Anthony Gose; LHP; Free Agent
リッチ・ヒル(Rich Hill; LHP; Free Agent
捕手
ドレイク・ボールドウィン(Drake Baldwin; C; Atlanta Braves (AAA)
ウィリー・マクアイバー(Willie MacIver; C; Colorado Rockies (AAA)
クリス・オキー(*Chris Okey; C; Los Angeles Dodgers (AAA)
内野手
内野手
ティム・エルコ(Tim Elko; 1B; Chicago White Sox (AAA)
ターマー・ジョンソン(*Termarr Johnson; INF; Pittsburgh Pirates (AA)
マット・ショー(Matt Shaw; INF; Chicago Cubs (AAA)
カーソン・ウィリアムズ(Carson Williams; INF; Tampa Bay Rays (AA)
外野手
外野手
ジャスティン・クロフォード(Justin Crawford; OF; Philadelphia Phillies (AA)
コルビー・トーマス(Colby Thomas; OF; Oakland Athletics (AAA)
内・外野手
キャム・デバニー(Cam Devanney; INF/OF; Kansas City Royals (AAA)
ルーク・リッター(Luke Ritter; INF/OF; New York Mets (AAA)
チャンドラー・シンプソン(Chandler Simpson; OF; Tampa Bay Rays (AA)
ライアン・ウォード(Ryan Ward; INF/OF; Los Angeles Dodgers (AAA)
アメリカ代表|監督・コーチ
- 監督: マイク・ソーシア (元エンゼルス監督、東京五輪アメリカ代表監督)
- 一塁コーチ: ジャミル・ウィークス
プレミア12|アメリカ代表2024注目選手
アメリカ代表チームは、メジャーリーガー不在のため、若手有望株が中心のチーム構成となっています。 しかし、ベテラン選手やマイナーリーグで実績のある選手も選出されており、上位進出を狙えるだけの戦力は十分に備えているといえるでしょう。 特に注目すべき選手は以下の通りです。
- リッチ・ヒル投手: 44歳の大ベテラン左腕。 豊富な経験と多彩な変化球を武器に、相手打者を翻弄します。 今大会では、オープニングラウンドの日本戦で先発し、4回を1安打無失点に抑える好投を見せています。 スピードボールはないものの、老獪な投球術で侍ジャパン打線を苦しめました。
- スペンサー・パットン投手: 2017年から4シーズン、横浜DeNAでプレーした経験を持つ。
- カーソン・ウィリアムズ内野手: MLB公式サイトのプロスペクトランキング全体4位にランクインしている。 パワフルな打撃と強肩が持ち味の遊撃手。 将来はタンパベイ・レイズの正遊撃手として期待されています。
その他にも、将来のスター候補として、以下の選手たちに注目が集まっています。
- マット・ショー二塁手: MLB公式サイトのプロスペクトランキング全体22位。
- ジャスティン・クロフォード外野手: MLBで活躍したカール・クロフォードを父に持つ。
- ティム・エルコ一塁手: 長打力が魅力。
これらの若手選手たちが、国際大会の経験を通してどこまで成長できるかにも注目です。
プレミア12|アメリカ代表2024と日本の結果
2024年WBSCプレミア12スーパーラウンド初戦、日本はアメリカと対戦し、9対1で勝利しました。 侍ジャパンはオープニングラウンドから無傷の6連勝を記録し、大会2連覇に向けて順調な滑り出しを見せました。
試合は序盤、投手戦の様相を呈しました。侍ジャパンの先発、高橋宏斗投手は初回から3者連続三振を奪うなど、アメリカ打線を完璧に抑え込みます。 一方、アメリカの先発は、メジャー13球団を渡り歩いた44歳のベテラン左腕、リッチ・ヒル投手。 ヒル投手はスピードボールこそないものの、多彩な変化球と老獪な投球術で侍ジャパン打線を翻弄し、4回を1安打無失点に抑えました。
試合が動いたのは5回裏。 1対1の同点で迎えたこの回、2死一、三塁のチャンスで、小園海斗内野手が右翼線へ勝ち越しとなる2点三塁打を放ちます。 さらに7回には、1死一、二塁の場面で小園選手が右中間スタンドへ3ランホームランを叩き込み、リードを6点に広げます。 8回にも小園選手は2ランホームランを放ち、この試合2本塁打7打点の大活躍。 プロが参加した主要国際大会(WBC、五輪、プレミア12)における1試合7打点は日本選手史上最多記録です。
侍ジャパンは、小園選手の活躍もあり、9対1でアメリカに快勝。 これで国際大会25連勝となり、大会2連覇へ大きく前進しました。 井端監督は試合後、「いいスタートを切ることができた。明日以降も期待してほしい」と語り、ファンの声援に応えました。
一方、アメリカ代表チームは、メジャーリーガー不在ということもあり、若手選手中心のチーム構成でした。 特に注目されたのは、MLB公式サイトのプロスペクトランキング全体4位にランクインしているカーソン・ウィリアムズ内野手。 ウィリアムズ選手は、パワフルな打撃と強肩が持ち味の遊撃手で、将来はタンパベイ・レイズの正遊撃手として期待されています。
■試合結果詳細
- スコア: 日本 9 – 1 アメリカ
- 勝利投手: 高橋宏斗
- 敗戦投手: リッチ・ヒル
- 本塁打: 小園海斗 2本 (日本)
■注目ポイント
- 小園海斗選手の2本塁打を含む3安打7打点の大活躍
- 高橋宏斗投手の好投
- リッチ・ヒル投手の老獪な投球術
- カーソン・ウィリアムズ内野手の今後の活躍に期待
まとめ:プレミア12|2024アメリカ代表メンバーはメジャーリーガーは出ない?
アメリカ代表チームは、メジャーリーガー不在のため、若手有望株中心のチーム構成となっています。 しかし、ベテラン選手やマイナーリーグで実績のある選手も選出されており、上位進出を狙えるだけの戦力は十分に備えていると言えるでしょう。
■アメリカ代表|注目選手
- リッチ・ヒル: 44歳の大ベテラン左腕。今大会ではオープニングラウンド2試合に先発し、防御率0.00と抜群の安定感を誇っています。
- スペンサー・パットン: 元DeNA所属の投手。
- カーソン・ウィリアムズ: MLB公式サイトのプロスペクトランキング全体4位にランクインしている、期待の若手遊撃手。