+1(866)から始まる電話番号について。
2024年頃から+1(866)から始まる国際電話番号からの詐欺電話が急増しているので注意が必要です。
+1(866)から始まる電話番号|国際電話の詐欺に注意!
+1(866)から始まる国際電話番号からの電話は、アメリカの国際番号 +1 を利用した詐欺電話である可能性が高いです。
最近では、詐欺グループが警察の対策を回避するために、従来のIP電話に代わり国際電話を悪用するケースが増加しています。
+1(866)から始まる電話番号の特徴
- 実在する企業や機関を装う:NTTファイナンス、警察、総務省など、信頼できる組織を名乗ることで、相手を信じ込ませようとするケースが多いです。
- 自動音声ガイダンス:電話に出ると、自動音声で「料金未納」や「訴訟」などを告げ、特定の番号を押すように誘導します。
- 個人情報の聞き出し:番号を押すとオペレーターに繋がり、名前や生年月日などの個人情報を聞き出そうとします。
- 金銭の要求:未納料金や和解金などの名目で、金銭を要求してきます。
- 折り返すと高額な通話料金が発生する可能性:詐欺グループは、折り返し電話をかけてきた相手に高額な国際通話料金を請求することを狙っているケースもあります。
具体的な手口の例
- 「サイト利用料金が1年間未納。詳細を聞くには『1』を押して」と自動音声で案内し、番号を押すと電話事業者を名乗る男が登場。「今日中に支払わないと民事訴訟を考えている」などと脅し、電子マネーの購入を指示する。
- 「NTTファイナンスです。料金の未納があるので電話が利用停止となります。オペレーターに繋ぐ場合は2番を押してください。」などと自動音声で案内し、ボタンを押すと相手から名前と生年月日を聞き出し、「1年分のサイトの未払いがある。支払わなければ裁判所に申し立てると支払いを要求する。
+1(866)から始まる電話番号|国際電話の詐欺対策
- 知らない国際電話番号には出ない、かけ直さない:特に +1 から始まる番号は要注意です。
- 着信拒否設定をする:固定電話の場合、NTTの「国際電話不取扱受付センター」に申し込むことで、国際電話の発着信を休止できます。 スマートフォンは個別に設定が可能です。
- セキュリティ対策ソフトを導入する:迷惑メールに含まれるマルウェアやウイルスをブロックすることができます。
- 家族や友人に相談する:詐欺かどうか判断できない場合は、一人で悩まずに周りの人に相談しましょう。
- 警察や消費生活センターに相談する:不審な電話を受けた場合は、警察や消費生活センターに相談しましょう。
+1(866)の番号は北米方面のアメリカやカナダで使用されている局番ですが、発信者番号は偽装されている可能性もあるため、注意が必要です。 電話番号のみでクレジットカード情報などが盗まれることはありませんが、「この番号は生きている」という情報を与えてしまう可能性はあります。
心当たりのない国際電話には、くれぐれも注意し、怪しいと思ったらすぐに電話を切りましょう。
+1(866)から始まる電話番号|詐欺電話を見分けるためのポイント
現代社会において、詐欺電話は巧妙化しており、誰もが被害に遭う可能性があります。 大切なのは、詐欺電話の特徴を理解し、警戒心を高く持つことです。
不審な電話番号には注意!
- + (プラス) から始まる国際電話番号:
- から始まる番号は国際電話であり、海外からの着信であることを示します。 日本の国番号は +81 で、それ以外の + で始まる番号は海外からの電話です。 身に覚えのない国際電話番号からの着信には、出ない、かけ直さないようにしましょう。 特に「+1」から始まる番号は、アメリカやカナダの番号ですが、最近は詐欺に悪用されるケースが増えています。 「+1(866)」から始まる番号は、在日中国人を狙った詐欺電話として悪用されているケースが多いようです。
- 見慣れない国内の電話番号:
固定電話、携帯電話に関わらず、見慣れない番号からの着信は警戒が必要です。 特に、市外局番や携帯電話会社の事業者番号が普段見慣れないものである場合は注意が必要です。 固定電話の場合、非通知着信も警戒が必要です。 - 表示名と番号が一致しない:
着信時に表示される名前と電話番号が一致しない場合は、詐欺電話の可能性があります。 例えば、NTT を名乗っているにも関わらず、表示されている番号が NTT の公式番号と異なる場合は、疑った方が良いでしょう。
電話の内容にも注意!
- 「料金未納」を名目とした電話:
NTTファイナンスや携帯電話会社など、実在する企業を装い、「料金の未納がある」「サービスが停止する」などと電話をかけてくるケースは、詐欺電話である可能性が高いです。 - 「裁判所への申し立て」をちらつかせる:
支払いを急がせるために、「裁判所へ申し立てをする」などと脅迫してくるケースもあります。 裁判所が直接電話で連絡してくることは通常ありません。 - 個人情報を聞き出そうとする:
オペレーターに繋ぐよう誘導し、名前や生年月日、住所、クレジットカード番号などを聞き出そうとするケースもあります。 重要な個人情報は、電話で安易に伝えないようにしましょう。 - 「おいしい話」を持ちかける:
当選詐欺や投資詐欺など、うまい話を持ちかけて金銭を騙し取ろうとするケースも後を絶ちません。 甘い言葉にはくれぐれも注意が必要です。
その他のポイント:
- 自動音声ガイダンス:
詐欺電話は、人件費を削減するため、自動音声ガイダンスを利用していることが多いです。 自動音声の指示に従わず、すぐに電話を切ることが大切です。 - 中国語を話す相手:
在日中国人を狙った詐欺電話の場合、中国語を話す相手が出てくることがあります。 中国語が理解できない場合は、すぐに電話を切りましょう。
+1(866)から始まる電話番号|国際電話詐欺の具体的事例
1. 架空料金請求詐欺
- 事例1:NTTファイナンスを装った詐欺
+1 から始まる国際電話番号から電話がかかってきて、「NTTファイナンスです。料金の未納があるので電話が利用停止となります。オペレーターに繋ぐ場合は2番を押してください。」などと、自動音声で未納料金の支払いを要求するケースが報告されています。 このケースでは、ボタンを押すとオペレーターに繋がり、名前や生年月日を聞かれた後、1年分のサイト利用料金の未払いを理由に支払いを要求されます。 支払わなければ裁判所に申し立てると脅されることもあります。 - 事例2:サイト利用料金の未払い
+1(866)838-9231 という番号から同様の電話がかかってきたという報告があります。 この番号は、多くの場所に電話をかけまくっているようで、無視するのが適切です。 - 事例3:29万円のサイト料金未納を請求
東京都に住む40代女性が、「NTTファイナンス」を名乗る男性から国際電話を受けました。 電話の内容は「サイト料金29万円が未納」というもので、コンビニで電子マネーを購入するよう指示されました。 女性は不安になり20万円分の電子マネーを購入しましたが、さらに10万円分を購入しようとした際に店員に詐欺だと気づかされました。
2. 国際ワン切り詐欺
- 事例:+1 (866) から始まる番号からの着信
+1 (866) から始まる番号から、ワン切りと思われる着信があったという報告があります。 この番号に折り返し電話をかけると、高額な国際電話料金を請求される可能性があります。 発信者は、相手が折り返し電話をかけてくることを期待して、わざとワン切りしていると考えられます。
3. 中国大使館員などを装った詐欺
- 事例:中国語の自動音声ガイダンスからの詐欺
中国大使館員や公安局員を名乗る人物から、中国語の自動音声ガイダンスが流れる国際電話がかかってきたという事例があります。 電話を受けた女性は「犯罪行為をした」などと脅迫され、411万円を騙し取られました。
4. サポート詐欺
- 事例:偽の警告画面からの詐欺
インターネット閲覧中に「ウイルスが検出された」など偽の警告が表示され、画面に表示されたサポート番号に電話をかけると、偽のオペレーターからサポートを受ける代わりに金銭を要求されるという事例があります。 警告画面に表示される番号には、日本から国際電話をかける際に電話番号の頭につける「010」が使われている場合があり、一見フリーダイヤルのように見えるため注意が必要です。 東京都内に住む50代男性は、この手口で現金約49万円とプリペイドカード約60万円分を騙し取られました。
これらの事例はほんの一部であり、詐欺師は常に新しい手口を編み出しています。 国際電話からの着信には常に注意し、不審な電話には出ない、折り返さないことを徹底しましょう。
まとめ:+1(866)から始まる電話番号|国際電話の詐欺に注意!
+1(866)から始まる国際電話番号からの電話は、詐欺電話である可能性が非常に高いです。 アメリカやカナダで使用されている番号ですが、在日中国人を狙った詐欺電話として悪用されているケースが多いようです。
詐欺の主な目的は金銭を騙し取ることであり、以下のような手口が報告されています。
- 架空料金請求詐欺:
- NTTファイナンスなどの実在する企業を装い、「サイト料金が未納」「サービスが停止する」などと電話をかけてくる。
- 裁判所への申し立てをちらつかせて支払いを要求するケースもある。
- 国際ワン切り詐欺:
- 一回だけ着信させて切断し、折り返し電話を誘導する。
- 折り返すと高額な国際電話料金が発生する。
- 個人情報の搾取:
- オペレーターに繋ぐよう誘導し、名前や生年月日を聞き出す。
- 入手した個人情報は、さらなる詐欺や犯罪に悪用される可能性がある。
+1(866)から始まる国際電話番号からの着信があった場合:
- 絶対に電話に出ない
- 折り返し電話をしない
- 着信拒否設定をする
- 不審な場合は警察や消費者センターに相談する
その他、詐欺電話から身を守るためのポイント:
- 不審な国際電話には出ないことを徹底する。
- 海外に友人・知人・仕事上の関係者がいれば、事前に電話番号を登録しておく。
- 携帯電話会社が提供する国際電話着信拒否サービスを利用する。
- 迷惑電話を着信拒否できるアプリを導入する。
「美味しい話」は存在しない
日本国内で普通に生活している人が、海外から突然国際電話で「美味しい話」を持ちかけられることはまずありません。 甘い言葉にはくれぐれも注意し、安易に信用しないことが大切です。