推しの子のツクヨミについて
漫画「推しの子」の謎の少女、ツクヨミの正体を考察しています。
ツクヨミが前世の記憶を持つ転生者、あるいは神様である可能性を、日本神話の月讀命や八咫烏などとの関連から詳しく分析しています。
ツクヨミ(推しの子)考察|正体はカラス?初登場・登場回は?
漫画『【推しの子】』に登場する謎多き少女、ツクヨミ。その正体は一体何者なのでしょうか?今回は、ツクヨミの正体、初登場シーン、登場回について考察していきます。
ツクヨミとは?
ツクヨミは、星野アクアと星野ルビーの前に現れる謎の少女です。常に黒いドレスを身に纏い、多数のカラスを従えています。年齢は4~5歳程度の外見ですが、年齢不相応な発言や行動で読者を翻弄します。
ツクヨミは、アクアとルビーが転生者であることや、星野アイの死の真相など、作中の重要人物しか知り得ない情報を把握しています。 その言動は、アクアとルビーを導いているようにも、翻弄しているようにも見えます。
推しの子|ツクヨミの正体はカラス?
ツクヨミの正体については、様々な考察がされていますが、最も有力な説は「カラスの転生説」です。
- 145話で、ツクヨミは生前のゴローとさりなに助けられたカラスであったことが明らかになりました。
- ツクヨミは、さりなが亡くなるまで彼女のことを気にかけており、お見舞いに紅葉を置いたりしていました。
- カラスとしての寿命を終えた後、現在の姿に転生したと考えられています。
推しの子|ツクヨミの初登場シーン
ツクヨミの初登場シーンは、8巻75話のラストです。 アクアとルビーの出生の地である高千穂で、カラスが飛び交う木の傍にたたずむ姿が描かれています。このシーンでは、まるで2人の転生に自身が関わっていたかのような意味深な発言をしています。
ツクヨミの登場回
ツクヨミは、単行本8巻から登場しています。 主な登場回は以下の通りです。
- 8巻75話: 初登場シーン。アクアとあかねが高千穂を訪れた際に登場。
- 8巻79話: ルビーがゴローの遺体を見つけた際に登場。アイとゴローの死の真相について語る。
- 12巻118話: アクアの前に現れ、アイの魂がもう存在しないことを告げる。
- 13巻123話: アクアとルビーが仲直りした際に登場。「悪手」という発言で2人を翻弄する。
- 13巻127話: アクアに映画の子役を依頼される。
- 13巻128話: 映画の子役として「ツクヨミ」という芸名で出演。
- 144話: ルビーに煽られて半ギレする。
- 145話: 映画の撮影でアクアとルビーの幼少期を演じる。前世がカラスであったことが明かされる。
推しの子|ツクヨミの謎
ツクヨミの正体がカラスの転生であることは明らかになりましたが、まだまだ謎は残されています。
- なぜカラスの姿から人間の姿に転生できたのか?
- ツクヨミは本当に「神」なのか?
- ツクヨミは今後、物語にどのように関わっていくのか?
ツクヨミの謎が解き明かされる時、物語は大きく動き出すかもしれません。今後の展開に注目です。
まとめ:ツクヨミ(推しの子)考察|正体はカラス?初登場・登場回は?
漫画『【推しの子】』に登場する謎の少女・ツクヨミは常にカラスを従え、星野アクアと星野ルビーの転生について何か知っているような素振りを見せます。初登場時は、アクアとルビーの前世であるゴローとさりなが暮らしていた高千穂に姿を現しました。
■外見と性格
ツクヨミは4?5歳程度の外見で、ロングヘアーが特徴です。常に黒いドレスを着用し、多数のカラスを従えているため、不穏な雰囲気をまとっています。アクアからは「疫病神」と呼ばれています。
- 物事の核心をつくような言動を取り、アクアとルビーに助言を与えることもあります。
- プライドが高く、挑発に乗せられるなど子供っぽい一面も持ち合わせています。
■ツクヨミの正体
ツクヨミの正体は、145話で明らかになりました。彼女は、ゴローとさりなに助けられたカラスの転生体です。
- カラスだった頃は、鳥よけネットに引っかかって怪我をしていたところをさりなに発見され、ゴローに治療してもらいました。
- その後、さりなが亡くなるまで彼女を見守り続けました。
- カラスとしての寿命を終えた後、人間に転生したと考えられます。
■ツクヨミの正体に関する考察
ツクヨミの正体については、様々な説が挙げられています。
- ヤタガラス説: ヤタガラスは日本神話に登場する導きの神です。ツクヨミがアクアとルビーに助言を与え導いていることから、この説が有力視されています。
- カラスの転生説: ツクヨミ自身が「母から産み落とされた」と発言していることから、転生説も有力です。
- アメノウズメノミコト説: アメノウズメノミコトは芸能の神様です。『推しの子』が芸能界を舞台としていることから、この説も考えられています。
- ツクヨミノミコト説: ツクヨミは作中で自身を「ツクヨミ」と名乗っています。ツクヨミノミコトは月の神であり、作中にも月に関する描写があることから、この説も可能性として考えられます。
■ツクヨミの目的
ツクヨミは、ゴローとさりなの幸せを願っており、アクアとルビーが幸せになることを望んでいるようです。
- ルビーにゴローの遺体を見せたのは、ゴローがすでに亡くなっていることを理解させ、アクアと結ばれる未来を望んだからだと考えられます。
- アクアに「悪手だ」と言ったのは、ルビーへの気持ちが露呈することで、アクアが復讐に囚われることを危惧したからでしょう。