漫画「【推しの子】」最終巻(16巻)の書き下ろし特典について
【推しの子】は嘘と真実が交錯する芸能界を舞台に、転生した少年少女がアイドルの母の死の真相を追うサスペンス作品。
愛と復讐、そして成長を描く、アイドルの世界の裏側を赤裸々に描いた衝撃作でしたが、最終巻(16巻)の書き下ろし特典で明かされた「とある真相」とは？
推しの子 最終巻(16巻)書き下ろし特典「とある真相」とは？
漫画「【推しの子】」は転生、アイドル、サスペンス、復讐…様々な要素が複雑に絡み合う、予測不能の展開に目が離せない話題作！
母親を殺した犯人を探す少年と、トップアイドルを目指す少女– 2人の運命が交錯する、芸能界サスペンス作品でしたが、最終巻(16巻)の書き下ろし特典で明かされた「とある真相」とは「【推しの子】」というマンガタイトルに含まれる「【】」についての示唆でした。
結論から言うと、【】は5ｃｈなどでネット掲示板で良くみられるスレタイからの引用したものだったということ。
ネット掲示板では特定の話題のものとかにタイトル付ける時に
・【コジプロ】デスストランディング Part130【PS4/PS5】
・【速報】2024年流行語大賞
・【朗報】ハンターハンター連載再開！
みたいに【】でちょっとしたタグみたいに使うんですが
【推しの子】もそれからとったものだった…っていうただそれだけ
書き下ろしでネット掲示板が映って
・【推しの子】好きな芸能人について語る
というタイトルがピックアップされていました。
推しの子 最終巻(16巻)書き下ろし特典｜未解決の真相・伏線
漫画「【推しの子】」本編では、様々な伏線が未解決のまま幕を下ろすことになりました。
最終巻(16巻)の書き下ろし特典ではそうした伏線の真相が明らかになるのでは？と期待されていましたが、具体的に未解決の真相・伏線には次のようなものがあります。
■主要人物に関する謎
- ツクヨミの正体: 物語中盤から登場する謎の少女、ツクヨミの正体は最後まで明かされませんでした。アクアとルビーの転生について何か知っているような素振りを見せますが、その目的や能力、背景は不明のままです。 一部の読者は、ツクヨミが運命を操る神のような存在、あるいはアクアとルビーを見守る何者かの化身であると推測しています。
- ゴローとさりなの転生の理由: なぜゴローとさりなは転生し、再び出会う運命になったのか、明確な説明はありません。 ゴローがアイを救えなかったという未練、さりながスターになりたいという夢が転生に関係しているという考察もありますが、転生の仕組み自体が謎に包まれています。
- アイが残したビデオメッセージの内容: アイがアクアとルビーそれぞれに宛てたビデオメッセージの内容は、アクアへのメッセージの一部を除いて明かされませんでした。 特にルビーへのメッセージは、彼女の夢を支える重要な内容が含まれていると推測されますが、その詳細は不明です。 読者の中には、ビデオメッセージが希望と愛に満ちた内容であると期待する声がある一方で、作者が意図的に詳細を伏せたことで、読者に解釈の余地を与えたと考える意見もあります。
■物語全体に関わる謎
- カミキヒカルの計画の全貌: アイとゴローを死に陥れた黒幕であるカミキヒカルの計画の全貌は、最終回まで完全には明かされませんでした。 彼の具体的な動機や目的、アイとアクアに与えた影響の全容が不明瞭なため、読者からは物語に未完結感が残ったという意見が出ています。
■その他
上記以外にも、作中には回収されていない伏線や謎めいた描写が数多く存在します。
- 序盤のインタビューの意味: 主要キャラのインタビューシーンは、物語に大きな意味を持つとされていましたが、その役割は明確にされませんでした。 特にあかねのインタビューだけがなかった理由も、謎のままです。
- ゴローと片寄ゆらの死の動機: ゴローと片寄ゆらを殺害した犯人は判明しましたが、その動機は曖昧なままです。 特に片寄ゆらが殺された理由は、作中で明確に説明されていません。
- 「自分が神だと気づいていない神」: ツクヨミが作中で語った「自分が神だと気づいていない神」とは誰なのか、具体的な説明はありませんでした。
- 「あんたの推しの子になってやる」: 有馬かなが作中で放ったこのセリフの意味は、最終的にどうなるのか、明確な答えはありませんでした。
これらの未解決の伏線や謎は、読者に多くの疑問を残すと同時に、作品に対する考察を深める余地を与えています。
最終巻の書き下ろしエピソードや今後の展開によって、これらの謎が明らかになることを期待する声も多いようです。
推しの子 最終巻(16巻)あらすじネタバレ
【推しの子】の最終回は、主人公・アクアの死によって幕を閉じます。 これは、多くの読者にとって衝撃的な結末であり、SNS上でも賛否両論が巻き起こりました。
アクアの死とルビーの覚醒
アクアは、母親であるアイを殺害した真犯人・カミキヒカルへの復讐を果たそうとしますが、その過程で自身も命を落とします。 彼はルビーを守るため、そしてカミキを確実に罪に落とすため、自ら犠牲になる道を選びました。
アクアの死は、双子の妹であるルビーに大きな影響を与えます。 最初は深い悲しみに暮れていたルビーですが、最終的には立ち直り、アイドル活動を再開します。 そして、彼女は母親であるアイを超える、「究極のアイドル」へと成長していくのです。
賛否両論の理由
最終回に対する批判的な意見としては、以下の点が挙げられます。
- アクアの死が唐突: アクアが死ぬ必然性を感じられず、唐突な展開に戸惑った読者も多いようです。
- 未回収の伏線が多い: ツクヨミの正体や転生の理由など、作中で提示された多くの謎が未解決のまま終わってしまったことに対する不満が多く見られました。
- 登場人物が報われない: アクアが死んだことで、ルビーをはじめとする登場人物たちが幸せになれない結末に、納得できない読者もいるようです。
一方で、最終回を肯定的に評価する意見としては、以下の点が挙げられます。
- 芸能界の闇を描き切った: 本作は、華やかなアイドルの裏側にある厳しい現実を赤裸々に描き出し、読者に深い印象を与えました。
- ルビーの成長: アクアの死という悲劇を乗り越え、真のアイドルへと成長していくルビーの姿に、感動した読者も少なくないようです。
- 未解決の謎が考察を深める: すべての謎が明かされないことで、読者自身の解釈や想像の余地が残され、作品に対する考察が深まったという意見もあります。
まとめ：推しの子 最終巻(16巻)書き下ろし特典「とある真相」とは？
【推しの子】の最終回は、確かに賛否両論を巻き起こす結末でした。 しかし、未回収の伏線や謎が多い点は、必ずしも欠点とは言えません。
読者に想像の余地を与えることで、作品の世界をさらに広げ、長く記憶に残る作品になったとも言えます。
また、アクアの死という悲劇的な展開は、ルビーの成長を際立たせるための重要な要素でした。 ルビーは、兄の死という大きな試練を乗り越え、真のアイドルとしての道を歩み始めます。 このような、苦難を乗り越えて成長していく姿は、多くの読者の心を強く打つものがあるでしょう。
商業的な視点から見ても、【推しの子】は大きな成功を収めた作品です。 最終回に対する批判的な意見も、裏を返せば、それだけ多くの人々が作品に深く関心を寄せていることの証明と言えるでしょう。
