TikTokでよく流れてるヌプシニキについて。
「ヌプシニキ」の「ニキ」は「兄貴(アニキ)」を略したネットスラングだとみられますが、「ヌプシ」はどういう意味なんでしょうか?
ヌプシニキ(TikTok)wiki|ヌプシの意味は?
TikTokでよく流れているヌプシニキのヌプシは、ザ・ノース・フェイスというブランドが出している冬用のジャケットのことに由来しているとみられます。
ヌプシは、ヒマラヤ山脈にあるエベレストの南西に位置する山「ヌプツェ」から名付けられました。
ヌプツェはチベット語で「ヌプ=西、ツェ=峰」という意味で、エベレストの西峰という意味です。
ヌプツェ(ヌプシ)とは?
ヒマラヤ山脈のエベレストの南西に連なる山脈の主峰のヌプツェI(標高7,861m)の他に、ヌプツェII(標高7,827m)やヌプツェ・シャールI峰(標高7,804m)など、7つの峰が東西に連なります。
ヌプツェは登山家にとっても挑戦的な山として知られています。 1961年5月16日、イギリスの遠征隊によって初登頂が達成されました。 しかし、2017年には、有名な登山家ウーリー・ステックがヌプツェ登頂中に滑落死する事故も発生しています。
ヌプシジャケットとは?ヌプシニキ(TikTok)元ネタ・由来
ヌプシジャケットは、1992年にザ・ノース・フェイスから発売された、冬用の高機能ダウンジャケットです。 ヒマラヤ山脈にあるエベレストの南西に位置する山「ヌプツェ」から名付けられました。 ヌプツェはチベット語で「ヌプ=西、ツェ=峰」という意味で、エベレストの西峰を意味します。
ヌプシジャケットは、過酷な環境に対応できるよう開発されたエクスペディションシステムの成果の一つとして誕生しました。 当初は登山家から支持されていましたが、1990年代半ばにはアメリカのヒップホップアーティストが着用したことでストリートファッションとしても人気が高まり、 2000年代には日本でも広く普及しました。
ヌプシジャケットの特徴は、以下の点が挙げられます。
- 優れた保温性: デスゾーン(標高8,000m以上の高所)を想定したマウンテニアリング用ウェアとして開発されたため、極寒の環境でも高い保温性を発揮します。
- シンプルでスタイリッシュなデザイン: フードを襟に収納できるビルトインフードや、肩と身頃のカラーが切り替えられたデザインなど、機能性とデザイン性を両立しています。
- 耐久性: 肩部分には摩耗に強いタフタナイロン、身頃にははっ水加工を施したリップストップナイロンを採用するなど、素材にもこだわっています。
- 動きやすさ: レイヤリングを前提とした比較的丈の短いシルエットのため、動きやすく、様々なシーンで着用できます。
- 環境への配慮: 2018年からはリサイクル素材を使用し、2022年には環境負荷を低減するため生地の染色を省略したモデルも発売されました。
このように、ヌプシジャケットは機能性・デザイン性・環境への配慮を兼ね備えた、ザ・ノース・フェイスを代表するアイテムです。 30年以上経った現在でも、その人気は衰えることなく、多くの人々に愛され続けています。
まとめ:ヌプシニキ(TikTok)wiki|ヌプシの意味は?元ネタ・由来は?
ヌプシニキとは、ノースフェイスのヌプシジャケットを着た親しみやすいアニキのような人物を指す言葉としてTikTokで使われています。
ヌプシジャケットは1992年に発売され、登山や探検などの過酷な環境に対応できるよう開発された高機能な防寒着です。 発売当初は登山家から支持されていましたが、1990年代半ばにはアメリカのヒップホップアーティストが着用したことで、ストリートファッションとしても人気が高まりました。
日本では2000年代に人気ブランド「SWAGGER」が着用したことをきっかけに、ストリートシーンに広まりました。
ヌプシジャケットの特徴としては、保温性が高いだけでなく、フードを襟に収納できる、シンプルでスタイリッシュなデザインなどが挙げられます。
そのため、アウトドアシーンだけでなく、タウンユースとしても人気があります。