皆さん、こんにちは!
僕も毎日野球を楽しみにしている一人なんですが、今年の東京ヤクルトスワローズの戦いぶりを見て、少し心配になっている方も多いんじゃないでしょうか。
昨年、一昨年と5位に終わりましたけど、今年はそれ以上に苦しい戦いが続いているように感じますよね。
正直、「なぜこんなに弱いんだろう…」って、僕も同じ気持ちです。
そこで今回は、皆さんと一緒に、今のヤクルトがなぜ低迷しているのか、その理由について、僕なりに考えてみたいと思います。
東京ヤクルトスワローズ2025なぜ弱い?主力の怪我が止まらない…これが一番の原因かも
まず、真っ先に挙げられるのが、やっぱり怪我人の多さですよね。
今年のヤクルトは、まるで「ヤ戦病院」みたいだって言われるくらい、本当にたくさんの選手が怪我で戦列を離れています。
特に痛いのが、バッター陣の中心選手たちです。
オリンピックでも活躍した塩見選手、国際大会でも日本の主軸を担った村上選手、去年の最多安打である長岡選手、俊足が持ち味の丸山選手。
そして、かつての中心選手である山田選手も、怪我や不調に苦しんでいます。
これ、想像してみてください。
1番センター、2番ショート、4番サードのような、チームの核となる選手が何人も同時に抜けている状態なんです。
他のチームでも、上位打線の3人くらいと、良い先発投手が1人か2人抜けただけで、かなり苦しくなると思います。
ヤクルトはそれ以上の状況に陥ってしまっているんですね。
調子が上がってきたと思ったら、また怪我で離脱。
これだと、監督もスタメンを固定するのが本当に難しいと思います。
いくら他の選手が頑張っても、チーム全体の攻撃力が下がってしまうのは避けられません。
東京ヤクルトスワローズ長年の課題、投手陣の弱体化
ヤクルトの弱さの原因として、よく言われるのが投手力の問題です。
これはもう、連覇した時ですら、規定投球回に達したのは小川投手一人だけでした。
二桁勝利を挙げたのも小川投手だけだったんです。
最初の優勝の時は、二桁勝ったピッチャーがいなかったくらいです。
神宮球場がホームランが出やすい球場であることもあって、投手の成績は他球団に比べて見劣りしがちなんですよね。
だから、近年はドラフト会議でもピッチャーを優先的に指名する傾向が続いています。
でも、その投手陣も、今はかなり苦しい状況です。
開幕投手の奥川投手や、WBCにも出場した高橋奎二投手 といった、先発の軸になるはずの選手たちが怪我や不調に。
奥川投手も、もししっかり治せていたら、今頃はチームを支えるピッチャーになっていたかもしれません。
リリーフ陣も、ここ数年ブルペンを支えてきた清水投手が勤続疲労なのか、開幕直後から不安定なピッチングが続いています。
一時期は石山投手が抑えに戻りましたが、彼も打たれるようになり、絶対的守護神だったマクガフ投手もチームを離れています。
安定しているのは木澤投手くらいで、試合終盤の勝ちパターンをどう構築するかが定まっていない状態です。
チーム防御率を見ても、リーグでダントツの最下位なんです。
これだけ投手陣が苦しいと、打線がいくら頑張っても勝ちきれない試合が増えてしまいますよね。
東京ヤクルトスワローズあの強力打線はどこへ? バットが湿っている現状
かつては「打ち勝つチーム」として、相手に恐れられていたヤクルト打線。
連覇できたのも、村上選手、山田選手 に加えて、オスナ選手、サンタナ選手といった助っ人外国人選手が加わって打線に厚みが出たことが最大の理由だったと思います。
塩見選手が塁に出て、青木選手が繋ぎ、山田選手、村上選手と続き、その後ろにオスナ選手とサンタナ選手がいる。
この流れが本当に強力で、村上選手以外にも気を抜けない打線になっていました。
村上選手自身も、三冠王を取るなど、神がかり的な活躍をしていましたよね。
でも、今はその打線も本来の力を発揮できていません。
主力の怪我が響いているのはもちろんですが、山田選手は成績をかなり落としていますし、長岡選手も今年はイマイチです。
最近はよく打っていた村上選手とオスナ選手も、少し調子を落としているようです。
これでは、自慢の打線がなかなか火を吹きません。
投手が弱いのに、打線もカバーできていない。
これが今のヤクルトの苦しさなんです。
東京ヤクルトスワローズ2025なぜ弱い?育たない若手と、ドラフト・編成の問題
野手の主力がこれだけ怪我や不調で離脱しているのに、新しい戦力がなかなか台頭してこない。
これも大きな問題だと感じています。
ここ数年のドラフトで投手に偏重した結果、野手の補強が後手に回ってしまっている。
2018年以降、7年連続で投手を1位で指名しているんですよ。
その間、主力の野手として定着したのは長岡選手くらい。
他の野手はなかなか一軍でアピールできていない状況です。
育成契約から支配下登録された橋本選手のように、二軍でもキャッチャーが足りなくなるような状況も生まれています。
一部の飛び抜けた選手に頼るチームになってしまい、その選手たちが抜けた途端にチーム力がガクッと下がってしまう。
若手選手の育成という面で、課題があるのは間違いないと思います。
東京ヤクルトスワローズ慣れが生じている? 采配への疑問も
監督を務める高津監督は、今年で6年目になります。
これは今のプロ野球の監督の中では一番長い期間なんです。
こうなってくると、チームの中に「慣れ」が生じてしまうんじゃないかという声も聞かれます。
ある元ヤクルトの方の話だと、監督が変わった最初の頃は、選手も監督の考え方を敏感に察知してアピールしようとするけど、何年か経つと選手も慣れてくるし、監督の方も言葉にしなくなることがある、と。
これがチームの停滞につながることもあるのかもしれません。
采配についても、少し気になる点があります。
例えば、データから見ると疑問に感じるような采配。
先発投手が早く降板してリリーフに負担がかかっているのに、まだ球数も少ない先発を代えてしまったり。
相手のバッターとの相性を考えると、もっと別のピッチャーが適切なのではないか、という場面も見られます。
また、攻撃面でも、データでは得点確率が下がると言われているバントを繰り返すような、少し保守的な采配が見られることもあります。
それに、ベテラン選手を過度に使い続けるあまり、若手にチャンスが回ってこない。
山田選手や中村選手も、打率が1割台と苦しんでいても、二軍で調整するような措置が取られていない。
これでは、若手選手が経験を積む機会を失ってしまい、下からの突き上げによる競争も生まれません。
この悪循環から抜け出さないと、チームの世代交代もうまくいかず、優勝は遠ざかってしまうんじゃないかと心配になります。
東京ヤクルトスワローズ連覇から低迷へ…ヤクルトの周期性?
ヤクルトって、不思議なチームなんですよね。
ここ10年以上、「ピンかパー」みたいな成績を繰り返しているんです。
最下位になった翌年に優勝したり、優勝の翌年に順位が急降下したり。
今年の低迷も、もしかしたらこのヤクルト特有の「周期」にハマってしまったのかもしれません。
連覇できた時は、本当に投打の歯車がかみ合っていました。
エース級はいなくても、小川投手やサイスニード投手、原樹理投手などがそこそこのピッチングをして、打線が点を取る。
そして、田口投手、清水投手、マクガフ投手という安定したリリーフ陣がリードを守り切る強さがありました。
これが、マクガフ投手の退団や、清水投手の不調、奥川投手の長期離脱、山田選手の成績低下、塩見選手の怪我といった要因で崩れてしまった。
まさに、「打ち勝つチームが打ち勝てなくなった」。
これが今の状況を端的に表していると思います。
東京ヤクルトスワローズこれから、そして未来へ
怪我人が戻ってくれば、少しはチーム状況も上向くという期待はあります。
村上選手や長岡選手が夏頃に戻ってくれば、打線に厚みが増すはずです。
でも、それだけで劇的に良くなるかというと、正直、難しいかもしれません。
なぜなら、根本的な投手力の課題や、若手の育成不足、チームの体制といった問題が残っているからです。
今のヤクルトは、村上選手という主砲が将来メジャーリーグに移籍することも視野に入れると、長期的な視点での再建が必要な時期に来ていると思います。
若手選手を積極的に起用して経験を積ませることはもちろん、チームの上層部を含めた、もっと大きな刷新も考えるべきなのかもしれません。
このままでは、世代交代がうまくいかず、さらに厳しい状況が待っている可能性もあります。
ファンとしては、やっぱり強いヤクルトが見たいですよね。
危機感を持って、チームの再建に取り組んでほしいと心から願っています。
皆さんは、今年のヤクルトの戦いぶりを見て、どう感じていますか?
ぜひコメントで教えてくださいね!
また次の記事でお会いしましょう!