映画「室井慎次 生き続ける者」の見る順番について。
前編の「室井慎次 負けざる者」を順番に見たほうが良いんでしょうか?
室井慎次 生き続ける者(映画)|見る順番は?前編・負けざる者を見てないと?
「室井慎次 生き続ける者」は前編を見た方が良い?
結論から言うと、「室井慎次 生き続ける者」をより深く理解し楽しむためには、前編「室井慎次 負けざる者」を先に見ておくことを強くお勧めします。 理由は以下の通りです。
- 2部作で1つの物語: 「敗れざる者」と「生き続ける者」はそれぞれ独立したストーリーではなく、2部作で1つの物語として構成されています。そのため、前編を見ずに後編だけ見ても、ストーリーの全体像や登場人物の関係性、伏線などが理解しにくく、十分に楽しめない可能性があります。
- 伏線要素の回収: 後編「生き続ける者」は、前編で散りばめられた伏線要素を回収する構成になっています。前編を見ていないと、これらの伏線が理解できず、物語の重要なポイントを見逃してしまうかもしれません。
- 室井の過去と現在: 「敗れざる者」では、室井が警察を辞めた経緯や、秋田で少年たちと暮らすようになった背景などが描かれています。これらの情報は、「生き続ける者」で室井の行動や心情を理解する上で重要な要素となります。
- 登場人物たちの関係性: 前編では、後編にも登場する主要な登場人物たちの関係性が詳しく描かれています。前編を見ておくと、後編で彼らがどのような行動を取るのか、より深く理解することができます。
ただし、後編「生き続ける者」単体でも楽しめる要素はあります。
- 室井の生き様: 後編は、室井の生き様や信念がより深く描かれています。彼の行動や言動から、多くのことを感じ取ることができるでしょう。
- 事件の謎解き: 後編では、「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」で起きた事件との関連性も描かれています。事件の謎解きを楽しむこともできます。
結論として、「室井慎次 生き続ける者」を最大限に楽しむためには、前編「室井慎次 負けざる者」を事前に見ておくことをお勧めします。 前編を見ることで、物語全体の流れ、登場人物たちの関係性、伏線などを理解し、後編をより深く味わうことができるでしょう。
室井慎次 生き続ける者(映画)ネタバレ解説
この映画は、警視庁を退職し、故郷の秋田で里親として新しい人生を歩み始めた室井慎次が、過去の事件や新たな試練に巻き込まれながらも人間としての成長を遂げ、その生き様を周囲の人々に伝えていく物語です。 前編の「室井慎次 敗れざる者」の続編となっており、物語が連続しています。
室井は、秋田に移住し、2人の男の子の里親となり、静かに暮らしていました。 彼は警察官の職務から離れ、農業をしながら子供たちとの穏やかな日々を過ごしていました。 しかし、彼の家の近くで白骨化した死体が発見されたことで、室井は再び事件に巻き込まれていきます。
その死体は、過去に室井が捜査に関わった「レインボーブリッジ封鎖事件」の犯人グループの一人であることが判明します。 これをきっかけに、室井は秋田県警本部長となった新城から捜査協力を依頼され、事件の真相解明に協力することになります。
室井は、捜査を進める中で、かつての事件の関係者や、地域の人々との関わりを通して、自身の過去と向き合い、成長していきます。 また、新たな里子としてやってきた少女・杏との出会いを通して、親として、そして人間として、深く葛藤しながらも、子供たちの成長を見守っていきます。
杏は、「レインボーブリッジ封鎖事件」の主犯格である日向真奈美の娘であり、母親の洗脳に苦しんでいました。 室井は、杏の心の傷を理解しようと努め、彼女が自分の意志で人生を選択できるよう、優しく導いていきます。
しかし、平穏を取り戻したかに見えた室井の生活は、杏による放火事件や、もう一人の里子・凛久の実父とのトラブルなど、様々な問題によって再び揺り動かされます。 特に、虐待の過去を持つ凛久の実父・柳町明楽が出所し、凛久を引き取りに来た際には、室井は苦悩しながらも、凛久を守るために奔走します。
そして、物語は衝撃的な結末を迎えます。 吹雪の夜、明楽から逃げてきた凛久と、その後を追ってきた明楽との間で激しい争いが起こり、杏は明楽を止めるために猟銃を発砲します。 事件後、室井は行方不明になった愛犬シンペイを探しに吹雪の中へ出て行き、そのまま帰らぬ人となります。
室井慎次は亡くなってしまいますが、彼の意志は、新城や子供たち、そして彼の人生に触れた人々によって受け継がれていきます。 「生き続ける者」というタイトルには、まさにそのような意味が込められていると言えるでしょう。
室井の死について
公式には、パンフレットにプロデューサーの「室井慎次の死亡が決まった後…」という発言が記載されているため、室井慎次は死亡したとされています。 しかし、一部のファンからは、室井慎次が生きているという解釈も出ています。
死亡説を支持する根拠
- 劇中で室井の遺影や葬儀のシーンが描かれていない。
- 室井の死後も子供たちが前向きに生きている。
- 「踊る大捜査線」シリーズの根幹は青島と室井の関係であり、今後のシリーズ展開を考えると、青島と室井の再会は不可欠。
- 新城が警察の礼服で室井家を訪れ、「室井モデル草案」を室井の椅子に供えている。 警察官が礼服を着用するのは、冠婚葬祭など特別な時であり、殉職した仲間を悼む際にも着用します。
- 室井の死後、彼に関わってきた秋田の人々が次々と室井慎次の家を訪れている。 市毛きぬや石津夫妻など、室井と親交のあった人々が弔問に訪れていることから、室井が亡くなったことが分かります。
生存説を支持する根拠
- 室井の死後、子供たちは石津夫妻の牧場を手伝っており、夫妻と食卓を囲む姿が見られる。
- エンドロール後、室井の家を青島俊作が訪れる。
- エンドロールで「ODORU LEGEND STILL CONTINUED」というテロップが流れる。
映画のテーマ
「室井慎次 生き続ける者」は、室井慎次という一人の男の生き様を通して、人生における「敗北」と「勝利」、「生」と「死」の意味を問いかける作品です。 また、家族の温かさや、地域社会とのつながりの大切さも描かれています。
今後の「踊る大捜査線」シリーズについて
エンドロール後の青島俊作の登場や、「ODORU LEGEND STILL CONTINUED」というテロップから、「踊る大捜査線」シリーズが今後も続いていくことが示唆されています。
今後、室井の意志を受け継いだタカが警察官となり、青島と再会する展開や、新城が「室井モデル」を実現していく過程などが描かれる可能性があります。
また、日向真奈美が再び事件を起こし、青島と対決する展開も考えられます。
室井慎次 前編・負けざる者(映画)ネタバレ解説
「室井慎次 負けざる者」は、「踊る大捜査線」シリーズで人気の高い室井慎次を主人公とした二部作の前編にあたる作品です。室井慎次が警察を辞めた後の姿、そして彼の人生における葛藤や成長が描かれています。
物語の舞台
物語の舞台は、室井の故郷である秋田です。室井は警察を辞めた後、秋田の山奥にある三ツ池のほとりにある民家に移住し、そこで3人の子供の里親として新たな人生を歩み始めます。
前編における室井の葛藤
「敗れざる者」では、警察を辞めた室井が、新たな人生においても様々な葛藤に直面する姿が描かれています。警察組織を変えるという目標を諦めざるを得なかったことへの後悔、里親としての責任の重さ、そして地元住民との関係など、室井は多くの課題に立ち向かっていきます。
室井の成長と変化
前編を通して、室井は里親としての経験を通して、人間として大きく成長していきます。子供たちとの触れ合い、そして地元住民との交流を通して、彼は自分の人生における新たな目標を見出していくことになります。
後編への伏線
「敗れざる者」は、後編「生き続ける者」への伏線が数多く散りばめられています。特に、室井の過去に関わる事件の真相や、里子であるタカとリクの今後の運命など、後編への期待を高める要素が満載です。
映画「室井慎次」のキャストについて
「室井慎次 敗れざる者」のキャスト
- 室井慎次: 柳葉敏郎
- 元警察官
- 日向杏: 福本莉子
- 日向真奈美の娘
- 森貴仁(タカ): 齋藤潤
- 柳町凛久(リク): 前山くうが・前山こうが
- 桜章太郎: 松下洸平
- 警視庁刑事部捜査一課
- 乃木真守: 矢本悠馬
- 秋田県警察北大仙署地域課
- 奈良育美: 生駒里奈
- 弁護士
- 大川紗耶香: 丹生明里
- タカの同級生
- 端野則次: 松本岳
- 児童相談所職員
- 森麻絵: 佐々木希
- タカの母、故人
- 新城賢太郎: 筧利夫
- 秋田県警察本部長
- 緒方薫: 甲本雅裕
- 警視庁刑事部捜査一課
- 森下孝治: 遠山俊也
- 秋田刑務所刑務官
- 仁狩英明: 西村直人
- 警視庁刑事部捜査一課管理官
- 明石幸男: 赤ペン瀧川
- 警視庁捜査資料管理センター
- 坂村正之: 升毅
- 警察庁長官補佐
「室井慎次 生き続ける者」のキャスト
- 室井慎次: 柳葉敏郎
- 日向杏: 福本莉子
- 森貴仁(タカ): 齋藤潤
- 柳町凛久(リク): 前山くうが・前山こうが
- 桜章太郎: 松下洸平
- 警視庁刑事部捜査一課
- 乃木真守: 矢本悠馬
- 秋田県警察北大仙署地域課
- 大川紗耶香: 丹生明里
- 端野則次: 松本岳
- 新城賢太郎: 筧利夫
- 秋田県警察本部長
- 仁狩英明: 西村直人
- 警視庁刑事部捜査一課管理官
- 沖田仁美: 真矢ミキ
- 警察庁長官官房審議官
- 石津紀子: 飯島直子
- 石津百男: 小沢仁志
- 長部音松: 木場勝己
- 柳町明楽: 加藤浩次
- 松本敬子: 稲森いずみ
- 市毛きぬ: いしだあゆみ
- 国見昇: マギー
- 日向真奈美: 小泉今日子
- 青島俊作: 織田裕二
- 警視庁捜査支援分析センター
上記以外にも多くのキャストが出演しています。
室井慎次役について
室井慎次役を演じた柳葉敏郎さんは、この役柄を非常に大切にされてきたことが伺えます。
「室井慎次」という役のイメージを守るため、ヤクザのような反社会的な役やスーツを着るような役は断ってきたそうです。
また、本広克行監督は、「室井慎次から解放してあげたかった」と語っており、今回の作品は、柳葉さんにとっても特別な作品になったのではないでしょうか。
2つの作品はキャストが一部共通していますが、「生き続ける者」には「敗れざる者」には登場しなかった、沖田仁美、石津紀子、石津百男など、過去の「踊る大捜査線」シリーズに登場した懐かしい顔ぶれも出演しています。
これらの情報以外にも、ソースには様々な情報が記載されています。 興味のある方は、ソースをご確認下さい。
まとめ:室井慎次 生き続ける者(映画)|見る順番は?前編・負けざる者を見てないと?
「室井慎次 生き続ける者」は、前編の「室井慎次 敗れざる者」を観てからご覧になることを強くお勧めします。
その理由は、以下の通りです。
- 「室井慎次 生き続ける者」は「室井慎次 敗れざる者」の直接の続編であり、物語が連続しているからです。前編で紹介された登場人物や伏線が、後編で回収されていく構成となっています。
- 前編を観ずに後編だけを観ても、ストーリーについていけない可能性が高いです。前編で登場人物たちの関係性や背景、事件の伏線が張られているため、後編だけでは理解が難しい部分が出てくる可能性があります。
- 「敗れざる者」では「踊る大捜査線」らしさがより強く出ており、室井慎次という人物を知る上で重要な作品となっています。
- 「生き続ける者」は、前編で登場したキャラクターたちのその後を描いた作品であるため、前編を観ていないと、登場人物たちの行動や心情が理解しにくくなってしまいます。
結論として、「室井慎次 生き続ける者」をより深く理解し、楽しむためには、「室井慎次 敗れざる者」を先に観ておくことが不可欠と言えます。