日本人メジャーリーガーでワールドシリーズ優勝した選手について。
MLBワールドシリーズ優勝を経験しチャンピオンリングのある日本人メジャーリーガーは?
MLBワールドシリーズ優勝の日本人メジャーリーガーは?胴上げ投手は?
■【MLB】ワールドシリーズを制覇した日本人選手一覧!日本人初の胴上げ投手は?
メジャーリーグの頂点、ワールドシリーズ。世界最高峰の舞台で戦う選手たちの姿は、私たちに感動と興奮を与えてくれます。日本人選手では誰がワールドシリーズを制覇したのか、気になりますよね?
この記事では、ワールドシリーズで優勝を果たした日本人メジャーリーガーを、年度順に紹介します。日本人初の胴上げ投手や、ワールドシリーズMVPを獲得した選手についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ワールドシリーズ優勝経験を持つ日本人選手一覧
これまで、多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦し、その頂点であるワールドシリーズに出場してきました。その中で、栄光のチャンピオンリングを手にした選手は11人います。
1. 伊良部秀輝投手(ニューヨーク・ヤンキース)
- 獲得年度:1998年、1999年
- 備考:日本人初のチャンピオンリング獲得者。2年連続での獲得は、現在も伊良部投手のみの快挙です。
2. 井口資仁内野手(シカゴ・ホワイトソックス、フィラデルフィア・フィリーズ)
- 獲得年度:2005年(ホワイトソックス)、2008年(フィリーズ)
- 備考:日本人野手初のチャンピオンリング獲得者。2005年は移籍1年目での快挙達成。2008年は出場機会なし。
3. 高津臣吾投手(シカゴ・ホワイトソックス)
- 獲得年度:2005年
- 備考:シーズン途中にニューヨーク・メッツに移籍したため、優勝時はホワイトソックスに所属していませんでしたが、チャンピオンリングを獲得しています。
4. 田口壮外野手(セントルイス・カージナルス、フィラデルフィア・フィリーズ)
- 獲得年度:2006年(カージナルス)、2008年(フィリーズ)
- 備考:2006年は優勝の瞬間をグラウンドで迎えた初めての日本人選手。2008年は出場機会なし。
5. 松坂大輔投手(ボストン・レッドソックス)
- 獲得年度:2007年
- 備考:移籍1年目でのワールドシリーズ制覇。日本人初のワールドシリーズ勝利投手。
6. 岡島秀樹投手(ボストン・レッドソックス)
- 獲得年度:2007年
- 備考:移籍1年目でのワールドシリーズ制覇。日本人投手として初めてワールドシリーズで登板。
7. 松井秀喜外野手(ニューヨーク・ヤンキース)
- 獲得年度:2009年
- 備考:日本人初のワールドシリーズMVP獲得。
8. 上原浩治投手(ボストン・レッドソックス)
- 獲得年度:2013年
- 備考:日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手。
9. 田澤純一投手(ボストン・レッドソックス)
- 獲得年度:2013年
10. 川崎宗則内野手(シカゴ・カブス)
- 獲得年度:2016年
- 備考:出場機会なし。
11. 青木宣親外野手(ヒューストン・アストロズ)
- 獲得年度:2017年
- 備考:シーズン途中にトロント・ブルージェイズに移籍したため、優勝時はアストロズに所属していませんでしたが、チャンピオンリングを獲得しています。
MLBワールドシリーズ優勝・チャンピオンリング日本人選手ピックアップ
伊良部秀輝
- 1997年にピッツバーグ・パイレーツに入団し、メジャーデビューを果たしました。その後、モントリオール・エクスポズを経て、1998年にニューヨーク・ヤンキースに移籍しました。
- 当時の日本球界最速158キロを投げ、ヤンキースと4年総額13億円の契約を結びました。
- メジャー挑戦からわずか2年目、1998年と1999年にヤンキースでワールドシリーズを制覇し、日本人選手として初めてチャンピオンリングを獲得しました。2年連続のワールドシリーズ制覇は、現在も伊良部投手のみの快挙です。
- 2002年にテキサス・レンジャーズに移籍した後、2003年に阪神タイガースに復帰しました。
井口資仁
- 2005年にシカゴ・ホワイトソックスに移籍し、メジャーデビュー。
- ホワイトソックスでは、監督から「井口がいてくれたからホワイトソックスがワールドチャンピオンになれた」と賞賛されるほど活躍し、移籍1年目にしてワールドシリーズ優勝を経験、日本人野手として初めてチャンピオンリングを獲得しました。
- その後、フィラデルフィア・フィリーズに移籍し、2008年には出場機会はありませんでしたが、チームがワールドシリーズを制覇したため2つ目のチャンピオンリングを獲得しています。
- 2010年に千葉ロッテマリーンズに復帰しました。
高津臣吾
- 2004年にシカゴ・ホワイトソックスに移籍し、メジャーデビューを果たしました。
- 2005年には、シーズン途中にニューヨーク・メッツに移籍したため、ワールドシリーズ優勝の瞬間はホワイトソックスの一員ではありませんでしたが、チームがワールドシリーズを制覇したためチャンピオンリングを獲得しています。
- その後、ヤクルトスワローズに復帰、韓国リーグ、台湾リーグ、独立リーグと世界中の野球を経験し、2013年に現役を引退しました。
田口壮
- 2002年にセントルイス・カージナルスに移籍し、メジャーデビュー。
- 2006年にカージナルスでワールドシリーズに出場。第5戦では、日本人選手として初めて優勝の瞬間をグラウンドで迎えました。
- 2008年にフィラデルフィア・フィリーズに移籍し、ワールドシリーズに出場するも、出場機会はありませんでした。 しかし、チームはワールドシリーズを制覇し、2つ目のチャンピオンリングを獲得しています。
- 2010年にオリックス・バファローズに復帰しました。
松坂大輔
- 2007年にボストン・レッドソックスに移籍し、メジャーデビュー。
- 移籍1年目にしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献し、チャンピオンリングを獲得。日本人初のワールドシリーズ勝利投手にもなりました。
- 2015年に福岡ソフトバンクホークスに復帰しました。
岡島秀樹
- 2007年にボストン・レッドソックスに移籍し、メジャーデビュー。
- 移籍1年目からチーム最多の66試合に登板し、防御率2.22という好成績を残し、松坂投手と共にレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献しました。
- レッドソックスでは5年間で261登板を果たし、2011年に福岡ソフトバンクホークスに復帰しました。
松井秀喜
- 2003年にニューヨーク・ヤンキースに移籍し、メジャーデビューを果たしました。
- 2009年、ヤンキースでワールドシリーズに出場し、日本人選手として初めてMVPに輝きました。打率.615、3本塁打、8打点という素晴らしい成績を残し、ヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献しました。
- 2010年にロサンゼルス・エンゼルスに移籍した後、オークランド・アスレチックス、タンパベイ・レイズと渡り歩き、2012年に引退しました。
上原浩治
- 2009年にボルチモア・オリオールズに移籍し、メジャーデビューを果たしました。
- 2013年にボストン・レッドソックスに移籍。
- レッドソックスでは不動のクローザーとして活躍し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献、日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手となりました。
- 2017年にシカゴ・カブスに移籍した後、2019年に現役を引退しました。
田澤純一
- 2009年にボストン・レッドソックスと契約し、メジャーデビュー。日本プロ野球を経由せずメジャー契約を結んだ初めての日本人選手でした。
- 2013年に上原投手と共にレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献しました。
- 2021年に独立リーグを経て、埼玉西武ライオンズに入団しました。
川崎宗則
- 2012年にシアトル・マリナーズに移籍し、メジャーデビュー。
- 2013年から2015年までトロント・ブルージェイズ、2016年にはシカゴ・カブスでプレーしました。
- カブス時代はワールドシリーズに出場するも、出場機会はありませんでした。しかし、チームはワールドシリーズを制覇し、チャンピオンリングを獲得しています。
- 2017年に福岡ソフトバンクホークスに復帰しました。
青木宣親
- 2012年にミルウォーキー・ブルワーズに移籍し、メジャーデビューを果たしました。
- 2017年にはヒューストン・アストロズに所属していましたが、シーズン途中にトロント・ブルージェイズに移籍したため、ワールドシリーズ優勝の瞬間はアストロズの一員ではありませんでした。 しかし、チームはワールドシリーズを制覇し、チャンピオンリングを獲得しています。
これらの情報は、提供されたソースに基づいて作成されています。
まとめ:MLBワールドシリーズ優勝の日本人メジャーリーガーは?胴上げ投手は?
これまで多くの日本人選手がメジャーリーグに挑戦してきましたが、その中でワールドシリーズを制覇し、チャンピオンリングを獲得した選手は11人います。
■チャンピオンリング獲得者と活躍
伊良部秀輝投手は、日本人初のヤンキース所属選手として、1998年と1999年にワールドシリーズを制覇し、2年連続でチャンピオンリングを獲得しました。これは日本人選手唯一の快挙です。
井口資仁選手は、ホワイトソックス移籍1年目の2005年にワールドシリーズ優勝を経験し、日本人野手として初のチャンピオンリングを獲得しました。監督からもチームへの貢献度を高く評価され、その後フィリーズに移籍後にも2008年に2度目のチャンピオンリングを獲得しています。
高津臣吾投手は、ホワイトソックス時代の2005年にチャンピオンリングを獲得しています。シーズン途中にメッツへ移籍したため優勝の瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、その年に所属していた選手に贈られるため、獲得に至りました。
田口壮選手は、カージナルス時代の2006年と、フィリーズ時代の2008年にチャンピオンリングを獲得しています。2006年のワールドシリーズでは、第5戦で日本人選手として初めて優勝の瞬間をグラウンドで迎えました。
松坂大輔投手は、レッドソックス移籍1年目の2007年にワールドシリーズを制覇し、チャンピオンリングを獲得しました。この年、松坂投手は15勝200奪三振を記録し、日本人初のワールドシリーズとWBCのダブル優勝を達成しました。
岡島秀樹投手も、松坂投手と同じく2007年にレッドソックスでワールドシリーズ優勝を経験しています。移籍1年目からチーム最多の66試合に登板し、防御率2.22という好成績を残しました。
松井秀喜選手は、ヤンキース時代の2009年にチャンピオンリングを獲得しました。この年のワールドシリーズでは、日本人選手として初めてMVPに輝き、13打数8安打、3本塁打、8打点という素晴らしい成績を残しました。
上原浩治投手は、レッドソックス時代の2013年にチャンピオンリングを獲得し、日本人初のワールドシリーズ胴上げ投手となりました。レッドソックスでは不動のクローザーとして活躍し、ワールドシリーズでも5試合に登板し、チームの優勝に貢献しました。
田澤純一投手も、上原投手と同じく2013年にレッドソックスでワールドシリーズ優勝を経験しました。田澤投手は、日本プロ野球を経由せずにメジャー契約をした初めての日本人選手としても知られています。
川崎宗則選手は、カブス時代の2016年にチャンピオンリングを獲得しました。ワールドシリーズでの出場機会はありませんでしたが、チームのムードメーカーとして貢献しました。
青木宣親選手は、アストロズ時代の2017年にチャンピオンリングを獲得しました。シーズン途中にブルージェイズに移籍したため、優勝決定の瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、その年にアストロズに所属していたため、チャンピオンリングを獲得しました。
チャンピオンリングを獲得できなかった意外な選手
個人成績が優秀でも、チームがワールドシリーズに進出しなければチャンピオンリングを獲得することはできません。野茂英雄氏やイチロー氏のように、素晴らしい成績を残しながらもワールドシリーズに縁がなかった選手もいます。