2025年のMLB開幕戦が東京ドームで開催されるにあたり、ドジャースとカブスがプレシーズンゲームで日本の巨人、そして阪神と対戦する経緯や理由について解説しています。
巨人選出の背景には、本拠地が東京ドームであることや読売新聞社がスポンサーであることが挙げられています。
一方、阪神が選ばれた理由としては、巨人同様に高い人気と集客力に加え、過去の対戦約束や全国的なファンベースが考慮されています。
MLB開幕戦2025なぜ巨人・阪神だけドジャースやカブスと試合？
いやあ、今年のMLB開幕戦、盛り上がりましたね！まさか東京ドームであのドジャースとカブスの試合が見られるなんて、夢にも思いませんでしたよ。
しかもその前に、我らが日本のプロ野球チーム、読売ジャイアンツと阪神タイガースが胸を借りる形で対戦するっていうんだから、ファンとしてはもうワクワクが止まらないわけです。
さて、「なぜ、巨人阪神だけがドジャースやカブスと試合をするのか」について、私の個人的な見解も交えながら、徹底的に解説していきましょう。
やっぱり一番大きな理由は、両球団の圧倒的な人気と集客力でしょうね。これはもう、プロ野球ファンなら誰もが認めるところじゃないでしょうか。巨人軍は昔からの根強いファンが多く、全国各地にその名を轟かせています。一方の阪神タイガースは、その熱狂的なファンによる応援が全国的に有名で、その経済効果も計り知れないと言われています。
今回のMLB開幕戦は、「MLB Tokyo Series by Guggenheim」と銘打たれています。このシリーズを日本で開催するにあたっては、当然ながら莫大な費用がかかるわけです。ドジャースやカブスといったメジャーリーグの強豪チームをわざわざ海を渡って日本に招聘し、試合をするだけでも数億円単位の資金が必要になるでしょうし、選手たちの宿泊費や交通費なども考えると、その額はさらに膨らむでしょう。
そこで重要になってくるのが、どれだけ多くの観客を動員できるか、そしてどれだけのスポンサー収入が見込めるか、という点です。巨人軍と阪神タイガースは、他の日本のプロ野球球団と比較しても、そのファンベースの大きさと熱量が段違いです。主催者側としては、確実にチケットを売り切り、多くのスポンサーを獲得するためには、この二つの球団を選ぶのが最も理にかなっていると言えるでしょう。
実際、人気のプロ野球ランキングや年間入場者数のデータを見ても、常に上位に位置しているのは巨人軍と阪神タイガースです。2024年度の入場者数を見ても、阪神が約300万人、巨人が約282万人と、他球団を大きく引き離しています。これだけの集客力があれば、MLB側も安心してプレシーズンゲームを組むことができるわけです。
さらに、スポンサーの意向も大きく影響していると考えられます。今回のMLB東京シリーズのメインスポンサーの一つに、ドジャースの親会社であるグッケンハイムの名前が挙がっていますが, それに加えて、巨人軍の親会社である読売新聞社も深く関わっていることは想像に難くありません。読売新聞社がこのシリーズの主催になっているのであれば、自社の球団である巨人が対戦相手に選ばれるのは、ある意味当然の流れと言えるでしょう。
そして、もう一つの対戦相手に阪神が選ばれた理由としては、やはりその全国的な人気と、巨人とのライバル関係が挙げられるでしょう。巨人対阪神の試合は、単なる一カードの試合ではなく、「伝統の一戦」として長年日本のプロ野球を盛り上げてきた特別な存在です。この二つの球団がメジャーリーグのチームと対戦することで、さらに大きな話題性と注目を集めることができるという、主催者側の戦略があったのではないでしょうか。
また、収益面で見ても、巨人戦、阪神戦というのは、テレビの視聴率も高く、グッズの販売なども非常に大きな売上が見込めます。特に阪神ファンは、その熱心さからグッズの購入にも積極的であると言われています。MLB側としても、この二つの人気球団との試合を組むことで、最大限の収益を確保したいという思惑があったのは間違いないでしょう。
さらに、これはあくまで私の推測ですが、日程的な都合もあったのかもしれません。MLBの開幕に合わせて日本で試合を行うというタイトなスケジュールの中で、移動時間や選手のコンディションなどを考慮すると、対戦相手を2チームに絞るのが現実的だった、という可能性も考えられます。
MLB開幕戦2025なぜヤクルトやDeNAはドジャースやカブスと試合しない？ソフトバンクは？
次に、「なぜヤクルトやDeNAはやらないのか」という点についてですが、これは先ほど述べた人気や集客力の面で、巨人や阪神に一歩譲るという点が大きいのではないでしょうか。もちろん、ヤクルトスワローズや横浜DeNAベイスターズも素晴らしいチームであり、熱心なファンもたくさんいますが、全国的な人気や経済効果という点で考えると、どうしても巨人、阪神には及ばない、というのが現状でしょう。
また、スポンサーシップの問題も影響しているかもしれません。巨人戦や阪神戦であれば、全国放送もされやすく、多くの企業がスポンサーとして名乗りを上げやすいと考えられます。しかし、ヤクルトやDeNAとの試合となると、どうしても地域的な色が強くなり、全国的なスポンサーシップを獲得するハードルが高くなる可能性はあります。
一部の情報では、MLB側から阪神に対して対戦のオファーがあったという話もあります。2023年頃、当時の岡田彰布監督がメジャーとの試合に積極的な姿勢を示し、その約束が今回のプレシーズンゲーム実現に繋がったというのです。もしこれが事実であれば、単なる人気だけでなく、球団間の関係性や過去の経緯も、対戦カード決定に影響を与えたと言えるかもしれません。
さらに、これも憶測の域を出ませんが、他球団が開幕前の調整に集中したいという意向があった可能性も否定できません。メジャーリーグと日本のプロ野球では、使用するボールの仕様やストライクゾーンなどが異なるため、オープン戦の期間中にメジャーのチームと対戦することで、選手が感覚を狂わせてしまうことを懸念する球団があったとしても不思議ではありません。
MLB開幕戦2025なぜ巨人・阪神だけドジャースやカブスと試合内容・結果
最後に、試合内容および結果について、詳しく振り返っていきましょう。
まず、3月15日に行われた試合では、ドジャースが巨人に5-1で勝利しました。この試合では、何と言っても大谷翔平選手が3回にライトスタンドへツーランホームランを放ったのが大きな見どころでした！東京ドームを揺るがすような一撃に、球場全体が興奮に包まれましたね。一方の巨人も、岡本和真選手が意地を見せる場面もありましたが、全体的にはドジャースの力の前に屈したという印象でした。
同日に行われたもう一つの試合、カブス対阪神戦は、なんと阪神が3-0で完封勝利を収めました！カブスの先発は日本のエース、今永昇太投手でしたが、阪神打線が粘り強く攻め立て、得点を奪いました。特に、佐藤輝明選手が4回に放ったスリーランホームランが決勝点となり、虎ファンを大いに沸かせました。投げては、先発の才木浩人投手がカブス打線を完璧に抑え込み、リリーフ陣も無失点で繋ぐという、まさに理想的な試合展開でした。
そして翌3月16日。まず行われたドジャース対阪神戦も、なんと阪神が3-0で再び完封勝利を飾ったのです！この試合では、前日にホームランを放った佐藤選手だけでなく、先発の才木投手がさらに素晴らしいピッチングを見せました。大谷翔平選手との対決では、空振り三振を奪うなど、2打数無安打に抑え込んだのです。これは本当に衝撃的な結果でした。ワールドシリーズを制したばかりのドジャース相手に、しかも大谷選手を抑えての完封勝利ですから、阪神ファンの間では「これはもう世界一だ！」といった声も上がったほどです。
一方、同日に行われたカブス対巨人戦は、カブスが4-2で勝利しました。この試合では、巨人の岡本和真選手が5回にツーランタイムリーツーベースを放ち、一時は1点差に迫りましたが、カブスの投手陣がその後をしっかりと抑え、逃げ切りました。カブスも鈴木誠也選手が3番・指名打者で出場しましたが、この日は3打数無安打、1四球という結果でした。
これらのプレシーズンゲームを通して、日本のプロ野球選手たちがメジャーリーグのレベルを肌で感じることができたのは、非常に大きな収穫だったのではないでしょうか。ドジャースやカブスの選手たちの ballの速さ、変化球のキレ、そして何よりもプレーの質は、日本の選手たちにとって大きな刺激になったはずです。巨人軍の岡本選手も、「本当にいい経験になりました」と語っており、メジャーの選手たちとの対戦を通して、何か得るものがあったようです。
また、阪神タイガースにとっては、この2連勝は大きな自信になったでしょう。あのドジャース相手に2試合とも完封勝利を収めたというのは、本当に素晴らしい結果です。もちろん、これはあくまでプレシーズンゲームであり、公式戦とは異なる部分もありますが、それでも世界一のチームを相手にこれだけの戦いができたというのは、今年の阪神の戦いぶりに大きな期待を持たせてくれます。
一方、2連敗という結果に終わった巨人軍ですが、チーム内はそれほど悲観的な雰囲気ではなかったようです。ドジャース戦後には、選手たちが集まって「モーニング反省会」を行い、メジャーの投手たちの ballの質や変化球の曲がりに驚きながらも、何かを学び取ろうとする姿勢が見られました。このような経験を活かして、レギュラーシーズンでどのような戦いを見せてくれるのか、注目していきたいですね。
そして、このプレシーズンゲームを経て、いよいよ3月18日からはMLBの開幕戦、ドジャース対カブスの2連戦が東京ドームで行われました。初戦では、ドジャースの山本由伸投手、カブスの今永昇太投手という、両チームの日本人先発投手が投げ合うという、歴史的な試合となりました。19日の第2戦では、ドジャースに新加入した佐々木朗希投手の登板も予定されており、日本の野球ファンにとっては、まさに夢のような数日間だったと言えるでしょう。
今回のMLB開幕戦と、それに先立つプレシーズンゲームは、単なる親善試合というだけでなく、日本のプロ野球にとっても、そして日本の野球ファンにとっても、非常に意義深いものだったと感じています。メジャーリーグのトップレベルのプレーを間近で見ることができたことは、選手たちのモチベーション向上にも繋がるでしょうし、ファンにとっても忘れられない思い出になったはずです。来年以降も、このような機会がぜひあってほしいと、心から願っています。
