皆さん、こんにちは。
KB5058499って、ちょっと気になるアップデートですよね。
ゴールデンウィーク明けあたりに、Windows Updateにひっそりと現れたこのプレビュー版、一体何が変わるんだろう?
って気になっている人も多いんじゃないかなと思います。
僕も例に漏れず、新しいアップデートには目がないタチでして。
早速、情報を集めてまとめてみたので、皆さんとシェアしたいと思います。
このアップデート、どんなものなのか、どんな良いことがあるのか、はたまた注意点はあるのか。
一緒に見ていきましょう。
KB5058499ってどんなアップデート?
まず、このKB5058499というアップデートは、Windows 11バージョン24H2向けのプレビュー更新プログラムになります。
「プレビュー版って何?」って思うかもしれませんね。
これは、来月予定されているセキュリティを含む定例アップデートの前に、新機能や不具合修正を先行して試せる、いわばお試し版みたいなものです。
だから、インストールは必須ではないんですよ。
公開されたのは2025年5月28日(日本時間だと29日かな)で、OSビルドは26100.4202になります。
今回のアップデートには、Copilot関連の機能強化や、個人的に注目している「Click to Do」の進化など、いくつかの新しい機能が含まれています。
これらの新機能は、いきなり全員に一斉に提供されるわけではなく、段階的にロールアウトされる形式が取られています。
だから、アップデートを適用してもすぐには表示されない機能もあるかもしれないですね。
さて、具体的にどんな機能が加わったのか、いくつかピックアップして紹介しますね。
「Click to Do」という機能が強化されたのは、個人的には結構嬉しいポイントです。
テキストや画像を選んで、それをCopilotに直接送って処理をお願いできる「Ask Copilot」アクションが追加されました。
これは、Copilot+ PCだとさらに進化して、選んだテキストから要約を作ったり、箇条書きにしたり、文章のトーンをカジュアルにしたりフォーマルにしたりといった操作ができるようになるみたいですね。
インク対応のPCを使っている人なら、ペンのボタンに「Click to Do」を割り当てたり、ペンメニューに追加したりもできるようになりました。
これはペンユーザーには便利そうです。
Copilot自体も使いやすくなっています。
例えば、「Windowsキー + C」でCopilotを開けるようになりました。
あと、「Win + C」キーを2秒長押ししたり、Copilotキーを押したりすると、声でCopilotと対話できる「音声で話す」機能も追加されたみたいです。
これは作業中でも中断せずに使えるのが良いですね。
個人的に「お、便利そう!」と思ったのが、「クロスデバイス履歴書」っていう機能です。
スマートフォン(iOSでもAndroidでもOK)でOneDriveのファイルを開いて作業していた続きを、Windows 11 PCでワンクリックでシームレスに再開できるようになるんです。
PCを起動したら、スマホで見ていたファイル(過去5分以内に開いたものとか)について通知が来て、すぐにそこから始められるイメージですね。
これは、スマホとPCを連携させて作業する人にはめちゃくちゃ役立ちそうじゃないですか?
IT管理者さん向けの話になりますが、Microsoft Intuneを使って、Windows 11 PCの省電力機能の設定をグループポリシーなどで管理できるようにもなっています。
これは会社のPCとかでエネルギー効率を上げたい場合に重宝されそうですね。
ディスプレイ関連では、HDRの設定項目が分かりやすくなったり、HDRがオフでもHDRビデオをストリーミングできるようになったりしています。
特に、Dolby Vision対応PCを使っている人は、HDRとは別にDolby Visionのオン/オフを切り替えられるスイッチが追加されたので、より細かく映像表示をコントロールできますよ。
Copilot+ PCをお持ちの方は、ナレーター機能がAIで強化されました。
視覚に障がいのある方のために、画像やグラフ、図表の詳細な説明をAIが読み上げてくれるようになるみたいです。
Windows検索も改善されています。
特にCopilot+ PCでは、設定を探すときに自然言語で入力しても見つけやすくなったのは便利ですね。
「テーマを変えたい」とか「PCについて知りたい」とか、あいまいな言葉でも検索できるみたいです。
あとは、EEA(欧州経済領域)限定ではあるんですが、タスクバーの検索ボックスからクラウド上の写真を検索できる機能も追加されています。
「ヨーロッパの城」とか「夏のピクニック」みたいな内容で検索できるなんて、写真を探すのが楽になりそうですね。
設定画面のUIもいくつか改善されています。
例えば、PCやWindows 11についてよくある質問とその回答が見られる新しいFAQセクションが追加されたり、プリンターの名前を変更するダイアログがWindows 11のデザインに合うように刷新されたりしています。
マウスの設定も、コントロールパネルを開かなくても、設定アプリの「アクセシビリティ」から簡単にアクセスできるようになりました。
音声入力では、不適切な言葉をアスタリスクでマスクするかどうかを選べるフィルター機能が追加されました。
これは、使うシーンに合わせてオンオフできて良いかもしれませんね。
Windows共有機能も使いやすくなっています。
共有ウィンドウで画像を共有する前に、トリミングしたり回転させたりフィルターをかけたりといったちょっとした編集ができるようになりました。
また、ファイルエクスプローラーやデスクトップからファイルをドラッグすると、画面上部にトレイが表示されて、そこにドロップして共有できるようにもなりました。
これも地味に便利な機能だと思います。
タスクバーのポリシー管理機能も更新されていて、IT管理者さんが特定のアプリのピン留めをユーザーが解除できないように設定できるみたいです。
音声アクセス機能も、新機能や改善点を紹介する体験版のようなものが追加されたり、クイック設定から簡単に開けるようになったりしています。
たくさんの機能が追加・改善されているのが分かりますね。
特にCopilot関連や共有機能の強化は、日常的にPCを使う上で恩恵を受けられそうな気がします。
KB5058499どんなバグが直った?
今回のアップデートでは、ユーザーが困っていたであろう様々な不具合も修正されています。
例えば、起動音がたまに鳴らなかった問題や、Bluetoothデバイス関連の情報読み込み時に設定アプリが応答しなくなる問題、設定アプリのカメラ設定を操作すると設定が機能しなくなる問題などが直っているみたいです。
スリープから復帰した後に、画面サイズやウィンドウの位置が勝手に変わってしまうという困った不具合も修正されました。
CopyPixelsという機能を使った際に、特定の状況でピクセルが意図せず反転してしまう問題も修正されています。
これは、デザインや画像編集をする人には朗報かもしれませんね。
通常ロールアウトで修正されたものとしては、リムーバブルドライブにBitLockerを有効にしていると、スリープなどから復帰した際にブルースクリーンが発生する問題が解決されたのは大きいですね。
ブルースクリーン、あれは心臓に悪いですよね。
初期起動画面(BitLocker PIN入力画面とか)の表示が遅い問題も修正されています。
一部のゲームタイトルが24H2にアップデートした後に応答しなくなる不具合も直ったみたいなので、ゲーマーさんたちも安心してアップデートできると良いですね。
Input Serviceっていう部分で発生していたメモリリーク(メモリ使用量が増え続ける問題)も修正されました。
これは、マルチユーザー環境やリモートデスクトップを使っているときのパフォーマンス低下につながっていた問題なので、改善されると快適になりそうです。
カメラの詳細設定で特定のモードを有効にすると、Windows Helloの顔認証が機能しなくなる問題も修正されています。
今回のアップデートで、いろいろな困りごとが解消されているのが分かりますね。
特にBitLockerのブルースクリーンやゲームの応答停止など、致命的になりかねない問題が修正されたのはありがたいことです。
KB5058499まだ残ってる問題は?
新しいアップデートが来るたびに、どうしてもいくつか既知の問題が残ってしまうことがあります。
今回のKB5058499でも、一つだけCJK(中国語、日本語、韓国語)テキストの表示に関する問題が報告されています。
具体的には、Microsoft EdgeやGoogle ChromeといったChromiumベースのブラウザーで、96 DPI(100%スケーリング)で表示した場合に、これらの言語のテキストがぼやけたり、不明瞭に見えたりすることがあるそうです。
これは、2025年3月のプレビューアップデートで導入されたCJK言語用のNotoフォントに関連する問題とのこと。
96 DPIだとピクセルの密度が限られてしまうことが原因で、文字の明瞭さや配置の精度が低下してしまうようです。
もしこの問題に遭遇したら、一時的な回避策として、ディスプレイのスケーリング設定を125%や150%に拡大してみてください。
これでテキストの明瞭さが向上するとのことです。
この問題は現在調査中ということなので、今後のアップデートで修正されるのを待ちたいところですね。
KB5058499もしアップデートが進まなかったら?
さて、KB5058499はたくさんの新機能や修正を含んだアップデートですが、まれに「あれ?アップデートが進まない…」という状況に遭遇することがあるかもしれません。
特にWindows Updateって、途中で止まったり、時間がかかりすぎたりすると不安になりますよね。
まず落ち着いてほしいのは、このKB5058499はプレビュー版であり、必須ではないということです。
もしアップデート中に問題が発生したり、どうしても進まなかったりする場合は、無理に適用しないという選択肢も十分にあります。
ただ、今後もしあなたがWindows Updateで「進まないな…」と感じた時のために、一般的な対処法をいくつか知っておくと安心です。
なぜアップデートが進まないのか、いくつか原因が考えられます。
例えば、インストールする更新プログラムの量が多かったり、Windowsのシステムファイルが破損していたり、パソコンのストレージ(Cドライブなど)の空き容量が不足していたり、セキュリティソフトが邪魔をしていたり、ネットワーク環境が不安定だったりといった原因が考えられます。
これらの原因が複合的に絡み合っていることも少なくありません。
もしアップデートが進まなくなったら、焦らずにまずはしばらく待ってみるのが大事です。
特に大規模なアップデートだと、完了までに数時間かかることもザラにありますからね。
アップデート中に電源を強制的に切ってしまうのは、システムファイルが壊れるリスクがあるので極力避けてください。
本当にどうしようもない、何時間待っても全く動かない、といった最終手段として考えましょう。
もし待ってもダメなら、一度アップデートを中断して、日を改めて再チャレンジするのも手です。
更新プログラム自体に一時的な問題がある場合、後日修正版が配信されることもあるからです。
もしセキュリティソフトを入れているなら、一時的にセキュリティソフトのファイアウォールなどを無効にしてから、もう一度アップデートを試してみるのも有効な手段です。
ただし、これはセキュリティリスクがあるので、アップデートが終わったら必ず設定を元に戻してくださいね。
パソコンの空き容量が足りているか確認することも重要です。
もし空きが少ないなら、不要なファイルを削除したり、ディスククリーンアップを実行したりして容量を確保しましょう。
ネットワーク環境が不安定かもしれないと思ったら、Wi-Fiのオンオフを切り替えたり、ルーターを再起動してみたりして、接続をリフレッシュしてみてください。
Windowsにはトラブルシューティングツールという便利な機能があります。
これを使うと、アップデートに関する問題を自動で検出して修正してくれることがあります。
設定画面から簡単に実行できるので、試してみる価値はありますよ。
もしこれらの方法でもダメなら、ちょっと上級者向けですが、Windows Updateのコンポーネントをリセットするという方法もあります。
コマンドプロンプトを使っていくつかのコマンドを実行する必要があるので、自信がない場合は無理せず他の方法を試しましょう。
万が一、自分で色々試してもどうにもならない…という場合は、専門の業者さんに相談することも考えてみてください。
無理して自分で解決しようとして、かえって状況を悪化させてしまう前に、プロに任せるというのも賢い選択だと思います。
特に古いPCを使っている場合は、そもそもアップデートに必要なスペックが足りていない可能性もゼロではありません。
その場合は、PCの買い替えを検討する時期に来ているのかもしれませんね.
Windows UpdateはPCを安全に保つ上でとても大切なことなので、もし進まなくなっても、焦らず、でも諦めずに向き合っていくことが大切です.
今回のKB5058499も、皆さんのWindowsライフをより快適にしてくれる機能がたくさん詰まっていると思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!