KB5002700は2025年4月8日にリリースされたOffice 2016のセキュリティ更新プログラム
複数のリモートコード実行や特権昇格の脆弱性を修正するものでしたが、インストール後にWord、Excel、Outlookが応答しなくなる問題が報告されました。
Microsoftはこの問題を認識し、調査を行いました。 その後、これらの問題を修正するための更新プログラムKB5002623が4月10日に緊急公開されました。
Office 2016を正常に動作させるには、KB5002700とKB5002623の両方が必要です。
KB5002700バグ・不具合は？アップデートが進まない・インストールできない？
■【緊急速報】Office 2016 KB5002700を徹底解剖！アップデート内容からバグ、そして「進まない！」の解決策まで
皆さん、こんにちは！週末はいかがお過ごしでしょうか？私、自称「生涯Windows応援団長」の[あなたのブログ名]へようこそ！今日も皆さんと一緒に、気になるWindowsの最新情報を深掘りしていきたいと思います。
さて、今回は2025年4月8日にリリースされたMicrosoft Office 2016のセキュリティ更新プログラム「KB5002700」について、徹底的に解説していきたいと思います。「あれ？Officeのアップデート？」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。セキュリティはOSだけでなく、私たちが日常的に使うアプリケーションにも非常に重要なんです。
今回のKB5002700、実はリリース直後から色々な声が聞こえてきており、私もGoogle先生に色々教えてもらったのですが、なかなか一筋縄ではいかないようです。そこで今回は、このアップデートの内容はもちろん、巷で噂されているバグや不具合、そして万が一アップデートがうまく進まない場合の対処法まで、皆さんの疑問や不安に寄り添いながら、じっくりと見ていきましょう。
まずはここから！KB5002700の気になるアップデート内容とは？
「一体何が変わったの？」まずはここが一番気になりますよね！KB5002700は、その名の通りセキュリティ更新プログラムです。私たちのOffice環境をより安全に保つために、いくつかの重要な脆弱性に対処しているんですよ。
具体的には、以下の脆弱性が修正されているとのことです：
- Microsoft Office のリモート コード実行の脆弱性 (CVE-2025-29791, CVE-2025-29792, CVE-2025-27745, CVE-2025-27748, CVE-2025-27749, CVE-2025-27752)
- Microsoft Office の特権昇格の脆弱性 (CVE-2025-29816)
- Microsoft Word セキュリティ機能バイパスの脆弱性
これらのカタカナや英数字が並ぶと、なんだか難しそうに感じてしまうかもしれませんが、簡単に言うと、外部の悪意ある第三者が、皆さんのパソコンを遠隔操作したり、通常はアクセスできない情報にアクセスしたりする危険性を減らすための修正が含まれているということです。また、Wordのセキュリティ機能が意図せず回避されてしまう可能性も修正されているんですね。
特に「リモートコード実行」という言葉は、かなり深刻な事態につながる可能性があるため、この脆弱性が修正されるというのは、私たちユーザーにとって非常に心強いことです。まるで、家の玄関に頑丈な鍵を取り付けてもらうような安心感がありますよね。
ただし、注意しておきたい点もあります。このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Office 2016の「リリース版」がインストールされている必要があるということです。また、Microsoft ダウンロード センターから提供されている更新プログラムは、「Microsoft インストーラー (.msi) ベース」のエディションのOffice 2016に適用されるという点も重要です。
もし皆さんが「Office 365 Home」のような「クイック実行」エディションをお使いの場合は、今回のKB5002700は対象外となりますので、ご自身のOfficeのバージョンを確認してみてくださいね。確認方法は、Officeアプリを開いて、「ファイル」メニューから「アカウント」を選択すると確認できますよ。
KB5002700で発生しているバグ・不具合とは？
さて、セキュリティ向上のための重要なアップデートであるKB5002700ですが、残念ながら一部の環境でバグや不具合が報告されているようです。私も色々な情報を調べていて、「えぇ、そんなことまで起こっちゃうの？」と正直驚きました。
特に多く報告されているのは、以下の問題です:
- Microsoft Word、Microsoft Excel、Microsoft Outlook の応答が停止する
- 特定の操作を行うと Word や Excel がクラッシュする (新しいドキュメントやスプレッドシートの作成時、［挿入］タブの操作など)
- Outlook でカレンダー ビューを開くとクラッシュする
これらの報告を見ると、Word、Excel、Outlookといった、私たちが日常業務で頻繁に使う主要なアプリケーションに影響が出ているようですね。想像してみてください。大切な書類を作成中にWordが突然応答しなくなったり、集計作業中のExcelが予期せず閉じてしまったりしたら、本当に困ってしまいますよね。私も以前、似たような経験があり、冷や汗をかいたことがあります。
これらの問題は、Windows 10だけでなくWindows 11の環境でも発生しているという報告もあり、特定のOSバージョンに限定された問題ではない可能性がありそうです。
Microsoftもこの問題を認識しており、現在調査中とのことです。一刻も早い原因究明と修正を期待したいところですね。
【2025年4月11日追記】 なんと、これらの不具合に対応するための新しい更新プログラム KB5002623 が2025年4月10日に緊急リリースされたようです！この更新プログラムをインストールすることで、KB5002700によって発生していたWord、Excel、Outlookの応答停止の問題が修正されるとのことです。
さらに重要な点として、Office 2016スイート全体を正常に動作させるためには、KB5002700とKB5002623の両方がインストールされている必要があるとされています。もしKB5002700を一時的にアンインストールしていた場合は、KB5002623と合わせて再インストールすることを強く推奨します。KB5002700には重要なセキュリティ修正が含まれていますから、セキュリティ対策も疎かにしたくないですからね。
アップデートがなかなか進まない！そんな時のチェックポイントと対処法
さて、セキュリティアップデートも重要だし、バグ修正のアップデートも適用したい。でも、「Windows Updateがなかなか進まないんだよね…」という方もいらっしゃるかもしれません。私もアップデートの途中でフリーズしたように見えて、ヤキモキした経験が何度もあります。
そこで、KB5002700に限らず、Windows Update全般でアップデートがなかなか進まない場合に確認すべきポイントと、いくつかの対処法をご紹介したいと思います。
まずは焦らず確認！アップデートが遅い原因を探る
アップデートが遅いと感じたら、まずは以下の点を確認してみましょう:
- 更新プログラムのサイズの確認: 大規模なアップデートの場合、ダウンロードやインストールに時間がかかることがあります。気長に待つことも大切です。
- ネットワーク環境の確認: Wi-Fiの接続が不安定だったり、回線速度が遅かったりすると、ダウンロードに時間がかかります。有線LAN接続を試してみるのも有効かもしれません。
- パソコンのスペックと空き容量の確認: 古いパソコンや、Cドライブの空き容量が少ない場合、アップデートに時間がかかることがあります。不要なファイルを削除したり、ディスクのクリーンアップを実行してみるのも良いでしょう。
- 他のアプリケーションの干渉: セキュリティソフトや起動中の他のアプリケーションが、アップデートの処理を妨げている可能性も考えられます。
それでも進まない！試してみるべき対処法
上記の点を確認してもなかなかアップデートが進まない場合は、以下の対処法を順番に試してみてください:
- しばらく放置してみる: 時には、バックグラウンドで処理が進んでいるのに、progressバーの表示が更新されていないだけということもあります。数時間程度、パソコンをそのままにして様子を見てみましょう.
- Windows Updateのトラブルシューティングツールの実行: Windowsには、アップデートに関する問題を自動的に診断し、修復してくれる便利なツールが内蔵されています。「設定」>「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」>「追加のトラブルシューティングツール」から「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックしてみてください.
- Windows Updateサービスと関連サービスの再起動:
- 「Windows」キー + 「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- サービスの一覧から「Windows Update」を探して右クリックし、「再起動」を選択します。
- 同様に、「Background Intelligent Transfer Service (BITS)」や「Cryptographic Services」も再起動してみましょう.
- SoftwareDistributionフォルダーとCatroot2フォルダーのリセット:
- 管理者としてコマンドプロンプトを開きます（「スタート」メニューを右クリックして「コマンドプロンプト (管理者)」を選択）。
- 以下のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後にEnterキーを押します。
net stop wuauserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver
この操作は、Windows Updateのキャッシュをクリアする効果があります.
- セキュリティソフトの一時的な停止: 導入しているセキュリティソフトが、アップデートの処理を誤ってブロックしている可能性も考えられます。一時的にセキュリティソフトを停止してから、再度アップデートを試してみてください（停止後は必ず元に戻してくださいね）.
- セーフモードでのアップデート: 必要最低限のシステム構成でWindowsを起動するセーフモードでアップデートを試してみるのも有効な手段です。
- 手動での更新プログラムのダウンロードとインストール: Microsoft UpdateカタログからKB5002700（とKB5002623）を検索して、スタンドアロンのパッケージをダウンロードし、手動でインストールしてみる方法もあります.
最終手段！強制終了は極力避けて
どうしてもアップデートが進まない場合でも、アップデート中にパソコンを強制終了するのは極力避けるべきです。システムファイルが破損し、最悪の場合、Windowsが起動しなくなるなどの深刻な問題を引き起こす可能性があります。もし長時間フリーズした状態が続く場合は、最終手段として電源ボタンを長押しするしかありませんが、その後の起動時に問題が発生する可能性も念頭に置いておいてください。
まとめ：KB5002700バグ・不具合は？アップデートが進まない・インストールできない？
今回は、Microsoft Office 2016のセキュリティ更新プログラムKB5002700について、アップデート内容、バグ・不具合、そしてアップデートが進まない場合の対処法を詳しく解説してきました。
KB5002700自体は、私たちのOffice環境を安全に保つための重要なアップデートです。しかし、一部で報告されている不具合については、緊急リリースされたKB5002623と合わせて適用することで解消される見込みです.
もしアップデートがなかなか進まない場合は、今回ご紹介したチェックポイントや対処法を参考に、焦らずに一つずつ試してみてください。そして、常に最新の情報をチェックして、安心・安全なOffice環境を維持していきましょう。
それでは、今回のブログ記事が少しでも皆さんのWindowsライフのお役に立てたなら嬉しいです。また次回の記事でお会いしましょう！
