日航ジャンボ機UFO遭遇事件で寺内謙寿が目撃したufoについて
日航ジャンボ機UFO遭遇事件は、航空史、そしてUFO研究において非常に興味深い事例です。
この記事では、この事件に関する様々な情報、特に専門家や研究者の分析、そして残された謎について深く掘り下げていきます。
日航ジャンボ機UFO遭遇事件で寺内謙寿機長が目撃したUFOは本物?
1986年11月17日、日本航空の貨物機JAL1628便がアラスカ州上空でUFOに遭遇した事件は、機長である寺内謙寿氏の詳細な目撃証言と、それを裏付けるレーダー記録の存在から、世界中で大きな注目を集めました。
寺内謙寿が目撃したUFOの詳細
寺内機長は、まず2つの航空機の灯火のような光を目撃し、それが子グマがじゃれ合うように動きながら飛行していたと証言しています。その後、日航機の直前上方に瞬間移動したUFOは、逆噴射のような光を放ち、操縦室を明るく照らしました。この時、寺内機長は顔に熱を感じたとも述べています。
このUFOはDC8旅客機の胴体ほどの大きさで、正方形に見え、中央部は暗黒でしたが、左右には無数のノズルがあり、そこから白熱灯のような光を噴出していたとのことです。
さらに、その後、ジャンボ機の全長の数十倍という巨大な、空母2隻を背中合わせに重ねたような球状の宇宙母艦を目撃したと証言しています。 この宇宙母艦は、日航機が360度旋回したり高度を下げたりしても、ぴったりと追尾してきました。
レーダー記録と管制官の証言
レーダー記録と管制官の証言
日航ジャンボ機UFO遭遇事件において、レーダー記録と管制官の証言は事件の信憑性を評価する上で重要な要素となっています。
まず、寺内機長自身の証言によると、UFOを目撃した際にアンカレッジ航空管制センターに問い合わせましたが、「レーダーには何も映っていない」という回答だったとのことです。
しかし、寺内機長らは機内の気象レーダーを使用し、独自に確認を試みたところ、13~14キロほど前方に巨大な緑色の物体が映っていたと証言しています。
航空管制センターのレーダーにUFOが映らなかった理由については、いくつかの可能性が考えられます。
- 当時のレーダー技術では、UFOのような高速で移動する物体を捉えきれなかった可能性があります。
- UFOがレーダー波を吸収したり反射したりするステルス技術を持っていた可能性があります。
- 意図的にUFOの情報を隠蔽するために、管制官が虚偽の報告をした可能性があります。
一方、日航機自身の気象レーダーに緑色の物体が映っていた点については、以下のような解釈がされています。
- 気象レーダーでは金属製の硬い物体は赤色に、反射が弱い雲などは緑色に映ります。
- つまり、レーダーに映っていたのは雲であった可能性も考えられます。
- しかし、寺内機長は発光体を目視しており、レーダーには捉えられないUFOの事例は他にも存在します。
- また、高度な技術を持つUFOであれば、レーダーに雲のように映るようにカムフラージュすることも可能かもしれません。
事件から15年後、2001年の「UFOディスクロージャー・プロジェクト」において、事件当時FAA(アメリカ連邦航空局)で事故調査部長を務めていたジョン・キャラハン氏が新たな証言をしました。 キャラハン氏は、UFOは実際に地上レーダーでも捉えられており、航空機ではありえない速度で移動していたことを証言しています。
さらに、キャラハン氏によると、このレーダー情報は、管制官のやりとりの記録にも残っており、民間航空機や軍用機ではないことが確認されたとのことです。 キャラハン氏自身も、アラスカ局からの問い合わせを受け、事件の調査を行いましたが、調査後、FBI、CIA、レーガン政権の科学調査チームから口止めをされたと証言しています。
キャラハン氏の証言が真実であれば、航空管制センターはUFOをレーダーで捉えていたにもかかわらず、その情報を隠蔽していたことになります。
しかし、キャラハン氏の証言の信憑性については、議論の余地が残されています。
- キャラハン氏が個人的な名声を得るために、虚偽の証言をした可能性も否定できません。
- また、彼の証言を裏付ける客観的な証拠は、今のところ存在しません。
他のクルーの証言
日航ジャンボ機UFO遭遇事件において、クルーの証言はUFO目撃の信憑性と詳細を理解する上で重要です。
事件当時、JAL1628便には機長の寺内謙寿氏に加え、副操縦士の為藤隆憲氏と航空機関士の佃善雄氏が搭乗していました。
寺内機長は、前述の通り、まず2つの光を目撃し、それが後に巨大な宇宙母艦へと変化したと詳細に証言しています。彼はその形状や動き、光の特徴などをスケッチに残しており、その体験は非常に鮮明なものだったことが伺えます。
しかし、他のクルーの証言は寺内機長の証言とは異なります。副操縦士の為藤氏は、光は目撃したものの、寺内機長が証言するような明確な形状をした物体は確認できなかったと述べています。航空機関士の佃氏も、上下に揺れる2つの光を見たものの、それが宇宙母艦であるかどうかは半信半疑だったと証言しています。
これらの証言の差異は、UFO目撃の信憑性について疑問を投げかける要素の一つとなっています。
- 目撃時の心理的な状況や、個人の認識能力の違いによって、同じ現象を目にしても異なる解釈が生まれる可能性があります。
- また、寺内機長がUFO目撃をセンセーショナルに語りたがったため、証言を誇張した可能性も考えられます。
一方で、複数のレーダーがUFOを捉えていたという証言や記録 は、クルーの証言とは独立した客観的な証拠となりえます。
寺内謙寿wiki現在|日航ジャンボ機UFO遭遇事件
寺内機長は、事件後地上勤務に異動となり、マスコミの報道に苦しめられました。 週刊新潮の2006年のインタビューでは、「マスコミに喋らなければ良かったと思うこともあります。喋っていいことってなかったから」と語っています。
その後、寺内機長は日航を定年退職し、静かな生活を送っているとのことです。
まとめ:寺内謙寿機長wiki現在|日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真相は本当?
1986年に発生した日航ジャンボ機UFO遭遇事件は、航空機が未確認飛行物体と遭遇したという、非常に異例な出来事として大きな注目を集めました。この事件は、単なるオカルト的な話として片付けられるのではなく、様々な角度から分析され、議論の対象となっています。
事件の主なポイント
- 目撃: 日本航空の貨物機がアラスカ上空で、複数の光を放つ巨大な物体を目撃。
- レーダー: 機内の気象レーダーに、通常の飛行物体とは異なる形状の物体が映った。
- 管制塔: 地上のレーダーには何も映らなかったが、機長の報告を受けて調査を行った。
- 政府の関与: 米国政府は、この事件を機密扱いとし、詳細な情報を開示していない。
■事件に対する様々な解釈
この事件に対しては、大きく分けて以下の3つの解釈が存在します。
- UFOとの遭遇: 機長が実際に未確認飛行物体と遭遇したという説。
- 自然現象や誤認: 蜃気楼やオーロラなど、自然現象による幻覚であったという説。
- 政府による隠蔽: 政府がUFOの存在を隠蔽するために、情報を操作したという説。
■それぞれの説の根拠と問題点
〇1. UFOとの遭遇説
- 根拠: 機長を含む複数の乗員が、通常の航空機とは異なる飛行物体を見たという証言がある。また、機内のレーダーに異様な物体が映ったという事実も、この説を裏付ける。
- 問題点: 他の航空機や地上のレーダーでは、目撃された物体は確認されなかった。また、目撃者の証言に個人差があり、客観的な証拠が不足している。
〇2. 自然現象や誤認説
- 根拠: 蜃気楼やオーロラなど、自然現象によって光が屈折し、UFOのように見えることがある。また、機長の心理的な状態が影響を与えた可能性も指摘されている。
- 問題点: 複数の乗員が同時に同じ現象を目撃しており、自然現象だけでは説明が難しいケースもある。
〇3. 政府による隠蔽説
- 根拠: 米国政府は、UFOに関する情報を厳重に管理しており、この事件についても詳細な情報を開示していない。また、事件後に関係者が口止めされたという証言もある。
- 問題点: 政府がこのような事件を隠蔽する動機が明確ではない。また、証拠となる具体的な情報が少ない。