情報セキュリティマネジメント試験は、比較的難易度が低い試験と言えますが、油断は禁物。
過去問を繰り返し解き、重点分野をしっかりと学習することで、合格を目指しましょう。
2024年の情報セキュリティマネジメント試験は下記のような日程・内容で行われました。
■情報セキュリティマネジメント試験の日程・時間
2024年10月13日(日)
■科目A・科目B
試験時間 120分
〇出題形式
科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式
〇出題数/解答数
60問/60問
■情報セキュリティマネジメント試験の出題範囲・問題数
■問合せ先
情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 受験サポートセンター(専用窓口)
TEL:03-4500-7862 (08:30?17:30※年末年始を除く)
情報セキュリティマネジメント試験解答速報2024
2024年の情報セキュリティマネジメント試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#情報セキュリティマネジメント試験解答速報」
5ch
「資格の大原」と「LEC東京リーガルマインド」では情報セキュリティマネジメント試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#情報セキュリティマネジメント試験」や「#情報セキュリティマネジメント解答速報」で解答が続々と投稿されるし、
5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、
例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
なお、正式なIPA 独立行政法人 情報処理推進機構のHPで後日、「問題冊子・配点割合・解答例・採点講評」として公開されます。
情報セキュリティマネジメント試験の合格基準は?
情報セキュリティマネジメント試験の合格基準は、総合評価点が基準点(600点)以上の場合に合格となります。 試験は科目Aと科目Bがあり、両方の科目を合わせて120分の試験時間内に実施されます。
- 科目A試験と科目B試験をまとめた総合評価点は1,000点満点で、IRT(項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点が算出されます。
- 科目Aと科目Bの配点割合はIRTにより決定されるため、公開されていません。
- 以前は午前と午後に分かれた試験形式でしたが、2023年度(令和5年度)から科目Aと科目Bの試験形式に変更されました。
- 以前の試験形式では、午前と午後それぞれの試験で60点以上を取得する必要がありましたが、現在の試験形式では総合評価点でのみ合否が判定されます。
- 試験はCBT方式で実施され、身体の不自由な方など、CBT方式で受験できない場合は、春期(4月)と秋期(10月)の年2回、ペーパー方式による受験が可能です。
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は?
情報セキュリティマネジメント試験の合格率は、時代によって変動はありますが、おおむね50%前後です。2人に1人が合格する計算になり、比較的高い合格率と言えるでしょう。
しかし、試験開始当初である平成28年度春期には88.0%だった合格率が、平成30年度秋期には46.3%にまで下がってきています。
つまり、合格率は年々減少傾向にあり、難易度も上がってきていると言えるでしょう。
この傾向が続くと仮定すると、今後も合格率は減少する可能性があります。
合格率が減少し、難易度が上がっていくことを考慮すると、なるべく早めに受験するのが良いかもしれません。
情報セキュリティマネジメント試験は、IPAが主催する国家試験の中でも、最も簡単なITパスポート試験の次に簡単な試験と位置付けられています。
試験の難易度としては低めですが、油断せずにしっかりと対策しておきましょう。
情報セキュリティマネジメント試験の内容
情報セキュリティマネジメント試験は、組織の情報セキュリティ確保に貢献するための基本的なスキルを認定する国家試験です。2016年度から開始された比較的新しい試験で、情報セキュリティに関する基礎知識を問う内容となっています。
試験は科目Aと科目Bの2科目で構成され、120分の試験時間内に両方の科目をまとめて実施します。2023年度以前は午前と午後に分かれていましたが、制度変更により現在の形式になりました。
科目A試験
- 情報セキュリティに関する基礎知識を問う問題が出題されます。
- 多肢選択式(四肢択一)で、48問が出題されます。
- 出題範囲は多岐にわたり、情報セキュリティの考え方、情報セキュリティ管理の実践規範、各種対策、情報セキュリティ関連法規などが出題されます。
- ネットワーク、システム監査、経営管理などの関連分野に関する知識も問われます。
- テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3つの分野から出題されます。
- テクノロジ系: 情報システムを支える技術に関する分野
- マネジメント系: プロジェクトやサービスを成功させるために必要な管理に関する分野
- ストラテジ系: 企業が戦略的に活動するための知識や法律に関する分野
- 特に、テクノロジ系のセキュリティ分野とストラテジ系の法務分野は重点分野とされており、出題数が多い傾向にあります。
- これらの分野は、専門用語が多く、知識量が膨大であるため、対策が難しいとされています。
科目B試験
- 業務の現場における情報セキュリティ管理の実践力を問う問題が出題されます。
- 多肢選択式で、12問が出題されます。
- 情報資産管理、リスクアセスメント、IT利用における情報セキュリティ確保、委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練などに関するケーススタディ形式で出題されます。
- 科目A試験で問われた知識を前提とした、より実践的な内容となっています。
- 2023年度以前は長文読解形式でしたが、制度変更により小問形式に変更されました。
その他
- 試験はCBT方式で実施されます。
- 身体の不自由な方など、CBT方式で受験できない場合は、春期(4月)と秋期(10月)にペーパー方式による受験が可能です。
- 受験資格は特にありません。
- 合格基準は、総合評価点が600点以上(1,000点満点)であることです。
- 配点はIRT(項目応答理論)に基づいて算出されるため、非公開となっています。
- 情報セキュリティマネジメント試験は、他の情報処理技術者試験と比較して、難易度が低いとされています。
- ITパスポート試験は、さらに基礎的な内容となっており、情報セキュリティマネジメント試験の入門として受験する人も多いようです。
- 基本情報技術者試験は、情報セキュリティマネジメント試験と同等のスキルレベルですが、より広範囲なIT知識が問われます。
- 高度情報処理技術者試験は、情報セキュリティマネジメント試験よりも高度な専門知識が求められます。
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティの重要性が高まる現代において、多くの企業で必要とされる知識を習得できる試験です。幅広い業種・職種で役立つ資格と言えるでしょう。
情報セキュリティマネジメント試験の難易度,受験生感想まとめ
情報セキュリティマネジメント試験は、IPAが主催する国家試験の中でも、最も簡単なITパスポート試験の次に簡単な試験と位置付けられています。合格率は例年50%前後で、2人に1人が合格する計算になるため、比較的高い合格率と言えるでしょう。
しかし、試験開始当初の平成28年度春期には88.0%だった合格率が、平成30年度秋期には46.3%にまで下がってきています。つまり、合格率は年々減少傾向にあり、難易度も上がってきていると言えるでしょう。
試験のレベル感
情報セキュリティマネジメント試験は、情報処理技術者試験のスキルレベル2に位置付けられており、基本情報技術者試験と同等のレベル感と言われています。
試験の構成
試験は科目Aと科目Bの2科目から構成されています。
- 科目A試験: 情報セキュリティ全般の基礎知識を問う問題が出題されます。
- セキュリティに関する技術要素だけでなく、法務やマネジメント系の問題など、幅広い分野から出題されます。
- 4択問題が48問出題されます。
- 科目B試験: 情報セキュリティマネジメントの計画、要求事項、運用、継続的な改善に関する内容が出題されます。
- 問題の事例をよく読み、検討して解答する必要があります。
- 情報セキュリティ管理の実践力を問う、ケーススタディ形式の問題が出題されます。
- 多肢選択式の小問形式の問題が12問出題されます。
試験対策
- 過去問の活用: 過去に出題された問題と類似の問題が出題される傾向があるため、過去問を解くことは有効な対策となります。
- 重点分野の学習: 試験要項で重点分野とされている分野を重点的に学習することで、効率的に合格を目指すことができます。 特に、セキュリティ分野と法務分野は出題数が多い傾向にあるため、しっかりと対策しておきましょう。
- 用語の理解: セキュリティ分野や法務分野では、専門用語が多く出題されます。 用語の意味を理解しておくことが重要です。
試験の難化について
情報セキュリティマネジメント試験は、開始から数年しか経っていないため、過去問の数は多くありません。 しかし、セキュリティ技術の発達や重要性の高まりに伴い、試験の難易度が上がる可能性は十分に考えられます。