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iCloudプライベートリレー|オンにするとどうなる?オフにできない?どっち?

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iCloudプライベートリレーについて。

Appleが提供する新しいプライバシー機能であるiCloudプライベートリレーはオン・オフどっちが良いんでしょうか?オンにするとどうなる

また、オフにできない場合、どうすれば良いんでしょうか?

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iCloudプライベートリレーとは?仕組み・使い方は?

iCloudプライベートリレーは、Appleが提供するプライバシー保護機能で、Safariでのウェブ閲覧時にIPアドレスやDNSレコードを隠蔽することで、ユーザーのオンライン活動を第三者から見えにくくします。iCloud+のサブスクリプションプランに加入することで利用できます。

■仕組み

iCloudプライベートリレーは、ユーザーのデバイスとアクセス先のウェブサイトの間に、Appleとサードパーティが運営する2つのリレーサーバーを介在させることで動作します。

  1. ユーザーがSafariでウェブサイトにアクセスしようとすると、リクエストはまずAppleが運営する「イングレスサーバー」と呼ばれるリレーサーバーに送られます。
  2. イングレスサーバーでは、ユーザーのIPアドレスは記録されますが、DNSレコードは暗号化されるため、Appleを含め誰もアクセス先のウェブサイトを知ることができません。
  3. リクエストは次に、サードパーティのコンテンツ配信ネットワーク (CDN) が運営する「エグレスサーバー」と呼ばれる2番目のリレーサーバーに送られます。CDNにはAkamai、Cloudflare、Fastlyなどが含まれます。
  4. エグレスサーバーは、暗号化されたDNSリクエストを受け取り、ユーザーに関連付けられていない一時的なIPアドレスを生成し、アクセス先のウェブサイトを復号化して接続します。
  5. ウェブサイトからの応答は、エグレスサーバーを経由して暗号化された状態でAppleのイングレスサーバーに送り返され、最終的にユーザーのデバイスに届けられます。

この仕組みによって、Appleはユーザーがアクセスしたウェブサイトの内容を知ることができず、サードパーティのエグレスサーバーはユーザーのIPアドレスを知ることはできません。

使い方

iPhone/iPadの場合:

  1. 「設定」アプリを開き、自分の名前をタップします。
  2. 「iCloud」>「プライベートリレー」をタップします。
  3. 「プライベートリレー」をオンにします。
  4. 「IPアドレス位置情報」をタップし、「おおよその位置情報を保持」または「国とタイムゾーンを使用」を選択します。

Macの場合:

  1. macOS Ventura以降: Appleメニュー >「システム設定」を選択します。
  2. macOS Monterey: Appleメニュー >「システム環境設定」を選択します。
  3. 自分の名前をクリックし、「iCloud」を選択します。
  4. macOS Ventura以降:「プライベートリレー」をクリックします。
  5. macOS Monterey:「プライベートリレー」の横にあるチェックボックスをクリックします。
  6. 「プライベートリレーをオンにする」をクリックします (macOS Ventura以降)。
  7. IPアドレスの設定を選択し、「完了」をクリックします。

プライベートリレーとVPNの違い

iCloudプライベートリレーはVPNと似た機能を提供しますが、いくつかの重要な違いがあります。

  • 適用範囲: プライベートリレーはSafari、DNSクエリ、一部のアプリのトラフィックのみを保護しますが、VPNはデバイス上のすべてのアプリとサービスのトラフィックを保護します。
  • 位置情報の選択: VPNでは接続先のサーバーの場所を選択できますが、プライベートリレーではおおよその位置情報または国とタイムゾーンのみを選択できます。
  • セキュリティレベル: VPNは一般的にプライベートリレーよりも強力な暗号化とセキュリティ機能を提供します。

iCloudプライベートリレーをオンにするとどうなるか?

iCloudプライベートリレーをオンにすると、主にSafariでのウェブ閲覧において、プライバシーとセキュリティが強化されます。仕組みとしては、あなたのデバイスとアクセス先のウェブサイトの間に、Appleとサードパーティが運営する2つのリレーサーバーを介在させることで、IPアドレスやDNSレコードを隠蔽します。

プライベートリレーがオンになった時の具体的な変化

  • IPアドレスの隠蔽: インターネット上のあなたの住所のような役割を持つIPアドレスを、一時的な別のIPアドレスに置き換えます。これにより、アクセス先のウェブサイトからは、本来のIPアドレスや位置情報を知ることはできません。
  • DNSレコードの暗号化: あなたがアクセスしようとしているウェブサイトのアドレス情報であるDNSレコードを暗号化します。これにより、インターネットサービスプロバイダ(ISP)など、通信経路上の第三者が、あなたがどのウェブサイトにアクセスしているかを知ることができなくなります。
  • 通信経路の匿名化: データが複数のリレーサーバーを経由することで、アクセス元の情報とアクセス先の情報が分離されます。これにより、あなたのオンライン活動を追跡することがより困難になります。

プライベートリレーをオンにした際に発生する可能性のある問題点

  • 一部のウェブサービスが利用できない: IPアドレスに基づいてアクセスを制限しているウェブサイトやサービスでは、利用できなくなる可能性があります。
    • 例えば、日本国内限定のサービスや、特定の国からのアクセスをブロックしているウェブサイトなどが該当します。
  • 一部のキャリアサービスで不具合が発生する: 一部のキャリアサービスでは、プライベートリレーが有効になっていると正常に動作しない場合があります。
    • 例えば、キャリアのアカウントメニューや、データ通信量特典などが利用できなくなる可能性があります。
  • データ通信量が増加する: データが複数のサーバーを経由するため、データ通信量が増加する可能性があります。
    • データ通信量に制限のあるプランを利用している場合は注意が必要です。
  • 通信速度が低下する: データが複数のサーバーを経由するため、通信速度が低下する可能性があります。
    • ただし、速度低下は体感できない程度の場合もあります。

■その他

  • プライベートリレーはSafariでのみ有効です。他のブラウザやアプリでは機能しません。
  • プライベートリレーは、中国、ベラルーシ、コロンビアなど、一部の国と地域では利用できません。

iCloudプライベートリレー|オン・オフどっちが良い?メリット・デメリットは?

■iCloudプライベートリレー:オンとオフどちらが良いか?

iCloudプライベートリレーは、オンラインでのプライバシーとセキュリティを向上させる便利な機能ですが、メリットとデメリットを理解した上で、自身の利用状況に応じてオンにするかオフにするかを決める必要があります。

プライベートリレーをオンにするメリット

  • プライバシー保護の強化:
    ウェブサイトやインターネットサービスプロバイダ(ISP)が、あなたのIPアドレスや閲覧履歴を取得して、あなたに関する詳細なプロフィールを作成することを防ぎます。 特に、公共のWi-Fiなど、セキュリティの低いネットワークを使用する場合に有効です。 広告主によるターゲティング広告やデータ収集からも保護されます。
  • セキュリティの向上:
    通信内容を暗号化し、複数のサーバーを経由させることで、ハッカーや悪意のある第三者による通信傍受のリスクを軽減します。
  • 位置情報の隠蔽:
    正確な位置情報の代わりに、おおよその位置情報または国とタイムゾーンの情報のみをウェブサイトに提供することで、位置情報に基づいた追跡を困難にします。
  • 設定が簡単:
    iCloud+に加入していれば、設定アプリから簡単にプライベートリレーを有効化できます。 特別な知識や追加のソフトウェアは必要ありません。
  • Appleのエコシステムとの統合:
    iOS、iPadOS、macOSなど、Appleのデバイス間で一貫して利用できます。

プライベートリレーをオンにするデメリット

  • 一部のキャリアサービスとの互換性問題:
    一部のキャリアサービス(例:ドコモのdアカウント、ソフトバンクの動画SNS放題)では、プライベートリレーが有効になっていると正常に動作しない場合があります。 また、一部のサイトから制限を受けたり、速度が低下する可能性があります。
  • データ通信量の増加:
    データが複数のサーバーを経由するため、通常よりもデータ通信量が増加する可能性があります。 データ通信量に制限のあるプランを利用している場合は注意が必要です。
  • ウェブサイトのフィルタリング機能が無効になる:
    ウェブサイトのフィルタリング機能が無効になるため、子供が不適切なサイトにアクセスできてしまうリスクがあります。 子供向けのスマホでフィルタリングを利用している場合は注意が必要です。
  • 一部のウェブサイトでアクセスが制限される:
    IPアドレスに基づいて地域を判断するウェブサイトでは、アクセスが制限される場合があります。 例えば、地域限定のコンテンツやサービスにアクセスできない、クレジットカード決済で不要なセキュリティが働いてしまうなどの問題が発生する可能性があります。
  • 通信速度の低下:
    データが複数のサーバーを経由するため、通信速度が低下する可能性があります。 ただし、速度低下は個人差や環境によって異なり、ほとんど気にならない場合もあります。
  • iCloud+のサブスクリプションが必要:
    iCloudプライベートリレーを利用するには、iCloud+のサブスクリプションに加入する必要があります。
  • Safari限定:
    現時点では、Safari以外のブラウザ(例:Chrome、Firefox)では利用できません。

結局、オンとオフどちらが良いのか?

  • プライバシー保護やセキュリティを重視するユーザー公共のWi-Fiをよく利用するユーザーには、プライベートリレーをオンにすることをおすすめします。
  • 特定のキャリアサービスやウェブサイトをよく利用するユーザーデータ通信量を節約したいユーザーは、プライベートリレーを無効にするか、必要な時だけ有効にすることをおすすめします。

より強力なプライバシー保護とセキュリティを求める場合は、VPNサービスの利用を検討するのも良いでしょう。 ただし、無料のVPNサービスはセキュリティリスクが高い場合があるので注意が必要です。 有料の信頼できるVPNサービスを選びましょう。

最終的な判断は、ご自身の利用状況やプライバシーに対する考え方によって異なります。 上記のメリットとデメリットを参考に、ご自身にとって最適な設定を選択してください。

まとめ:iCloudプライベートリレー|オンにするとどうなる?オフにできない?どっち?

iCloudプライベートリレーをオンにすることで、プライバシーとセキュリティが強化されますが、同時にいくつかの問題点が発生する可能性もあります。上記を参考に、ご自身の利用状況に合わせて、プライベートリレーのオン/オフを検討してみてください。

■メリット

  • プライバシー保護の強化: IPアドレスや閲覧履歴を隠すことで、ウェブサイトやインターネットサービスプロバイダー (ISP) からの追跡を困難にし、プライバシーを保護します。
  • セキュリティの向上: 通信内容を暗号化することで、ハッカーや悪意のある第三者による盗聴や改ざんのリスクを軽減します。
  • 位置情報の隠蔽: 正確な位置情報ではなく、おおよその地域または国とタイムゾーンの情報のみを提供することで、位置情報に基づく追跡やターゲティングを回避できます。

■デメリット

  • 一部のキャリアサービスとの互換性問題: ドコモ、ソフトバンク、auなど、一部のキャリアサービスでは、プライベートリレーを有効にすると正常に動作しない場合があります。
  • データ通信量の増加: データが複数のサーバーを経由するため、データ通信量が増加する可能性があります。
  • ウェブサイトのフィルタリング機能の無効化: プライベートリレーはIPアドレスに基づくフィルタリングを無効にするため、子供向けのフィルタリングなどが機能しなくなる可能性があります。
  • Safari限定: プライベートリレーはSafariでのみ有効であり、他のブラウザやアプリでは機能しません。
  • 一部の国と地域での利用不可: 中国、ベラルーシ、コロンビア、エジプト、カザフスタン、サウジアラビア、南アフリカ、トルクメニスタン、ウガンダ、フィリピンなど、一部の国と地域では法規制により利用できません。
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