宝石の国 最新刊(13巻)の発売日や特典・表紙などについて。
「宝石の国」は不死の宝石たちが、月人との戦いと自己の存在意義を探求する、美しくも切ない物語。2.
脆くも美しい宝石の少年フォスフォフィライトが、幾多の苦難と変化を経て成長していく姿を描く、壮大なSF叙事詩となっていますが宝石の国13巻の特装版は？
宝石の国 単行本13巻の発売日は？
「宝石の国」は仏教思想をモチーフにした独特の世界観と、繊細な心理描写が魅力のダークファンタジー。
月人との戦いを繰り返す宝石たちの世界に隠された、驚愕の真実とは？
宝石の国13巻の発売日は、
2024年11月21日
が予定されています。
■宝石の国のこれまでの発売日・発刊ペース
1巻 2013年7月23日
2巻 2014年1月23日
3巻 2014年8月22日
4巻 2015年5月22日
5巻 2015年11月20日
6巻 2016年9月23日
7巻 2017年5月23日
8巻 2017年11月22日
9巻 2018年10月23日
10巻 2019年8月23日
11巻 2020年7月20日
12巻 2022年11月22日
宝石の国 単行本13巻の表紙は？
発表があり次第更新予定
宝石の国 単行本13巻の収録話は何話？
宝石の国13巻の収録話は
101話～108話
となっています。
■宝石の国12巻の収録話
第89話 エンマ
第90話 破砕
第91話 ジェード
第92話 夜
第93話 約束
第94話 金剛
第95話 終戦①
第96話 終戦②
第97話 一万年①
第98話 一万年②
第99話 夢
第100話 祈り
番外編 再会のくに
■宝石の国11巻の収録話
第80話 三族
第81話 土産
第82話 成り行き
第83話 返照
第84話 前夜
第85話 誕生日
第86話 開戦
第87話 静寂
第88話 自然・実験・未来
番外編 若さのくに
■宝石の国10巻の収録話
第71話 失敗
第72話 救世主
第73話 選択
第74話 祭典
第75話 願い事
第76話 アドミラビリス
第77話 認証
第78話 経過
第79話 二百二十年
番外編 ドレスのくに
宝石の国 単行本13巻の特装版
宝石の国は4巻以降から特装版も用意されるのがほぼ恒例となっています。
13巻についてはさいしゅうかんということもあり特装版が用意される期待が高まっていましたが、
全96ページの金剛の兄機が紡ぐイラスト詩集付き
となりました。
■宝石の国のこれまでの特装版
4巻 『カードゲーム付き 4巻特装版』
6巻 『エコバッグ付き 6巻限定版』
7巻 『ILLUSTRATION BOOK付き限定版』
9巻 『小画集付き特装版』
10巻 『描き下ろし小冊子&シール付き特装版』
11巻 『描き下ろし小冊子&シール付き特装版』
12巻 『描き下ろしハードカバー上製本付き特装版』
宝石の国 単行本13巻の特典
人気漫画になればなるほど、単行本発売にあたって特典が用意されたり、特装版が販売されることがしばしばあります。
宝石の国でも特典が用意されるのが恒例となっていますが、もし特典が用意されるとしたら、
ポストカード
キャラクターシール（ステッカーシール）
ステッカー
キャラクターカード
しおりカード
イラストカード
グッズ付き同梱版
など基本的に、
アニメイト、ゲーマーズ、メロンブックス、柳正堂書店、とらのあな、TSUTAYA、COMIC ZIN、駿河屋、まんが王、wonderGOO
などの店舗は特典がもらえることが多いです。
■宝石の国のこれまでの特典
宝石の国13巻のtsutaya特典
宝石の国13巻の特典について、TSUTAYAのオリジナル特典の情報は現時点では確認できていません。
新しい情報を確認でき次第、ブログに追記をします。
宝石の国13巻のアニメイト特典
宝石の国13巻の特典について、アニメイトのオリジナル特典の情報は現時点では確認できていません。
新しい情報を確認でき次第、ブログに追記をします。
宝石の国 単行本13巻の内容ネタバレ
■あらすじ
ひとり地上に残されていた主人公・フォスフォフィライトのもとに、人間を祖とする月人たちがやってきた。
フォスは祈り、月人たちは無に帰したとされる。さらに途方もない年月が過ぎたのち、フォスは新たな岩石生命体と出会い、対話することによって幸福を感じるようになるが――。
強くてもろくて美しい、宝石たちの物語、完結巻。
フォスフォフィライトは、当初、脆く戦闘に向いていなかったため、金剛先生から博物誌の作成を任されましたが、月人やアドミラビリス族との出会い、そして身体の度重なる欠損と補完を通して大きく変化していきます。フォスは、月人と金剛先生の間にある秘密を解き明かすため、自ら月へ行くことを決意し、最終的には、月人と宝石、そしてアドミラビリス族全てを無に帰すという結末を迎えます。
フォスの変化と目的
フォスは、シンシャとの約束「君にしかできない仕事を見つける」を果たすべく、また、月人や金剛先生、そして自分たちの存在理由を知るために、様々な経験を通して成長していきます。
- 海での月人との戦いで両足を失い、アゲートの脚を得ることで俊足になる。
- 冬の間に合金の腕を得て戦闘力を高めるが、アンタークチサイトを失ってしまう。
- 月人と接触を試みる過程でゴーストクォーツを失い、カンゴームとパートナーを組む。
- カンゴームを庇って頭部を失い、ラピスラズリの頭部を得て102年後に復活。
- 月へ行き、月人たちの目的と金剛先生の正体を知る。
これらの経験を通して、フォスは精神的にも大きく成長し、当初の脆さや無邪気さは失われ、目的達成のためには手段を選ばない一面を見せるようになります。
月人たちの目的と金剛先生の正体
月人たちは、かつて人間だった存在であり、「祈り」によって魂を無に還すことのできる金剛先生の祈りを求めていました。金剛先生は、人間によって作られた機械であり、本来の役割を果たしていなかったため、月人たちは宝石たちを攫うことで金剛先生を刺激しようとしました。
フォスの裏切りと対立
フォスは、金剛先生が月人のために祈れば宝石たちが襲われることはなくなると考え、エクメアと協力して宝石たちを月に誘う計画を実行します。しかし、この裏切り行為は金剛先生ではなく、宝石たちを傷つける結果となり、月に行った宝石たちと地上に残った宝石たちの間に深刻な対立が生じます。
悲劇的な結末
フォスは、月人側の立場として、かつての仲間たちと対立し、戦いを繰り広げます。その過程で、フォスはシンシャとの約束を皮肉な形で果たすことになり、最終的には金剛先生を破壊し、彼の祈りの力を得ます。 しかし、金剛先生の祈りは月人だけでなく、宝石やアドミラビリス族も無に帰してしまうものでした。フォスは、全ての宝石を砕き、金剛先生の祈りを発動させることで、月人たちの悲願を叶え、世界から全ての生物を消滅させます。
最終的な孤独と新たな始まり
長い年月を経て、フォスは地上に生まれた新たな岩石生命体と出会い、自分の中に「人間」が残っていることに気づきます。そして、金剛先生の兄から、人間が滅びるまでの歴史を聞かされます。最終的に、フォスは金剛先生の兄によってフォスフォフィライトの破片を抜き取られ、宇宙へと送り出されます。
宝石の国の結末は、フォスの成長と葛藤、そして自己犠牲を通して、生命の意味や存在意義を問いかける、重厚なテーマを含んでいます。
宝石の国 単行本13巻の感想
物語は、遠い未来、人類が滅亡した後の地球が舞台です。そこでは、宝石の体を持つ28人の宝石たちが、月人と呼ばれる謎の存在から身を守りながら生活しています。宝石たちは、硬度や靭性などの特性に応じて、戦闘、医療、工芸など、様々な役割を担っています。
主人公フォスフォフィライトの成長と変化
物語の主人公は、フォスフォフィライトと呼ばれる、硬度が低く脆い宝石です。フォスは、月人と戦うことを強く希望していましたが、その脆さゆえに戦闘には不向きとされ、金剛先生から博物誌作成を任されます。
フォスは、様々な出来事や出会いを経験する中で、身体の一部を失い、それを他の物質で補完することで新たな能力を獲得していきます。
- 最初に、月人との戦いで両足を失い、アドミラビリス族のアクレアツスの貝殻から作られた脚を得ることで、超高速の俊足となります。
- 次に、冬の間に流氷の精霊に騙されて両腕を失い、金と白金の合金の腕を得ます。合金の腕は強力な武器となりますが、同時にフォスの精神を不安定にさせ、悪夢に悩まされるようになります。
- さらに、月人と接触しようとする過程で、パートナーのゴーストクォーツを失い、彼の中にいたカンゴームと新たなパートナーを組むことになります。
- そして、カンゴームを庇って頭部を失い、ラピスラズリの頭部を移植されます。これにより、フォスはラピスの知識と分析能力を得ますが、同時にラピスの影響を受けて性格や口調が変わってしまいます。
このように、フォスは物語が進むにつれて肉体的にも精神的にも大きく変化していきます。彼の変化は、物語全体を通して重要なテーマである「成長」と「アイデンティティの喪失」を象徴しています。
月人と金剛先生の謎
宝石たちを襲う月人たちは、謎の存在として描かれています。彼らは言葉を発しませんが、宝石たちを攫い、月に連れて行こうとします。
物語が進むにつれて、月人たちはかつて人間だった魂の変容体であり、金剛先生の祈りを求めていることが明らかになります。
金剛先生は、宝石たちを教育し、守る存在です。 彼は強力な力と不思議な能力を持っていますが、その正体は長い間謎に包まれています。
フォスは、金剛先生と月人の間に何らかの関係があるのではないかと疑い始め、月へ行くことを決意します。
そして、月人の指導者であるエクメアから、金剛先生は人間によって作られた機械であり、「祈り」によって月人たちの魂を無に還す役割を持っていることを知らされます。
フォスの決断と結末
月人たちの目的と金剛先生の正体を知ったフォスは、仲間を救うために、金剛先生に祈りを強制させる計画を立てます。 彼はエクメアと協力し、宝石たちを裏切ることで金剛先生を刺激しようとします。
しかし、フォスの計画は失敗に終わり、宝石たちはフォスを危険視するようになります。 フォスは、仲間たちから孤立し、目的のためには手段を選ばない冷酷な存在へと変貌していきます。
最終的に、フォスは金剛先生を破壊し、彼の祈りの力を得ることに成功します。 しかし、金剛先生の祈りは、月人だけでなく、宝石やアドミラビリス族を含む全ての生物を無に帰してしまうものでした。
フォスは、その力を使って世界を無に還し、全ての生物を消滅させてしまいます。 長い年月が経ち、地上に新たな生命が誕生しますが、フォスは金剛先生の兄によってフォスフォフィライトの破片を抜き取られ、宇宙へと送り出されます。
物語のテーマ
「宝石の国」は、「成長」「アイデンティティ」「自己犠牲」「愛と喪失」など、様々なテーマを扱った複雑で奥深い物語です。フォスフォフィライトの変容を通して、読者は「自分とは何か」「生きる目的とは何か」といった根源的な問いについて考えさせられます。
