ドラマ「ホットスポット」最終回(10話)について。
「ホットスポット」は宇宙人、超能力者、未来人が織りなす、笑いと感動のヒューマンドラマ。
富士山麓の小さなホテルを舞台に、奇妙な日常が幕を開ける!!
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)あらすじ
清美(市川実日子)の働くホテルのオーナー(筒井真理子)と市長(菊地凛子)が裏でつながっていた!?
ホテルを売却して多額の利益を得ようとする2人の不正を暴き、宇宙人・高橋(角田晃広)を救おうとする清美、はっち(鈴木杏)、みなぷー(平岩紙)。仲間が見守る中、高橋自らオーナーの事務所に忍び込み、不正の証拠を手に入れようとするが……警備会社とオーナーが駆け付け、高橋は逃げ場を失ってしまう……!
絶体絶命の高橋!さらに市長の不正を暴かないと、町は荒廃していくらしい…!?清美たちは、高橋と地元の未来を変えられるか!?地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー、ついに最終回!!
引用:https://www.ntv.co.jp/hotspot/story/
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)ネタバレ考察
いやあ、ついに「ホットスポット」最終回を迎えちゃいましたね。毎週日曜の夜が楽しみだった人も多いんじゃないでしょうか? 僕もその一人で、独特のゆるさとSF要素の絡み具合が絶妙で、本当にハマっちゃったんですよ。最終回も、期待を裏切らない、良い意味で「なんだこれ?」ってなる展開で、見終わった後もしばらく余韻に浸っちゃいました。
まずは最終回のストーリーからお話しさせてください。ホテルの売却を阻止しようと、宇宙人の高橋(角田晃広さん)がオーナー(筒井真理子さん)の不正の証拠を探しに奔走するのが大きな軸でしたよね。まさかオーナーの自宅に侵入するなんて、ちょっとドキドキしました。結局証拠は見つからなかったものの、高橋が特殊能力を使いすぎちゃって、ホテルに戻って温泉で回復するっていう流れが、このドラマらしいですよね。
そして、ネットでも話題になっていた301号室の幽霊がついに登場するんです! クレーマーが泊まった部屋って噂されてましたけど、まさか本当にいたとは(笑)。寝ている高橋を脅かそうとする幽霊に対して、高橋がまさかの「こっちはそれどころじゃないのよ!しかも明日朝番だし。あなたは働いてないからいいかもしれないけど、こっちは生活かかってんのよ!ちゅうかオレ、宇宙人だからね!」ってブチギレるんですよ。このシーン、本当に笑いました! 幽霊もびっくりして消えちゃうし。
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)「そもそも棚が違う」とは?
この時に幽霊が言ったのが、今回のポイントの一つ、「そもそも棚が違う」というセリフです。宇宙人にキレられて退散する際に、「棚が違ったのでこのあたりで失礼します…スッ」と呟くんです。これについて、ネットでは宇宙人と幽霊はカテゴリーやジャンルが違うという意味だと解釈されていました。SFとオカルト、確かに全然違いますもんね。高橋からしたら、生活がかかっている現実の方が大事で、幽霊に構っている暇はない、そういうことなんでしょう。この辺りの感覚のズレが、このドラマの面白さだと思います。
最終回では、全てが解決した後、もんぶらんで清美(市川実日子さん)たちと食事をしていた高橋に、古田と名乗る男性(山本耕史さん)が声をかけてくるというサプライズもありました。なんと古田は自分がタイムリーパーだと告白し、ホテル売却の阻止を依頼してくるんですが、高橋はもう解決済みだと告げるんです。この「無駄遣い」とも言われた豪華キャストの登場は、「ブラッシュアップライフ」の浅野忠信さんの登場を彷彿とさせますよね(笑)。ちょっと間抜けな感じもまた、バカリズム脚本らしいというか。
さらに、30年後の未来の様子も描かれるんです。ホテルの従業員として三浦透子さんと井之脇海さんが登場し、高橋が宇宙人であることを幼馴染みに言う許可をもらっていた従業員がいた、という描写には、ちょっとホッコリしました。
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)の感想は面白い?つまらない?
視聴者の皆さんも、最終回すごく楽しんだみたいですよ。にはたくさんの感想が上がっていました。「絶妙な脚本」「さりげなく現れる豪華キャスト」「脱力系コメディーでありながら人間味にあふれている」「会話劇としても秀逸」「富士山の美観も見ものだった」といった声や、「エロも暴力もなしで面白かった」「バカリズムさんありがとう」「いいドラマだった 山梨に行きたくなった」という声も。
特に、高橋さんのキャラクターがすごく人気だったみたいで、「角田晃広が“特別”にカッコよかった」「高橋さんの『特別ね』が好きなのではやってほしい」「もう高橋さんの『特別ね』が聞けないのが寂しい」なんてコメントも。最終回のスパイダーマンみたいな活躍も、カッコよかったのにどこか笑える、高橋さんらしさが全開でしたよね。
他にも、「伏線回収も素晴らしい」という声が多くありました。例えば、クレーマー客の部屋の幽霊の存在、未来の荒廃という伏線、そして1話のファミレスに登場した4人組が、2話で地上絵を描いた犯人たちだったという伏線回収には、「鳥肌が立った」「気付けなかった」と驚きの声が上がっていました。高橋がファミレスで聞き耳を立てていた「地上絵」という言葉が、まさかこんな形で繋がるとは思いませんでしたよね。
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)の視聴率は?
随時更新
なお、これまでの視聴率は
第1話 1月12日 未知との日常 5.6%
第2話 1月19日 しょうもないお願い 5.9%
第3話 1月26日 生き返る 5.3%
第4話 2月2日 自力 5.8%
第5話 2月9日 個人的ニュース 5.7%
第6話 2月16日 寒い夜の出来事 5.6%
第7話 2月23日 富士山の日 5.5%
第8話 3月2日 未来人と宇宙人 水野格 5.9%
第9話 3月9日 特別 6.7%
最終話 3月16日 この町を救う
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)キャスト・登場人物
最終回のキャスト・登場人物を改めて整理すると、
- 遠藤清美: 市川実日子さん。主人公のシングルマザー。
- 高橋孝介: 角田晃広さん(東京03)。実は宇宙人の清美の同僚。
- 中村葉月: 鈴木杏さん。清美の幼馴染で小学校の先生。
- 日比野美波: 平岩紙さん。清美の幼馴染で泌尿器科の看護師。
- 磯村由美: 夏帆さん。清美の職場の後輩。
- 沢田えり: 坂井真紀さん。清美の職場の先輩。
- 奥田貴弘: 田中直樹さん(ココリコ)。ビジネスホテルの支配人。
- 村上: 小日向文世さん。謎の長期滞在客。
- 梅本市長: 菊地凛子さん。
- ホテルオーナー・原口: 筒井真理子さん。
- 古田: 山本耕史さん。未来から来たタイムリーパー。
- 30年後のホテル従業員: 三浦透子さん、井之脇海さん。
- 301号室の幽霊: うらじぬのさん。
本当に個性豊かなキャラクターばかりでしたよね。
ホットスポット(ドラマ)|最終回(10話)の伏線回収
回収された主な伏線としては、
- 301号室の幽霊の存在とその顛末。
- ホテル売却を巡る陰謀とその阻止。
- 未来の荒廃の可能性とそれが回避されたこと。
- 第1話のファミレスの客と第2話の地上絵犯人の繋がり。
- 高橋の能力の副作用と温泉による回復。
他にも、細かい部分で色々とあったのかもしれませんが、この辺りが大きなところでしょうか。
個人的な感想としては、「ホットスポット」は本当に肩の力を抜いて楽しめる、でもちゃんと面白いドラマだったなと思います。日常の中に突然現れた非日常を、大騒ぎするわけでもなく、どこか飄々と受け入れていく登場人物たちの attitude がすごく魅力的でした。高橋さんの宇宙人としての葛藤とか、清美たちの友情とか、クスッと笑える会話劇の中に、じんわりと温かいものが流れているんですよね。
最終回も、色々な要素が詰め込まれていて、最後まで飽きさせない展開でした。特に、高橋と幽霊のやり取りは、このドラマならではのユーモアが爆発していて、本当に忘れられないシーンになりました。「棚が違う」って一言で片付けてしまう感じも、妙に納得しちゃいましたし(笑)。
終わってしまったのは寂しいですけど、この独特の世界観は、きっと多くの人の心に残ったんじゃないでしょうか。またいつか、富士浅田の街で高橋さんや清美たちに会える日が来ることを、僕も楽しみにしています!