Excelファイルにおいて「クリーンアップを実行しています」と表示され、ファイルの更新が滞る問題について。
OneDrive上で共有するExcelファイルなどで「クリーンアップを実行しています」と表示される原因は?対処法は?
Excel「クリーンアップを実行しています」ファイル更新できない!
Excelファイルにおいて、「クリーンアップを実行しています」という表示が現れ、ファイルの更新が滞ってしまう問題は、OneDriveとの同期に起因することが多く、多くのユーザーが経験しています。 この問題は、複数のユーザーがOneDrive上に保存されたExcelファイルを共有し、頻繁に更新する場合に発生しやすいようです。
問題の詳細
具体的には、Excelファイルを閉じようとした際に「クリーンアップを実行しています」というダイアログボックスが表示され、長時間待っても処理が完了しない、あるいはキャンセル後に再度Excelを起動してもファイルの内容が更新されていないという状況が発生します。 ウェブブラウザでExcelファイルを開くと更新されたデータが表示されるにもかかわらず、デスクトップアプリで開くと古いデータが表示されるというケースも報告されています。
原因
この問題の主な原因は、Excelがローカルにキャッシュしたファイルとクラウド上の最新ファイルとの間で競合が発生しているためと考えられます。 Excelはローカルのキャッシュを保持しようとするため、クラウドからの最新情報の同期が阻害され、結果としてファイルが更新されない状態に陥ります。 また、Excelの自動保存機能も、ファイルに変更を加えていなくても競合を引き起こす可能性があります。
Excel「クリーンアップを実行しています」ファイル更新できない!解決策は?
Excelファイルにおいて「クリーンアップを実行しています」と表示され、ファイルの更新が滞る問題を解決するには、OneDriveのキャッシュを削除することが有効です。 具体的な手順は以下の通りです。
- OneDriveを終了します。タスクバーのOneDriveアイコンを右クリックし、「終了」を選択します。
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。「Windowsキー + R」を押すとダイアログボックスが表示されます。
- 以下のパスをコピー&ペーストし、「OK」をクリックします:
%localappdata%\Microsoft\Office\16.0\OfficeFileCache
- 開いたフォルダ内の「0」という名前のフォルダを削除します。
- OneDriveを再起動します。スタートメニューからOneDriveを検索し、起動します。
- Excelを起動し、問題のファイルを開きます。
これらの手順を実行することで、OneDriveのキャッシュがクリアされ、Excelがクラウド上の最新ファイルを同期できるようになります。
まとめ:Excel「クリーンアップを実行しています」ファイル更新できない!
Excelファイルで「クリーンアップを実行しています」と表示され、ファイルの更新が滞る問題について、原因はOneDrive上で共有するExcelファイルで主に発生していることからOneDriveの同期設定やキャッシュにある可能性が高く、解決策としてOneDriveキャッシュの削除、OneDriveの再起動があります。
なお、OneDriveのキャッシュを削除すると、OneDriveに保存されている他のファイルにも影響が出る可能性があります。 そのため、重要なファイルは事前にバックアップを取っておくことを強く推奨します。 また、WindowsやOfficeのアップデートが原因でこの問題が発生する可能性もあるため、最新の状態に保つように心がけましょう。
補足
- キャッシュの削除後もファイルが更新されない場合は、ファイルを別の名前で保存してから再度開いてみてください。
- 上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、Microsoftのサポートに問い合わせることをお勧めします。