ESAT-J YEAR 3の結果の見方について。
ESAT-J YEAR 3は東京都立高等学校入学者選抜で活用される、公立中学校3年生対象の英語スピーキングテストです。
中学校3年生が、授業で身につけた英語の「話す力」を測るテストですが、ESAT-J YEAR 3の生徒用マイページは?結果の見方は?
ESAT-J YEAR 3|生徒用マイページは?結果の見方は?
ESAT-J YEAR 3は、東京都立高等学校入学者選抜で活用される、公立中学校3年生対象の英語スピーキングテストです。
結果は生徒用マイページから確認できます。
ESAT-J YEAR 3の結果は、A~Fの6段階評価で表示され、それぞれに点数が割り当てられます。
- A判定:20点
- B判定:16点
- C判定:12点
- D判定:8点
- E判定:4点
- F判定:0点
この点数は、都立高校入試の総合得点に加算されます。 学力検査700点+調査書300点+ESAT-J20点=1020点となります。
ESAT-J YEAR 3の結果には、CEFR-Jという英語能力の到達度指標レベルも表示されます。 例えば、「A1.3」といった表記です。CEFR-Jは、「Can do」という能力記述子を用いて、「言葉を使って何ができるか」を文章で示す指標です。 詳しくは、CEFR-Jの公式ページをご覧ください。
ESAT-J YEAR 3の結果は、今後の学習目標を立てるためにも役立ちます。 結果に記載されている学習アドバイスを参考に、高校進学後も英語学習を継続していきましょう。
ESAT-J YEAR 3|中学英語のスピーキング対策
ESAT-J YEAR 3で高得点を取るには、以下のポイントを踏まえて対策することが重要です。
1. 基礎力強化
- 発音・イントネーション: 教科書の音読を繰り返し行い、正しい発音とイントネーションを身につけましょう。 特に、強勢、リズム、抑揚を意識することが聞き手に理解してもらうために重要です。 ネイティブスピーカーの音声を聞きながら真似をするのも効果的です。
- 単語・文法: 教科書レベルの単語・文法をしっかりと理解し、使いこなせるようにしましょう。 基本的な疑問文と答え方のパターンを暗記しておくことも役立ちます。
- リスニング: 英語を聞き取る練習を積み重ね、質問の内容を正確に理解できるようにしましょう。 様々な教材を活用し、色々な英語の音声に慣れることが大切です。
2. 各パート対策
- パートA (音読): 自信を持って、ハッキリと大きな声で読み上げることが重要です。 言い直しや多少の間があっても、減点対象にはなりにくいので、落ち着いて取り組みましょう。
- パートB (質問応答): イラストを参考に、質問の意図を理解し、簡単な単語でも良いので、とにかく答えるようにしましょう。 完璧な文法や発音を求められるわけではないので、コミュニケーションを意識することが重要です。 5W1H を含む基本的な疑問文と答え方のパターンを練習しておくと、スムーズに回答できます。
- パートC (ストーリー描写): 4コマ漫画の内容を理解し、簡単な接続詞などを使いながら、ストーリーを説明しましょう。 語彙や文法の誤りよりも、伝えたい内容を伝えることを意識しましょう。 1コマ漫画から練習し、徐々に複雑なストーリーへとステップアップしていくと良いでしょう。
- パートD (意見表明): 質問をしっかりと聞き取り、自分の意見とその理由を明確に伝えられるように練習しましょう。 接続詞を使って論理的に話すことが評価に繋がります。 自分の意見をサポートする理由を伝えることも重要です。
3. 実践練習
- 過去問: 過去問を活用し、本番と同じ形式で練習しましょう。 時間配分を意識しながら、解答を作成することが重要です。 過去問で出題された問題形式を理解しておくことで、本番で落ち着いて対応できるでしょう。
- 模擬テスト: 本番に近い環境で受験できる模擬テストを受験し、実力チェックを行いましょう。 自分の弱点や改善点を知ることで、より効果的な対策を立てることができます。
- アウトプット: 日頃から英語を話す機会を増やし、アウトプットの練習を行いましょう。 学校のALTの先生との会話や、オンライン英会話なども有効です。 独り言で英語を話すことも、英語脳を育てるのに役立ちます。
4. その他
- 試験本番は、落ち着いて、ハッキリと大きな声で話すことを心がけましょう。
- 自信を持つことが大切です。積極的にコミュニケーションを取ろうという姿勢で臨みましょう。
ESAT-J YEAR 3は、準備をしっかりとしておけば、高得点が狙える試験です。 頑張ってください。
ESAT-J YEAR 3 例題
パートA: 音読
問題:次の英文を音読してください。
Good morning, everyone. I’m happy to announce that our school festival will be held on October 27th this year. The theme is “Let’s connect with the world”. We have many exciting events planned, such as international food stalls, traditional dance performances, and a foreign language speech contest. Please come and join us for a day of fun and cultural exchange.
評価ポイント:
- 発音:単語のアクセントやイントネーションが正しく発音されているか
- 流暢さ:自然なスピードで、スムーズに読み上げられているか
- 強勢・リズム・抑揚:英文の意味を理解した上で、適切な強弱や間を付けて読み上げられているか
パートB: 質問応答
問題: あなたは留学生のDavidと、学校祭の出し物について話しています。イラストを見て、Davidの質問に英語で答えてください。
(イラスト):たこ焼き、焼きそば、かき氷、わたがしなど、日本の屋台のイラスト
David: What kind of food stalls will there be at the school festival?
解答例:
- There will be Japanese food stalls.
- You can eat takoyaki, yakisoba, and kakigori.
評価ポイント:
- 正確さ:質問の内容を正しく理解し、適切な回答ができているか
- コミュニケーション:イラストの内容を踏まえ、相手に伝わるように話せているか
- 文法:簡単な文法でも良いので、文法的に正しい文章で話せているか
パートC: ストーリー描写
問題: あなたはALTの先生に、週末に家族で amusement park に行った時のことを英語で説明しようとしています。以下の4コマ漫画を見て、ストーリーを英語で話してください。
(4コマ漫画)
- 家族で車でamusement parkに向かっている
- ジェットコースターに乗って楽しんでいる
- たくさんのお土産を持って、笑顔で写真撮影をしている
- 夕方、疲れた様子で車で家に帰っている
解答例:
Last weekend, I went to an amusement park with my family. We drove there by car. We rode a roller coaster and had a lot of fun. We took a picture with lots of souvenirs. We were very tired but happy. In the evening, we went back home.
評価ポイント
- 内容:4コマ漫画の内容を順番に、分かりやすく説明できているか
- 構成:接続詞などを使い、ストーリーとしてまとまりのある話ができているか
- 語彙・文法:適切な語彙・文法を用いて、表現ができているか
- 流暢さ: 自然なスピードで、スムーズに話せているか
パートD: 意見表明
問題: あなたは、”Should students wear uniforms?” というテーマについて、英語で自分の意見とその理由を話してください。
解答例:
I think students should wear uniforms. I have two reasons. First, wearing uniforms makes everyone look equal. Second, students don’t have to worry about what to wear every day.
評価ポイント:
- 内容:自分の意見と、それをサポートする理由を明確に述べられているか
- 構成: 接続詞などを使い、論理的に話ができているか
- 語彙・文法:適切な語彙・文法を用いて、表現ができているか
- 流暢さ: 自然なスピードで、スムーズに話せているか
備考:
- ここに挙げた例題は一例であり、実際に出題される問題とは異なる場合があります。
- 各パートの配点は、問題によって異なる場合があります。
- 実際の試験では、解答時間は各パートごとに決められています。