英検準一級、挑戦されるのですね。 素晴らしい目標だと思います。 英検準一級は手応えのある試験ですから、しっかりと準備していきましょう。
英検準一級解答速報2025
2025年の英検準一級は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
英検準一級の合格基準・合格点は何点？
皆さんが一番気にする合格点についてですが、英検はCSEスコアという独自の指標で合否を判定しています。 合格基準点は固定されていて、一次試験は1792点、二次試験は512点です。
「結局、何問正解すればいいの？」と思いますよね。 これがCSEスコアの分かりにくいところなのですが、問題の難易度などによって配点が変動するため、一概に「何問」とは言えないんです。
ただ、大まかな目安として、一次試験は全体の7割程度の正答率で合格する受験者が多いと言われています。 でも、これはあくまで目安なんですよ。 実際には、リーディングやリスニングのいずれかが5割未満でも合格するケースも報告されています。
私の経験やデータを見ても、合格された方のスコアは本当に様々です。 特定の技能で高得点を取ることで、他の技能の不足をカバーできるというのは、準一級の大きな特徴だと感じています。 特にライティングは、CSEスコアへの影響が大きく、ここを強化すると合格に近づきやすいという話も聞きますし、実際にギリギリ合格された方の中にはライティングで必要な点数を取ったという声もあります。
英検準一級の合格率は？
次に、合格率についてですが、英検協会は現在の正確な合格率を公表していません。 ただ、以前は16%程度だったようですし、高校生に限定すると一次試験の合格率は20%を切っていました。 これを聞くと「やっぱり難しいのか」と感じるかもしれませんが、これは独学で対策する場合のハードルが高いことも影響していると思います。 適切な対策をすれば、十分に突破できる壁ですよ。
英検準一級の試験内容
試験内容について説明しますね。 英検準一級は一次試験と二次試験があります。
一次試験は筆記試験とリスニングテストで構成されています。 筆記試験は90分で、リーディングとライティングです。 リスニングテストは約30分行われます。
リーディングは、短文や長文の空所に適切な語句を入れる問題や、長文の内容について質問に答える問題が出ます。 2024年度のリニューアルで、リーディングの問題数は少し減りました。
ライティングは、こちらも2024年度から形式が変わり、英文要約と英作文（意見論述）の2問になりました。 英文要約は200語程度の文章を読んで60?70語でまとめるもので、自分の言葉で表現することが求められます。 英作文は指定されたトピックについて、与えられたポイントのうち2つを使って120?150語で自分の意見を書くというものです。 社会性の高い話題が多いですね。
リスニングは、会話の内容に関するもの、説明文などの内容に関するもの、そしてアナウンスなどの実生活を想定した内容に関するものが出題されます。 音声は全て一度しか放送されないので、集中力が必要です。 また、イギリス英語の発音も含まれるので、慣れておく必要がありますよ。
一次試験に合格すると、二次試験に進めます。 二次試験は個人面接形式で、約10分間全て英語で行われます。 部屋に入ってから退室まで英語です。 面接では、まずカラーの4コマのイラストを見て、その展開を説明します（2分間）。 その後、イラストやカードのトピックに関連した質問、そして受験者自身の意見を問う質問がいくつかされます。 トピックは一次試験のライティングと同様に社会性の高いものが多いですね。
英検準一級の難易度
難易度については、英検準一級は1級の次に難しい級で、目安としては大学中級程度のレベルと言われています。 社会生活で求められる英語を十分に理解し、使いこなせる力が試されます。 日常会話レベルを超えた、専門的で社会性の高い語彙や、複雑な文章構造を理解する力が必要になります。 高校生にとっては標準以上の英語力の証明になり、大学入試や就職活動で有利になるケースも多いです。 独学で合格するのは決して簡単ではありませんが、正しい方法で継続すれば十分に可能です。
英検準一級の対策・勉強法
具体的な勉強法ですが、まず大切なのは、一度英検協会のウェブサイトで公開されている過去問を見てみることです。 これで試験の形式や難易度を肌で感じて、自分の現在のレベルと合格レベルとのギャップを知るのがスタート地点になります。
各技能の対策としては、まず単語力強化が非常に重要です。 準一級では、日常会話ではあまり使わないような社会性の高いアカデミックな単語がたくさん出ます。 『でる順パス単』のような単語帳を活用するのはもちろん、英字新聞やニュース記事などを積極的に読んで、生きた語彙に触れることも大切です。 単語は意味だけでなく、正しい発音や、他の単語との繋がり（コロケーション）も一緒に覚えると、他の技能にも役立ちます。 一度覚えただけでは定着しないので、移動時間などを活用して繰り返し覚えましょう。
リーディングは、時間内に長い文章を読み切る練習が必要です。 速読スキルや、文章の構造を理解する力を養いましょう。 接続詞などにも注意しながら読むと、内容を正確に把握しやすくなります。 まずは過去問で形式に慣れることから始めましょう。
ライティングは、先ほどもお話ししましたが、合格のカギを握る技能です。 要約問題では、与えられた文章の要点を正確に捉え、それを自分の言葉で表現する練習が必要です。 英作文では、序論・本論・結論の構成で、論理的に自分の意見を書く練習をしましょう。 型を決めておくと書きやすくなりますよ。 語彙力はもちろんですが、文法的に正しい文章を書くことも大切です。 誰かに添削してもらうと、自分では気づかない間違いを発見できて効率が良いですね。
リスニングは、多様な分野の少し難しい内容を、一度で聞き取る力が必要です。 慌てずに、たとえ聞き慣れない単語があっても、文脈から意味を推測する練習をしましょう。 会話の目的や、話の展開を示すつなぎ言葉を聞き取ることも重要です。 シャドーイングなどを通して、ナチュラルスピードの英語に慣れることも効果的です。
スピーキング（二次試験）は、ぶっつけ本番だと難しいかもしれません。 過去問の4コマイラストを使って、ストーリーを組み立てて話す練習をしましょう。 登場人物の行動だけでなく、表情や心情も描写できるようになると良いですね。 社会問題についての質問に答える際は、自分の意見と、それを裏付ける理由を一つでも良いので、簡潔に述べられるように準備しておくと安心です。 可能であれば、英語に詳しい人に聞いてもらってフィードバックをもらうのが一番効果的です。
一日にまとめて長時間勉強するのも良いですが、単語やリスニング、ライティングなどは、短い時間でも良いので毎日継続することが力に繋がります。 例えば、毎日1時間程度の学習を続けると、1ヶ月から3ヶ月ほどで手応えを感じ始めるかもしれません。 ただし、これは現在の英語力によって大きく変わるので、あくまで目安と考えてください。 もし、一人での学習に不安を感じるようであれば、塾やオンライン英会話など、専門的なサポートを受けるのも効果的です。 特に、独学では難しいライティングやスピーキングのフィードバックをもらえるのは大きなメリットです。
英検準一級は簡単な試験ではありませんが、合格した時の達成感は格別です。 そして、このレベルの英語力が身につけば、開ける視野がぐっと広がりますよ。 ぜひ、目標達成に向けて頑張ってください。 応援しています。
