2025年3月1日に放送されたアニメ名探偵コナン第1155話「追跡!探偵タクシー2」について
タクシー運転手とコナンが宝石強盗事件を追う、ドタバタアクションミステリー!
小五郎オタクのタクシー運転手が巻き起こす、笑いと謎解きの宝石騒動ですが作画は?
名探偵コナン1155話「追跡!探偵タクシー2」あらすじ
今回の「追跡!探偵タクシー2」は、毛利小五郎の大ファンを自称するタクシー運転手、石川元気が毛利探偵事務所にやってくるところから始まります。
彼は、椿神社で10年に一度行われる「宝石洗祭」という、宝石を洗って価値を高めるというイベントで、参加者の高級車を盗撮する怪しい二人組を目撃したと言うんです。
石川はすぐに捜査を依頼したいのですが、小五郎は蘭に「学校から帰ってくるコナンの世話をする」と約束していました。
そのため、小五郎は依頼を断り、石川は一人で捜査を始めることに。
石川が椿神社に到着してタクシーから降りると、女性の悲鳴が聞こえてきます。
一方、小五郎とコナンが昼食を取っていると、ニュースで「椿神社で宝石強盗事件が発生した」という速報が。
それを聞いたコナンと小五郎は、慌てて椿神社へ向かうのですが……。
盗まれなかったダイヤの指輪と、消えた石川。
怪しい二人組の目的とは一体何なのか?というストーリーです。
今回の話は、いつの間にかシリーズ化していたタクシー運転手・石川元気の登場編で、2020年7月18日放送以来、約5年ぶりの登場となりました。
脚本は、ギャグ回やトンチキ回で賛否両論ある浦沢義雄さんが担当。
そのため、ミステリーとしては弱い部分もあったかもしれません。
しかし、浦沢さんの脚本を存分に楽しむには、今回のような作画が合っているという意見もあります。
ただ、コナンファンの中には、こういった内容をそこまで求めていない人もいるかもしれませんね。
ちなみに、今回の話では、宝石の洗い料金が宝石1個10万円という設定に、驚いた人もいたようです。
また、観客が石川元気ただ1人という状況で、眠りの小五郎が披露されたことにも、特別感があったという意見も。
名探偵コナン1155話「追跡!探偵タクシー2」作画は髙木啓明!
作画に関しては、視聴者の間で評価が分かれているようです。
「ここ10年で最も素晴らしいアニメーション」と絶賛する声がある一方で、「雑な作画崩壊アニメ」と酷評する声も。
具体的には、「作画の動き、画面のレイアウト、演出などすべてが非常に高い水準」という意見や、「アングルや所々の作画のタッチがコナンには似つかわしくない」という意見が見られました。
また、「違和感だらけの絵」や「動きがおかしい」という声も上がっています。
ただ、アニメーターの髙木啓明さんが、絵コンテ・演出・作画監督・サブキャラクターデザイン・原画まで担当し、アニメ1話をすべてコントロールできる状態で制作されたため、満足度の高いアニメーションになったという評価もあります。
特に、髙木さんの特徴であるタメツメを効かせた金田系作画に、アクションアニメテイストを感じられたという意見もあり、作画ファンにとっては見逃せない回だったかもしれません。
作画を担当した髙木啓明とは?
髙木啓明さんは、大阪芸術大学を卒業後、スタジオワンパックを経て、現在フリーランスで活躍されているアニメーター、演出家です。
新子太一氏を師匠と仰ぎ、タメツメを効かせたアニメーションを得意としています。
近年は、トムス・エンタテインメントなど、様々なスタジオで幅広く活躍されており、「異世界ワンターンキル姉さん 姉同伴の異世界生活はじめました」では、初の監督を務めました。
「名探偵コナン」には、構成、サブキャラクターデザイン、絵コンテ、演出、作画監督、原画など、様々な形で携わっており、1155話では、それら全てを一人で担当されました。
主な参加作品としては、「一週間フレンズ。」、「魔法科高校の劣等生」、「この素晴らしい世界に祝福を!」、「ベイブレードバースト」シリーズ、「メイドインアビス」、「STEINS;GATE 0」、「ゴブリンスレイヤー」、「川柳少女」、「とある科学の一方通行」、「ポケットモンスター」、「ゾン100 ~ゾンビになるまでにしたい100のこと~」、「ひろがるスカイ!プリキュア」などがあります。
また、2024年公開の劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」では、演出を担当されています。
髙木さんの特徴的な作風は、手前にいるキャラクターの輪郭線を極太にしたり、魚眼レンズ風に歪ませたパースを使用したり、ベタ塗りの影を使ったりする点にあります。
これらの独特な表現方法が、今回の「追跡!トンデモタクシー2」の作画にどのような影響を与えたのか、注目してみると面白いかもしれません。
名探偵コナン1155話「追跡!探偵タクシー2」感想まとめ
「追跡!探偵タクシー2」を見た人の感想は、大きく分けて「面白い」と感じた人と「つまらない」と感じた人に分かれるようです。
面白いと感じた人の中には、「ここ10年で最も素晴らしいアニメーション」と絶賛する声や、「作画の動きがすごい」と評価する声が見られました。
また、浦沢義雄さんの脚本について、「ネジが外れているからこそ面白い」と評価する意見や、「初期の頃に戻ったみたいで懐かしい」と感じる人もいるようです。
一方、つまらないと感じた人の中には、「内容がひどすぎる」、「トリックが皆無」、「作画が雑」といった批判的な意見が見られました。
また、「アニメオリジナル回は面白くない」と感じる人や、「最近のコナンはマンネリ化している」と感じる人もいるようです。
ただ、今回の話はギャグ回として割り切って楽しむことができたという意見や、松野太紀さんの後任として三ツ矢雄二さんが声優を務めたことに感動したという声もありました.
全体的に見ると、作画やストーリーに対する評価は分かれていますが、それぞれの視点から「名探偵コナン」を楽しんでいるファンが多いことが伺えます。
アニメの好みは人それぞれですから、色々な意見があって当然ですよね。
今回の「追跡!トンデモタクシー2」も、色々な意見を参考にしながら、自分自身で見て判断するのが一番だと思います。