「ブレイキングダウン16」のオーディション、もうチェックしましたか?
今回もとんでもないドラマが繰り広げられて、格闘技ファンとしては本当にワクワクが止まりませんね。
今回は、まだ見てない方や、気になっているけどどんな感じなんだろう?って思ってる方に向けて、オーディションの様子を深掘りしていきたいと思います。
ブレイキングダウン16オーディション内容
オーディションの熱気
今回の「BreakingDown 16」の一次オーディション、本当に凄かったですね。
映像が公開されるたびに、その熱気に引き込まれてしまいます。
通常の応募は動画審査から始まることが多いのですが、前回から導入されたこの一次オーディション、対面でその人の「魂」を直接見極める場として、すでにコンテンツとして確立されていますよね。
特に今回は、前回審査員を務めていた〝元アウトローのカリスマ〟瓜田純士選手が運営への不満から審査員を降りるという衝撃の展開があり、その不在がどう影響するのか注目されていました。
朝倉海選手も、瓜田選手の引き出す力は「うまい」と認めていて、その穴をどう埋めるのか、若干の不安を口にしていました。
溝口COOも「まさか今日(応募者として)来たりしないよね?」なんて冗談交じりにスタッフに問いかけていたのが印象的でしたね。
その言葉の裏には、瓜田選手への複雑な感情が見え隠れしているようにも感じられました。
オーディションの魅力は何と言っても、そこで生まれる「ストーリー性」や「エンターテインメント性」です。
会場にはケージが併設されていて、「もし喧嘩が起きたらケージで戦ってもらう」という、いかにもブレイキングダウンらしいスリル満点のルールがあるんです。
今回も、まさにそのブレイキングダウンらしさが全開でした。
特に目を引いたのが、農家として参加した草場健氏楼選手と、運営の溝口COOのやり取りですね。
草場選手が「安全地帯から文句言うな」と溝口COOに苦言を呈したかと思えば、「俺は無法地帯のチケットもらうよ」と挑発。
最初は一笑に付していた溝口COOが、草場選手の挑発に乗ってボディーブロー対決に発展するんですから、これはもう見どころ満載でした。
溝口COOは草場選手の強烈なパンチを20発以上も受けても平然としていて、思わず「溝口さん絶対素人じゃないんよ」と白川陸斗選手が驚きの声をあげていましたね。
このシーンは、ブレイキングダウンのリアルさと、そこに垣間見える主催者側の本気度を感じさせてくれました。
さらに、佐賀から来たという伊藤諒選手が、スタッフとして参加していたレオ選手に登場するなり「おい、ガキ、調子のんなよ!」と襲いかかり、椅子がなぎ倒される大乱闘に発展した場面も忘れられません。
伊藤選手は涙目でレオ選手への対戦を訴え、さらには横やりを入れてきた前田海人選手とも乱闘。
「俺2日間ご飯食ってない お前を食って腹一杯になるために」なんて言葉を叫ぶ姿は、まさにブレイキングダウンが求める「人生を懸けてる」という姿そのもので、鳥肌が立ちました。
こういう人間ドラマが、ブレイキングダウンの真骨頂なんです。
ブレイキングダウン16オーディション参加者メンバー
注目参加者たち
今回のオーディションも、多種多様な背景を持つ挑戦者たちが集まっていました。
審査員席には、朝倉海選手、白川陸斗選手、そして運営の溝口勇児COOに加えて、こめお選手とてる選手が新たに加わっていましたね。
彼らの視点も、オーディションの面白さをさらに深めてくれています。
中でも特に目を引いたのは、WBF世界ヘビー級チャンピオンであるプロボクサー、高橋知哉選手が登場したことでした。
「1分の闘いってどんなもんなんかなっていうのが興味がある」と語る高橋選手の言葉からは、プロとして頂点を極めた人が、未知の「1分間最強」の世界に足を踏み入れるという、静かなる闘志が感じられました。
こういうトップレベルのプロが興味を持つという事実自体が、ブレイキングダウンの持つ「何か」を物語っているように思います。
前述の農家の草場健氏楼選手も強烈なインパクトを残しましたし、佐賀から来た伊藤諒選手、そしてレオ選手を標的にしていた前田海人選手も、その言動で会場の空気を一変させましたね。
「人生を変えたい」という漠然とした思いだけでなく、具体的な因縁や背景を持ってオーディションに臨む選手が多いからこそ、見ている僕たちも感情移入してしまうんです。
一方で、大会前から注目されていた飯田将成選手は、Xで「このまま終わらすなら試合には出ない」と欠場を示唆する投稿をし、COOの溝口勇児氏に「約束守れよ」とメッセージを送っていましたね。
SATORU選手との対戦が内定していただけに、ファンとしては心配になりました。
SATORU選手も飯田選手の不参加に対して怒りを露わにしていましたし、それを受けて溝口COOがSATORU選手の対戦相手に名乗りを上げたという、まさかの展開もありました。
オーディションの場だけでなく、SNSも含めてドラマが展開していくのが、今のブレイキングダウンの面白さでもあります。
井原良太郎選手も飯田選手の欠席に言及する動画を公開するなど、本当に話題が尽きません。
ブレイキングダウン16オーディション結果発表はいつ?
皆さんが一番気になっているかもしれないオーディションの結果についてですが、実は「いつ、どこで一斉に発表される」という具体的な日付は、まだ明確には明かされていません。
ブレイキングダウンのオーディションは、その過程自体がすでにコンテンツとして公開されるスタイルなんですよね。
今回の「BreakingDown 16」の一次オーディション動画もすでに公開されていて、その中でいくつかの試合が示唆されたり、本オーディションへの進出が決定したりする場面がありました。
例えば、溝口COOとボディーブロー対決をした農家の草場選手は、朝倉海選手と溝口COOの推薦を受けて本オーディションに進むことが示唆されていましたよね。
また、レオ選手を襲撃した伊藤諒選手も、レオ選手との対戦が示唆されており、彼らが本戦に出場するのかどうか、今後の動向が気になるところです。
基本的には、オーディションの模様が朝倉未来選手の公式YouTubeチャンネルなどで随時配信され、その中で対戦カードが発表されたり、本戦出場者が明らかになったりする形が取られています。
だから、気になる方は、今後公開される動画を逐一チェックしていくのが一番確実な方法です。
オーディション動画を見ていると、本戦への期待感がどんどん高まってくるのが、ブレイキングダウンの巧みな戦略だと感じています。
ブレイキングダウンとは
ブレイキングダウンって、本当に唯一無二のイベントですよね。
「1分間最強を決める」というコンセプトのもと、日本の格闘技界に新たな風を巻き起こしています。
簡単に言うと、格闘技イベントであり、同時にその運営会社でもあるんです。
代表取締役は朝倉未来選手が務めていて、彼が発案した「1分1ラウンド制のアマチュア総合格闘技大会」として、2021年3月に産声を上げました。
この「1分」というルールが本当に斬新で、朝倉未来選手自身も、漫画『グラップラー刃牙』の作者との対談や、自身のYouTube企画から「1分だけの試合があったら面白い」というアイデアを得たそうなんです。
「1分なら体力の計算がなく、全力のぶつかり合いになる」という彼の言葉は、まさにその通りで、素人でもプロより強い選手がいるかもしれないという、ロマンが詰まっているんですよね。
初期の頃は総合格闘技ルールが中心でしたが、2022年の「BreakingDown 4」以降はキックボクシングルールがメインになっています。
このイベントの最大の特徴は、何と言っても「出場選手の選考オーディション制度」です。
喧嘩自慢、格闘技経験者、元プロ格闘家といったアマチュア選手を中心に、現役プロも出場するという、幅広い層のファイターが集まります。
このオーディションの様子が朝倉未来選手のYouTubeチャンネルで配信され、そこで生まれる「ストーリー性」や「エンターテインメント性」が、格闘技ファンだけでなく、これまで格闘技に興味がなかった若年層を熱狂させている大きな要因なんです。
もちろん、その内容については賛否両論があります。
出場者たちの乱暴狼藉や、格闘技としての質の低さを問題視する声も少なくありません。
ですが、運営側としては「過去はやり直せる」「努力することで困難を乗り越えられる」「人間讃歌」といったメッセージを込めているとYUGO氏が語るように、単なる喧嘩イベントではない、再出発の舞台としての側面も持っているんです。
実際、格闘技への興味を抱く人が増えているという声も上がっていて、初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕選手も、若い選手たちがRIZINではなくブレイキングダウンを目指す傾向にあることや、そのプロモーションの上手さを評価しているほどです。
プロ格闘家である安保瑠輝也選手も、「大衆が求めている」イベントだとその意義を語っていますし、批判する声に対しては「時代について来れてない老害」だとまで言い切るほど、ブレイキングダウンの可能性を信じているんです。
ただ、朝倉未来選手自身は、競技レベルが上がりすぎることで、もともとブレイキングダウンをバズらせた「不良たちのハッタリや見せ方の上手さ」が失われることを危惧しているようですね。
ここは、このイベントの今後を考える上で、非常に重要なポイントだと感じています。
出場選手の逮捕が相次いだことで、批判の声が集中したことも事実ですが、ブレイキングダウンは、その波を乗り越えながら、常に話題を提供し続けています。
単なる「喧嘩」ではなく、それぞれの人生を賭けた「人間ドラマ」として、これからも多くの人を魅了し続けることでしょう。
僕も、格闘技を愛する一人として、このイベントの進化から目が離せません。
ファンが語るオーディション
今回の「BreakingDown 16」一次オーディションの動画が公開されてから、ネット上では様々な声が飛び交っていますね。
ファンの方々の意見を見ていると、このイベントが持つ多面性がよく分かります。
特に盛り上がっていたのが、溝口COOと農家の方のボディーブロー対決でした。
これに対しては、「なんで主催者が根性見せる必要あるの?」といった疑問の声がある一方で、「まさか溝口さんがゆってぃに似てるとは!」と、お笑い芸人のゆってぃさんに例えて楽しむ声が多数ありました。
ユーモラスな視点でオーディションを楽しむ層もいるんだなと、改めて感じましたね。
しかし、一部からは「運営がやるべきことは、ルールの整備や集客、PPV販売だろ」といった批判も出ていました。
「溝口が勝てる相手しか絡んでこないからマンネリ化してる」とか、「もう溝口の試合は見飽きた」という辛辣な意見も散見されました。
確かに、同じような展開が続くと、マンネリを感じてしまう気持ちも分からなくはありません。
また、オーディション全体に対して「喧嘩自慢とか言ってるけど、結局は演技でしょ」「中学生が考えたような茶番」といった、やらせを疑う声や、イベントそのものを否定的に見る意見も多くありました。
「不良の喧嘩なんてダサい」「教育上良くない」という厳しい声も上がっています。
「これを観る側もやる側も台本通りの茶番でしょ」と、暴力的なコンテンツへの警鐘を鳴らす意見もあり、社会的な影響を懸念する声は根強いですね。
一方で、「結局、再生数や話題性があるってことは成功してる証拠だろ」「こういう批判が出てくるうちは安泰」と、ビジネスとしての成功を肯定的に評価する声も目立ちました。
「RIZINですら無視できないコンテンツ」とまで言い切る熱狂的なファンもいるんです。
「若い子の有名になるための登竜門」「喧嘩も一つの武器」と、ブレイキングダウンが提供する「夢」や「チャンス」といった側面を評価する声も少なくありません。
「ヤンキー漫画でヤンキーが更生しながら活躍する漫画にブツブツ文句言うのは虐められっ子みたいな思想で恥ずかしいよ。この団体はこういうもの、それで良いじゃん嫌って放っておけば」といった、このイベントの独自性を尊重する意見も印象的でした。
賛否両論が巻き起こるのが、ブレイキングダウンの宿命なのかもしれません。
でも、これだけ多くの議論が生まれること自体が、このイベントが社会に与えるインパクトの大きさを物語っているように感じます。
僕個人としては、色々な意見がある中で、それぞれの「人生を懸けた」挑戦を見届けたいという気持ちが強いですね。