NHK大河ドラマ「篤姫」再放送の後番組について。
「篤姫」は激動の幕末期を舞台に、薩摩藩から江戸幕府13代将軍・徳川家定に嫁いだ篤姫の波乱万丈な生涯を描いた物語。
幕末の動乱の中、己の立場と使命に葛藤しながらも強く生きた篤姫の大河ドラマですが、2024年の「篤姫」再放送の後番組は？
篤姫2024再放送の後番組・次の大河ドラマは？
「篤姫」は徳川家のために尽くし、江戸城無血開城を成し遂げた篤姫の凛とした生き様を描いた大河ドラマ。
薩摩藩の思惑、大奥の権力闘争、そして時代のうねりに翻弄されながらも、愛と信念を貫いた篤姫の姿を描いていますが、「篤姫」再放送の後番組・次の大河ドラマは
独眼竜政宗
です。
独眼竜政宗｜篤姫2024再放送の後番組・次の大河ドラマ
大河ドラマ「独眼竜政宗」は、1987年に放送されたNHK大河ドラマ第25作目です。 戦国時代末期から江戸時代初期を生きた奥羽の雄・伊達政宗の生涯を、山岡荘八の小説「伊達政宗」を原作として描いた作品です。
特徴としては、従来の大河ドラマとは異なる、新しい演出が試みられたことが挙げられます。 例えば、オープニングタイトルではレーザー光線を背景に、兜を着用し騎乗した政宗の姿が映し出されました。 これは、重厚なイメージの従来の大河ドラマとは異なる、現代的な要素を取り入れた斬新なものでした。
キャスティングにおいても、当時まだ新進気鋭の俳優であった渡辺謙を主役に抜擢するなど、新しい試みが見られました。 渡辺謙は、この作品で伊達政宗を熱演し、一躍国民的俳優となりました。
物語は、政宗の少年時代から始まり、宿敵・芦名家との戦い、豊臣秀吉への臣従、そして徳川家康との関係などを描いています。 特に、政宗が天下統一を目指す野望を抱きながらも、時代の流れの中でそれを諦め、仙台藩の礎を築いていく過程は、見ごたえのあるものとなっています。
■「独眼竜政宗」の影響と問題点
「独眼竜政宗」は、最高視聴率39.7%を記録するなど、大河ドラマの中でも特に人気のある作品の一つです。 しかし、その一方で、政宗を英雄として描くことに重点を置いた結果、史実とは異なる描写や、他の登場人物を過度に貶める描写も見られました。
例えば、政宗の伯父である最上義光や、実母である義姫は、政宗を輝かせるための悪役として描かれ、そのネガティブなイメージが現代まで影響を与えているという指摘があります。 また、最上義光の娘である駒姫についても、史実とは異なる、秀吉に奉仕する姿が描かれるなど、不当な扱いを受けているという意見もあります。
「独眼竜政宗」は、エンターテイメント作品としては非常に優れた作品ですが、歴史ドラマとして見ると、史実との乖離や、登場人物に対する偏った描写といった問題点も抱えていると言えます。
■放送当時の時代背景
「独眼竜政宗」が放送された1987年は、日本がバブル景気に向かっていた時代であり、人々の間には上昇志向や成功への渇望が高まっていました。 そんな時代背景の中で、逆境を乗り越え、領土拡大を目指した野心的な人物である伊達政宗の姿は、多くの視聴者の共感を呼んだと考えられます。
また、当時東北地方は、経済的な発展が遅れているというイメージがあり、中央に対するコンプレックスを抱えている人も少なくありませんでした。 そのような状況下で、東北地方を舞台とし、地方の英雄である伊達政宗を主人公にした「独眼竜政宗」は、東北地方の人々の心を強く捉えたと言えます。
■各話のあらすじ（一部抜粋）
- 第7話「初陣」: 15歳の政宗（藤次郎）は、相馬との戦で初陣を飾ります。 しかし、若さゆえの焦りから無謀な行動をとってしまい、父・輝宗に叱責されます。
- 第22話「弟を斬る」: 秀吉の小田原征伐に遅れをとった政宗は、家督を弟・成実に譲り、出陣を決意します。 しかし、母・義姫は、もう一人の弟・小次郎に家督を継がせたいと考え、政宗の食事に毒を盛ります。 一命を取り留めた政宗は、やむを得ず小次郎を斬ります。
- 第24話「天下人」: 小田原に遅れて到着した政宗は、秀吉の前に死に装束で現れ、許しを請います。 秀吉は政宗の態度に満足し、罪を許します。
NHK大河ドラマ「篤姫」再放送はいつまで？
「篤姫」はNHK BSプレミアムにて2023年12月4日より毎週月曜日の午後6時から再放送されてきました。
全50回で、初回は59分30秒、最終回は70分、それ以外は44分30秒の放送時間です。
第49回が12月2日に放送されたので、「篤姫」はいつまでかというと
第50回：12月9日
となりそうです。
NHK大河ドラマ「篤姫」について
NHK大河ドラマ「篤姫」は、2008年1月6日から同年12月14日にかけて放送された47作目の大河ドラマです。激動の幕末を舞台に、薩摩藩島津家の分家に生まれた篤姫が、徳川13代将軍・徳川家定の正室となり、その後天璋院として江戸城無血開城に貢献するまでの波乱万丈な生涯を描いています。
■篤姫の生涯
- 篤姫は、1835年（天保6年）に薩摩国（現在の鹿児島県）の今和泉島津家の領主・島津忠剛の長女として生まれました。
- 幼名は一子（かつこ）でしたが、島津家宗家へ養女に入る際に篤姫と改名しました。
- 篤姫は、将軍家安定のため、そして薩摩藩の思惑もあり、13代将軍・徳川家定の正室に選ばれました。
- 家定の死後、篤姫は天璋院と号し、その後も大奥に留まり、徳川家を支え続けました。
- 幕末の動乱の中、篤姫は薩摩藩と徳川幕府の間で板挟みになりながらも、自らの信念を貫き、江戸城無血開城に大きな役割を果たしました。
■ドラマの特徴
- 原作は、宮尾登美子の小説『天璋院篤姫』です。
- 従来のイメージとは異なる人物像も描かれており、例えば、大老・井伊直弼は、篤姫と対立するものの、見識ある人物として描かれています。
- ホームドラマ的要素が強く、夫婦の日常や篤姫と大奥の女性たちの絆、平和を願う篤姫の姿が丁寧に描かれています。
- 篤姫の幼なじみで、後に薩摩藩の中心人物となる小松帯刀にも焦点を当てています。
■キャスト
- 篤姫役： 宮﨑あおい
- 徳川家定役： 堺雅人
- 小松帯刀役： 永山瑛太
- 島津斉彬役： 高橋英樹
- 幾島役： 松坂慶子
■その他
- 篤姫は、お酒に強く、晩酌をすることもあったようです。
- 勝海舟と料亭や芝居見物、吉原へ行ったという説もあります。 これは史実かどうかは定かではありません。
- 篤姫の葬儀には、1万人もの人々が見送りに集まったと言われています。
まとめ：篤姫2024再放送の後番組・次の大河ドラマは？いつまで？
NHK大河ドラマ「篤姫」再放送の後番組・次の大河ドラマ「独眼竜政宗」は、伊達政宗という魅力的な人物を主人公に、戦国時代末期の激動を描いた作品です。
渡辺謙の熱演や、ドラマチックなストーリー展開は、多くの視聴者を魅了しました。
