「Apple ID のお支払い情報を更新してください」というメールについて。
Apple公式からの本物のメールなんでしょうか?それとも偽物で詐欺メール?
「Apple ID のお支払い情報を更新してください」メールは本物?無視・放置は危険?
■騙されないで!「Apple ID のお支払い情報を更新してください」詐欺メールの巧妙な手口と対策【2025年最新版】
皆さん、こんにちは!最近、私のもとにも「Apple IDのお支払い情報を更新してください」というメールが頻繁に届くようになりました。件名を変えたり、文面を少し変えたりと、巧妙化していて、うっかり騙されてしまいそうになりますよね。
この記事では、これらのメールが本物なのか、詐欺なのかを見分ける方法、万が一、情報を入力してしまった場合の対処法、そして安全にApple Accountのお支払い情報を更新する方法を、セキュリティ専門家の視点から詳しく解説します。
それ、本物?巧妙化する詐欺メールの手口
2025年2月24日現在、「Apple ID のお支払い情報を更新してください AA-1234567890」といった件名の詐欺メールが流行しているようです。これらのメールは、Appleを装い、アカウントの安全を確保するために、アカウントの確認と支払い方法の更新を促す内容になっています。
しかし、これらのメールに記載されているURLは、フィッシングサイトに誘導するためのものである可能性が非常に高いです。
これらの詐欺メールは、
- 「お客様のアカウントの安全を確保するため」といった言葉で不安を煽り
- 「手続き期限」を設け、焦らせて
- Apple公式サイトに酷似したフィッシングサイトへ誘導し
個人情報を盗み取ろうとします。
「Apple ID のお支払い情報を更新してください」偽メールの見分け方
■詐欺メール、ココに注意!見分けるための5つのポイント
私も実際に偽メールを受信しましたが、以下の点に注意することで、詐欺メールを見抜くことができました:
- 差出人のメールアドレスを確認する
- Appleからの正規のメールアドレスは「@apple.com」ですが、詐欺メールはこれに似せた偽のアドレスを使用していることが多いです。例えば、「@apple-support.com」や「@apple-verification.com」など、よく見ると違和感があります.
- メールの送信元IPアドレスも確認しましょう。正規のAppleのメールであれば、Appleの管理するIPアドレスから送信されます。
- メールの文面を注意深く読む
- 最近の詐欺メールは日本語の精度も高くなっていますが、よく見ると不自然な表現や誤字脱字があることがあります。例えば、「お客様のアカウントは凍結の危険があります」→普通は「凍結の可能性があります」と書くはずです。
- Apple Accountの登録氏名が記載されているか確認する
- 正規のApple Accountに関するメールには、本文にApple Accountの登録氏名が宛名として記載されていることが多いです。宛名が記載されていないメールは要注意です.
- 「Apple ID」という古い名称を使用していないか確認する
- Apple IDの名称は「Apple Account」に変更されています。現在も「Apple ID」といった古い名称を使用しているメールは、詐欺の可能性が高いと考えられます。
- メール内のリンクのURLを確認する
- リンクにカーソルを合わせると、どのサイトに飛ぶのかURLが表示されます。
- 「hxxp://gifercel[.]com/account[.]apple[.]com」など、Appleとは関係のないURLなら詐欺確定です。
- Appleの公式サイトでは、メール内のリンクをクリックするよう求めることはありません。
「Apple ID のお支払い情報を更新してください」偽メール対策
【もしも…】個人情報を入力してしまったら、すぐにやるべきこと
万が一、フィッシングサイトにアクセスしてしまい、Apple Accountやパスワードを入力してしまった場合は、すぐにApple Accountのパスワードを変更してください。
- Apple Accountの管理ページ(account.apple.com)にアクセス
- パスワードを変更
- 登録情報が第三者により変更されていないか
- 身に覚えのないデバイスが登録されていないか
を確認しましょう。
【公式】Apple Accountのお支払い情報を更新する方法
■焦らないで!安全にApple Accountのお支払い情報を更新する方法
Appleから「お支払い情報を更新してください」というメールが届いた場合でも、慌ててメール内のリンクをクリックしてはいけません。
以下のいずれかの方法で、Appleの公式サイトからお支払い情報を更新するようにしてください:
- iPhone、iPad、Apple Vision Proの場合
- 「設定」アプリを開く。
- 自分の名前をタップ。
- 「お支払いと配送先」をタップ。
- 必要に応じてApple Accountでサインイン。
- 既存のカードの請求先情報を更新する必要がある場合は、該当するお支払い方法をタップしてから「編集」をタップ。
- 新しい請求先情報を入力してから「完了」をタップ。
- Macの場合
- App Storeを開く。
- アカウント名をクリック。名前が表示されない場合は、「サインイン」ボタンをクリックし、Apple Accountにサインインしてから自分の名前をクリック。
- 「アカウント設定」をクリック。
- 必要に応じてApple Accountでサインイン。
- 「お支払い情報」の横の「お支払い方法を管理」をクリック。
- 既存のカードの請求先情報を更新する必要がある場合は、該当するお支払い方法の横にある「編集」をクリック。
- 新しい請求先情報を入力してから「完了」をクリック。
- Windowsパソコンの場合
- Apple MusicアプリまたはApple TVアプリを開く。
- サイドバーの下部で自分の名前をクリックし、「マイアカウントを表示」をクリック。
- 必要に応じてApple Accountでサインイン。
- 「お支払い情報」の横の「お支払い方法を管理」をクリック。
- 既存のカードの請求先情報を更新する必要がある場合は、該当するお支払い方法の横にある「編集」をクリック。
- 新しい請求先情報を入力してから「完了」をクリック。
まとめ:冷静な判断で、詐欺から身を守ろう!
「Apple ID のお支払い情報を更新してください」というメールは、詐欺の可能性が高いです。
- 差出人のアドレス
- メールの文面
- 宛名の有無
- 「Apple ID」という古い名称を使用していないか
- リンクのURL
などを注意深く確認し、決してメール内のリンクをクリックしないようにしてください。
万が一、個人情報を入力してしまった場合は、すぐにパスワードを変更し、Appleの公式サイトからお支払い情報を更新するようにしましょう。
インターネットの世界は便利ですが、危険も潜んでいます。常に冷静な判断を心がけ、詐欺から身を守りましょう!