■【徹底解説】朝ドラ『あんぱん』の世界をもっと深く！昭和2年の貨幣価値を徹底解剖！当時の暮らしぶりを紐解く
皆さん、こんにちは！
朝ドラ『あんぱん』、ご覧になっていますか？
僕はもう、ヒロインののぶちゃん（今田美桜さん、本当に魅力的ですよね！）と、その周りの個性豊かなキャラクターたちの織りなす物語に、すっかり夢中になっています。
特に、舞台となっている昭和初期の活気あふれる高知の風景や、人々の暮らしぶりに、毎回心を惹かれるんです。
さて、物語をより深く楽しむ上で、避けて通れないのが「お金」の話。
先日放送された回で、パン職人の屋村さんが売るパンの値段を聞いて、のぶちゃんのおじいちゃんが驚くシーンがありましたよね。
「1銭かと思ったら、10銭だと！？」
このやり取りを見て、「当時の1銭や10銭って、今のいくらくらいなんだろう？」と、ふと疑問に思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は僕も、あのシーンが妙に引っかかって、いてもたってもいられなくなり、ついついGoogle先生に助けを求めて、色々と調べてみたんです。
すると、これがなかなか奥深く、調べれば調べるほど面白い世界が広がっていたんですよ！
今回のブログでは、僕と同じように「昭和2年の貨幣価値ってどうなの？」と疑問に思ったあなたに向けて、徹底的に詳しく解説していきたいと思います！
当時の物価水準や、人々の収入、そして何よりも、そのお金でどんな生活を送っていたのか、一緒に紐解いていきましょう！
あんぱん(朝ドラ)考察｜昭和2年(昭和初期)の貨幣の価値・パンの値段はいくら？
■昭和2年ってどんな時代？物価や人々の暮らしをざっくりと見てみよう
貨幣価値を考える上で、まずは昭和2年がどんな時代だったのか、少しだけ触れておきましょう。
1927年というと、日本はまだ戦争の影が色濃くなる前で、大正デモクラシーの雰囲気を残しつつも、社会には少しずつ不安な空気が漂い始めていた頃です。
都市部ではモダンな文化が花開き、人々の生活も少しずつ変化していましたが、地方では昔ながらの暮らしがまだ色濃く残っていました。
物価に関しては、現代とは全く違う感覚だったようです。
例えば、大衆食堂のかけそば一杯が10銭程度、映画館の入場料が20銭から50銭くらいだったと言われています。
一方、サラリーマンの平均月給は、およそ100円前後だったとか。
こうして数字だけ見ても、なかなかピンと来ないですよね。
ドラマ『あんぱん』のパン10銭は高かった？庶民の金銭感覚を探る
さて、ドラマの中で登場したパン1個10銭という値段。
これって、当時としては高かったのでしょうか、それとも妥当な値段だったのでしょうか？
おじいちゃんが驚いていた様子を見ると、決して安くはなかったようですね。
ネットでは昭和2年の木村屋のあんパン1つが2.5銭、森永ミルクキャラメル1箱が10銭という記述がありました。
この情報からすると、屋村さんのパンは、少し高級だったのかもしれません。
手作りのこだわりのパンだった、という可能性も考えられますね。
当時の庶民の金銭感覚を想像してみると、1銭、2銭といった小さな金額でも、日々の生活の中では重要な意味を持っていたはずです。
何しろ、サラリーマンの月給が100円程度ですから、10銭はその1000分の1。
今の感覚で考えると、月給30万円の人の300円、といったところでしょうか。
そう考えると、パン1個300円は、確かに少し高く感じるかもしれません。
ただ、物価の感じ方は人それぞれ。
都会と田舎でも違ったでしょうし、所得によっても大きく変わってきたはずです。
のぶちゃんのおじいちゃんは石材店の職人さんですから、もしかしたら当時の一般的な庶民よりも少し収入があったのかもしれませんが、それでも10銭のパンには躊躇した、ということなのでしょう。
驚きの比較！昭和初期の様々な物の値段を現代に換算してみる
では、具体的に昭和初期の様々な物の値段を、現在の価値に換算してみるとどうなるのでしょうか？
これがまた、色々な考え方があって面白いんです！
単純に物価上昇率だけで比較すると、昭和初期の1銭は現在の18円程度。
収入の上昇率も考慮に入れると、36円程度になるという説もあります。
このように、何を基準にするかで、換算レートは大きく変わってくるんですね。
いくつかの例を見てみましょう。
- 木村屋のあんパン（2.5銭）: 物価基準なら約45円、収入基準なら約90円。今のコンビニで売っているあんパンくらいの値段でしょうか。
- 森永ミルクキャラメル（10銭）: 物価基準なら約180円、収入基準なら約360円。今のキャラメルに比べると、ちょっと高く感じますね。
- かけそば（10銭）: 物価基準なら約180円、収入基準なら約360円。立ち食いそばの値段としては、少し高めかもしれません。
- 新宿中村屋のカレー（80銭）: 現在のインドカレー1365円換算で1銭＝17円。とすると、80銭で約1360円。当時としてはかなり高級な食事だったことが伺えます。
- うな重（60銭）: 現在のうな重2000円換算で1銭＝33円。とすると、60銭で約1980円。こちらも、特別な日のご馳走だったのでしょうね。
このように、色々な物を現在の価値に換算してみると、当時の人々の生活水準や、何にお金を使っていたのか、少しずつ見えてくるような気がしませんか？
おばあちゃんの思い出話はリアル！50銭の重みを知る
ネットでは、ご自身の母親（昭和一桁生まれ）がおつかいで米50銭を持って行き、落としてしまい、祖母にこっぴどく怒られたというエピソードがありました。
当時は大家族で、その50銭で1週間分の米を買う必要があったとか。
現在の米の値段に換算すると、50銭が4500円程度になるという試算もあり、当時の50銭がいかに重みのあるお金だったかが分かります。
僕も、祖母から昔の暮らしの話を聞いたことがありますが、本当に一銭、二銭を大切に使っていたようです。
ちょっとしたお菓子を買うのも、随分と悩んでからにしていたと言っていました。
現代のように、気軽にコンビニで色々な物が買える時代とは、全く違っていたんですね。
10銭ストアは今の100円ショップ！？面白い考察も
ネットでは「10銭ストアは今の100円ショップですか？」という質問と、それに近い解釈もできるという考察もありました。
これはなかなか面白い視点ですよね！
当時の10銭で色々な物が買えるお店があったとすれば、現代の100円ショップのような感覚だったのかもしれません。
ただ、物価水準が全く違うので、単純な比較は難しいでしょうけれど。
また、当時は「円タク」というのがあって、一定距離内ならどこまで行っても1円だったという話も紹介されていました。
もし1円が現在の1000円程度の価値だと考えると、タクシーに乗るのも相当な出費だったことが分かります。
貨幣価値を通して見えてくる『あんぱん』の人間模様
このように、昭和2年の貨幣価値を色々と調べてみると、ドラマ『あんぱん』の世界が、より一層深く感じられるようになりませんか？
のぶちゃんや、その家族、そして周りの人々が、どんな金銭感覚で日々を過ごしていたのかを想像することで、彼らの行動や感情が、よりリアルに伝わってくるような気がするんです。
パン1個10銭に驚いたおじいちゃんの表情。
もしかしたら、その10銭で家族みんなの夕食のおかずが買えたのかもしれません。
あるいは、子供たちへのおやつを少しでも多く買ってあげたかったのかもしれません。
お金の価値観は、時代によって大きく変わります。
『あんぱん』を通して、当時の人々の生活の知恵や、お金に対する真剣な思いに触れることができるのは、このドラマの大きな魅力の一つだと、僕は思います。
あんぱん(朝ドラ)考察｜昭和2年(昭和初期)の貨幣の価値・パンの値段はいくら？
今回のブログでは、朝ドラ『あんぱん』の舞台である昭和2年の貨幣価値について、僕なりに徹底的に解説してみました。
もちろん、貨幣価値の換算は非常に難しく、色々な考え方があります。
今回ご紹介したのは、あくまでも一例として捉えていただければ幸いです。
それでは、次回の『あんぱん』も楽しみに待ちましょう！
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
