Windows 11のプレビューアップデートであるKB5058502について解説しています。
この更新はWindows 11 バージョン 23H2および22H2向けに提供され、Copilot起動のWin + Cショートカットの復活やカスタマイズ、設定アプリへのFAQセクション追加、ファイル共有機能の改善といった新機能が含まれています。
また、欧州経済領域におけるWindows Searchの強化や、特定のアプリのタスクバーへのピン留め解除を管理するポリシーの導入についても触れられています。
これらの変更は段階的に展開されるため、アップデート適用後すぐに全ての機能が利用できるとは限りません。
KB5058502バグ・不具合｜アップデートが進まない・終わらない・途中で止まる？
皆さん、こんにちは！
Windows Updateって、いつも「今回は何が変わるんだろう？」ってワクワクしますよね。
中には「うわ、また時間かかるのか…」なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、パソコンを安全に快適に使うためには、やっぱり欠かせないものなんです。
さて、先日リリースされたWindows 11のプレビューアップデート、「KB5058502」。
これ、実は結構面白い機能がいくつか入っているんですよ。
今日はこのKB5058502について、皆さんが気になるであろうポイントを掘り下げて解説していこうと思います。
Google検索でこのページを見つけてくれた方も、きっと何か知りたいことがあるはず。
ぜひ最後までお付き合いください！
KB5058502アップデート、何が変わるの？
KB5058502は、Windows 11のバージョン23H2という、一つ前の大型アップデートを使っている方向けに配信されたオプションの更新プログラムです。
つまり、すぐに適用しなくても大丈夫なんですが、これをインストールすると、いくつかの新しい機能や改善が使えるようになるんです。
個人的に一番「おっ！」と思ったのが、Copilotのショートカットが復活したこと。
以前は「Win + C」でCortanaが開いていたのが、Cortanaが引退してCopilotに引き継がれ、その後CopilotがWebアプリになったタイミングでこのショートカットの割り当てが外れていた時期があったんですよね。
それが今回、Copilotがネイティブアプリとしてまた存在感を増してきたことで、「Win + C」がCopilotを呼び出すショートカットとして堂々の復活を果たしたんです！
やっぱり、キーボードショートカットでサッと呼び出せるのは便利さが違いますよね。
ちなみに、この「Win + C」の挙動や、新しいCopilotキー（キーボードによっては付いてるやつ）の設定は、設定アプリの「個人用設定」→「テキスト入力」のところからカスタマイズできるらしいですよ。
さらに、Copilotキーか「Win + C」を2秒間長押しすると、すぐに音声入力モードになる「Press to talk」機能も追加されたんですって。
タスクを中断せずに声で指示を出せるようになるのは、未来っぽくてワクワクします。
（もちろん、Copilotアプリがちゃんとインストールされている必要はありますが）
他にも、設定アプリの「システム」→「バージョン情報」のページに、新しい「よくある質問」セクションが追加されたのも地味に嬉しいポイントです。
これは初心者の方をターゲットにしているみたいですが、自分のPCに関する基本的な情報、例えば「最新のWindowsバージョンかな？」とか「このPCのメモリやグラフィック性能でゲームや動画編集できる？」なんて疑問に答えてくれるんですって。
自分のPCについてよく知るきっかけになるかもしれませんね。
あとは、主にヨーロッパ圏での話にはなりますが、Windows SearchでBing以外の検索プロバイダーを選べるようになったり、ロック画面のウィジェットをカスタマイズできるようになったりと、少しずつ自由度が増しているようです。
将来的にはもっと色々な地域や、サードパーティのウィジェットにも対応していくのかな？と期待しています。
細かいところだと、エクスプローラーやデスクトップからファイルをドラッグした時に、画面上部に共有先アプリのトレイが表示されるようになったのも、直感的で使いやすい改善だと思います。
こういった日々のちょっとした操作がスムーズになるのって、使っていて気持ちいいですよね。
もちろん、見た目の変更だけでなく、ボイスアクセスやタッチキーボードに関する不具合、さらにはブルースクリーンやメモリリークなど、たくさんのバグ修正も含まれているようです。
パソコンがより安定して動くようになるのは、何よりありがたいことですよね。
全体的に、今回のアップデートはCopilot周りの利便性向上や、設定画面の改善、細かなバグ修正など、日々の使い勝手を良くするための変更が多いな、という印象です。
あくまでプレビュー版なので、すぐにすべての機能が反映されるわけではないようですが、早く試してみたい！と思わせてくれる内容だと思います。
KB5058502アップデートでちょっと困った？既知の問題はこれだ！
新しい機能や修正は歓迎すべきことですが、残念ながら、どんな大きなアップデートでも、ごく稀に「あれ？」という問題が発生することがあります。
今回のKB5058502についても、一つだけマイクロソフトが公式に認めている「既知の問題」が報告されています。
それが、Chromiumベースのブラウザ（Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど）で、画面の表示スケールを100%（96 DPI）に設定している時に、日本語や中国語、韓国語といったCJKテキストが、なんだかぼやけて見える、あるいは不明瞭になってしまうことがある、というものです。
これは、今年の3月に配信されたプレビューアップデートで導入された、CJK言語向けの特定のフォント（Notoフォントというらしいです）が、特定の条件下でうまく表示されないことに起因しているようです。
せっかくの綺麗なフォントなのに、ぼやけちゃったら台無しですよね…。
もし、このアップデートを適用してからブラウザの文字がぼやけて見え始めた、という方がいらっしゃったら、これが原因かもしれません。
この問題に対する一時的な対処法として、マイクロソフトはディスプレイの表示スケールを125%や150%に拡大してみることを推奨しています。
表示スケールを変えることで、文字のクリアさが改善されるようです。
この問題は現在も調査中とのことなので、今後のWindows Updateで修正されることを期待しましょう。
それまで、もしお困りの方がいらっしゃったら、このスケーリングの変更を試してみてください。
今のところ、KB5058502に起因する、このCJKフォントの表示問題以外に、重大な既知の不具合は報告されていないようです。
これは、プレビュー版としては結構安定している方なのかな、と感じますね。
KB5058502もしアップデートが進まなかったら？落ち着いて試したいこと
Windows Updateの話になると、どうしてもついて回るのが「アップデートが途中で止まってしまう」「全然進まない」というトラブルですよね。
これ、本当に困りますし、不安になります。
私も経験がありますが、あの画面を見たまま、どうしたら良いのか分からない…という気持ち、よく分かります。
でも、もし今回のKB5058502のインストール中に、あるいは他のWindows Updateで、同じような状況になったら、まずは深呼吸して、落ち着くことが大切です。
アップデートが進まない原因はいくつか考えられますが、一番多いのは「単純に時間がかかっているだけ」というケースです。
特に大型のアップデートや、しばらくアップデートをしていなかった場合は、ダウンロードやインストールの量が膨大になるため、完了までに数時間、場合によってはそれ以上かかることもあります。
画面の表示が変わらなくても、パソコンの内部では一生懸命作業が進んでいる、なんてこともありますので、まずは焦らず、しばらく待ってみてください。
可能であれば、パソコンを使わない夜間などにアップデートを開始するのがおすすめです。
それでも全然進まない…という時は、インターネットの接続が不安定になっている可能性を疑ってみましょう。
アップデートのファイルはネットワーク経由でダウンロードされるため、回線速度が遅かったり、接続が途切れがちだったりすると、そこで処理が止まってしまいます。
Wi-Fiを使っているなら、一度Wi-Fiをオフにしてから繋ぎ直してみたり、ルーターやモデムの電源を入れ直してみたりすると、接続が安定することがありますよ。
意外と忘れがちですが、パソコンのストレージ（Cドライブ）の空き容量が足りないというのも、アップデートが進まない大きな原因の一つです。
アップデートには結構な容量が必要になることがありますから、もし空き容量がほとんどない、という場合は、不要なファイルやアプリを削除して、十分な空き容量を確保してあげてください。
Windowsに標準で搭載されている「ディスククリーンアップ」機能を使うと、簡単に不要なファイルを整理できますよ。
あとは、セキュリティソフトがアップデートの通信をブロックしている、というケースも稀にあります。
もしセキュリティソフトを入れているなら、一時的にその機能を無効にしてみることで、アップデートが進むようになるかもしれません。
ただし、セキュリティソフトを無効にしている間はパソコンが無防備になってしまうので、アップデートが終わったらすぐに元に戻すのを絶対に忘れないでくださいね！
もし自分で色々と原因を探したり、対処法を試したりするのが難しい…という場合は、Windows Updateのトラブルシューティングツールを使ってみるのがおすすめです。
設定アプリから簡単に起動できて、Windows Updateに関するよくある問題を自動で診断・修復してくれる機能です。
困った時にまず頼りになるツールだと思います。
これらの対処法を試してみても、どうしてもうまくいかない…。そんな絶望的な状況になったとしても、一つだけ、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、アップデートの途中で、電源ボタンを長押ししてパソコンを強制終了することです。
これをやってしまうと、アップデート中にシステムファイルが壊れてしまい、最悪の場合、Windowsが起動しなくなってしまうこともあります。
パソコンが完全にフリーズして、マウスもキーボードも一切反応しない、どうしようもない！という本当に最後の手段以外は、強制終了は避けてください。
そしてもう一つ、絶対に避けてほしいのが、「どうせ進まないから」とWindows Update自体を諦めて、更新しないまま使い続けることです。
Windows Updateには、見つかったセキュリティの弱点を修正したり、システム全体の安定性を保ったりするための、本当に大切な役割があります。
アップデートを怠ると、ウイルスに感染するリスクが高まったり、パソコンの動作が不安定になったり、将来的に公式のサポートが受けられなくなったりと、たくさんの危険が伴います。
パソコンを長く、安全に使うためには、定期的なアップデートは避けて通れない道なんです。
もし、色々な対処法を試しても解決しない、これは自分の手には負えないな…と感じたら、迷わずパソコン修理の専門家に相談することをおすすめします。
無理をしてご自身で何とかしようとして、かえって状況を悪化させてしまうよりも、プロの力を借りる方が、大切なデータやパソコン本体を守るためにも賢明な判断だと思いますよ。
まとめ：KB5058502バグ・不具合｜アップデートが進まない・終わらない・途中で止まる？
今回のWindows 11 KB5058502アップデートは、CopilotのWin + Cショートカット復活をはじめ、設定アプリのFAQ追加や新しいファイル共有方法など、日々のWindowsライフをちょっと便利にしてくれる機能が詰まっています。
もちろん、細かなバグ修正もたくさん含まれていて、パソコンの安定性向上にも貢献してくれます。
一つだけ、ChromiumブラウザでのCJKフォント表示に関する既知の問題が報告されていますが、これは一時的な対処法があり、現在マイクロソフトが調査を進めているとのことなので、今後の修正を待ちましょう。
もし、アップデート中に「進まない！」という状況に直面しても、慌てずに「待つ」ことから始めて、ネットワーク環境の確認、空き容量の確保、セキュリティソフトの一時停止、トラブルシューティングツールの実行など、一つずつ落ち着いて対処してみてください。
そして、アップデート中の強制終了や、更新しないという選択は、パソコンの安全や寿命に関わることなので、絶対に避けてくださいね。
Windows Updateは、私たちのパソコンを最新の状態に保ち、安全に、そして快適に使い続けるための、とても大切なメンテナンス作業です。
少しでも皆さんのWindows Updateライフの助けになれば嬉しいです！
