■古古古米って正直どうなの? 味は? 美味しく食べられる?
こんにちは!
最近、ネットで「古古古米」っていう言葉をよく見かけますよね。
政府の備蓄米が市場に出るかも、みたいな話もあって、気になっている人も多いんじゃないでしょうか。
「古古古米」って聞くと、なんとなく「美味しくなさそう…」ってイメージを持つ人が多いと思うんです。
私も正直、「え、古古古米? 大丈夫なの?」って最初は思いました。
だって、お米って新米が一番美味しい!みたいなイメージ、ありますもんね。
でも、実はこの「古米=不味い」っていう通説、ちょっと違うみたいなんですよね。
今回は、その辺の「古古古米の真実」について、深掘りしてみたいと思います!
不味い? 美味しい? 古古古米のリアルな味
まず、一番気になる「味」について。
結論から言うと、普通に古古古米だと、そのまま炊くと美味しくない可能性が高いでしょう。
年数が経つと、どうしても風味や食感が落ちてしまうのは避けられないみたいですね。
パサついたり、独特のにおいが気になったりすることもあるようです。
朝のニュースでお米屋さんも「古古古米おいしいわけがない」って言ってた、なんて話もありました。
新米のあの甘くてツヤツヤの感じと比べるのは、さすがに難しいと思います。
ただ、ここが面白いところなんですが、お米の保存状態によっては話が変わってくるんです。
なんと、適切な低温でしっかりと保存されていれば、数年経っても味がさほど落ちないという研究結果もあるんですよ。
ある実験では、3年間低温で保存されたコシヒカリが、精米後も平均以上とされる食味値「77」をキープしたそうです。
一般的なお米の食味値が65~75程度らしいので、これは結構すごいことですよね。
つまり、「不味いかどうか」は、その古古古米がどういう場所で、どういう風に保存されていたかによる、ということなんです。
冷蔵庫などで低温保存することで、家庭でもお米の酸化や乾燥を防ぎ、美味しさを長く保つことができるみたいですよ。
あと、これもお米農家さんからの意外な意見だったんですが、料理によっては新米より古米の方が美味しく作れる場合もあるらしいんです。
「新米の方が絶対美味しい!」っていうのは、実は誤解だったのかもしれませんね。
それぞれ得意な料理がある、ってことなんでしょう。
古古古米を美味しく食べる魔法のテクニック
そのまま炊くとちょっと…な古古古米も、工夫次第でとっても美味しく食べられるんです!
パサつきやにおいを改善したり、逆に古米の特性を活かしたりするテクニックがたくさんあります。
まずは、炊くときのひと手間。
水加減を少し多めにして、いつもより長めに浸水させるのがおすすめです。
乾燥が進んでいる古米は、水をしっかり吸わせてあげることが大切なんですね。
あとは、お酒やみりんを少量(大さじ1~2杯ほど)加えて炊くと、古米臭が気にならなくなり、甘みやコクが出てツヤも良くなるそうですよ。
個人的には、これに塩をほんの少し加えるのも好きです。
もっとシンプルに旨みをプラスしたいなら、出汁で炊くのも良い方法です。
昆布や鰹節などを一緒に入れて炊くだけで、古米のにおいをカバーしつつ、格段に美味しくなります。
さらに、ちょっと変わった方法ですが、炊飯時に竹炭を入れてみるのも効果があるようです。
竹炭の穴がにおいのもとを吸着・分解してくれるんだとか。
もち米を少量加えて炊いたり、炊きあがった熱いご飯にスライスした切り餅を混ぜ込んだりするのも、パサつきを改善して、もちもちツヤツヤにするのに効果抜群らしいですよ。
友達から聞いたレシピみたいですが、「ありゃ、これ結構古いお米だな」って時に試す裏技だそうです。
また、氷を数個入れて炊飯すると、沸騰までの時間が長くなり、お米の甘みが出やすくなるそうなので、これも試す価値ありですね。
研ぎ方もポイントで、古米は表面が酸化していることがあるので、いつもよりもしっかり研ぐと美味しくなるという意見もありました。
ゴマを振りかけるとさらに美味しくなる、なんて細かいテクニックもありましたよ。
そして、古米の少ない水分量を逆手に取るのが、チャーハンやパエリアです。
ベタつきにくく、パラっと美味しく仕上がるので、料理人の方もおすすめしているそうです。
カレーや丼ものなど、汁気が多めの料理なら、元々の味の落ち込みが気になりにくいかもしれません。
味がしっかり染み込む炊き込みご飯も、古米だからこそ美味しくなる料理法の一つとして多くの人が挙げていました。
お寿司(いなり寿司、ちらし寿司、手巻き寿司など)も、酢飯にするので古米のパサつきが気になりにくく、むしろ向いている料理です。
おにぎりや雑炊も良いですね。
意外なところでは、うるち米の古米でおはぎやぼた餅を作る、というアイディアもありました。
大量に消費したい場合は、お友達とお米消費パーティーをする、なんて楽しいアイディアもありましたよ。
炊いて食べる以外だと、麹や味噌、米粉、甘酒などの加工に使うのも非常におすすめです。
特に麹づくりには、水分が少ない古米の方が向いているそうなんですよ。
「古米は、新米に比べると食味は落ちているかもしれないけれど、加工にはすごく向いている素材なんだよ」というお米農家さんの言葉が印象的でした。
甘酒は「飲む点滴」とも言われる栄養満点の飲み物ですし、まとめて作って冷凍しておけば便利ですよね。
こうして見てみると、古古古米も色々な方法で美味しく楽しめることがわかります。
「不味いかも」って決めつけずに、ぜひ色々な活用法を試してみてほしいですね。
今回の情報が、皆さんの古古古米ライフ(?)の参考になれば嬉しいです!