ツートライブが結成18年目にして漫才トーナメント『THE SECOND』で優勝!
ツートライブは優勝をまったく予想しておらず、記者会見では戸惑いを隠せない様子を見せました。
これまでの賞レースでは評価されなかった苦悩や、毎月単独ライブを続け漫才を磨き続けたことが勝因ではないかと分析されています。
優勝特典として得たフジテレビ22番組への出演権に対する不安と期待、そして「変わらずにいたい」という今後の抱負についても語られています。
ツートライブTHE SECOND 2025優勝!
皆さん、どうも!
いやー、お笑い界にまた一つ、新たな歴史が刻まれましたね。
そう、『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』グランプリファイナル!
結成16年以上のベテラン漫才師たちがしのぎを削るこの大会で、見事3代目王者に輝いたのは…ツートライブでした!
いやはや、本当に胸が熱くなりました。
今回は、この感動冷めやらぬ中、ツートライブさんの優勝について、そして彼らが歩んできた道のり、『THE SECOND』という大会そのものについて、深掘りしていきたいなと思います。
Google検索でこの記事にたどり着いてくれた皆さん、きっとツートライブさんや『THE SECOND』についてもっと知りたいと思って来てくれたんですよね。
少しでも皆さんの「知りたい!」に応えられるよう、心を込めて書きますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
THE SECONDってどんな大会? ベテランたちの新たな輝き
まず、『THE SECOND』という大会について、改めて確認しておきましょうか。
この大会は、結成16年以上の漫才師だけが出場できる、まさにベテランのための漫才賞レースなんです。
『M-1グランプリ』が結成15年以内という縛りがあるのに対して、こちらはその先の芸人人生に光を当てるコンセプトで立ち上げられました。
アマチュアや即席ユニットは出場できませんし、過去に全国ネットの漫才賞レースで優勝経験があるコンビも出られません。
エントリーフィーが無料になったのも嬉しい変更点ですよね。
大会はまず「選考会」があり、そこを通過した32組が「ノックアウトステージ」に進出します。
さらに「16→8」のステージを勝ち抜いた8組だけが、生放送で行われる「グランプリファイナル」に進めるんです。
審査は番組側が選んだ100人の観客が行うというのも大きな特徴ですよね。
2組のネタを聞いた後、「とても面白かった(3点)」「面白かった(2点)」「面白くなかった(1点)」の3段階で採点し、合計点が高い方が勝ち上がります。
今年は史上最多となる140組がエントリーしたそうですから、いかに多くのベテラン芸人さんがこの大会に夢を託しているかが分かりますよね。
グランプリファイナルには、ツートライブさんを含め、モンスターエンジンさん、マシンガンズさん、はりけ?んずさん、囲碁将棋さん、吉田たちさん、金属バットさん、ザ・ぼんちさんの8組が進出しました。
錚々たるメンバーですよね。
ツートライブってどんなコンビ? 地道な努力が実を結んだ漫才職人
今回、そんな激戦を勝ち抜いて優勝したのが、結成18年目のツートライブです。
ボケ担当の周平魂さんと、ツッコミ担当のたかのりさんのコンビですね。
お二人は大学の同級生として出会い、芸人を志したそうです。
NSC大阪校の30期生で、同期にはアイロンヘッドさん、バンビーノさん、ミキさん、ダブルアートさんなどがいる、プラチナ5というユニットでも活動しているそうですよ。
他にもミルクボーイさんたちとのユニットライブ「漫才ブーム」もやっているみたいです。
吉本興業所属で、主に大阪の劇場、特に森ノ宮よしもと漫才劇場やよしもと漫才劇場をホームグラウンドとして活動されてきました。
周平魂さんは京都出身、たかのりさんは広島出身で、本名は周平魂さんが池田周平さん、たかのりさんが井上尊教さんです。
お二人の出身地が違うように、コンビ名の「ツートライブ」は、たかのりさんの祖先が海賊、周平魂さんの祖先が山賊という話から、「2つの部族」という意味で名付けられたそうです。
口コミを読んでいると、ツートライブさんは「漫才職人」と呼ばれていることが分かります。
派手なスター性というよりは、ストイックにネタを書き、磨き上げていく粘り強さがあるとのこと。
実際、周平魂さんは年間40本以上のネタを作り、そこから厳選しているそうです。
劇場での舞台数を重ねることで実力を積み上げてきたんですね。
上方漫才協会大賞の文芸部門賞を4度も受賞しているというのは、そのネタ作りの才能が認められている証拠ですよね。
中田カウス師匠からも「ネタ作りの名人」と高く評価されているんです。
主な芸風はしゃべくり漫才で、周平魂さんの「いきり漫才」が得意技として知られています。
劇場では評判の良いネタでも、賞レースの4分ネタにすると「あんまりやな」と言われることが18年間ずっと続いてきたそうです。
M-1ではラストイヤーまで準決勝に進めなかったという経験もあり、彼らにとって今回のTHE SECONDは、劇場で培ってきた漫才が点数で評価されることへの感動が大きかったのでしょうね。
決勝進出が決まった時に、たかのりさんが思わず口にした「俺らの漫才って、おもろいと思ってもらえるんすね」という言葉に、彼らの長年の葛藤と、それが報われた瞬間の率直な気持ちがギュッと詰まっているように感じました。
ツートライブTHE SECOND 2025優勝ネタは面白い?つまらない・面白くない?
今回のツートライブさんの優勝、そしてその漫才については、様々な意見があるようです。
グランプリファイナルを観た人たちの感想を口コミのコメント欄から見ていくと、本当に多種多様な声が寄せられています。
まず、ツートライブさんの優勝に肯定的な意見としては、「ダントツ笑った」「一番笑った」「面白かったし文句ない」という声がありました。
特に決勝のネタが一番面白かったという人もいます。
また、彼らの「自然なやり取りに見えた」点や、たかのりさんの「相方に対して『こいつ何言ってんねん』って笑いながら突っ込んでるスタイル」が面白かった、という具体的な評価もありました。
謙虚な姿勢や、肩の力を抜いて舞台に立てたことが勝因になったのでは、と分析する人もいます。
一方で、ツートライブさんの漫才に対して否定的な意見も少なくありませんでした。
「全く面白くなかった」「つまらない」という辛辣な感想から、「ネタの山場が低かった」「面白さがあまり感じられなかった」という声。
特に多かったのが、「囲碁将棋の方が圧倒的に面白かった」という意見や、「モンスターエンジンの方が数倍面白かった」という声です。
1回戦で記録した史上最高得点(295点)についても、「疑問に思った」「過大評価だ」「あれで最高得点はない」という意見が複数見られました。
「出来レースではないか」といった疑念を抱くコメントもありましたね。
ネタの内容についても、「あまりに現実味が無さすぎる架空の人物の話」「架空ネタや設定ネタが苦手」といった声や、「ちょっと難しいネタが多かった」「知らない有名人のゴシップの話で乗り切れなかった」といった感想もありました。
「大阪漫才は関東人には理解できないし、面白くない!」といった地域性を指摘する極端な意見もありましたね。
このように、ツートライブさんの漫才に対する評価は、観客によって大きく分かれているのが現状のようです。
個人的な感想としては、これだけ評価が分かれるということ自体が、お笑いの面白さであり、また審査員が100人の観客だからこそ生まれる現象なのかなとも思います。
プロの審査員が点数をつけるのとはまた違う基準や好みが影響するんでしょうね。
最高得点への疑問や、他のコンビの方が面白かったという意見も、それぞれに感じるところがあったからこそ出てくる率直な感想だと思います。
特に、1回戦で戦ったモンスターエンジンさんや、決勝で戦った囲碁将棋さんを推す声は多かったです。
彼らも素晴らしい漫才を披露されていましたもんね。
そんな中でツートライブさんが優勝を掴んだのは、何か特別な「流れ」や、その時の会場の「空気」を掴んだのかもしれません。
ツートライブのお二人の会見での言葉を口コミで読むと、本人たちも優勝するとはまったく思っていなかったようです。
周平魂さんは「『楽しく漫才を1本でも多くできたらええな』というぐらいの空気感でしか考えてなかった」と語っています。
たかのりさんも、決勝で囲碁将棋さんのネタを見て「おもしろすぎる。たぶん優勝するんじゃないですか?」と感じていたとか。
「3本目はウケるウケへん関係なく好きなネタをやろうと思ってたんで、『優勝するぞ!』みたいなのはまったく思ってなかった」と振り返っています。
結果的にそのリラックスしたマインドが勝利につながったのでは、とギャロップのお二人に分析されています。
また、周平魂さんがネタ中に一度噛んでしまったことについて、たかのりさんは「周平が噛んでくれたことによって僕は落ち着けました」と語っており、お互いの存在が緊張を和らげる役割を果たしたようです。
緊張した周平魂さんが視野が狭くなっていた一方で、たかのりさんは「ヘラヘラしていようと思った」とのこと。
この絶妙なバランスが、彼らの漫才を支えているのかもしれませんね。
ネタ選びについても直前まで悩んだそうですが、一回戦で披露した「脱法ジビエ」のネタは、当初候補から外していたものの、周平魂さんが「なんの気なしに録音を聴いて一番笑った」ことから採用に至ったというエピソードも明かされました。
これが史上最高得点を叩き出したのですから、何がどう転ぶか分からないですよね。
優勝がもたらしたものとこれからのツートライブ
優勝が決まった瞬間、ツートライブのお二人は「意味わからん、意味わからん!」「訳がわかってないです!」と戸惑いを隠せない様子でした。
多数の報道陣を前にした状況も飲み込めていないようだったと口コミにはあります。
会見でも「自分がチャンピオンになる人生なんかあるんや?っていう驚きで、ずっと意味わかんないですもん」と困惑を改めて口にしています。
優勝特典として、フジテレビ系列22番組への出演権が与えられたことについても、たかのりさんは「不安やなあ。優勝する準備なんか正直してなかったですからね、僕ら。芸人人生で“優勝”なんてないと思ってたんで」と正直な思いを吐露しています。
周平魂さんも「(番組出演の際は)ずっとふわふわしますよ」と話していました。
また、優勝から一夜明けて、東京から大阪への新幹線がグリーン車になったことに驚いたそうです。
「天下の吉本興業さん。本日の東京から帰って来る新幹線がグリーン車でした。ビックリしました」と周平魂さん。
たかのりさんは「グリーン車になれてなさ過ぎて寝れんかったです」と苦笑い、周平魂さんは「俺はバチーンと寝れたけどね。パーンと足をのせておしぼりもらって」とドヤ顔だったというエピソードも。
ささやかかもしれませんが、こういったところに優勝の実感が湧いてくるのかもしれませんね。
ツートライブさんが考える勝因としては、周平魂さんが「バカらしいことに焦点を絞って18年間やり続けてきたことが評価されたのかな」と自己分析しています。
「毎月単独ライブを10年以上やってきて、お客さんのウケ具合に動じなくなった」ことも勝因の一つだとたかのりさんは語っています。
M-1ラストイヤーまでは月に6本、卒業してからは月に3本もの単独ライブをこなしてきたそうです。
まさに地道な努力の賜物ですよね。
ただ、最終的には「運ですわ! ラッキーです!」とキッパリ言い切っているあたりが、彼ららしさというか、謙虚さの表れなのかなと感じました。
今後の芸人像については、クロマニヨンズの甲本ヒロトさんやサッカー選手の三浦知良選手のように、「同じことをずっとやり続ける人に俺は心を動かされる」と周平魂さん。
「このままふたりで漫才を変わらずやり続けられれば」と決意を語っています。
たかのりさんも「チャンピオンとなるとずっしりする感じになりがちだけど、僕らは芸風的にイジられてなんぼなんですよ。そこは消したくない」と話し、先輩後輩関係なくいじられて返していく面白さを変わらず出していきたいと力強く語っていました。
長年劇場でコツコツと努力を重ねてきた「漫才職人」が、今回のTHE SECOND優勝をきっかけに、文字通り「第2の芸人人生」をスタートさせました。
今まで関西以外での知名度は低かったかもしれませんが、これからは全国で彼らの漫才を見られる機会が増えるはずです。
あの独特のニュアンスを詰め込んだ漫才で、どんな場所でどれだけ笑いを生み出してくれるのか、いちお笑いファンとして、今後の活躍が楽しみで仕方ありません。
長年応援してきたファンの方々は、本当に感慨深いでしょうね。
私も、これからテレビでたくさんツートライブさんを観られることを心待ちにしています!
この記事を読んで、少しでもツートライブさんやTHE SECONDに興味を持っていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!