皆さん、こんにちは!
X(旧Twitter)をこよなく愛する、熟練ブロガーの私です。
最近、ネット上でこんな噂が飛び交っているのを見かけましたよね。
「Xの『いいね』欄が復活するらしい!」って。
私も最初、この話を聞いた時は、「え、本当に?!」って、正直かなり驚きましたし、ちょっとソワソワしました。
だって、「いいね」欄って、Xを使っている皆さんにとっては、結構身近な機能だったじゃないですか。
それが、突然非公開になって。
そして今度は「復活する」という噂が流れてくる。
一体、どうなっているんだ?って、疑問に思った方も多いんじゃないでしょうか。
特に、Google検索でこの情報を探しているということは、皆さんもこの変化に少なからず関心がある、ということですよね。
私も、この噂の真相が気になって、色々と調べてみました。
今回は、Xの「いいね」欄がなぜ非公開になったのか、そして最近の「復活」の噂は本当なのか、この2点について、私が徹底的に詳しく解説していきたいと思います。
皆さんの疑問や不安が解消されるような、そんなブログ記事になれば嬉しいです。
では、早速見ていきましょう!
なぜX(旧Twitter)の「いいね」欄は非公開になったのか?
まずは、そもそもなぜXの「いいね」欄が非公開になったのか、その背景から掘り下げていきましょう。
あの変更が実施されたのは、2024年6月のことでした.
それまでって、Xのプロフィールページの一番右側に、「いいね」というタブがあって、そこを見れば、そのユーザーがどんな投稿に「いいね」したのかが丸見えだったんです.
私もよく、「この人、どんなことに興味があるのかな?」とか、「気になる人がどんな投稿に反応してるんだろう?」と思って、友達や有名人の「いいね」欄を見に行ったことがありました.
もちろん、悪気なく、単なる興味本位ですよ。
でも、それが突然、他の人からは見られなくなってしまった.
最初は、「あれ?表示がおかしいのかな?」って思いましたけど、どうやら仕様変更らしい、と知って、少し戸惑いました。
しかも、この「いいね」欄を他の人に見せないようにする機能って、実は非公開になる前は、月額制の有料プラン「X Premium」の課金ユーザーだけが使えるオプション機能だったんです.
それが、いきなり全ユーザーに強制的に適用されたわけです.
この変更について、Xを運営している会社は、公式にいくつかの理由を挙げています。
その中で、一番最初に、そして最も強調されていたのが、「ユーザーのプライバシー保護をより適切に行うため」という理由です.
Xの日本版公式アカウントからも、この点がはっきりとアナウンスされました.
考えてみれば、「いいね」って、私たちがインターネット上でどんな情報に関心を持っているか、どんな考えに共感しているか、どんなものが好きか、といった、かなり個人的な情報を反映する行動ですよね.
それがすべて公開されているというのは、ある意味、自分の思考や趣味嗜好、政治的な立場といった、普段はそこまでオープンにしないような内面まで、意図せずとも晒されてしまう、ということでもあったわけです.
誰かにプロフィールを見られた時に、「あっ、この投稿にいいねしてるのバレた…!」って、ドキッとした経験、もしかしたら皆さんにもあるんじゃないでしょうか.
特に、仕事関係の人や、学校の先生、親戚など、公私入り混じった繋がりがある場合、自分の「いいね」した内容が、思わぬ誤解を招いたり、気まずい思いをしたりする可能性もありました.
X社のエンジニアリングディレクターの方も、「荒らしからの報復を恐れたり、自分のイメージを守るために、“過激”かもしれないコンテンツにいいねするのをためらう人はたくさんいます」と率直に述べていました.
つまり、ユーザーが他人の目を気にしすぎて、「いいね」したい気持ちがあるのに、躊躇してしまうような状況があったわけです。
X側としては、そういったユーザーの「いいね控え」をなくしたい、もっと自由に、純粋に投稿へのリアクションとして「いいね」を使ってほしい、という考えがあったのだと思います.
非公開にすることで、他人の目を気にせず、自分が心から「良いな」と思ったものに気軽に「いいね」を押せるようにする。
これが、プライバシー保護という名目の裏にある、X側の狙いの一つと言えるでしょう。
そして、もう一つ、理由として挙げられるのが、「炎上を防ぐ」という側面です.
「いいね」って、リポスト(リツイート)と比べると、拡散力が限定的で、「まあ、いっか」と気軽に押してしまいがちな機能ですよね.
別に「共感」や「賛成」だけじゃなく、「面白いな」「なるほどな」といった軽い気持ちで使うこともありますし、中には後で見返したい投稿のブックマーク代わりや、DMの既読代わりとして使っている人もいました。
リポストまではしないけど、ちょっと気になる、という、公に表明するには少し抵抗があるような内容の投稿にも、「いいね」なら押しやすい.
例えば、アダルトコンテンツや、賛否両論分かれるような過激な意見の投稿などです.
このような、いわゆる「人間の陰の部分を仄めかすことができる」ような「いいね」が、他人から見えてしまうことで、それが思わぬトラブルや炎上のきっかけになることがありました.
実際に、「いいね」したことによって名誉毀損で訴えられたケースや、企業の公式アカウントが不適切な投稿に「いいね」して大炎上した事例も発生しています。
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自身を中傷する投稿に「いいね」した国会議員を訴えた裁判は、まさに「いいね」という行為が法的に責任を問われる可能性を示した、衝撃的な出来事でした.
こういった事例がニュースになるたびに、「いいね」すること自体がリスクと捉えられるようになり、「きわどい投稿には、リポストだけでなく、いいねすることも慎重になるユーザーが増えてきた」という専門家の指摘もあります.
「いいね控え」が進むと、ユーザーは純粋なリアクションを躊躇するようになり、Xというプラットフォーム全体のコミュニケーションが鈍化してしまう恐れがあります.
Xのオーナーであるイーロン・マスク氏も、「誰にも攻撃されることなく、人々がいいねできるようにすることが重要だ」と強調し、非公開化後に「いいねが激増した!」と成果をアピールしていました.
「いいね」の数は、その投稿が他のユーザーにおすすめとして表示されるアルゴリズムにも影響するため、いいね数を増やすことは、プラットフォームを活性化させる上でX側にとって非常に重要だった、というわけです.
つまり、プライバシー保護と炎上対策は、ユーザーが安心して「いいね」できる環境を作ることで、「いいね」という行動そのものを促進し、Xをより活気のある場所にしたい、というX側の強い意図と繋がっていたんですね。
他にも、イーロン・マスク氏自身の考えが影響している、という見方もあります.
彼自身が、過去に「いいね」した投稿について何か言われた経験があるのかもしれません.
もしそうであれば、「自分自身も攻撃されたくないから、ユーザーにも同じように安心してほしい」と考えたとしても不思議ではありません.
また、Xをよりシンプルで使いやすいプラットフォームにしたい、という彼の思想も関係している可能性が指摘されています.
ユーザーにとって、「いいね」欄を見られることによるストレスや、「いいね」することへの躊躇いをなくすことが、シンプルさや快適さに繋がると考えたのかもしれません。
一部では、Xが成人向けコンテンツの投稿を条件付きで認める規約変更を行ったこととの関連も囁かれました.
「いいね」が非公開になれば、成人向けコンテンツへの「いいね」が他人に見られる心配がなくなるため、そういったコンテンツへの「いいね」が増えるのではないか、という見方です.
ただし、これについては、「規約改定の目的は、望まないユーザーの目に触れないように『ゾーニング』を徹底することであり、いいねの非公開化とは直接関係がないだろう」という専門家の意見もあり、私も個人的には、プライバシーや炎上対策の方が、より直接的な理由だった可能性が高いと考えています。
個人的な感想としては、非公開化になったことで、確かに「いいね」を押す時のハードルは下がったと感じています。
以前は、「これをいいねしたら、あの人どう思うかな?」とか、「この話題に興味あるってバレたくないな」とか、無意識のうちに考えてしまうことがありました.
特に、仕事関係や、少しデリケートな話題の投稿に対する「いいね」は、正直、ためらうことも多かったです。
それがなくなったことで、より純粋に、「面白い」「役に立つ」「応援したい」といった気持ちで「いいね」を押せるようになったのは、ユーザーとしては嬉しい変化でした.
もちろん、他の人の「いいね」欄を見ることで、新しい情報源や、趣味嗜好の合う人を見つける、という「宝探し」のような楽しみが失われた、という寂しさはあります.
「いいね」欄からその人の「人となり」を推測する、という、ある意味X独特の「高度なコミュニケーション」の一つが失われたと感じている人もいるでしょう.
しかし、先ほども触れたように、その「高度なコミュニケーション」が、必ずしも意図通りに伝わるとは限らず、誤解やトラブルの元になることも少なくありませんでした.
私自身、「誤いいね」で全く意図しない投稿に「いいね」してしまい、それを見た人に誤解されたらどうしよう…とヒヤッとした経験があります.
もしかしたら、その「誤いいね」のせいで、私のことを誤解してブロックした人もいるかもしれません.
そう考えると、「いいね」欄が非公開になったのは、そういったリスクを減らし、ユーザーがより安心してXを利用できるようにするための、X側の判断だったと言えるでしょう。
ユーザーが「いいね控え」をせず、積極的に「いいね」を通じてプラットフォームに関わるように促す。
それが、Xの「いいね」欄が非公開になった、主要な理由なんです。
X(旧Twitter)「いいね」欄復活の噂、その真偽は?
さて、Xの「いいね」欄が非公開になって、約半年が経った頃でしょうか。
2024年の12月頃から、「いいね」欄が復活するんじゃないか、という噂がX上で流れ始めたんですよね.
「明日からまた見られるようになるらしいよ!」とか、「一部の人で復活してるって聞いた!」とか、色々な情報が飛び交いました.
この噂、結構なスピードで拡散されて、一時的にはXのトレンドにまで上がったんです.
普段あまりXの仕様変更に関心がない人も、「え、そうなの?」って、気になったという声を結構聞きました。
特に、他の人の「いいね」欄を見るのが好きだったユーザーにとっては、「やった!元に戻るんだ!」って、期待が膨らんだかもしれません.
でも、この記事を執筆している現時点、つまり2025年5月の段階で、Xの「いいね」欄が以前のように全ユーザーに対して公開される、という公式な発表は一切ありません.
残念ながら、あの時Xを駆け巡った「いいね欄復活」の噂は、デマである可能性が極めて高い、というのが私の結論です.
では、なぜ、多くの人が信じてしまうような、そんな噂が広まってしまったのか。
その原因を調べていくと、SNSの情報伝達の怖さと面白さが見えてきます。
この噂の発端となった可能性が高いのは、「AHOO!ニュース」という画像付きの投稿だったと言われています.
皆さん、「AHOO!ニュース」ってご存知ですか?
これ、見た目が、あの有名な「Yahoo!ニュース」の画面に、ものすごくそっくりに作られているんです.
ニュースの見出しやレイアウトが本物そっくりなので、一見すると「Yahoo!ニュースでこんな記事が出たんだ」って思ってしまうくらい、巧妙にできています.
でも、サイト名が「Yahoo!」ではなく、「AHOO!」になっている。
これは、Xのユーザーの間で、ジョークやフェイクニュースを面白おかしく投稿する時に使われる、いわば「ネタ用語」のようなものなんです.
「AHOO!ニュースによると〇〇らしい」といった形で、真実ではない情報をネタとして流す時に使われていました.
今回、「いいね」欄復活の噂が広まったのは、この「AHOO!ニュース」の画像とともに、「Xのいいね欄が12月10日に復活する」といった内容の投稿がポストされたことがきっかけだった可能性が高いんです.
見た目が本物そっくりな「Yahoo!ニュース」の偽画像と、「明日」という具体的な日付が組み合わさったことで、多くの人がそれを真実だと誤って信じてしまったんですね.
そして、SNSの恐ろしいところが、不確かな情報でも、あっという間に拡散されてしまう、という点です.
この「AHOO!ニュース」を使ったフェイク投稿、なんと1500万以上のインプレッションがあったそうです.
それだけ多くの人の目に触れ、さらにそれが再投稿されたり、「本当らしいよ」と広められたりすることで、雪だるま式に噂が大きくなっていったわけです.
SNSにおける情報の拡散力って、本当に計り知れないですよね.
さらに、この噂に拍車をかけたのが、ちょうど同じ時期に、一部のユーザーから「自分のプロフィールで『いいね』欄の『非公開』を示すラベルが消えたように見えた」という報告があったことです.
これは、おそらくXアプリの一時的な表示バグだったり、キャッシュの影響だったり、あるいは特定の環境(例えばWeb版だけ)で発生した現象だった可能性が高いです.
しかし、そういった現象を目にしたユーザーが、「あれ?もしかして本当に仕様が変わるの?」と、噂を信じてしまうきっかけになってしまったんです.
「非公開のラベルが消えたってことは、公開に戻ったってことじゃないか!」って、思ってしまいますよね。
こうした「ちょっとした違和感」と「見た目がそれっぽいフェイク情報」が組み合わさった結果、「いいね欄復活」という噂が、瞬く間にX上を駆け巡った、ということなんですよ。
では、なぜこの「いいね欄復活」の噂が、デマである可能性が極めて高いと言えるのか。
これには、大きく分けて3つの理由があります.
まず1つ目は、復活の時期があまりにも早すぎる、という点です.
Xの「いいね」欄が非公開になったのは、2024年6月でした.
噂が流れ始めたのが12月ですから、わずか半年ほどしか経っていません.
非公開になった当初は、ユーザーの間で賛否両論ありましたが、時間が経つにつれて、多くのユーザーはこの仕様に慣れてきたように見えます.
Xを運営する側が、わざわざユーザーが慣れて落ち着いてきた仕様を、たった半年という短い期間で、しかも大規模な変更を伴って元に戻すというのは、企業の方針転換としても不自然ですし、考えにくいことです.
大きな仕様変更には、入念な準備や、ユーザーへの十分なアナウンスが必要ですからね.
そして2つ目の理由は、噂の情報源が誤情報であったと確定した、という点です.
先ほどもご説明したように、噂の発端は「AHOO!ニュース」というフェイク画像だった可能性が高いわけですが、これはネタ目的で使われる用語であり、信頼できる情報源ではありません.
本当にXの仕様が変更されるのであれば、Xの公式アカウント(@X、@XEngなど)や、オーナーであるイーロン・マスク氏本人(@elonmusk)から、必ず正式な発表があるはずです.
しかし、現時点(2025年5月)まで、そういった公式なアナウンスは一切出ていません.
信頼できる国内外の主要なメディアも、「いいね」欄復活を示唆するような報道はしていません.
もし、本当に復活するような大きな動きがあれば、真っ先にニュースになるはずですからね。
そして3つ目の理由は、まさにこの「公式からの案内が全くない」という点です.
Xの「いいね」欄の仕様は、ユーザーのプライバシーや、Xの使い勝手に直結する、非常に重要な部分です.
もし、非公開から公開に戻すという、ユーザー体験に大きな影響を与える変更を行うのであれば、X側はユーザーが混乱しないように、事前に必ず何らかの告知や説明を行う義務があります.
しかし、噂が流れてから数ヶ月経った今も、X公式やイーロン・マスク氏から、復活を示唆するような情報は一切発信されていません.
これらの理由から、今回の「いいね欄復活」という噂は、残念ながら、事実に基づかない、不確かな情報だった、と言わざるを得ません.
一部で「自分のいいね欄が見えるようになった」「他の人のいいね欄が見えた」といった報告があったのは、前述したように、テスト的な表示や、アプリの一時的な不具合、あるいはキャッシュの影響など、ごく限定的で一時的な現象だった可能性が高いです。
すべてのユーザーに対して、以前のように「いいね」欄が恒常的に復活したわけではない、ということを改めて確認しておくことが重要です。
もちろん、今後の可能性について言えば、Xの「いいね」欄が将来的に再び公開される可能性はゼロではありません.
Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は、ユーザーからの意見を参考に仕様を変更することがありますし、Xを運営する企業の全体的な方針が変われば、以前のような仕様に戻る可能性も十分に考えられます.
もし、将来的に公開されるようなことがあるとすれば、おそらくユーザーが自分で「いいね」欄を公開するか、あるいは非公開にするかを選択できるような設定が導入される形が濃厚ではないかと、私は個人的に予測しています.
他のSNSでも、ユーザーのプライバシー設定の自由度を高める傾向にありますからね.
ただ、現時点(2025年5月)では、「いいね欄が復活する」という公式な言及や、具体的な仕様変更の兆候は一切確認されていません.
今回の「いいね欄復活」騒動は、私たちXユーザーにとって、SNSの情報との向き合い方について改めて考えさせられる出来事だったと思います.
SNSでは、真偽不明の情報や、意図的に作られたフェイク情報が、あっという間に拡散されてしまうリスクがあります.
だからこそ、「これって本当なのかな?」と、情報を鵜呑みにせずに一度立ち止まって考えること.
情報の出どころ、つまり「ソース」がどこなのかを確認すること.
Xの公式アカウントや、信頼できる主要メディアなど、複数の情報源で確認すること.
こういった、いわゆる「情報リテラシー」を高く持つことが、今後ますます重要になってくるでしょう.
私も含めて、SNSで流れてくる情報に一喜一憂してしまうことはありますが、今回の件をきっかけに、「これは本当に公式の情報かな?」と冷静に判断するクセをつけたいな、と改めて感じました.
「いいね」欄の仕様がどうなるかは、将来的にまた変わる可能性はありますが、不確かな噂に振り回されず、X公式からの正確な情報をチェックする習慣をつけること。
これが、SNSを安全に、そして安心して利用するための、一番大切な心がけだと思います。