『GREAT PRETENDER razbliuto』（グレートプリテンダー ラズブリウト）あh記憶喪失のドロシーが台北の裏社会で新たな詐欺ゲームに挑む、予測不能なクライムエンタテインメント。
ローランをコンゲームの世界に誘った伝説の詐欺師ドロシーが、記憶を失いながらも再び詐欺の舞台へ。
グレートプリテンダー ラズブリウトwikiネタバレ｜ストーリー解説
いやあ、ついに来ましたね！『GREAT PRETENDER razbliuto』。あの『GREAT PRETENDER』の続編ですよ！僕も発表された時からずっと首を長くして待っていました。
アニメに情熱を燃やす評論家として、この作品には特別な思い入れがあるんです。
あの予想を裏切る展開、スタイリッシュな映像、そして何よりも魅力的なキャラクターたち。今回の『razbliuto』も、期待を遥かに超える面白さでした！
さて、今回は『GREAT PRETENDER razbliuto』のストーリーと登場人物について、僕なりの言葉で徹底的に詳しく解説していきたいと思います。
あらすじストーリー
まずはストーリーから語らせてください。前作『GREAT PRETENDER』の衝撃的なラストから3年。僕たちの心を掴んで離さなかったコンフィデンスマンの世界が、再び幕を開けるわけです。
今回の主人公は、なんとローラン・ティエリーをあのコンゲームの世界に誘い込んだ張本人、自称天才詐欺師のドロシーなんです！前作では、上海龍虎幇とのゲームに敗れ、命を落とした…はずだった彼女。それが、まさかの復活ですよ！
物語の舞台は、アジアの喧騒を感じさせる台北から少し離れた、とある海辺の小さな村。そこでドロシーは、過去の記憶を失い、シャンシャンという新しい名前で、心優しい老夫婦の養子として穏やかな日々を送っているんです。記憶を失っているとはいえ、その佇まいには、かつての天才コンフィデンスレディの面影がどこか残っている。穏やかな日常の中に、時折見せる鋭い眼光や、何かを探るような表情が、観ているこちらの心をざわつかせるんですよね。
しかし、そんな彼女の静かな日常は、台北の裏社会の影によって再び動き始めます。彼女を追うのは、台北の黒社会に君臨する王（ワン）の組織。一体ドロシーは何を巡って追われているのか？そして、記憶を失った彼女は、どのようにしてこの危機を乗り越えていくのか？物語は、彼女が台北の裏社会から逃れ、京都を目指す旅を中心に展開していきます。異国情緒溢れる台湾の風景から、古都・京都の雅な雰囲気へと舞台を移しながら、予測不可能なドラマが繰り広げられるんです。
全4話という短い話数の中に、これだけの濃密なストーリーが詰め込まれているのは、本当に見事だと思います。息もつかせぬスピーディーな展開、巧妙に張り巡らされた伏線、そして、観る者の予想をことごとく裏切るどんでん返し。まさに『GREAT PRETENDER』シリーズの真骨頂と言えるでしょう。特に、記憶を失ったドロシーが、過去の自分の影とどのように向き合い、新たな道を切り開いていくのか。その葛藤や成長の過程は、観る者の心を深く揺さぶります。
そして、物語の鍵を握るのが、タイトルにもなっている「razbliuto」という言葉。これはロシア語由来で、「あなたがかつて愛していた（今はそうではない）人へ抱く感傷的な気持ち」という意味を持つそうです。この言葉が、ドロシーとローランの関係、あるいは彼女の過去の誰かとの関係を示唆しているのか…想像が膨らみますよね。記憶を失ったドロシーが、無意識のうちに過去の感情に引き寄せられていくのかもしれません。
グレートプリテンダー ラズブリウト｜登場人物
次に、この物語を彩る魅力的な登場人物たちについて、詳しく語っていきましょう。まずは、主人公であるドロシー（CV：小松由佳）です。前作では、大胆不敵で自信に満ち溢れた天才コンフィデンスレディとして、強烈な印象を残しました。ローランをコンゲームの世界に引き込んだ、まさに「始まりの女」と言っても過言ではありません。それが今作では、記憶を失い、穏やかな生活を送るシャンシャンとして登場するわけですから、そのギャップにまず驚かされます。しかし、記憶を失ってもなお、内に秘めた聡明さや、時折見せる鋭い観察眼は健在。彼女がどのようにして過去を取り戻し、再びコンフィデンスマンとしての才能を開花させていくのか。その変化を見守るのが、今作の大きな見どころの一つです。彼女が首からネックレスのように下げている指輪が、過去との繋がりを示す重要なアイテムであることは間違いないでしょう。
そして、ドロシーと深く関わることになるのが、台北の黒社会の人物たちです。まずは、江 品爵（ジェイ・ピンジャオ）（CV：武内駿輔）。彼は、台北の黒社会に君臨する王（ワン）の組織の若頭です。女好きな遊び人で、組織の集まりはズル休みの常習犯という、どこか憎めないキャラクターです。しかし、その裏には、若頭としての野心や、したたかな一面も持ち合わせているはず。ドロシーとの出会いが、彼の運命をどのように変えていくのか注目です。武内駿輔さんの、少し軽妙な演技が、ジェイのキャラクターに絶妙な深みを与えていますよね。
次に、楊 崑義（ヤン・クンイー）（CV：間宮康弘）。彼は、自称“台北一の天才詐欺師”です。ドロシーに詐欺を仕掛けるも、見事に返り討ちに遭ってしまうという、どこか間の抜けたキャラクター。身なりに無頓着で金に卑しいけれど、根は善良でどこかお人好し。間宮康弘さんの、ちょっと情けないけれど味のある声が、ヤンの人間臭さを巧みに表現しています。彼がドロシーとどのように関わり、物語にどんな笑いとドラマをもたらしてくれるのか、楽しみでなりません。
さらに、王の組織には、林（リン）（CV：興津和幸）、王 翊碁（ワン・ユーチー）（CV：加瀬康之）、蔡（ツァイ）（CV：かぬか光明）、ビンイェン（CV：伊瀬茉莉也）といった個性豊かなキャラクターたちが登場します。上昇志向が強く狡猾に動き回る林、冷徹な雰囲気を漂わせる王の右腕である蔡、そして、寡黙でポーカーフェイスな王の秘書であるビンイェン。それぞれが、ドロシーを巡る陰謀や駆け引きの中で、重要な役割を担っていくことでしょう。加瀬康之さんや伊瀬茉莉也さんの、落ち着いた演技が、組織の持つ不気味さや緊張感を際立たせていますよね。
もちろん、前作からのファンとしては、ローランをはじめとするお馴染みのコンフィデンスマンたちの再登場も期待してしまいますよね。特に、ドロシーにとって特別な存在であるローランが、記憶を失った彼女とどのように再会し、どのような言葉を交わすのか。前作の最終回での二人の関係性を考えると、今回の「razbliuto」というタイトルが、より一層意味深く感じられます。
グレートプリテンダー ラズブリウトまとめ
『GREAT PRETENDER razbliuto』は、単なる続編というだけでなく、ドロシーという魅力的なキャラクターを深く掘り下げ、新たな視点からコンフィデンスマンの世界を描き出した、意欲的な作品だと僕は感じています。記憶を失った彼女が、過去の自分と向き合い、再び立ち上がっていく姿は、観る者に勇気と感動を与えてくれるはずです。
全4話という短い期間ではありますが、その一瞬一瞬に、制作陣の熱意とこだわりが詰まっていると感じました。緻密な脚本、スタイリッシュな映像、そして個性豊かなキャラクターたちの織りなすドラマ。これぞまさに、僕たちが待ち望んでいた『GREAT PRETENDER』の新たな物語です！まだご覧になっていない方は、ぜひこの機会に『GREAT PRETENDER razbliuto』の世界に飛び込んでみてください。きっと、あなたもこの作品の虜になるはずです！
