「10年前は50歳、10年後は何歳?」というひっかけ問題について個人的な感想や考察も交えながら解説しています。
10年前は50歳、10年後は何歳?60歳?70歳?
■引っ掛け問題に物申す!「10年前50歳、10年後は?」で ??? と言われた話
皆さん、こんにちは!30代情熱ブロガーの僕です。
先日、ある集まりでこんな問題が出されました。「10年前は50歳、10年後は何歳?」。
自信満々に「70歳!」と答えたら、なんとブブー。え、マジか?一瞬、頭が真っ白になりました。だって、普通に考えたらそうじゃないですか?
でも、問題の意図は違ったみたいなんです。どうやら、「10年前が50歳」という情報から現在の年齢を逆算し、そこから10年後を計算するのが正解らしいんですよ。つまり、現在の年齢は60歳で、10年後は70歳というのが、出題者の意図した答え。
…いやいや、ちょっと待ってくれ!それって、引っ掛け問題ってやつじゃないですか?
引っ掛け問題の定義について
国語辞典で「引っ掛け問題」を引くと、明確な定義は載っていません。しかし、一般的には、
- 言葉の曖昧さを利用して、誤った解釈を誘導する
- 常識や先入観を逆手に取る
- 論理的な思考を必要以上に複雑にする
といった特徴を持つ問題のことを指すことが多いでしょう。
今回の問題も、まさにこれらの要素が満載です。
なぜ引っ掛け問題は嫌われるのか?
僕が引っ掛け問題を嫌う理由は、思考の本質を歪めてしまうからです。本来、問題解決とは、
- 情報を整理し
- 論理的に分析し
- 合理的な結論を導き出す
というプロセスを踏むもの。
しかし、引っ掛け問題は、このプロセスを無視して、出題者の意図を推測するゲームへと変質させてしまいます。
まるで、宝探しゲームで、宝の場所が隠された暗号ではなく、出題者の気まぐれで決まるようなものです。それって、面白くないですよね?
問題の本質を見抜く力
もちろん、世の中には、巧妙な罠が潜んでいることも事実です。契約書、人間関係、仕事のプロジェクト…油断すると、足元をすくわれてしまうような場面はいくらでもあります。
そういった意味で、引っ掛け問題は、問題の本質を見抜く力を養うための訓練になる、という考え方もできます。
しかし、そのためには、
- 問題がフェアであること
- 論理的な思考で正解にたどり着けること
が大前提です。
今回の問題のように、単なる言葉遊びや、出題者の気まぐれで正解が決まるようなものは、思考力を鍛えるどころか、混乱を招くだけだと僕は思います。
15年前、15年後問題
似たような問題に、「15年前に15歳だった人は、15年後は何歳?」というものがあります。
これも引っ掛け問題の典型例で、
- 15歳 + 15年 = 30歳
- 現在の年齢(30歳)+ 15年 = 45歳
という2つの解釈が可能です。
ひっかけ問題を作成する人はどのような気持ちで作っているのでしょうか?少し考えてみました。
- 相手を困らせて、優越感に浸りたい
- 自分の知識をひけらかしたい
- 遊び心で、面白い問題を作りたい
色々な人がいると思いますが、少なくとも僕は、人を不快にさせる問題は作りたくありません。
まとめ:もっと建設的な思考を
今回は、引っ掛け問題について熱く語ってしまいましたが、本質はそこではありません。
僕が本当に伝えたいのは、もっと建設的な思考を大切にしよう、ということです。
- 情報を鵜呑みにせず、多角的に検証する
- 論理的な思考を徹底し、曖昧さを排除する
- 本質を見抜き、無駄な情報に惑わされない
このような思考こそが、これからの時代を生き抜くために必要不可欠な力だと信じています。
皆さんも、日々の生活の中で、思考の質を高めることを意識してみてください。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!