ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』4話について。
『日本一の最低男』は最低男が選挙のためにニセモノ家族と暮らし始め、次第に家族や社会と向き合う姿を描くドラマ.
香取慎吾主演、選挙とニセモノ家族をテーマにした、笑いあり涙ありの完全オリジナル作品です。
日本一の最低男(ドラマ)wiki|4話あらすじ
一平(香取慎吾)は、正助(志尊淳)一家との暮らしにも慣れ、むしろ子育てが楽しいのかもと錯覚し始めていた。そんな一平に、真壁(安田顕)は「目的と手段をはき違えるな」と忠告し、次は“地域貢献活動”に取り組もうと提案。家族はもちろん、地域の子どもたちを大切にしているという選挙で使える“実績作り”が必要だと言う。
ある日、一平はひまり(増田梨沙)や朝陽(千葉惣二朗)とともに、都(冨永愛)のイタリアンカフェを訪れる。そこに仕事を終えた正助も合流し、一平たちは家族そろっての食事を楽しんでいた。その帰り道、一平と正助が家族での外食の頻度について話し合っていると「こども食堂」の話題に。陽菜(向里祐香)が入院していたころは、正助自身もボランティアが運営するこども食堂に助けられていたとのことだった。
正助の話にヒントを得た一平は、こども食堂を主催している姿をニュース番組に特集させ、その取り組みを自身の選挙活動に利用しようと思いつく。さらにはテレビ映えを狙い、SNSでも話題になるほど人気がある都を巻き込み、こども食堂を立ち上げようと画策する。
同じころ、ひまりは“ある悩み”を抱えていた。だが、一平や正助にそれを相談することが出来ずにいて……。
引用:https://www.fujitv.co.jp/saiteiotoko/story/index04.html
日本一の最低男(ドラマ)wiki|4話wikiネタバレ
第3話では、主人公の一平(香取慎吾)が、姪のひまり(増田梨沙)が小学校を休みがちになっていることを知るところから物語が動き出します。一平は、いつものように選挙活動に利用しようと、不登校問題に首を突っ込み始めるんです。
「学校の楽しさを教えてやる」と意気込む一平に対し、ひまりの父親である正助(志尊淳)は、無理に学校に行かせるのではなく、ひまりの気持ちを尊重しようとします。このあたりに、それぞれの親心が垣間見えて、グッときますよね。
一平は、幼馴染の真壁(安田顕)に相談を持ち掛け、選挙のために不登校問題を「利用」しようと画策するのですが、そこは一平のこと、ただ利用するだけでは終わらないんです。PTAの会合に出席したり、専門家の話を聞きに行ったり、不登校の子どもを持つ親たちのキャンプを企画したりと、なんだかんだで一生懸命に動いていくんです。
そんな中、一平はひまりに「自分が勉強を教えてやるから、しんどかったら学校に行かなくてもいい」と伝えます。ひまりは強がって登校するものの、同級生とトラブルを起こしてしまいます。正助が駆けつけますが、ひまりは何も話そうとせず、再び学校に行かなくなってしまうんです。
この一連の流れの中で、一平は、不登校は決して悪いことではないという考えに至ります。そして、「学校に行っている子も偉いし、行けなくても自分なりに勉強している子も偉い。それぞれに合わせた多様な学びの場を確保することが大事なんだ」と、真壁に語るのです。
また、一平の後輩である都(冨永愛)は、ひまりに、過去に一平が学校の規則に縛られることに疑問を持ち、先生に意見したことがあったと明かします。このエピソードから、一平の根底には、人の個性を尊重するという考えがあることが分かります。
そして、一平は不登校の子を持つ親たちの悩みを共有する会を開くことを提案するのですが、この時、ひまりは実は家出をしていたことが明らかになり、物語は新たな展開を迎えます。
この第3話では、不登校というテーマを通じて、家族の再生、そして一平自身の変化が描かれていました。一平は、相変わらず「最低男」ではあるのですが、その行動の裏には、少しずつ優しさや思いやりが見え隠れし始めていて、視聴者としても、今後、彼がどう変化していくのか、目が離せませんよね。
さらに、香取慎吾さんと堺正章さんの19年ぶりの共演や、香取さんと八木優希さんの17年ぶりの共演など、見どころも満載でした。特に、八木さんは、かつて香取さんの娘役を演じていたこともあり、今回の共演は、視聴者にとっても感慨深いものがあったのではないでしょうか。
このドラマは、一見するとコメディータッチなのですが、その中には、現代社会が抱える様々な問題が丁寧に描かれているところが、このドラマの魅力だと感じました。
日本一の最低男(ドラマ)wiki|4話の感想は面白い?つまらない?
第4話では、ひまり(増田梨沙)の抱える繊細な悩みと、都(冨永愛)の葛藤が描かれ、視聴者の心を大きく揺さぶったようです。全体として、「温かい」「感動した」という肯定的な意見が多く、「面白い」と感じている視聴者が多い一方で、共感や感動といった感情的な反応が目立つのが特徴です。
まず、ひまりの万引き事件から始まる物語は、思春期の複雑な感情を見事に描き出し、多くの視聴者の心を捉えました。初潮を迎えたにも関わらず、父親である正助(志尊淳)にも言い出せず、生理用品を万引きしてしまうという展開には、「言いづらいよね…」、「お母さんじゃないと厳しいよね」と、ひまりの気持ちを慮る声が多く寄せられました。また、亡き母・陽菜(向里祐香)との思い出を語るシーンでは、「涙が止まらない」「今日は特に泣ける」と、感動の声が多数上がっています。
都の葛藤も、視聴者の共感を呼びました。友人である浅野千夏(美村里江)から出産を報告されたことで、「子供を産まないと大人になれないのか」という悩みに直面する都の姿は、「ちーの言う通り。なれていないんだよ大人に」という言葉に象徴されるように、現代社会における女性の生き方に対する問題提起として捉えられました。また、「自分が死ぬときに他の誰かを心配する発想がなかった」という自己認識に打ちのめされる都の姿は、多くの視聴者に共感を与えました。
そんな中、都がひまりを抱きしめ、「風にはなれる」と励ますシーンは、このエピソードの最も感動的な場面の一つとして、多くの視聴者の心に深く刻まれました。「温かいよこのドラマ」、「めちゃくちゃ良いシーン」、「グッとくる」といった声とともに、「都さんがいてくれてよかった」、「都さん素敵」と、都の優しさに感動するコメントが多く見られました。
また、過去に一平(香取慎吾)が都に語った言葉が、都を支え続けていたという回想シーンも、「とても良い伏線回収だった」と評価されています。このシーンを通じて、一平と都の間に築かれた信頼関係が改めて強調され、「恋愛関係ではなくても、都と一平はベストパートナーなのではないか」と感じた視聴者もいたようです。
さらに、ひまりが「都さんみたいにかっこいい大人になりたいから」と、一平にこども食堂を手伝わせてほしいと提案する場面も、視聴者の心を掴みました。この言葉に救われたかのように、「ならなきゃね、ホントに。カッコいい大人。なれるよね? 子供産まなくても」と笑顔を取り戻す都の姿は、多くの視聴者に感動を与えました。
その他、
- 「ひまりちゃんの演技にスイちゃんも大きくなったなぁと感慨深かったです」 と、子役の成長に感慨を覚える視聴者もいました。
- 「今回の内容刺さるな…」、「都さんはひまりちゃんのヒーロー」、「都さんかっこよすぎ!!!」 と、都の言葉や行動が視聴者の心を揺さぶったという意見も多く見られました。
- 「毎話いつもひまりさんの姿を見て金曜の仕事に勇気をもらいます!」 と、ひまりの姿から勇気をもらっているという視聴者もいました。
一方、否定的な意見としては、
- 「未婚子なしが溢れる今、赤の他人が「子供を産むまないと…」と葛藤する事自体は結構どうでもいい。むしろドラマや漫画やネット記事で、女性への社会的圧力があるかのように問題提起する人が多い事の方がモヤるね」 と、都の葛藤に対する違和感を指摘する意見もありました。
しかしながら、全体的には、登場人物たちの心の機微を丁寧に描き出し、現代社会の様々な問題を浮き彫りにした第4話は、多くの視聴者の心に深く響いたと言えるでしょう。特に、子供たちの繊細な感情に寄り添い、温かい眼差しで包み込むような演出が、このドラマの大きな魅力となっているようです。
日本一の最低男(ドラマ)wiki|4話の視聴率は?
随時更新
なお、これまでの視聴率は
第1話 1月9日 香取慎吾11年ぶりのフジ連ドラ主演! 5.6%
第2話 1月16日 香取慎吾主演!男性カップルの危機救えるか?! 4.7%
第3話 1月23日 不登校を利用!姪っ子失踪!家族大ピンチ?! 4.0%
日本一の最低男(ドラマ)wiki|4話キャスト・登場人物
主要人物
- 大森一平(おおもり いっぺい)
演 – 香取慎吾 物語の主人公で、元テレビ局の報道マン。現在はフリージャーナリストとして活動しながら、大江戸区議会議員選挙への出馬を準備しています。第4話では、子供食堂の立ち上げを画策し、その過程で姪のひまりや周囲の人々と関わっていきます。一見すると利己的な行動に見えますが、その裏には、家族や社会を良くしたいという思いも秘めている人物です。 - 小原正助(こはら しょうすけ)
演 – 志尊淳 一平の義理の弟で、「フォーピース保育園」で働く保育士です。2人の子供を育てるシングルファーザーであり、物語の中では、娘のひまりの成長に悩む姿も描かれます。一平とは対照的に、子供たちの気持ちを尊重しようとする優しい父親です。 - 今永都(いまなが みやこ)
演 – 冨永愛 一平の中高の後輩で、イタリアンカフェの経営者です。第4話では、ひまりの悩みに寄り添い、温かく励ます姿が描かれます。また、自身も「大人になる」ことへの葛藤を抱えており、女性としての生き方に悩む一面も描かれています。一平とは、良いパートナーとして、お互いのことを理解しあっているようです。
小原家
- 小原ひまり(こはら ひまり)
演 – 増田梨沙 一平の姪で、小学5年生。第4話では、初潮を迎えたことによる戸惑いや、亡き母への思いを抱え、誰にも相談できない状況に苦しみます。都との出会いを通して、少しずつ前向きに成長していく姿が描かれます。 - 小原朝陽(こはら あさひ)
演 – 千葉惣二朗 正助の息子で、保育園児です。第4話では、物語の冒頭で一平と可愛らしいやり取りをしています。 - 小原陽菜(こはら はるな)
演 – 向里祐香 一平の妹で、正助の妻。ひまりと朝陽の母親ですが、物語開始の半年前には既に亡くなっています。第4話では、ひまりの回想シーンに登場し、ひまりとの過去のエピソードが語られます。
周辺人物
- 真壁考次郎(まかべ こうじろう)
演 – 安田顕 黒岩鉄男衆議院議員の公設第二秘書で、一平の幼馴染です。第4話では、一平に地域貢献活動を提案し、こども食堂の立ち上げを促します。一平の行動を冷静に見つめ、時には忠告する役割を担っています。 - 浅野千夏(あさの ちなつ)
演 – 美村里江 都の同級生で、一平の後輩。第4話にゲスト出演しており、出産を経験したことによる葛藤を都に打ち明けます。彼女の言葉が、都が「大人になる」とは何かを考えるきっかけとなります。
その他のゲスト
- 園田美奈子(そのだ みなこ)
演 – 中山美穂 (特別出演) 「フォーピース保育園」の園長先生。第1話と第3話に登場しました。第4話には直接登場しませんが、ひまりの回想シーンでその存在が語られます。 - 鮫島ふみ(さめじま ふみ)
演 – 中山忍 「フォーピース保育園」の新園長。第5話から登場しますが、ここでは名前のみ登場します。中山忍さんは、亡くなった中山美穂さんの実妹で、本作では、姉の役柄を事実上引き継ぐ形で出演することが発表されています。
このように、第4話では、一平、正助、都、ひまりを中心に、様々な登場人物が複雑に絡み合い、物語が展開していきます。特に、ひまりの成長や都の葛藤は、視聴者の心を強く揺さぶる要素となっており、今後の物語の展開にも期待が高まりますね。