2025年の共通テスト英語リーディングについて
複数の予備校による2025年度大学入学共通テスト英語(リーディング、リスニング)の難易度に関する分析と、受験生による試験後の感想をまとめています。
共通テスト英語リーディング2025|難化・易化?
2025年度大学入学共通テスト英語(リーディング、リスニング)の難易度分析は以下の通りです。
- 多くの受験者、予備校は「易化」と分析: 前年と比較して、問題の総語数が約700語減少し、取り組みやすくなったという意見が多く見られます。
- ただし、「難化」と感じた受験者も一定数存在: 特に、問題文の内容が理解しづらく、単語も難解だと感じた受験者もいます。
- 新形式問題への対策: 大学入試センターが事前に発表していた試作問題Aと同じ形式が第8問に、試作問題Bと同じ形式が第4問に出題されました。これらの新形式問題対策をしっかり行ってきた受験生は、問題なく解答できたと考えられます。
要点
- 文章量の減少: 問題文の総語数が約700語減少し、時間的な余裕を感じた受験者が多い。
- 内容の理解: 一方で、文章の内容が抽象的、または難解だと感じる受験者もおり、内容理解に苦労したケースも見られます。
- 単語レベル: 単語レベルは、比較的易しいと感じる意見が多い一方、難解な単語も含まれていたという意見もあります。
- 問題形式: 新形式問題が出題されたものの、試作問題で対策を行ってきた受験生は対応できたと考えられます。
リスニングは難化・易化?
- 難易度は「昨年並み」: ほとんどの予備校は、リスニングの難易度は昨年並みと分析しています。
- 新傾向問題: 第5問と第6問Bでは、出題形式に大きな変更がありましたが、音声は全体を通して聴き取りやすく、求められる技能も昨年と変わらなかったため、難易度への大きな影響はなかったと考えられています。
共通テスト英語対策
今後の大学入学共通テスト英語対策としては、以下のような点が重要になると考えられます。
- 速読力と正確な内容理解: 文章量は減少傾向にあるものの、依然として速読力は必要です。また、内容を正確に理解する練習も引き続き重要です。
- 単語力: 基礎的な単語力に加え、文脈から意味を推測する力も養う必要があります。
- 新形式問題への対応: 大学入試センターが発表する試作問題や過去問を参考に、新形式問題への対策をしっかりと行うことが重要です。
- リスニング力: 引き続き、様々な場面の英語音声を聞き取る練習が必要です。また、情報処理能力を高め、図表やグラフなどを活用して解答する練習も有効です。
共通テスト英語リーディング2025|難易度の感想は?
2025年度大学入学共通テスト英語(リーディング、リスニング)の難易度に関する感想・口コミをまとめると、以下のようになります。
- 易化: 多くの受験者が「易化」と感じています。「問題文が2つ分減少しているため去年より圧倒的に楽になった」、「文章量は減りました」 などの意見が多く見られます。時間的な余裕を感じた受験者も多く、「20分弱時間があまった」、「40分くらいで時終わって、あとは見直しに使えました」 といった声もありました。
- 難化: 一方で、「難化」と感じた受験者もいます。「文章量はそこまでかな?と思いつつも、普通に今回の共テは意味が読み取りにくい内容で、これまでの共テの文章で殴ってくる感じではなくよりいやらしい出題の仕方でしたね」、「模試と違う大門順でまず面食らって普通に文量多いし確かに単語は簡単だとしてもそれを無に返すレベルの文量の多さ。んで去年の方がーとか言ってる奴は分かってない。全くもって難化。これが難化でないのならなにをもって難化とするのか聞きたいレベル」 などの意見があります。内容が難解で理解に苦しんだ受験者もおり、「日本語でも話がよくわからない文章ばかりでしたね終わりました泣きそうです」、「全く理解できないことはないけど内容が読み取りづらかった。単語もすっと入ってこないものが多かった」 といった感想も見られます。
- 単語レベル: 単語レベルについては、「単語が難しかった」 と感じる人もいれば、「単語もわからなくても推測できる」 と感じる人もいるなど、意見が分かれています。
- 問題形式: 新形式問題については、事前に対策をしていた受験者からは「問題なく取り組めただろう」、「解ききることができました」 といった声がありました。一方、「大問の順番も違うし出鼻くじかれました」 と戸惑った受験者もいるようです。
意見の分かれる要因
- 前年との比較: 2024年度の共通テスト英語が非常に難しかったため、それと比較すると易しく感じられた受験者が多いようです。
- 英語力: 英語が得意な受験者は易化と感じ、苦手な受験者は難化と感じた傾向があります。
- 問題への対策: 新形式問題や、内容が難解な問題への対策が十分だったかどうかで、難易度の感じ方が異なったと考えられます。
リスニングの難易度の感想
- 昨年並み: ほとんどの受験者、予備校が「昨年並み」と分析しています。
- 新傾向問題**: 第5問と第6問Bでは出題形式が変更されましたが、難易度への大きな影響はなかったという意見が多いです。 ただし、「リーディングは易しくなったと思いました、!逆にリスニングは難しかったと思います」 と感じる受験者もいました。
まとめ:共通テスト英語リーディング2025|難化・易化?難易度の感想は?
2025年度大学入学共通テスト英語は、リーディングは前年よりやや易化、リスニングは昨年並みという分析結果となりました。ただし、受験者によって難易度の感じ方は異なり、難化と感じた受験者も一定数存在します。
前年の難易度、個人の英語力、問題への対策によって難易度の感じ方が異なったと考えられます。
今後の共通テスト対策としては、速読力と正確な内容理解、単語力、新形式問題への対応、リスニング力など、総合的な英語力を高めることが重要になります。