「きゅうりを切ったら中が黄色かった…これって食べても大丈夫?」
冷蔵庫にしまったきゅうり、気がついたら中が変色していてドキッとした経験はありませんか?
実はきゅうりの変色、黄色や少しオレンジ色なら食べてもOKな場合が多いんです!
この記事では、きゅうりの変色の原因や見分け方、安全に食べる方法をわかりやすく解説します。 捨てる前にちょっと待って! 変色きゅうりを賢くおいしく活用しましょう。
きゅうりの中が黄色・茶色は食べられる?少しオレンジは大丈夫?
きゅうりを切ったら、中が黄色や茶色に変色していた…!そんな経験はありませんか?「これって腐ってる?」「食中毒になるかも…」と不安になりますよね。
せっかく買ったきゅうり、捨てるのはもったいない!今回は、きゅうりの変色について、原因別に食べられるかどうか、安全に見分ける方法、おすすめの食べ方などを詳しく解説していきます。
きゅうりの変色|黄色・茶色・オレンジの原因は?
きゅうりの中身が変色する原因は、主に次の3つです。
- 完熟
- 低温障害
- 腐敗
それぞれの原因別に、詳しく見ていきましょう。
変色の原因別に解説!食べられる?食べられない?
完熟きゅうり:黄色でも食べられる!
きゅうりが黄色くなるのは、完熟が進んでいるサインです。スーパーで売られているきゅうりは、未熟なうちに収穫されたもの。 放置すると、熟して黄色く変色していきます。 完熟したきゅうりは、問題なく食べられます。
完熟きゅうりの特徴
- 皮が黄色い
- 種が白く、周りが透明でみずみずしい
- 皮にハリがあり、トゲがしっかりしている
- 青臭さがなくなり、甘みが増す
- 苦味が増す、食感が固くなる
完熟きゅうりは、生で食べるより、漬物や炒め物にするとおいしく食べられます。
低温障害:オレンジや赤?食べても大丈夫!
きゅうりは低温に弱く、冷蔵庫で保存すると、低温障害を起こして変色することがあります。 オレンジ色や赤色に変色 している場合は、低温障害の可能性が高いでしょう。
低温障害の特徴
- きゅうりの中がオレンジ色や赤色に変色
- 食感が悪くなる
- 苦味が増す
低温障害を起こしたきゅうりは、食べても健康に影響はありません。 しかし、味が落ちている 可能性があるので、完熟きゅうり同様、炒め物や漬物にするのがおすすめです。
腐敗:茶色や黒ずみは要注意!
きゅうりの中が茶色や黒く変色 している場合は、腐敗している可能性があります。 腐敗したきゅうりを食べると、食中毒 のリスクがあるので、注意が必要です。
腐敗きゅうりの特徴
- 嫌な臭いがする
- 皮がヌルヌルしている
- 柔らかく、白い液体が出る
- 白いカビのようなものが生えている
- 切った際に濃い黄色、赤色、茶色に変色する
- 全体的にしんなりしている
- みずみずしさがない
腐敗が疑われるきゅうりは、食べずに捨てましょう。
【保存版】きゅうりの変色を防ぐ方法
きゅうりの変色を防いで鮮度を保つには、適切な温度と湿度管理が重要です。
温度管理
きゅうりは低温に弱いため、冷蔵庫の中でも特に温度が低い場所での保存は避けましょう。 野菜室での保存がおすすめです。 また、冷蔵庫に入れたり出したりを繰り返すと温度変化が大きくなり、鮮度が落ちやすくなるので注意が必要です。
湿度管理
きゅうりは乾燥にも弱いので、適切な湿度を保つことも大切です。 以下の方法で、きゅうりの乾燥を防ぎましょう。
- 新聞紙やキッチンペーパーで包む: 新聞紙やキッチンペーパーで包むことで、きゅうりの周りの湿度を保つことができます。
- ポリ袋に入れる: 新聞紙やキッチンペーパーで包んだきゅうりをさらにポリ袋に入れることで、乾燥を防ぐことができます。ただし、袋の口を完全に閉じてしまうと、きゅうりから出る水分で過剰に湿ってしまう場合があるので、少し隙間を開けておくか、袋に数カ所穴を開けると良いでしょう。
- ヘタを上にして立てて保存する: きゅうりを立てて保存することで、水分が均一に行き渡りやすくなり、鮮度を保つのに役立ちます。
きゅうりは、適切な方法で保存すれば、4日~10日程度日持ちします。 なるべく早く食べるのが理想ですが、保存方法を工夫することで、より長く新鮮な状態を保つことができます。
【豆知識】新鮮なきゅうりの選び方
新鮮なきゅうりを見分けるポイントは、見た目と重さです。
見た目
- イボが鋭く、しっかりしている: 新鮮なきゅうりのイボは、触るとチクチクするほど鋭く、しっかりしています。イボが擦り減っていたり、しなびている場合は、鮮度が落ちている可能性があります。
- 太さが均一: 均一な太さのきゅうりは、日光を均等に浴びて育った証拠です。
- 深い緑色で、ハリとツヤがある: 新鮮なきゅうりは、濃い緑色で、ハリとツヤがあります。色が薄かったり、黄色っぽくなっている場合は、鮮度が落ちている可能性があります。
- ヘタが硬い、ふにゃふにゃしていない: ヘタの部分が乾燥して硬いものが新鮮です。ヘタがしんなりしている場合は、収穫から時間が経っている可能性があります。
重さ
- 同じサイズのきゅうりなら、重いものを選ぶ: きゅうりは約95%が水分なので、重いものほど水分が豊富で新鮮です。
上記以外にも、きゅうりの表面に白い粉のようなものがついていることがありますが、これは「ブルーム」と呼ばれるもので、きゅうり自身が水分蒸発を防ぐために分泌する物質です。ブルームがついているものは、新鮮な証拠なので、安心してください。
これらのポイントを参考に、新鮮でおいしいきゅうりを選んでくださいね。
まとめ:きゅうりの中が黄色・茶色は食べられる?少しオレンジは大丈夫?
■変色きゅうりは見極めが重要!
きゅうりの中身が変色していても、原因によっては食べられます。 しかし、腐敗している場合は食中毒の危険があるので、注意が必要です。
新鮮でおいしいきゅうりを選ぶには、以下の点に注目しましょう。
- イボが鋭く、しっかりしている
- 同じサイズのきゅうりなら、重いもの
- 太さが均一
- 深い緑色で、ハリとツヤがある
きゅうりの変色を防ぎ、鮮度を保つためには、正しい保存方法 が大切です。
きゅうりの冷蔵保存
- きゅうりの表面の水分をしっかりと拭き取る
- 新聞紙やキッチンペーパーできゅうりを包み、ビニール袋に入れる
- きゅうりはヘタが上になるようにして、冷蔵庫の野菜室に立てて保存する
きゅうりの冷凍保存
- きゅうりを薄く輪切りにする
- 塩もみして余分な水分を取り除く
- 1回分ずつ小分けにし、ラップで包んで保存袋に入れ、冷凍する
今回の記事を参考に、きゅうりの変色を見極め、安全でおいしいきゅうりを楽しんでくださいね!