ドラマ「フォレスト」は愛と嘘が絡み合い、人間不信の森へ誘う究極のラブサスペンス。
恋人同士の嘘が、ホテルグループを舞台に複雑な愛憎劇を巻き起こしますが、原作となった小説や漫画はあるんでしょうか？オリジナル脚本？
フォレスト（ドラマ）キャスト・相関図
「フォレスト」は、フラワーギフトショップで働く幾島楓と、クリーニング店を営む一ノ瀬純の恋人同士を軸に、 複雑な人間関係と嘘が絡み合うラブサスペンスドラマです。 登場人物それぞれが秘密を抱え、物語が進むにつれて、彼らの関係性が変化していく様子が描かれます。
主要な登場人物とその関係性を詳しく見ていきましょう。
■主要人物
- 幾島楓（演：比嘉愛未）: フラワーギフトショップで働く主人公。純とは同棲して1年になる恋人同士。純には「家族はいない」と嘘をついている。 実は、大手ホテルグループ「ブランフォレスト」の社長である鈴子の一人娘。 3年前に実家を飛び出して以来、母とは絶縁状態。
- 一ノ瀬純（演：岩田剛典）： 楓の恋人。クリーニング店の店主。楓の嘘に気づきながらも、彼女を支えようとする優しい性格。
ホテルグループ「ブランフォレスト」の関係者
- 水原真琴（演：ファーストサマーウイカ）： 楓の従姉で、よき理解者。 楓の母である鈴子が経営する「ブランフォレスト」で働いている。 楓を気にかけているが、鈴子には逆らえないという複雑な立場。
- 幾島鈴子（演：松田美由紀）： 楓の母。金と権力で楓を支配しようとする冷酷な毒母。 ホテルグループ「ブランフォレスト」の経営者。 会社を第一に考え、楓に対しても冷酷な態度をとる。
- 間宮和彦（演：森田甘路）： ブランフォレストの顧問税理士。 媚びへつらう一方で、裏の顔を持つ人物。
- 葉山修（演：堀部圭亮）： 鈴子の秘書で、ブランフォレストの役員。 鈴子に絶対的な忠誠を誓い、彼女の指示で楓を探し出す。
楓と純の周辺人物
- 槙野俊太郎（演：中川大輔）： 楓の同僚。 フラワーギフト会社で働く、頼れる年下男子。 楓と純の関係を知りながらも、楓に想いを寄せている。
- 井上千智（演：川島鈴遥）： とある施設で働くヘルパー。 純が楓についた嘘と何らかの関わりがある。
- 三倉翔平（演：石山順征）： 楓の実家に住み込みで働く使用人。 つかみどころのない謎の人物。
- 高岸陽太（演：町田悠宇）： フリーの週刊誌記者。 何者かに雇われ、幾島家の秘密を探っている。
- 篠田塔子（演：水野美紀）： 鈴子専属の医師。 2年半前から幾島家に出入りしている。 3年前に家を出た楓とは面識がないが、何か因縁がある様子。 幾島家に潜り込んだ目的は謎。
- 水原孝子（演：ふせえり）： 鈴子の妹で、真琴の母。
- 小林広輔（演：佐伯新）： 純にクリーニング店を譲った、元店主。 現在は隠居生活を送っている。
上記の登場人物たちの関係性が複雑に絡み合い、嘘と真実が明らかになっていく中で、楓と純の愛の行方が描かれていくドラマです。
フォレスト（ドラマ）あらすじネタバレ
フラワーギフトショップで働く幾島楓と、クリーニング店を営む一ノ瀬純は、同棲して1年になる恋人同士。2人は周囲から結婚を期待されるほど順調な日々を送っていますが、互いに秘密を抱えているため、どこか不安な影を感じながら生活しています。
楓は純に対し「家族はいない」と嘘をついていました。しかし、実際には、楓は日本有数のホテルグループ「ブランフォレスト」の社長・幾島鈴子の一人娘でした。3年前に支配的な鈴子のもとを飛び出した楓は、過去を断ち切るように生きてきました。
ところが、鈴子の訃報が届いたことで、楓の嘘は純にバレてしまいます。純は楓を責めることなく、共に鈴子の葬儀に参列するため楓の実家へ向かいます。しかし、そこで2人は予想外の光景を目にし、物語は大きく動き始めます。
楓と純の歪な愛の行方は？ そして、複雑に絡み合う登場人物たちの嘘と真実に隠された真実とは？ 日曜劇場「フォレスト」は、愛と嘘が森のように絡み合う、予測不能なラブサスペンスです。
フォレスト（ドラマ）原作は？
ドラマ「フォレスト」は比嘉愛未と岩田剛典がW主演、予想外の結末へと向かう衝撃のサスペンス。
偽りの愛に隠された真実、絡みつく思惑が森のように広がる衝撃作ですが、原作となる小説や漫画はあるんでしょうか？
調べてみると、ドラマの原作はなくオリジナル脚本です。
ドラマ「フォレスト」が放送されるドラマ枠はこれまで、
・日曜の夜ぐらいは…（2023年4月30日 – 7月2日、主演：清野菜名）
・何曜日に生まれたの（2023年8月6日 – 10月8日、主演：飯豊まりえ）
・たとえあなたを忘れても（2023年10月22日 – 12月17日）
・アイのない恋人たち（2024年1月21日 – 3月17日）
・ミス・ターゲット（2024年4月21日 – 6月16日）
・素晴らしき哉、先生!（2024年8月18日 – 10月6日）
・マイダイアリー（2024年10月20日 – 12月22日）
が放送されてきましたが、全てオリジナル脚本路線となっていて、本作品では原案と脚本をそれぞれ異なる脚本家が手がけるというスタイルが取られています。
ドラマ「フォレスト」では前者を龍居由佳里が、後者を山岡潤平がそれぞれ担当しています。
フォレスト（ドラマ）脚本は山岡潤平
山岡潤平は1983年9月8日生まれの日本の脚本家です。 兵庫県加古川市出身で、東京外国語大学外国語学部フランス語専攻を卒業しています。
キャリアとしては、シナリオ作家協会主催のシナリオ講座を受講後、2008年にフジテレビの「世にも奇妙な物語 2008春の特別編」の「さっきよりもいい人」でドラマ脚本家デビューを果たしました。
その後、エム・エーフィールド、オリガミクスパートナーズを経て、現在はフリーランスで活動しています。
人物像としては、人物造形において球体をイメージしており、人間は今見えている部分と相反するものも持ち合わせていると考えているようです。 また、登場人物の過去を描くことよりも、現在の言動から過去が見えてくる脚本を理想としており、作品で描かれていない部分は視聴者の想像に委ねているそうです。
交友関係としては、俳優の鈴木亮平とは大学時代の先輩・後輩の関係で、交友が続いているとのことです。
代表作としては、「マジすか学園」シリーズ、「GTO」シリーズ、「仮面ティーチャー」、「釣りバカ日誌」シリーズ、「家政夫のミタゾノ」シリーズ、「遺留捜査」シリーズなど、数多くのテレビドラマの脚本を手がけています。 また、「劇場版 仮面ティーチャー」、「ピーチガール」、「不能犯」、「honey」などの映画脚本も担当しています。 特撮作品では「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の脚本も書いています。
テレビアニメでは「デリシャスパーティ?プリキュア」、「ひろがるスカイ!プリキュア」の脚本も担当しています。
舞台作品としては、「JUNON恋愛小説舞台化『恋人は透明人間』」の脚本、早乙女太一主演の朗読活劇「沖田総司 六月は真紅の薔薇」の脚本も手がけています。
配信ドラマでは、「アマルフィ ビギンズ」、「オシャレに恋したシンデレラ?おかりえが夢を叶えるまで?」、「AKBホラーナイト アドレナリンの夜」、「Pepper the Movie「404」」、「スマドラ「恋の503」」、「銭形警部 真紅の捜査ファイル」、「恋って選ぶものですか」、「&美少女 NEXT GIRL meets Tokyo」、「ハケンのキャバ嬢・彩華」、「不能犯」、「配信ボーイ ～ボクがYouTuberになった理由～」、「星屑リベンジャーズ」、「楽天オーネット×カンテレPRESENTS スペシャルWEBドラマ「どうせ、運命の恋」」、「アカリとクズ」、「MALICE」など、多くの作品に携わっています。
ラジオドラマでは、「ENEOS ON THE WAY COMEDY 道草 Vol.217「葛西ジェッター・ノボール」」の原案・脚本を担当しています。
構成としては、「第一生命D.LEAGUE」を担当しています。
山岡潤平は幅広いジャンルで活躍する、現代を代表する脚本家の一人と言えるでしょう。
フォレスト（ドラマ）原案は龍居由佳里
■龍居由佳里のプロフィール
- 生年月日: 1958年11月11日
- 出身地: 東京都
- 最終学歴: 東洋大学文学部卒業
■経歴
- 東洋大学文学部卒業後、日活撮影所に入社。
- テレビドラマのプロデューサーを経て、脚本家となる。
- 1995年: 連続テレビドラマ「星の金貨」で本格脚本家としてデビュー。
- 2016年: デビュー20年目で初めて漫画を原作とした映画「四月は君の嘘」を手掛ける。
■主な作品
- テレビドラマ: 「星の金貨」「ピュア」「バージンロード」「愛なんていらねえよ、夏」「白い影」「砂の器」「小児救命」「ストロベリーナイト」「心の糸」「二十四の瞳」「越路吹雪物語」「あなたには渡さない」「ハル?総合商社の女?」「18/40?ふたりなら夢も恋も?」
- 映画: 「小さき勇者たち?ガメラ?」「ストロベリーナイト」「四月は君の嘘」「ロストケア」「52ヘルツのクジラたち」
■受賞歴
- 2002年: 第34回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞（「愛なんていらねえよ、夏」）
- 2004年: 第12回橋田賞
