SCHDのsbi簡単積立アプでの買い方について。
SCHDは、高配当と安定性を両立した、米国株に投資する人気のETF(上場投資信託)。
10年以上連続配当の、財務健全性に優れた米国企業約100銘柄に投資する、SCHDは長期投資に最適ですが、sbi簡単積立アプでの買い方は?
※本記事は、一般的な情報提供を目的としており、投資に関するアドバイスを意図するものではありません。記事の内容は、あくまで執筆時点での情報に基づいており、将来の投資結果を保証するものではありません。投資は、元本が保証されるものではなく、損失が生じるリスクがあります。投資に関する決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。
SCHD|sbi簡単積立アプリの買い方は?いつから買える?
SCHDは、配当利回り約3.5%で、年4回の分配金が魅力の、米国高配当株式ETFです。
増配率の高さも魅力のSCHDは、将来の安定収入源として期待されていますが、SBI証券でSCHDが購入について、12月6日から「簡単積立」アプリで購入できるわけではありません。
- SBI証券でSCHDを投資対象とする投資信託「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」が設定されるのは12月20日です。
- 「簡単積立」アプリで購入できるようになるのも、設定日以降となります。
- 12月6日から始まるのは、 当初募集期間です。
- この期間中に申し込むと、設定時の基準価格である10,000円で購入できます。
「簡単積立」アプリは、投資信託の積立設定・口座管理に特化したSBI証券公式アプリです。
- 投資信託の保有状況やリターンの確認、新規の積立設定や変更などができます。
- アプリで手軽に投資信託の積立設定を行いたい方や、日々の保有証券のリターンを確認したい方におすすめです。
「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」は、年4回決算を行い、原則3ヶ月ごとの分配を目指します。
- NISA成長投資枠の対象です。
楽天証券でもSCHDに投資する投資信託「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が販売されています。
- こちらは2024年9月27日から販売開始されています。
ご参考までに、SBI証券では株式、FX、先物・オプション(先OP)のお取引専用アプリも提供しています。
SCHDとは?
SCHDは、高配当と安定性を両立させた、米国株に投資する人気のETF(上場投資信託)です。 10年以上連続で配当金を支払い、財務状況が良好な約100の米国企業に投資することで、配当収入と中長期的な値上がりを目指します。
日本ではSCHDに直接投資することはできませんが、楽天証券やSBI証券で販売されている投資信託を通して、間接的に投資することが可能です。
SCHDの特徴
- 高配当と増配: SCHDは2023年時点で3.59%の配当利回りを誇り、過去10年間の平均増配率は11.4%と、高配当ETFで有名なVYMよりも高い水準です。
- 安定性: 財務健全性が高い企業に投資しているため、株価変動リスクが比較的低く、安定した運用が期待できます。
- 分散投資: 約100銘柄に投資しているため、特定の企業の業績悪化の影響を受けにくい分散投資効果があります。
- セクター: 特定のセクターに偏ることなく、バランスよく投資されています。
楽天証券とSBI証券でSCHDに投資する方法
- 楽天証券: 「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」(通称:楽天SCHD)を通して投資できます。
- 年4回の分配金(2月、5月、8月、11月)
- 新NISAの成長投資枠対象
- 特定口座で購入すると二重課税調整の適用あり
- 分配金コースの変更は不可
- SBI証券: 2024年12月20日より、「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」が販売開始されます。
- 楽天SCHDより信託報酬が安い
SCHD投資信託のメリットとデメリット
メリット
- 定期的な分配金: 年4回の分配金を受け取ることができ、将来の定期的な収入源として期待できます。
- 新NISAの成長投資枠対象: 新NISAの成長投資枠で投資できるため、非課税で運用できます。
- 二重課税調整: 特定口座で購入すると、分配金にかかる税金が軽減されます。
デメリット
- 複利効果の減少: 分配金が支払われるため、S&P500指数に連動する投資信託と比較して、複利効果が減少し、値上がりが限定的になる可能性があります。
- 購入可能な証券会社が限定: 楽天証券とSBI証券でのみ購入できます。
- NISA口座での分配金コース変更不可: 楽天証券のNISA口座では、分配金コースを途中で変更することができません。
- 為替リスク: 米国企業に投資するため、円高になると基準価額が下落する可能性があります。
SCHD投資信託を選ぶ際に考慮すべきポイント
- 投資スタイル: 配当収入を重視するのか、それとも値上がり益を重視するのかによって、SCHD投資信託が適しているかどうかが変わってきます。
- リスク許容度: SCHDは比較的安定性の高い投資信託ですが、それでも元本割れの可能性はあります。
- 手数料: 楽天証券とSBI証券では信託報酬が異なるため、比較検討が必要です。
- NISA口座の活用: 非課税で運用できるNISA口座を活用することで、より効率的に資産を増やすことができます。
- 分配金コース: 分配金を受け取る「受取型」か、再投資する「再投資型」かを選択できます。NISA口座では、一度選択すると変更できません。
SCHDの人気の理由
SCHD投資信託は、販売開始からわずか40日間で残高500億円を達成するなど、非常に人気があります。 その理由としては、以下の点が挙げられます。
- 高配当と増配: 投資家にとって魅力的な高配当であることに加え、将来の増配も期待できる点が高い評価を受けています。
- 安定性: 財務健全性が高い企業に投資しているため、S&P500指数と比較して株価変動リスクが低く、安定した運用が期待できる点も人気の要因です。
- 新NISAへの対応: 新NISAの成長投資枠で投資できるため、非課税で運用できる点も大きなメリットです。
SCHD投資信託に向いている人・向かない人
投資信託歴15年で、投資信託の利益だけで1億円を超えている50代前半の人の場合、SCHD投資信託は検討に値する商品といえます。
向いている人
- インカムゲイン(配当収入)を重視する人
- 資産が既にそれなりにあり、年齢も高めで現金がすぐに欲しい人
- 分配金が出ないのが精神的にきつい人
向いていない人
- トータルリターンを重視する人
- まだ若く、資産を大きく伸ばしたい人
その他の注意点
- 分配金による複利効果の減少: 分配金が支払われると基準価額が下がり、複利効果が減少します。 楽天証券のNISA口座では分配金コースを途中で変更できません。
- 為替リスク: SCHDは米国企業に投資するため、円高になると基準価額が下落します。
- 楽天証券の信託報酬引き下げの可能性: 楽天証券は、過去に他社が低コストの投資信託を販売した後に信託報酬を引き下げる対応をしてきました。そのため、SBI証券のSCHD投資信託販売開始後、楽天証券も信託報酬を引き下げる可能性があります。
sbi簡単積立アプリの使い方
SBI簡単積立アプリは、投資信託の積立設定・口座管理に特化したSBI証券公式アプリです。このアプリでは、投資信託の保有状況やリターンの確認、新規の積立設定や変更などをアプリ上で行うことができます。
アプリの特徴
- パフォーマンスの可視化
- パフォーマンスや資産推移をトップ画面に表示するため、アプリを開いてすぐに足元の運用状況を把握できます。
- 表示項目:保有投資信託の運用収益率/額、資産推移チャート
- 投資信託に特化した分かりやすい構成
- 保有投資信託の一覧、積立設定状況、買付余力など、知りたい情報にわずか2タップでアクセスできます。
- 表示項目:積立設定状況、保有銘柄(評価損益/基準価額/保有金額等)、買付余力
- NISAへの対応
- つみたてNISA、成長投資枠での投資信託積立設定に対応しています。
- 充実したファンド情報
- ランキングや検索機能を使って、気になる投資信託を調べることができます。
- ランキング:積立設定金額、積立設定件数ランキング
- 検索項目:各種ランキング、ファンド分類、キーワード、指標など
- 個別銘柄画面では、設定来の基準価額推移、リターン実績、ファンド評価、ファンド詳細情報(運用方針、信託報酬、決算日など)を確認できます。
- ランキングや検索機能を使って、気になる投資信託を調べることができます。
- プッシュ通知
- 気になるファンド情報やキャンペーンなどのお知らせをプッシュ通知で受け取ることができます。
- ただし、通知を保証するものではありません。
かんたん積立アプリでできること
- ホーム画面で保有ファンドの状況確認: 保有ファンドの評価損益や評価額の推移をひと目で確認できます。
- 積立スタイル診断: 簡単な質問に答えることで、自分に合った積立スタイルを診断できます。
- 診断結果に基づいて、最適なポートフォリオが自動で作成されます。
- 積立設定: 積立買付のタイミングは毎日、毎週、毎月、複数日、隔月から選択でき、自分のペースで積立設定ができます。
- 最低100円から始められるので、初心者でも気軽にスタートできます。
- ファンド検索: 買付手数料、NISAの対象かどうか、信託報酬やファンド分類など、様々な条件でファンドを検索できます。
- ファンド情報確認: チャートやリターンの実績、リスクメジャーなどの評価、ファンドの特色や費用など、ファンドに関する様々な情報を確認できます。
まとめ:SCHD|sbi簡単積立アプリの買い方は?いつから買える?
SCHDは、高配当と安定性を両立させた米国株ETFです。日本では投資信託を通して間接的に投資することができます。楽天証券とSBI証券で取り扱いがありますが、信託報酬や分配金コースの変更可否などが異なるため、それぞれのメリット・デメリットをよく理解した上で、自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。
投資は自己責任であり、最終的な投資判断はご自身で行ってください。