元UFC選手が12月8日に開催される「BreakingDown 14」のフェザー級ワンデートーナメントに出場することが発表されています。
ブレイキングダウンは1分間最強を決める、喧嘩をベースにした格闘技イベント。
YouTuberから格闘家まで、様々な背景を持つ者たちが激突する舞台ですが、ブレイキングダウン14の元UFCファイターは強い?対戦カードは?
ブレイキングダウン14|元UFCは強い?
ブレイキングダウン14では、元UFCファイター4名が参戦するフェザー級ワンデートーナメントが大きな目玉となっています。しかし、ソースによると、これらの元UFCファイターは、北米ではほとんど無名で、UFCでも目立った活躍をしたとは言えない選手たちであるという意見が多いようです。
彼らの戦績や特徴は以下の通りです。
タイソン・ナム (アメリカ)
- UFCで3勝5敗の戦績。セルジオ・ペティスやカイ・カラ=フランスといった上位ランカーとも対戦経験がある。
- 2023年7月にUFCをリリースされた後も、2試合連続で初回TKO勝利を収めている。
- ブレイキングダウン参加者からは優勝候補に挙げられる声も多い。
キャメロン・エルス (イギリス)
- UFCには2度出場したが、いずれもTKO負け。
- MMA戦績は11勝 (5KO) 6敗。KO勝利は全て1ラウンドでの秒殺勝ちという、ブレイキングダウン向きのタイプ。
- 朝倉海からは「変な絡みはしないほうがいい」と忠告されている。
ピーター・ダネソ (タイ)
- ムエタイで19勝 (15KO) 3敗、MMAで7勝 (4KO・3SUB) 3敗。
- ONE ChampionshipやRoad to UFCにも出場経験がある。
- ムエタイベースの攻撃的なファイターで、高いKO率を誇る。
アラン・ベゴッソ (ブラジル)
- MMA戦績は8勝 (3KO・3SUB) 3敗1分。
- UFC登竜門のDWCS (デイナ・ホワイト・コンテンダーシリーズ) にも出場経験がある。
- スタンド、寝技ともにバランスの取れたファイターで、朝倉海のタイ修行にも帯同していた。
一部の意見では、キックルールであるブレイキングダウンでは、ムエタイで実績のあるピーター・ダネソが有利なのではないかという指摘もあります。
これらの元UFCファイターが、ブレイキングダウンでどのような戦いを見せるのか、注目が集まります。
ブレイキングダウン14|対戦カードは?
ブレイキングダウン14は全21試合の対戦カードで構成され、中でも注目は元UFCファイターを含む8名によるフェザー級ワンデートーナメントです。このトーナメントは、ブレイキングダウン側と元UFCファイター側でそれぞれ4名ずつ出場し、1回戦は日本対海外の対抗戦形式で行われます。
フェザー級トーナメント対戦カード
- 井原良太郎 vs タイソン・ナム
- 井原はブレイキングダウンのバンタム級王者 で、今回のトーナメントでは多くの参加者からタイソン・ナムを優勝候補に挙げています。
- タイソン・ナムは元UFCファイターで、対戦相手を挑発するようなコメントを残しています。
- 細川一颯 vs アラン・ベゴッソ
- 細川はブレイキングダウンで無敗の選手 で、トーナメントに向けて練習量に自信を見せています。
- アラン・ベゴッソは朝倉海のタイ修行やJTTキャンプにも帯同しており、朝倉海から「めちゃめちゃ強い」と評価されています。
- YURA vs ピーター・ダネソ
- YURAはプロ格闘団体でも活躍する選手 で、トーナメントの強豪ぞろいに興奮を隠せない様子です。
- ピーター・ダネソはONE Championshipにも出場経験のあるムエタイベースのファイター で、1分間で全力を出し切る覚悟でいます。
- NAO vs キャメロン・エルス
- NAOはブレイキングダウンのライト級王者 で、UFCを目指していることから、元UFCファイターとの対戦を光栄に思っています。
- キャメロン・エルスは対戦カード発表を欠席しており、コメントはありません。朝倉未来と朝倉海からは挑発的な言動を慎むよう忠告されています。
トーナメント以外の注目の対戦カード
- こめお vs レオ
- こめおはブレイキングダウン14を最後に引退を発表しており、因縁のあるレオを指名しました。
- レオは過去にブレイキングダウンで問題を起こし出禁処分を受けていましたが、こめおの引退試合の対戦相手として復帰が認められました。
- なぎ vs 龍志
- なぎは朝倉未来とのスパーリングで敗北したものの、その後行われたスパーリングで勝利し、本戦出場を決めました。
- ヒロ三河 vs 萩原裕介
- 地下格闘技のレジェンド同士の対決。
- メカ君 vs 西谷大成
- ベアナックルスペシャルファイトとして行われます。
- 冨澤大智 vs よしきまる
- 冨澤はブレイキングダウン12で井原良太郎に敗北後、引退を表明していましたが、撤回して再起を目指しています。
- よしきまるは現在無敗の選手で、朝倉未来からは冨澤に勝利すれば井原とのタイトルマッチを示唆されています。
- 安保璃紅 vs 杉村昂汰
- 安保璃紅はK-1王者・安保瑠輝也の弟で、オーディションでのスパーリングで勝利し、本戦出場を決めました。
- 小宮山工介 vs 大野篤貴
- 小宮山工介はK-1で武尊や皇治と対戦経験のある選手 で、空手家同士の対決として注目されています。
これらの対戦カード以外にも、様々なバックグラウンドを持つ選手たちが熱い戦いを繰り広げます。
試合順
ブレイキングダウン14の試合順は、ソースによると以下のようになっています。
- フェザー級トーナメント1回戦:第5試合~第8試合
- フェザー級トーナメント準決勝:第13試合、第14試合
- フェザー級トーナメント決勝:第21試合
ブレイキングダウン14|配信について
ブレイキングダウン14は、ABEMAとBreaking Down LIVEで配信されます。無料配信は第4試合までで、第5試合以降はPPV配信となります。
その他
ブレイキングダウン14は、朝倉海のUFCデビュー戦と同日開催のため、朝倉未来と朝倉海は会場には不在となりますが、リモートで参加する予定です。
過去のブレイキングダウンでは、試合以外にも、選手たちのオーディションでのやり取りや舞台裏の様子なども注目されています。ブレイキングダウン14でも、試合以外の部分にも注目することで、より一層大会を楽しむことができるでしょう。
ブレイキングダウンとは?ルールは?
ブレイキングダウンは、朝倉未来氏がCEOを務める、1分1ラウンド形式の格闘技イベントです。最大の特徴は「1分間最強を決める」というコンセプトで、YouTuberや元不良、格闘家など、様々なバックグラウンドを持つ出場者たちが、白熱した試合を繰り広げます。
ブレイキングダウンの魅力
- 1分間という短い試合時間:通常の格闘技と比べて試合時間が短いため、よりスピーディーでアグレッシブな試合展開が期待できます。また、スタミナよりも瞬発力や技術が重要となるため、番狂わせが起こりやすいのも魅力です。
- オーディションでのドラマ:試合前に実施されるオーディションでは、出場者同士の激しい口論や乱闘が頻繁に発生します。このオーディションの様子はYouTubeで配信され、試合同様、あるいはそれ以上に注目されています。出場者の人間性や背景、対戦相手との因縁などが明らかになることで、試合への期待感や感情移入を促します。
- 配信による視聴のしやすさ:ブレイキングダウンは、ABEMAやBreaking Down Liveで配信されており、誰でも気軽に視聴することができます。
ブレイキングダウンのルール
基本的にはキックボクシングルールですが、MMAルールや、素手によるベアナックルなど、試合形式は多岐に渡ります。
主なルールは以下の通りです。
共通ルール
- 試合時間:1分1ラウンド
- 判定:1ラウンド終了時に勝敗が決しない場合は、ジャッジによる判定が行われます。Breaking Down Liveの視聴者も判定に参加することができます。
- 階級:スーパーヘビー級からアトム級まで、体重別に12階級が設定されています。
- 装備:オープンフィンガーグローブ、マウスピース、ファウルカップ (女子はアブスメントガード)、ニーパッドの着用が義務付けられています。
キックボクシングルール
- 2ノックダウンでTKO負けとなります。
- 相手を掴んでからの攻撃は3秒以内に限られます。
- 投げ技、関節技、絞め技は禁止されています。
MMAルール
- グラウンド状態は最大10秒までと制限されています。
- グラウンド状態での頭部への下肢による攻撃 (サッカーボールキック、膝蹴り、踏みつけなど) は禁止されています。
まとめ:ブレイキングダウン14|元UFCは強い?対戦カードは?
2024年12月8日にさいたまスーパーアリーナで開催されるブレイキングダウン14では、元UFCファイター4名が参戦するフェザー級ワンデートーナメントが大きな話題となっています。
しかし、これらの元UFCファイターは、北米ではほとんど無名で、UFCでも目立った活躍をしたとは言えない選手たちであるという意見が多いようです。