ドラマ「放課後カルテ」7話について。
「放課後カルテ」は子どもたちの心のSOSを見逃さない、型破りな学校医が奮闘する、心温まる学園医療ドラマ。
小学校の保健室を舞台に、子どもたちの成長と、それを支える大人たちの姿を描く感動作です。
放課後カルテ7話(ドラマ)あらすじネタバレ
ドラマ「放課後カルテ」は口は悪いが、観察眼の鋭い小児科医が学校医となり、子どもたちの抱える問題に向き合っていく物語。
学校という小さな社会で起こる様々な問題を、医療の視点から解決していく、一話完結型のヒューマンドラマですが、第7話では、思ったことを率直に口にするあまりクラスで孤立してしまう少女・れいかと、両親の離婚をきっかけに不登校になってしまった少年・聡、二人の児童の心の葛藤が描かれます。
- 6年2組のれいかは、思ったことをすぐ口に出してしまう性格が原因でクラスメートのアローラに「感じ悪い」と指摘され、孤立してしまいます。 れいかは保健室登校をするようになりますが、牧野先生は迷惑がります。 しかし篠谷先生はれいかの事情を察し、牧野先生にれいかを託します。
- 一方、牧野先生は6年1組担任の藤岡先生に頼まれ、不登校の児童・聡の家庭訪問に同行します。 聡は両親の離婚後、父親が出て行ってから部屋にこもりきりになっていました。 牧野先生は聡の健康状態を心配しますが、看護師である聡の母親・順子は仕事で忙しく、ゆっくりと話をする時間もとれません。
- 牧野先生と藤岡先生が話を聞こうとするも、聡は家を飛び出してしまいます。 偶然、聡の様子を見に来ていたれいかは、好奇心から聡の後を追います。 藤岡先生が聡の家出に対応する中、牧野先生はバスに乗った聡とれいかを自転車で追いかけます。
- 聡とれいかはバスで「魚谷モータース」という会社に向かいます。 そこは聡の父親が家を出ていく際に教えてくれた会社でしたが、父親はすでに退職していました。 父親に会えないショックと栄養失調から、聡は倒れてしまいます。 そこに牧野先生が駆けつけ、二人を病院に連れて行きます。
- 病院に駆けつけた順子ですが、聡は心を閉ざしたままです。 何も言わない聡の代わりに、れいかが聡が父親に会いに行ったことを順子に伝えます。 聡は、両親の喧嘩を止めようとして言った「毎日喧嘩ばかりするなら別れればいいじゃん!」という言葉が原因で父親が出て行ってしまったと思い込んでいました。
- 順子もまた、何も伝えてくれない息子に寂しい思いを抱えていました。 「家族やるの下手くそでごめんね」と謝る順子に対し、牧野先生は「下手くそなことは他に頼らなきゃいけない」と、一人で抱え込まずに学校という頼る場所があることを伝えます。
- 翌日、れいかは変わらず保健室にいましたが、そこに登校してきた聡が現れます。 聡は保健室登校ではなく、教室で授業を受けようとしていました。 その姿を見たれいかも、教室で授業を受ける決心をします。
- 不安を抱えながらも教室に戻ったれいかは、傷つけてしまった純美やクラスメートに謝罪し、「嫌なことがあったら教えてほしい」と伝えます。 純美もれいかに謝り、二人は仲直りします。 アローラもまた、言い方がきつかったことをれいかに謝ります。
このエピソードでは、子どもたちの成長だけでなく、牧野先生の変化も描かれています。
- それまで患者の心に寄り添うことのなかった牧野先生でしたが、子どもたちと関わる中で心と体は切り離せないものだと学びます。 そして、仕事で忙しい順子に「学校に来れば、俺もいます」と、一人で抱え込まずに頼るようにと声をかけるまでに成長します。
7話は、れいかの率直すぎる言葉が、逆に聡と順子の気持ちを繋ぐ役割を果たすという皮肉な展開や、牧野先生の不器用ながらも成長していく姿が視聴者の共感を呼んだようです。
放課後カルテ7話(ドラマ)感想は面白い?つまらない?
ドラマ「放課後カルテ」7話は、SNSでの反応を見る限り、概ね好評のようです。 特に、登場人物たちの成長や、子役たちの演技力に対する賞賛が多く見られました。
面白いと感じた点
- 牧野先生の成長: これまで患者の心に寄り添うことのなかった牧野先生が、学校医として子どもたちと関わる中で、少しずつ変化していく姿に感動したという意見が多く見られました。特に、仕事で忙しい聡の母親・順子に対して、「学校に来れば、俺もいます」と声をかけるシーンは、牧野先生の成長を感じさせる印象的な場面だったようです。
- 子どもたちのリアルな描写: 思ったことをストレートに表現してしまうれいか、両親の離婚に苦しむ聡、それぞれの心の葛藤がリアルに描かれており、共感したという声が多数上がっています。
- 子役たちの演技力: れいか役の畠中一花さん、聡役の渡邉斗翔さんをはじめ、子役たちの演技力が高く評価されています。特に、れいかが涙ながらに聡の気持ちを代弁するシーンは、多くの視聴者の涙を誘ったようです。
- 伏線回収: 6年1組担任の藤岡先生が、不登校の聡に対して「月曜の給食はカレーだぞ」と声をかけるシーンが、物語の後半で効果的に回収されており、視聴者から「伏線が生きていた!」と驚きの声が上がっています。
- 篠谷先生の存在: クラスで孤立してしまったれいかを気遣ったり、子どもたちの変化を見守ったりする篠谷先生の姿に、教師としての温かさを感じたという意見もありました。
一方で、一部の視聴者からは厳しい意見も:
- 順子の働き方: 仕事で忙しいシングルマザーである順子の働き方に対して、「現実的ではない」「子育てに責任を持つべき」といった批判的な意見も一部見られました。
全体として、7話は登場人物たちの心の機微を丁寧に描いた、感動的なエピソードだったと言えるでしょう。 子どもたちの成長、それを支える大人たちの姿、そして牧野先生の変化など、見どころの多い回だったようです。
放課後カルテ7話(ドラマ)|視聴率は?
随時更新
なお、これまでの視聴率は
第1話 10月12日 保健室にはなるべく来ないでもらいたい 5.4%
第2話 10月19日 命を落としたら、かっこいいもクソもない 6.6%
第3話 10月26日 お前の責任なわけがない 6.7%
第4話 11月2日 聞かせてくれないか、お前の言葉で 確認中
第5話 11月9日 お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい 5.7%
第6話 11月16日 そんな状態では見えるもんも見えないぞ 調査中
放課後カルテ7話(ドラマ)7話からの展開を予想・考察
7話までの展開を踏まえ、8話以降で描かれる可能性が高いのは、1年2組担任の芳野先生と牧野先生の連携による、場面緘黙の少女・真愛へのサポート だと考えられます。 ここからは、現時点で予想できる範囲で、8話以降の展開を考察していきます。
場面緘黙の少女・真愛と向き合う
- 真愛の症状と背景: 8話では、1年2組の真愛が場面緘黙症であることが明らかになります。 真愛は家では普通に会話できるのに、学校では全く声が出せないという症状を抱えています。 場面緘黙症は不安障害の一種であり、特定の場面で強い不安や緊張を感じて声が出せなくなる状態を指します。
- 牧野先生による診断とサポート: 牧野先生は、真愛の母親・彩からの相談を受け、真愛が場面緘黙症であると診断します。 これまでのエピソードから、牧野先生は小児科医としての知識と経験を活かし、様々な病気や症状を抱える子供たちの問題を解決してきました。
- 芳野先生との連携: 芳野先生は真愛の担任として、牧野先生と連携し、真愛へのサポート体制を築いていくでしょう。 特に、教室での環境調整や、クラスメイトへの理解を求めるなど、先生としての役割が重要になってくると思われます。
- 真愛の心情と葛藤: 真愛は席替えで前の席になった未沙と仲良くなりたいと思っていますが、心の中のキャラクター・カピ太の後ろ向きな言葉に惑わされ、声を出すことに躊躇しています。 真愛の葛藤や心情の変化、そして未沙との関係性がどのように描かれるのかも見どころとなりそうです。
- 母親・彩の苦悩: 彩は真愛の症状を自分の育て方が悪かったせいだと自分を責めています。 母親としての彩の苦悩、そして牧野先生や芳野先生のサポートによって、どのように気持ちが変化していくのかにも注目です。
牧野先生の更なる成長
- 「友達」としての関わり: 篠谷先生は牧野先生に対し、真愛の「友達」になってあげるべきだとアドバイスします。 これまで牧野先生は、医師として、あるいは大人として、子どもたちと一定の距離を保ちながら接してきました。 しかし、篠谷先生の言葉を受けて、牧野先生がどのように真愛と関わっていくのか、その変化に注目です。
- 専門医としての葛藤: 8話以降も、様々な病気や問題を抱える子供たちが登場する可能性があります。 専門医としての知識と経験を持つ牧野先生が、学校という環境の中で、どのように子どもたちと向き合っていくのか、その葛藤や成長が引き続き描かれると予想されます。
過去の伏線との関連性
- 羽菜との関係: 破壊衝動に苦しむ羽菜は、牧野先生の言葉によって少しずつ心を開き始めています。 しかし、羽菜は依然として両親との関係に悩みを抱えており、今後再び問題が表面化する可能性も考えられます。 真愛との関わりを通して、牧野先生が羽菜の心の傷を癒すヒントを見つける展開も考えられます。
- 高崎先生との関係: 牧野先生を小学校に異動させた高崎先生は、当初牧野先生のことを問題児扱いしていました。 しかし、7話で高崎先生は、牧野先生が子供たちの心のケアにも真剣に取り組んでいることを知り、少し見直した様子を見せています。 今後、二人が和解するような展開があるかもしれません。
予想される展開
- 牧野先生は、真愛との交換日記を通して、彼女の心を開こうと試みますが、なかなかうまくいきません。 そこで、篠谷先生のアドバイスを受け、医師としてではなく、一人の「友達」として真愛と関わることを決意します。
- 芳野先生は、クラスメイトたちに場面緘黙症について説明し、真愛への理解と協力を求めます。 クラスメイトたちは、真愛が声を出せない理由を知り、彼女を温かく受け入れます。
- 牧野先生と芳野先生は、音楽会の練習を通して、真愛が自信を持って声を出せるようにサポートしていきます。 真愛は、周りの温かいサポートを受けながら、少しずつ心を開いていき、音楽会で初めてみんなの前で歌声を披露します。
これはあくまで予想であり、実際の展開は異なる可能性もあります。 今後どのような展開が待ち受けているのか、注目しながらドラマを楽しんでいきましょう。