進研模試の解答について。
進研模試は高校生の基礎学力定着度を測る、全国最大規模の模擬試験
大学受験に向けた準備段階として、自分の弱点分野を発見するのに役立ちますが答えはどこで見れるんでしょうか?
進研模試|解答・答えはどこで見れる?
進研模試は受験本番を意識したシミュレーションとして、高校2年生にとって良い機会となる模擬試験。
基礎から標準レベルの問題が多く、他の模試と比べて比較的易しい傾向がありますが解答・答えはどこで見れるんでしょうか?
結論から言うと、進研模試の解答は冊子のみでインターネット上では公開されていません。
学校で受験されたのであれば先生に一度確認してみましょう。
進研模試について
進研模試は、ベネッセコーポレーションが主催する大学受験を目指す高校生向けの全国規模の模擬試験です。大学入学共通テストの現役受験者数とほぼ同数の約45万人が受験する、日本最大規模の模試として知られています。
進研模試の特徴
- 受験資格: 基本的に学校単位での申し込みとなり、個人での申し込みは受け付けていません。ただし、「ベネッセ・駿台模試」など一部の模試は、駿台予備校で個人申し込みが可能です。
- 実施時期: 年3回、7月上旬、11月上旬、1月中旬に実施されます。実施日は高校によって異なります。
- 試験科目: 7月、11月、1月は英語、数学(文系数学・理系数学)、国語(現代文・古文・漢文)が共通科目です。11月以降は理科と社会も追加されます。
- 問題形式: マークシート方式と記述式問題の両方が出題されます。
- 問題の難易度: 基礎から標準レベルの問題が中心で、他の模試と比べて比較的易しいと言われています。 基礎学力の定着状況を確認することを目的としており、全国平均正解率が10%程度の応用問題から80%程度の基礎基本問題まで、幅広いレベルの問題が出題されます。
- 偏差値: 受験者層に難関私立高校の生徒や浪人生が少ないため、他の模試と比べて高く出やすい傾向があります。おおよそ10~15程度高めに出ると言われています。
進研模試を受けるメリット
- 全国レベルでの学力測定: 大学入学共通テストとほぼ同数の受験者の中で、自分の学力が全国的にどのレベルにあるのかを確認できます。
- 基礎学力の確認: 基礎的な問題が多いので、基礎学力の定着度合いを把握し、今後の学習計画に役立てることができます。 特に、高校1年生にとっては、受験本番を意識した本格的な準備を始める良い機会となります。
- 受験本番のシミュレーション: 模試を受けることで、試験時間、問題形式、解答方法など、受験本番の流れを体験することができます。
- 弱点分野の発見: 模試の結果を分析することで、自分の弱点分野を明確にし、今後の学習計画に反映させることができます。
- 学習のペースメーカー: 定期的な模試受験は、学習のモチベーション維持や計画的な学習を進めるためのペースメーカーとなります。
進研模試の注意点
- 偏差値の解釈: 進研模試の偏差値は、他の模試と比べて高く出やすい傾向があるため、その点に留意して解釈する必要があります。
- 模試対策に偏らない: 模試で良い点数を取ることを目標とするのではなく、あくまでも大学受験本番で合格するために、模試を活用することが重要です。
進研模試の難易度は?
進研模試の難易度については、様々な意見があります。
- 「進研模試は簡単」: 駿台模試を受けているような学力層から見ると、進研模試は簡単だと感じるようです。偏差値70以上の高校に通う生徒にとっては、進研模試の問題は授業やテストの内容と比べて簡単だと感じるため、このような意見が多いと考えられます。
- 「進研模試は難しい」: 一方で、進研模試で平均点を取れない生徒にとっては、難しいと感じるようです。偏差値50や40の高校では、授業で扱われる内容が基礎的なものに限定されるため、進研模試の問題を初めて見るような感覚になり、難しく感じる可能性があります。
- 「進研模試は基礎力テストとしては適切な難易度」: 進研模試は基礎的な問題が多く、基礎学力の定着度合いを測るには適切な難易度であるという意見もあります。
進研模試の平均点は?
進研模試の平均点は、ベネッセが合計約105点になるように問題を作成していると言われており、実際にもそれに近い値になることが多いです。 各科目35点~40点程度が平均点の目安となります。
科目別の平均点の傾向としては、数学は国語や英語と比べて平均点が低くなる傾向があります。 また、高1の最後の進研模試である1月実施分は、出題範囲が広くなるため、最も平均点が低く、難しい内容になっているという特徴があります。
進研模試を活用するためのポイント
- 目標設定: 模試を受ける前に、具体的な目標を設定しましょう。例えば、「前回よりも10点アップする」「苦手分野を克服する」など、具体的な目標を設定することで、学習意欲を高めることができます。
- 計画的な学習: 模試の範囲は広いため、計画的に学習を進めることが重要です。特に、苦手分野は重点的に復習するようにしましょう。
- 過去問の活用: 過去問を入手できる場合は、積極的に活用しましょう。過去問を解くことで、出題傾向や時間配分を掴むことができます。
- 結果分析: 模試の結果は、単なる点数ではなく、今後の学習に役立てるための重要な情報源です。自分の strengths and weaknesses を分析し、次回の模試や受験本番に向けて、学習計画を見直しましょう。特に、間違えた問題は、なぜ間違えたのかをしっかりと分析し、同じミスを繰り返さないようにすることが重要です。
- 継続的な努力: 模試は1回の受験で全てが決まるわけではありません。模試の結果を踏まえ、継続的に努力を続けることが、最終的な目標達成につながります。
進研模試は、大学受験に向けた準備において、 価値のある機会を提供します。上記のポイントを踏まえ、進研模試を効果的に活用することで、着実に目標に近づくことができます。